2005/08/22

選挙のこと

大阪にある「人民新聞」というミニコミ紙に、以下の原稿を書きました。新聞が出る8月25日まで、転送はできません。
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政治を私物化する小泉首相ー郵政民営化は選挙の争点ではない

      グローバルピースキャンペーン きくちゆみ

今回の選挙で問われているのは、郵政民営化の是非なんかでは絶対ない。最も大事なことは日本が戦後はじめて「参戦」したイラク戦争の是非であり、自衛隊のイラク駐留を続けるか否かだ。どこまでもアメリカ政府に追従し、戦争への道を開き、日本の富裕層だけの冨を増やしながら、弱者に痛みを押し付ける小泉首相の「改革」の是非こそが問われなくてはならない。

私はもちろん小泉改革に反対だ。彼のやったことで一番許しがたいのは、自衛隊のイラク派遣。長年日本が中東で築いてきた信頼を台無しにしてしまった。この責任をどうやって小泉首相はとるつもりなのか。もはや取り返しがつかないが、これ以上対日感情が悪化しないうちに、自衛隊を即刻撤退させたほうがいい。

日本がとるべき道は、軍縮を勧め、核兵器廃絶を実現させ、紛争の解決に武力行使をしないという憲法9条を世界の憲法とすべく世界に働きかける(アメリカを説得する)ことであり、防衛費を削減し、地球環境問題に積極的に取り組み、環境問題の解決のリーダーとなって世界の信頼を得ることだ。イラクでは劣化ウランの影響でガンや白血病などの病に苦しむ人々に医療支援を行い、貧困をなくすために第三世界への技術移転を行うことだ。

イラクへの自衛隊派遣は人道復興支援などではない。1日1億円も使って水を供給しているようだが、NGOに水供給をやってもらえば、はるかに効率がよく低価格で、イラクでの雇用も生むことができる。それでこそイラクの人々に役にたつ復興支援となることは、多くの人が指摘している通り。

違憲状態のまま、そして強行成立させたイラク特措法にも違反したまま(戦闘地域への自衛隊派遣は行わないことになっている)の自衛隊は、即時イラクから撤退させるべきであり、この選挙では憲法や教育基本法の改定の是非こそを問いたい。

今や戦争を始めたアメリカでさえ、「イラク侵略は誤りだった」という認識が過半数を越え、イラクからの即時撤退が叫ばれている。シンディ・シーハンというイラクで息子を殺された一人の母親が夏休み休暇中のブッシュ大統領に面会を求めて一人でキャンプを張ったことがきっかけとなって、かつてない大きな反戦運動が立ち上がり、ブッシュ大統領の支持率は30%台へと急落した。

それに引き換えここ日本では、その間違った戦争に自衛隊を派遣してしまった責任を小泉首相に問いただす声すら聞こえてこない。マスコミは、一体何を見て(あるいは見ずに)、何を報道しているのか。

9月11日の選挙で与党に投票する人は、戦争にイエス、サマワの自衛隊員が被曝(サマワは劣化ウラン汚染がひどい地域)することにイエス、弱者切り捨てにイエス、国際資本に郵貯と簡保のお金を渡すことにイエス、と言っているのと同じことだ。マスコミの情報を鵜呑みにせずに、よくよく考えて投票しよう。

さて、郵政民営化がどうして行われるのか?その回答は、米国政府が日本政府に毎年要求を突きつけている「年次改革要望書」の中にある。日本の政治がどのように動いてきたか、小泉首相が何をしてきたかは、これを読めばほとんど理解できる。日本人のためではなく、アメリカ政府のために働く小泉首相は、日本の政治を私物化しているとしか言いようがない。

衆議院の解散のきっかけとなった郵政民営化について、マスコミの論調はほとんど本質に触れていない。郵便局のサービスが良くなるとか、悪くなるとかばかりで、一番大事なことが国民に伝わっていない。

郵政民営化が行われるのは、郵便貯金と簡易保険にある340兆円という莫大な資金を、民営化して国際金融市場に流すことが目的だ。現在のように財政投融資に使われて、金権土建政治を存続させるのももちろん問題があるから(この点については『どうして郵貯がいけないの』(北斗出版)をお読み下さい)、改革は必要だ。しかし小泉首相のやり方では、日本人がこつこつためた貯金や保険積立金を、アメリカの戦争を支えるために渡してしまうようなものだ。

日本が保有している米国債(正式には米財務省証券。Tボンド、Tビルとも呼ばれる)は、今年の2月で7020億ドルという莫大な金額だ。1ドル110円で計算すると、約77兆円という日本の国家予算にも匹敵する額の米国債を保有している。この資金の原資になっているのが、私たちの銀行貯金。国際資本が狙っているのは、郵貯と簡保に預けられた340兆円という莫大な資金だ。実は、全国通津浦々の高齢者たちが愛用している郵便貯金は日本最大の銀行なのだ。郵政民営化が実現したら、この莫大な資金が米国債に投資されてしまう。

私たちの翻訳した『戦争中毒』の中にも書かれているが、アメリカの2兆ドルを越える国家予算のうち、自由裁量予算の半分以上が軍事費に使われいてる(来年度の軍事予算は5千億ドルを越えた)。こうなると、米国債を買うという行為は、アメリカに戦争資金を提供をしていることと変わらない。

このあたりは田中優氏の『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方』(合同出版)に詳しいので、ぜひ参考にしてほしい。

だいたい、小泉首相は自分の通したい法案が否決されたからって、国会を解散していいのだろうか?選挙には莫大な金がかかり、それは私たちの税金で賄われているのだ(と書いているだけでも腹立たしくなってくる)。これでまた自民党が勝つようなことがあったら、この国の行く先は、米国と一緒に「でっちあげの」対テロ戦争を戦い、世界中から嫌われ、テロに怯え、福祉や教育はさらに切り捨てられ、子どもたちは希望をなくし、ますます荒廃していくだろう。

今回こそは、そうでない選択をしよう。まだ間に合う。小説『1000人になった人類』(白銀竜吉法師著、さんが出版。愛・地球博アースデイ第1回環境大賞受賞作品)の世界にならないように、この選挙で懸命な選択をしよう。

この新聞の読者がどんな人たちで、誰を応援しているのかは私にはわからないけれど、どうか選挙では現与党にだけはいれないように。投票したい人がいなくても、よりましな人を選んで、9月11日をより平和的な政権が誕生する日にしよう。

2005/08/19

平和省設立の会議とクシニッチのネットビデオ講演会

Dept. of Peace PNG

以下は今日、BCCで配信したメールです。

平和を希求するみなさまへ

米国の下院議員デニス・クシニッチの日本招聘に関して、多くの方にご賛同をいただきましたが、この夏の来日は延期されました。その代わりに来月9月19日、午後2時から、彼の講演会をネット映像で日米をつないで行うことが決定しました。(開場1時)

つきましては、スタッフになってくれる方を募集しますので、興味のある方はDMでご連絡ください。英語ができるスタッフも若干名必要です。場所はお茶の水の明治大学です。

クシニッチは現在、米軍をイラクからの撤退させる法案を米議会で成立させるために全力投球しており、来日が延期されてしまいましたが、日本時間の9月19日の午後2時から約1時間、平和を求める日本の私たちとの対話(クシニッチの講演につづき、質疑応答という形になります)を希望しています。質問したい方も合わせて募集します。質問希望者は内容を200字以内でDMできくちまで送ってください。(質問は短いほどうれしい。事前に英訳する必要があります)。応募数が多い場合はこちらで選定しますが、ご了承ください。

去る5月にロスアンゼルス郊外でクシニッチをインタビューしたとき、彼は「日本国憲法は世界が向かうべき道なので、変えないでほしい。アメリカはイラク戦争で道を誤った。世界から孤立しつつあるアメリカと同じ過ちを日本が犯す必要はない」、と発言しました。また、憲法9条こそが、日本の平和貢献を可能にしている、とまで発言したときには、正直言って驚きました。一般のアメリカ人や平和活動家ならまだしも、現役の米国議員で憲法9条についてここまで言及する人が存在することは驚きであり、希望でもあります。このインタビューを含んだクシニッチのビデオは希望者に実費1000円でお分けします。

イラク戦争に反対し、アメリカから大量破壊兵器をなくすこと、脱化石燃料・脱原発を唱え、再生可能エネルギーで温暖化に取り組むことなどを公約にして2004年の大統領選挙を闘った勇気あるクシニッチ議員に、直接触れることができるまたとない機会です。どうかご参加ください。

詳細はグローバルピースキャンペーンのメールニュースOpen Japan Boomerangで発表します。 ニュースの配信登録はこちらから: www.peace2001.org

私のDMは: yumik@fine.ocn.ne.jp

私は、ワシントンDCで9月10−12日に開催される平和省会議でアメリカの平和派の面々に、日本の憲法の素晴らしさを広くアピールするために渡米します。5泊6日(9月10−15)の予定ですが、同行したいメディア関係者はDMをください。この会議にはクシニッチはもちろん、パッチ・アダムスやマリアン・ウィリアムソンなども参加します。旅費は15万円程度、会議参加費は250〜350ドルです(経済状態により、参加費を選べます)。9月14日には、ワシントンのキャピトルヒルで平和省設立にむけてロビー活動をします。

【平和省会議への申し込みなどの詳細は、下記サイトから】
www.thepeacealliance.org/events/sept_conf_05.htm

<本を買って私を助けてください>
渡米の旅費とクシニッチ講演会にかかる費用を捻出するために、私の著書と訳書をまとめて1万円で販売します。セット割引価格としますので、よかったらこれを機会に読んでみませんか。もう既にお読みの方は、お友達にプレゼントしてくださいね。
振込先:郵便振替00110-1-144224 ハーモニクスライフセンター
*通信欄に「きくちゆみセット」と書いてください。
1、地球と一緒に生きる(環境問題の基本) 1785円
2、ハーモニクスライフ(自然療法と自然食)1575円
3、バタフライ(人類に起こりつつある変容)1260円
4、デニスクシニッチ(彼の政策を知ってね)1575円
5、戦争中毒(目からウロコの痛快コミック)1365円
6、テロリストは誰?ガイドブック      840円
7、911ボーイングを捜せ         840円
8、イラク後の世界と日本(姜さんも共著)  504円
(最後の3冊は友人の本)
9、楽して得して徳して楽しく暮らそう    350円
10、あなたの平和憲法を知っていますか    200円
11、11の約束(教育基本法を知ろう)    840円
12、Children of the Gulf War          500円
送料600円として、合計12234円を1万円でお分けします。 
*「お餞別」「カンパ」も喜んでいただきます!

*グローバルピースキット(1万円)もまだありますが、『戦争のつくりかた』がなくなりましたので、代わりに『あなたの平和憲法を知っていますか』を入れています。

きくちゆみ

追伸:11月26日に東京平和映画祭for Youthの開催が決定しました。20代のスタッフを大募集中。おもしろいですよ。次回実行委員会は8月26日。希望者はご連絡ください。
www.thepeacealliance.org/

Dept. of Peace PNG

2005/08/17

60年目の広島からイラクへ

8月7日にグローバルピースキャンペーン用に書いた原稿ですが、配信されていないので、まずここにアッップします。今年の夏は広島のあと、名古屋でも講演とコンサートをやり、そのあとは、アメリカ、韓国、オーストラリアから平和活動に関わる人たちが我が家に滞在していて、大忙しでした(夏は毎年そうなんだけど)。今、ちょっと一息ついたところです。
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8月6日の広島からもどりました。そこには平和を祈り、平和を求め、平和のために行動する大きな「地球家族」たちが集っていました。原爆から60年という大切な節目に、広島に呼んでくれた中川圭子さんとゆかいな仲間たちに感謝します。平和シンポジウムは、お父さん役が水島裕雅先生、お母さん役が私、そして長男役に23歳の河原正生さん、長女役に高校生の堀田紗千さん、次女役に中学生の大崎詩歩さんという家族が平和についてざっくばらんに話し合っているかのような、アットホームな雰囲気の中で進行しました。集まったのは70余人と決して大人数ではありませんでしたが、なんとも暖かい、気持ちの良い集いでした。

シンポジウム終了後はみんなで灯籠流しに合流し、祈りをあわせました。川の中ではカヌーにのって流れから外れてしまいそうな灯籠を黙々と元に戻す作業を続けるバウさんと松田卓也さんの姿がありました。対岸では憲法9条の歌を早苗ネネさんや和水(かずみ)さんが歌い、サダコの甥っ子がボーカルをするゴッドブレスも歌いました。

灯籠の一つ一つに心を合わせていると、メセージが聞こえてきました。
「私の魂が本当に癒されるのはすべての核が廃絶されたときです」
はっとしました。60年がたってもう次の段階にいくのだ、とただ漠然と思っていたのですが、広島や長崎でいのちを落とした人たちが本当に癒されるには、この地球から核をなくしていくという気の遠くなるような作業を、粘り強く続けていくしかないのだ、と灯籠は教えてくれました。

こうして私たちが広島で祈る間にも、イラクでは占領と戦争が続き、猛暑の中水を求めながらいのちが消えていっています。60年前の広島、長崎で繰り広げられたことが、今もまた別の形で継続しています。どうか、イラクからの声も聞いてください。

きくちゆみ
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★☆★バグダッドへ水を送る緊急支援にご協力ください★☆★
    —イラク「命の水」支援プロジェクトからのお願いー

サダム政権崩壊から2年。米軍の占領政策破綻により、イラクでは相変わらず水と電気が不足しています。バグダッドも例外ではありません。7月19日の浄水場爆破によりサドルシティを始めとして市内領域の50%で給水がストップしました。(3日後に給水が始まりましたが、過去6週間のうち給水されなかった週が4回もありました)。
人々は常に水が来ない不安にさいなまれています。

イラクレジスタンス・レポートによると、バグダッドでは、水不足により、重症患者が続出しています。(以下、イラクレポートからの引用)

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「私たちにできることは、このことによる死者を減らすことだけ。病院と診療所で見られる患者の数はひじょうに多いが、その原因はいつも同じです。子どもたちは汚染された水で重い病気になっています。それも家庭で普通に使っている水ですよ」
−バグダッドのシャブ地区で内科を専門とするハリド・アドナン医師が悲惨な状況を話したが、占領軍とその手先がレジスタンスとの戦闘や宗派間の不一致にしか関心を示さず、水処理問題を無視しているために事態は悪化の一途をたどっている。

 イラクの首都バグダッドはチグリス川をはさんで2つに分かれている。この都市の居住者は、現在悩まされているような水問題を、かつて歴史的にも、何千年にわたって経験したことがなかった。

だが現在のバグダッドは、暑い夏に入って水不足の都市となり、その市民はきれいな水を切望しているものの、それを手に入れること
ができないでいる。

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夏には50度を越えるイラクで水がないことは生命に関わる問題だと認識し彼らを支援するためイラク「命の水」支援プロジェクトを設立しました。

私たちは
*バグダッド市内に井戸を掘ります(生活用水として)
*ミネラルウォーターをバグダッドに送ります(飲料水として)

井戸を掘る費用はおよそ12000ドル(500家族分)。
ミネラルウォーターは1家族1週間分として10ドル必要です。

★ みなさま、バグダッドの人々が無事にこの夏を過ごせるようにご支援ください。
★ 一口1000円(複数口歓迎)でお願いします。
★ 1000円で1家族の飲料水1週間分を送ることが出来ます。

イラク「命の水」支援プロジェクト振込み口座は
  郵便振替口座  00150−4−540335
  口座名   イラク「命の水」支援プロジェクト
・呼びかけ団体  イラクホープネットワーク、
          リバーベンドプロジェクト、
          劣化ウラン廃絶キャンペーン、
          自衛隊のイラク派兵反対 声をあげる女の会
         STOP!劣化ウラン弾キャンペーン
          NPO法人 PEACE ON

・呼びかけ人    相澤恭行、安藤多恵子、池田真里、石坂 啓、石原みき子、石丸 朗、泉田守司、稲垣仁史、猪俣やよい、伊藤美好、今井泰子、岩崎久美子、生方 卓、荻野仁司、加藤千代、鎌仲ひとみ、神川辰子、きくちゆみ、河野義広、國場大介、こやままゆみ、齊藤力二朗、坂本一晃、佐藤好美、志葉 玲、醍醐 聰、高遠菜穂子、高橋茅香子、千早、中川 敬、にしだかずこ、平山基生、星川 淳、細井明美、宮城幸太郎、宮沢さかえ、向井雪子、毛利正道、森住 卓、渡辺一枝、(8月4日現在)

2005/08/05

♪原爆投下から60年、明日広島へ♪ - 11分14秒 - 2.6MB

PodCast GIF

明日朝一番で広島へ飛びます。今日のポッドキャストは、アメリカで初公開される原爆の極秘映像。60年間隠されてきた映像が初めてアメリカ国民の目に。サンダンスネットワークという衛星チャンネルが放映するそうです。観た人の感想を聞いてみたいものです。
明日、私にコンタクトとりたいかたは、新しい携帯に。 080−6540−1047

2005/08/03

車のこと、友達の本のこと

 スバルのR2という軽自動車を新車で買いました。都会ではまったく必要なかった車ですが、ここ鴨川に移ってからは足代わりにどうしても必需品になっていました。これまでドミンゴ(スバルの普通車で1200ccの7人乗り)の中古車を2台乗り継いできましたが、ドミンゴはもう生産中止なって久しく、中古で良い状態のものは入手しにくくなっていました。ドミンゴは大きさは軽自動車と同じですが、エンジンがパワフルで7人まで乗れるというのが、山暮らしで客人が多い我が家にはピッタリだったのです。
 我が家は客人の送迎用に7人乗りはどうしても必要です。これは毎日は使わないので、中古車で何か見つけるつもりです。肝心なのは毎日子どもの送り迎えや買い物などに使う「足」のほう。我が家へ入る山道は狭くて急なので、ある程度パワーがあり、小さくて燃費のいい車を探しました。それでスバルのR2に決めました。1Lあたり20キロ以上(モデルによる)走り、軽自動車の中でもダントツの燃費です。外観もなかなかおしゃれ。ネットで検索して、新車を一番安く販売していた東京の西の端まで、これから車を取りにいきます。これでガソリン代と環境への負荷が少しでも減るといいのですが。
 話は変わって、友人たちが合同出版から立て続けに本を出したので、紹介します。合同出版は私たちの本『ハーモニクスライフ』『戦争中毒』『テロリストは誰?』『911ボーイグを捜せ』を出してくれた出版社です。
 1冊目は瀬川文子さんの『ファミリーレッスン 愛が伝わる魔法のコミュニケーション』。瀬川さんとはここへ越してから親しくなりましたが、最近は互いに忙しくてなかなか会えません。もうお孫さんまでいるけれど、「親業」や子どもへの暴力を防止するCAPなどの活動に走り回る、暖かく、優しく、はつらつとした魅力的な女性です。
 結婚した相手が二人の子持ちだったためにいきなり母親になって苦労したことから「親業」に出会い、家族とのコミュニケーションの重要さを学び、やがて教える側に。家族(親子、夫婦)は人間関係の基本で、ここでの幸せな関係が人生に良き影響を与えるのはいうまでもありません。
 ちょっとしたことですれ違ったままになったり、本当の気持ちが伝わらなくてつらい思いをしたり、人間関係の悩みはつきないですが、この本を読むと、同じことでも、その伝え方、コミュニケーションの取り方で、ぐーんと関係が改善することがわかります。タイトルこそ『ファミリーレッスン』になっていますが、より良い人間関係を創り、豊かな人生を送りたいすべての人に読んでほしいです。
 もう1冊は、これぞまっていました!という本なんですが、田中優さんの『戦争をやめさせ環境破壊を食いとめる新しい社会のつくり方 エコとピースのオルターナティブ』。タイトルがやけに長いですね。田中さんとはブラジルで行われた地球サミットの準備をしていた1991年頃に知り合い、以来大変信頼を置いているNGO仲間です。彼の本はどれも環境問題に関わる人には必読だと思いますが、まだでしたら『環境破壊のメカニズム』『どうして郵貯がいけないの』(どちらも北斗出版)はぜひ。
 今回の本は、そのタイトルが示している通りの内容ですが、現状をしっかり伝えてくれるだけではなく、そこから私たちの望む未来に移行するには、今何をすればいいか、何ができるか、の具体的な提案(すでに小規模だけど実践されているものも多々あり)がぎっしりつまっています。たとえば、貯金をするかわりに自分たちで市民バンクをつくる、就職するより自分たちで市民セクターの事業を興す、電力会社から買う電気を減らし(省エネもする)電気を自給してみる、ガソリンじゃなくて植物燃料で車を走らせる、半農半X(私の場合は半農半著)暮らしをしてみる、などなど。
 一言で読後感を言うと、「わくわく」。ここのところ私が関わった映画や本は、『戦争中毒』にしろ『テロリストは誰?』や『911ボーイグを捜せ』にしろ、現状認識のための作品ばかりだから、「大変だ」「どうしよう」「なんとかしなくっちゃ」と思うところまででした。私はこれからの講演では、この本を持って日本中を回るつもりです。多くの人にこの本を読んでもらい、実際に行動を起こしてほしいからです。行動すれば、私たちが望んでいる未来が少しずつ現実のものになっていきます。

2005/08/02

8月6日は広島、9日は名古屋で会いましょう

おもしろい本の広告を、メルトモが教えてくれました。岩波書店のものですが、なかなかです。この本、500円は安いですね。ぜひ読んでみたいと思いました。
http://www.iwanami.co.jp/kenpou/index.html

本と言えば、友人二人が立て続けに合同出版から本を出しました。瀬川文子さんの『ファミリーレッスン 愛が伝わる魔法のコミュニケーション』と、田中優さんの『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方 エコとピースのオルターナティブ』(タイトルが長いのは、出版社の趣味でしょうか?)。どちらもそれぞれ素晴らしいので、お勧めします。合同出版は私たちの『戦争中毒』『ハーモニクスライフ』『テロリストは誰?』『911ボーイングを捜せ』などを出してくれた出版社です。

さて、ずっと交渉を続けていたデニスクシニッチ下院議員のこの夏の来日が正式に延期されました。広島、長崎、沖縄、名古屋、福岡などで準備に奔走してくださったみなさん、来日を楽しみにしていたみなさん、ごめんなさい。その代わりにビデオ会議(ネットでつないで、リアルタイムで講演を聞き、対話ができます)が9月19日に東京で行われることになりました。その詳細は、追ってオープンジャパンブーメランとこのブログでお知らせしますね。
http://www.peace2001.org

クシニッチの来日が実現しても、しなくても私を呼んで平和の集いを持とう、と準備をしてくれたのが広島と名古屋。クシニッチの来日がなくなったことで集客が大変なのに、スタッフはいろいろと知恵を絞り、張り切って受け入れを進めてくれていて、頭が下がります。どうもありがとう!

広島は「ピースアクション広島2005」が8月6日の午後4時から、広島女学院のゲーンスホールにて(広島市中区上幟町11−32 電話:082−228−4131)。問合せ:082−992−0797(平和シンポジウムin広島)
http://www.heiwa-s.org

そして8月9日の名古屋は、玄さんも参加してミニコンサートもあります。
きくちゆみ&森田玄・ピース・トーク・ライブ

日時:8月9日(火)18:00開場、(開演は、18:30)
場所:名古屋市女性会館ホール(中区大井町)
(地下鉄名城線、東別院駅、1番出口徒歩5分)
入場無料、誰でも入場できます。
出演者、きくちゆみ、森田玄、9MAP(クマップ)

出演者紹介:
きくちゆみ、森田玄:日本では自給的生活を送るかたわら、アメリカに出かけていきアメリカが使用している劣化ウラン弾による放射能汚染を訴えるなどの活動とともに、音楽活動をしている。クシニッチ氏が2万通を超える賛同の声に押されて大統領候補になった時、日本に彼を紹介しました。

クマップ(9map):岐阜県大垣市の真宗大谷派の住職さんが中心になって作ったグループ。スマイルという平和な世界を願った歌をリリース。このグループはゆるやかなネットワークで、メンバーは、子供から高校生大人まで。

主催:クシニッチの名古屋講演を実現する会(クシニッチキャンペーン名古屋)
協賛:第9条の会なごや
たかだようこ tel/fax052−834−5122
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今、エイミーグッドマンのデモクラシー・ナウを聞いていたら、ナイジェリアが旱魃で大飢饉が発生しつつあります。旱魃とイナゴの大発生のダブルパンチで100万人の子どものいのちが危険にさらされている、という話。本当に戦争なんてしている場合じゃないんだから。戦争に使うお金を、環境保全と飢餓・貧困の終焉に使うときがきています。
http://www.democracynow.org

2005/08/01

鎌仲ひとみ&森住卓

昨日は東京の新宿で、タイトルのお二人と立て続けに対談がありました。鎌仲さんは映画監督で、第1回目の東京平和映画祭で『ヒバクシャ』を上映させていただいたご縁で知り合いました。『エンデの遺言』も彼女の作品です。昨日は今彼女が撮っている『六ヶ所村ラプソディー』の制作過程を発表する『六ヶ所村通信3』の発表会に呼ばれました。「六ヶ所村通信1−3」まで一挙上映したので、大勢の人がつめかけ、会場の新宿御苑インフォメーションセンターは満員でした。1時間の対談時間は楽しくて、あっというまに終わってしまいました。

そこから歩いて10分、こんどは新宿紀伊国屋本店。4階の画廊で森住卓さんの写真展が行われているのですが、そこで彼の本の完成発表会に合わせて、対談をしました。もともとは私と森住さんが共著で出すことになっている(もう原稿を書き終えた)『子どもに伝える核兵器廃絶』という本の発表会も兼ねていたのですが、編集者が病気になり、出版が一年延期されたために、その本はなし。ただ対談だけをする、という格好になりました。

普段無口な森住さんとのお話も、あっという間に1時間がたって、終わってからの本の販売もなかなか好調で、「戦争中毒」は売り切れてしまいました。アメリカからは、日本と中国と韓国/朝鮮のヒバクシャの映画を撮っているディビットたちも駆けつけてくれ、ロンドンからは、森住さんの写真展を主宰しているみどりさん、ウィリアム・ブルムの本などを翻訳している益岡賢さんとパートナーもきてくれて、普段ネットでしかやりとりしていない仲間たちが一同に会した(共通項は核問題/劣化ウランなど)、という感がありました。こうい日は本当にうれしいものです。

二つの対談が終わってからは、鎌仲さん、森住さん、みんなと一緒に伊勢丹7階のチャヤ/マクロビオティックという自然食レストランに行きました。おいしいごはんと、素敵な仲間がいれば、私は最高に幸せ。今の仕事(平和や環境問題についての執筆や講演)をするようになってから、大変なことはたくさんあるんだけど、素敵な人たちとの出会いに恵まれて、心はいつも幸せです。

今日は我が家に東京の八王子と三芳から4人のお客さんがランチを食べにきてくれて、またおいしいごはんを共にすることができました。ありがたい毎日です。真夏のオーガニックランチはこんなメニュー(ひとり乳腺炎で一切の動物食品と油がだめ、という制約の中で料理しました)です。

1、ぶなしめじとごぼうのまぜごはん
2、蒸し茄子のピリ辛ソース
3、ひじきの煮物
4、冬瓜とエリンギのあわ煮
5、トマトと大豆のサラダ
6、長いものしそ和え
7、みそ&キュウリ
8、蕎麦菜のサラダ
9、ぬか漬け3種(きゅうり、大根、人参)
10、とうふとわかめのみそ汁
11、梅干し/3年番茶
12、無農薬ぶどう(デザート)

太陽と大地と海の恵みに感謝して、ごちそうさまでした。
ランチは予約制で、お一人様1500円です。
ハーモニクスライフセンターでの宿泊は1泊2食で5000円です。森田玄が育てた畑からもぎたてのお野菜を、きくちゆみが無添加調味料で心を込めて料理しています。