2008/01/19

911事件に関する文春読者の真摯な問いかけ

週刊文春のJPG

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911事件に疑問を呈した藤田議員に対して、1月17日発売の週刊文春が彼を揶揄するような記事を書きました。それに対して長年の文春の読者が以下のようなメールを送り、それをわたしにも送ってくださいました。大変共感する内容なので、わたしとは政治的スタンスは違いますが、本人の了解を得て転載させていただきます。

以下、すべてその方の文章です。一カ所本人からのメールで「4・6がいい」を「4・7がいい」に訂正しました(推薦図書は『戦争中毒』だそうです)。
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週刊文春 編集長・デスク・担当記者 さま

貴誌および貴社刊行物の愛読者(52歳)です。
ひと言、意見とお願いがあってメールを差し上げます。ご無礼をお許しください。

長年、文藝春秋および週刊文春を読んできましたが本日(1/17)発売の週刊文春の記事
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国会は珍獣の館 --- 9.11 陰謀説をブチあげた藤田幸久に
          「あの人ダイジョブ?」
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の乱暴な論旨には少し驚きました。

真珠湾・トンキン湾・南京虐殺等々、過去の大事件・大事変に諸説あるが如く、「9.11 陰謀説」ないし「9.11 米政府謀議論」にもいろいろな反対意見があり、実際のところ、250前後存在すると云われる論点・争点のうちの幾つかは、いわゆる「陰謀論否定論者=米政府公式発表論者」に分がありそうなものもあるようです。

しかしながら、1947年に施行された国家安全保障法の下、米国において国家安全保障会議(NSC: National Security Council)やアメリカ中央情報局(CIA: Central Intelligence Agency)が創設され、それらの機関が1950年代の半ば以降、議会のコントロールの外で世界、とくに第三世界の非白人国家に対して何をやってきたかは「テロリストは誰?」等の映像資料を観るまでもなく今や明らかです。

(インターネットと検索エンジンによる情報伝播はその意味で凄いです。
 情報が玉石混淆とは云え、10年前にはあり得なかったことです)

今回も、9/11 をきっかけに中央アジアのパイプラインルートに軍の駐留拠点をつくりアルカイーダとの関係をでっち上げたうえ、‘誰が探してもなかった’大量破壊兵器を理由に主権国家の政府代表者を殺し、今なお、人民の殺戮をつづけています(サダムフセインが統治者として正しいかどうかは、まったく別の話です)。

そうした歴史の大きな文脈および厳然たる事実と
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・鉄骨のランドマークビルディングが火事で崩壊したことはWTC の3つのビルを除いて、一件もない(大ビルどころか、小ビルですら、火事で崩壊することはない?)。
 しかも「第7ビル」は、飛行機もぶつかってないのに事故から8時間半も経って‘突如として’自然落下の速度で崩落したのである。
 しかも‘飛び火’が原因で。飛び火が原因でビルが焼け落ちるのなら世界中のビルは‘焼け落ちだらけ’であろう。
 建設業界には、国の内外を問わず、あの発表にあきれている人間が多い。

・WTC 1・2・7 の崩壊は、どう観ても(& 現場に残された消防士等の証言をどう聞いても)、パンケーキ現象とやらに因る‘焼け落ち’ではあり得ない。どうして焼け落ちの現場のコンクリートや鉄骨が砕片状態であり得るのか?
 また、上層階の灰燼が上方に飛散しているのか?
 幾つもいくつも爆発音が聞こえているのか?
 これらは素人だとか玄人だとかといった知識レベルの話ではなく単なるモノの道理の問題である。

WTC 7


 
・WTC 崩壊現場の証言や、ペンタゴン周辺の監視カメラによる証拠映像が殆ど公開されない。米政府公式発表が正しいのなら、それを証明するのはかなり簡単なこと。現場の記録の一部ないし全部を秘匿・隠匿せず、明らかにすればいいだけだからである。

・9/11 当日の首都圏防空体制の崩壊(または機能停止)
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といった根本的な疑問の数々を勘案すれば、9.11に関する米政府発表に多くの、また大きな疑義が存在することは否定できない状況にあります。

2006年頃から、米欧日における真相究明運動に拍車がかかり、仏・独・伊あたりでは、政府の人間も堂々とそうした疑義を公式に発言しはじめているようです。
        ↓
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=618696
http://blogs.yahoo.co.jp/ayamiyaka/folder/1495736.html




(これはまったくの私見ですが、豪・西といった西側親米国家において従米政党が選挙で負け始めていること、‘テロ
戦争下’の米国において共和党の支持率が3割を切っていること、911当時の NY市長であったジュリアーノの支持率が党内3?4位に低迷していること等々も、911 ないし暴走する米国政府、?米国金融石油資本? に対する世界的な危機感の高まりではないかと考え始めています)

にも拘わらず、日本の言論空間においては、そうした当たり前の疑義を表現する新聞・新聞系 TV マスコミ・政治家が皆無といってもいいような惨状だったのであります。

民主党藤田議員の発言は、そうした閉鎖的な国内言論空間に風穴をあけようという勇気あるものでした。911 に関する最終的な結論がどうであれ(南京問題同様、結論は一生出ない?)、米国の独走的覇権路線に国内的な疑義を呈する行動としては、真っ当なものではなかったでしょうか。

(昔からの縁で小沢一郎の HP を管理運営してはいますが、個人的には靖国・改憲派のため、元来の民主党支持者ではありません。平和憲法を持たされているが故に従米路線しか採り得ないことを承知しているとは云え、最近は余りの従米路線に辟易としつつあるため、反自民に寄り始めていたりしますが。まったく複雑でつらいところです。泣)

前置きがたいへん長くなりましたが(笑)、そんな訳で、冒頭に挙げた今週の文春記事は、そうした藤田議員の言論に対する大週刊誌のものとしては、あまりに軽薄かつ馬鹿にしたタイトリング & 論旨であったと思います。

出版社として 911 米国政府共同正犯論に対し疑義を表現することは勿論自由です。
しかしながら、文藝春秋社という名門出版社であるなら、その反論は、事実と状況の把握に基づく堂々とした、真摯なものであるべきではなかったでしょうか。

米国の暴走に強い危機感を抱くあまり、くどくどと意見を申し述べてしまいました。申訳ありません。
お忙しいところたいへん恐縮ですが、日本の言論 界を代表する出版社としての意見をお聴かせください(お忙しいことと思いますので急ぎません)。
よろしくお願いいたします。

岡田元治
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東京在住・52歳
株式会社リンク代表者

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まったく余計なお世話ですが、以下は私の手許にある 911 関連資料です。
私が読んだ&観ただけでもこれだけありますので探せばもっともっとあると思います(書籍の6は貴社の本です)。
全体理解には、4・7がいいと思います。

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        書籍
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1) 暴かれた9.11疑惑の真相
   扶桑社
2) 9.11 の謎—世界はだまされた!?
   金曜日
3) 9・11テロ捏造—日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ
   徳間書店
4) 9・11事件は謀略か—「21世紀の真珠湾攻撃」とブッシュ政権
緑風出版
また GPC Store...
5)「WTC ビル崩壊」の徹底究明—破綻した米国政府の「9・11」公式説
社会評論社
6) 9.11 アメリカに報復する資格はない!
文芸春秋
7) 戦争中毒
  合同出版
また GPC Store...
8) 9.11 マスターキーから何が見える?
Global Peace Campaign
9) 9.11事件の省察
凱風社
10)究極の大陰謀(上・下)
三交社
11)陰謀論の罠 ---「9.11テロ自作自演」説はこうして捏造された
光文社
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※ 本は上記以外にもいくらでもあってキリがありませんが
  1ー4番めを読めば、全貌はわかります。
  4は冷静かつ緻密に書かれていて、いわゆる良書だと思います。
  なのでホントは4だけでもいいんですが、500ページ近くあるので1ー3あたりの軽いのを読んで‘911エン
ジン’を暖めておかないととてもとても読み切れません。
  4のネタ本(というか、911関連時系列事実集)は
  The Terror Timeline: Year By Year, Day By Day, Minute By Minute:
  A Comprehensive Chronicle Of The Road To 9/11-- And America's
Response
  という大作なんですが、これは邦訳版が出てないので買っていません。

※ 最後の(11)は私が読んだ唯一の‘アンチ陰謀論’本です。
  細かい部分においては「なるほど」と思える記述もあるのですが歴史の大文脈ないし否定しようのない事実において説得力を欠いているように思われます。11冊読後の私見としては
【7:3か8:2】で911 米政府謀議論に与する、といったところでしょうか。

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       映像
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12)911ボーイングを捜せ
13)911の嘘をくずせ LOOSE CHANGE 2ND EDITION
また
『911の嘘をくずせ ルース・チェンジ・セカンド・エディション』 DVD


14)真実を求める遺族たちの「9/11 Press for Truth」
http://911pressfortruth.blogspot.com/
また
真実を求める遺族たちの「9/11 Press for Truth」 DVD
15)A CALL TO REOPEN THE SEPT. 11 INVESTIGATION: CONFRONTING
THE EVIDENCE

また
証拠をつきつけて、911事件の再調査を求める DVD
16)テロリストは誰?(DVDまたVHS)
17)911 の目撃者 Hoboken TV
また。。。
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1454800
18)華氏 911 コレクターズ・エディション
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※ 3番め・4番めは日本に出回ってないので新鮮です。
  当たり前のことですが、米国にもかなり怒ってるやつが
  いるらしいことがわかります。

※ 米国覇権の大文脈を知る意味では「テロリストは誰?」がいちばんよく出来ています。
  ダウンロードもできるみたいですのでご覧になってください。
       ↑
  どの短編も面白いですが 002・005・008・009 あたりが本線です。
今回の記事のように 911 陰謀説はウソという論調も明らかに存在していますが、これを観ると、そんな枝葉の話はどうでもいいことなんだということが解ります。米国は、人類が史上もった最高の悪の帝国になりつつある(?1950年代からとっくにそうだった?)ということがよーく判ります。

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