2006/04/09

市川で無防備条例が必要署名数を突破!

市川で画期的なことが起こりました。「平和・無防備条例」の制定を目指す直接請求に必要な署名数が地方自治法に定められた7530人を越え、8000人も集まったのです。

実は、この無防備条例の運動は、静かに日本各地に広がっています。無防備、ってなんだろう?という人も多いと思いますが、これは国際法のジュネーブ条約の追加第一議定書に基づいた運動で、たとえ戦争中でも無防備地域への攻撃を禁じていることを利用した地域から平和を守り、創る運動です。

ちょっと長いですが、無防備地域宣言運動全国ネットワークから引用します:
http://peace.cside.to/

・ジュネーブ条約追加第一議定書(1979年)第59条は「 いかなる手段によっても紛争当事国が無防備地域を攻撃すること」を禁止し、その  無防備地域に4つの条件をあげている。
(a)すべての戦闘要員並びに移動兵器及び移動軍用設備は、撤去されていなければならない。
(b)固定の軍用施設又は営造物を敵対目的に使用してはならない。
(c)当局又は住民により、敵対行為がなされてはならない。
(d)軍事行動を支援する活動が行われてはならない。

・この規定を活用して、「(平時から)戦争不参加の意思を表明し…、そのために地域の非軍事化に努め…、戦争の危機が迫った場合には自治体が無防備地域を宣言して戦争から離脱し、あくまで地域住民の生命財産を戦果から守る運動」(林茂夫氏)といえる。
・過去日本においては
 1986年天理市、1988年小平市で無防備地域宣言を含む条例案を直接請求したがいずれも否決された。他方、大分県安心院町の非核自治体宣言(1989年6月)のように無防備地域の趣旨に沿った内容を盛り込んだ宣言の例もある。

さて、ここ千葉県でも現在、市川市で「平和・無防備条例運動」が盛り上がっていて、実は昨日、その集会に呼ばれてお話をしてきました(4月8日)。お釈迦様の助けがあったのか、この日なんと、彼らは直接請求に必要な有権者の50分の1を越える署名を集めることに成功!なんと、現在8000の署名が集まったのです。あとは1万を目指すと、メンバーのみなさんは意気込んでいました(かなり、妨害もあるそうですが)。やったー!

あと残り1週間とちょっと。この運動の成否は、署名数が握っています。署名数が多ければ多い程、市会議員や市長さんへの影響力が増しますので、どうぞ市川市の有権者のみなさん、署名をしてください。署名活動は市役所や出張所の他、スーパーの近くなど10カ所ぐらいで行われています。個人でもできます。
問合せはこちら:047−322−0715。

どんな人がこの運動に賛同しているかは、こちらからご覧いただけます。
http://peace.cside.to/appeal_sandou.htm
もちろん、私も賛同しています。

これは、憲法9条を実現することを地域から市民が行う大変重要な運動です。憲法9条を持っていても、ちっとも実践してこなかった日本。それを地域ごとに無防備地域宣言をすることで、実現できます。改憲準備と戦争準備が着々と進む日本だからこそ、市民はまったく別のアプローチで平和を積極的に創っていきましょう。

市川市民のみなさん、どうぞ、署名にご参加を。子どもたちを戦争経験させたくなかったら、大人たちが今動かないと!今日から日野市でも無防備条例を目指す署名活動が始まりました。日野のみなさんも、レッツゴー。

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