2005/11/05

♪ 劣化ウランに被曝した米兵の来日講演会のこと ♪ - 4分33秒 - 1.1MB

PodCast GIF

今日はポッドキャストを2回やりました。朝は浜金谷のフィッシュという海の見えるレストランから、森田玄をゲストに。そして、夜はアリレルダイナーという登戸のオーガニックレストランから、映画監督の鎌仲ひとみさんをゲストに。内容は濃いです。ぜひ聞いてください。今日は緊急の鎌仲ひとみさんのほうをまずアップします。

鎌仲さんは映画監督として活躍しているだけではなく、劣化ウランの被害を受けたイラクの子どもたちへの救援活動もされています。「劣化ウラン廃絶キャンペーン」はその多様な活動の一つで、あさって11月7日(月)夜、明治学院大学でイラク帰還米兵のマシューさんご夫妻のお話を聞く会があります。

彼らの愛娘のビクトリアちゃん(1歳4ヶ月)には右手の指が2本しかありませんでした。そのことと、マシューさんの体調不良はイラクでの従軍経験に関係があるのではないか、と尿検査をしたところ、劣化ウランが検出されました。

劣化ウラン廃絶をめざすCADU-JP(劣化ウラン廃絶キャンペーン)では、イラクの人々はもちろん、劣化ウランの危険性を何も知らされずに従軍し、被曝した米兵も同じ犠牲者とみて、情報提供などの支援をしていく予定です。

Gerard & Janis JPG

11月7日午後3時、有楽町電気ビルの外国人記者クラブで記者会見をするジェラルド&ジャニス・マシュー夫妻(撮影:きくちゆみ)

イラクでの被曝は米兵に限らず、これから自衛隊員にも起こりうる問題です。明治学院大学は最寄り駅が白金台(他に高輪台、白金高輪も近い)。ひとりでも多くのみなさんに聞いていただきたいです。私も通訳として関わっています。

11月6日にも文京区民センターでも、劣化ウランの集会があり、マシューさんがごあいさつをします。私はアテンドと通訳としてこちらにも参加しています。核は、より幼いものほど大きな被害を与えます。大人より若者、若者より子ども、子どもより赤ちゃん、赤ちゃんより胎児、胎児より精子や卵子、という具合に。そして劣化ウランの主成分のウラン238の半減期は45億年という途方もない時間です。今すぐに対策に動かないと、大変なことになります。

未だ米国政府(日本政府も)は、劣化ウランによる健康被害はない、というのが公式見解です。早くこの悪魔の兵器の使用や製造が禁止されるよう、働きかけを続けていきたい(それには、大多数のアメリカ人が知るのが一番早い!)ですね。

11月8日にデイリーヨミウリ(読売新聞の英語版)がジェラルドマシューさん家族のことを記事にしました。
http://www.yomiuri.co.jp/dy/world/20051108TDY04005.htm

11月22日 Japan Times - DU vet: ‘My Days Are Numbered‘
http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/makeprfy.pl5?fl20051120x1.htm


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3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

>劣化ウランの主成分のウラン238の半減期は45億年という途方もない時間です。今すぐに対策に動かないと、大変なことになります。

そうですね。これは大変なことです。

現在日本の原研で放射性物質をより半減期の短いものにしようと研究がされているようです。

ウラン238に関しては中性子線を当てプルトニウム239にすることで半減期を10万分の一にできるみたいです。

匿名 さんのコメント...

半減期というのは長ければ長いほど一度に放射する放射線が少ないということを突っ込んじゃダメ?
ダメですか、そうですか。

匿名 さんのコメント...

子供の死亡率や病気を減らしたいなら、栄養の改善と喫煙習慣の撲滅が効果的です。