2009/01/28

変化は投資と買い物(あるいは不買)で起こる

今日、古い友人から「元米銀ディーラーのあなたに相談したいことが・・」と投資の相談を受けました。父親が亡くなり財産を調べたら、大手証券会社の投信(投資信託)にほとんどつぎ込まれているのがわかり、株式投信は大暴落、他にもいろいろな国の国債投信を持っているがどうすれば良いか、投資のことは何もわからず最近はこのことで悩んで胃が痛い、とのこと。

株や債券が上がっても下がっても何も持っていない私は、気楽なものです。
毎日自然に感謝して、大地の恵みをいただくだけ。

平和省プロジェクの JPG

「全部売って、平和省プロジェクトに寄付したら」と言おうかなと思ったりもしたのですが、相手の身になって考えてみました。

以下、その方に私が書いた返事をプライバシーを配慮して共有します。
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こんにちは。私に相談してくれてありがとう。

今はそういう興味がまったくないので、知識も情報も以前ほどはないですが、一応、世界の相場はときどきフォローしています。

はっきり言えることは今後、投信などはぜんぜんだめでしょう、ということ。
株式全体としては下げ局面。景気後退です。
ドルは暴落、紙切れになるかもしれないです。
そのとき世界の金持ちは、「金」を買うのかもしれません。

これからも穀物や金など商品相場は、投機資金の投資先として(世界恐慌中の金持ちの資金の逃げ場として)目が離せません。また、長期的にはピークを迎える原油も高騰するでしょうね。投機資金が入りやすいですから乱高下はあるでしょうが、長期では上がる(私は買わないけど)。

株式の中で伸びる会社に集中投資する、というのはありでしょう。
私にもし投資に回せるお金があるのでしたら、自然エネルギーやそれの関連産業に投資します。
キャパシタなどの蓄電技術や、新潟のサイカイ産業のペレットストーブとか日本いはすぐれた技術があります。

(株)自然エネルギー市民ファンド
(株)おひさまファンド
などは配当金がありますから、そこに投資しますね。年2%ぐらいですが。
「天然住宅ファンド」もいいかもね。

私のブログで、キーワード検索してみてください。

あなたが「こういう世界に住みたい」
と思うその世界に残っているであろう商品を作っている会社に投資するのが一番です。

まず除くのが軍事産業とその関連企業。
化学産業、石油化学製品、石油産業もだめじゃない。
ガソリン車もいらないわよね。完全なエコカー(水で走るとか)が開発されればその会社は買い。
自然食とか有機農産物、自然農法の会社も買いじゃない。オーガニックコットン。自然化粧品、とかも良い。

あなたが欲しい未来を、あなたが使う(投資する)お金でつくることができるのです。
それは、配当や値上がり益を期待する投資とは違うかもしれないけれど。
でも、私は今の変革の時代はそういう投資が一番いいと思うし、生き残ると思う。

投資を人任せにする(株式の投信はその良い例ね)のも、まわり回って米銀に流れて戦争に使われてしまう銀行預金にするのも(まあ、誰もがやっていはいるけれど)、そういう(無責任、無関心、あるいはつながりを理解しない)行為が今の地球社会を作っていると思います。

戦争に明け暮れ、環境破壊が止まらない社会。
それを、人任せの投資や貯金が支えています。

お金をもっている人が
「戦争と環境破壊には投資しない」
「平和と環境保全に投資する」
と決めて、実行すれば、あっという間に世界は変わりますよ。

私なら(アメリカが戦争をやめるまで)米国債はもちろん、日本国債も買いません。日本国債は米国債に投資されて戦争にまわっちゃっているから。私のお金が人殺しに使われるのですから。

今買うならば、自分の住みたい国の債券。
コスタリカ債とか!(日本では買えないかな)
豪ドル債、NZドル債、オーストリア、スイス、デンマークなんかも候補ね。核のない国、あるいは戦争をしない国、脱原発を決めている国など。

お父様が亡くなって財産のほとんどが○○証券の投信だったことを初めて知ったとは、ショックだったでしょう。今は暴落して大損しているでしょう。

世の中にはそういう人が多いかもしれない。
何も知らないうちに証券ブローカーのカモにされ、犠牲者になる。

でも一番の犠牲者は戦争で殺された人だと私は思う。

何も知らないってのは、何も知る気がない、ってこと。
今は知ろうと思えば、たいていのことは知ることができる。
自分で勉強しないと、高くつきます(私もいっぱい損したもん)。

さて、株式投信は損切りでいいとして、残った債券投信をどうするか、ですが。私なら、日本とアメリカは売り。ニュージーランドは残す、かな。

大いに迷って、自分で調べ、賢明な投資をしてください。
もっと、あなたのやってきたこと、大切にしていることとお金の関係を知り、責任を持って下さい。

お金が破壊的なこと(戦争やその関連産業や自然破壊)に使われているこの地球(は大丈夫だけど、地球に生きる生命、とくに人間)は自滅に向かっています。それを変えられるのも、また、お金を今まだ持っている人たち。

お金が自然の回復につながること、環境保全や自然エネルギーや自然農法(とりあえずは有機農業でもいいでしょう)、自然化粧品、省エネ製品、エコカー、電鉄会社なんかもいいわね(電車は一番エコな移動手段)とかに投資されたら、世の中の流れが変わります。自然林を造林する会社とか、自然葬の会社とか、これからできないかな?

私たちがいくら戦争反対、環境保全を叫んでもなかなか変わらない。
実際の変化は、投資と買い物(あるいは不買)で起こります。
あなたが、投資の力で戦争をやめさせ環境破壊を食い止める人になるのを応援します。
『金融のしくみはすべてロスチャイルドが作った』
『戦争をやめさせ環境破壊を食い止める新しい社会のつくり方』
『お金で世界を変える30の方法』
など読んでみてくださいね。
もし持っていなければ、住所を教えてくださればすぐ送ることができます。

きくちゆみ
ーーーーーーーーーーーー私の返事はここまで。

最後の3冊の本はこのブログを読んでいるあなたにも読んでほしいです。
そして、以下の3冊も(書店でも買える)。

東京ピースフィルム倶楽部のJPG

この中で最高に面白いのは安部芳裕さんの『金融のしくみはすべてロスチャイルドが作った』。彼が1月29日の「高岩監督ありがとう!映画祭」で講演します。お仕事帰りでも、これだけは聞きにきてください(午後8時50分ぐらいから)。当日私は、司会進行役をしています。

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