2011/04/05

これからのルールは「地震国に原発はダメ」


「地震国に原発はダメ」をこの地球に暮らす人間共通のルールにしましょう。

今回の原発震災から、いろいろな動きが起きていますが、一番重要だと思うのが、首都圏の風上にある浜岡原発を止めること。浜岡はいつきてもおかしくない東海大地震の震央に位置していますからね。
海と空気は人類(とすべてのいのち)の共有財産です。地震は天災だけど、原発事故は人災です。政府や電力会社が「想定外だった」ということは、石橋克彦著『原発震災 破滅を避けるために』(『科学』岩波書店1997年)や古長谷稔著『原発震災 誰も知らない放射能対策』に詳しく書いてあります。不勉強すぎます。

現場では最善を尽くしているのはわかるけど、世界中の人が今日本がやっていることを恐怖に震えて見ています。日本はいったいどこまで海を、空気を汚すのか、と。「環境テロ」という言葉も海外からは聞こえてきます。

それなのに、日本では被災地以外では日常が戻っている。「汚染・6日に日本全土に拡がる怖れ」があるのに。
http://takedanet.com/2011/04/47_afa2.html

テレビの「この程度の放射能なら(直ちに)健康に影響はありません」の繰り返しはすっかり奏功。福島でも多くの学校は予定通り始まり、必死で避難した福島の生徒や学生たちも疎開先から戻って行っています。子どもにとって決して安全とはいいきれない放射能汚染がある場所へ。(テレビの基準は成人の男性ですからね!)

NukeTextのJPG
原子力教育を考える会 : http://www.nuketext.org

実は我が家にやっとの思いで逃げてきた福島の親子。子どもが学校に戻りたい、というので出て行きました。ショックです。そりゃ、子どもたちは友達に会いたいし、学校に戻りたいでしょう。だからこそ、学校側が始業式を送らせたり、学校ごと疎開したりという思い切った措置が必要があります。そうでなければ5〜10年後に子どもの健康に陰を落とす可能性があります。

テレビで安全、安全って言っている専門家たちは、子どもや赤ちゃんや妊婦さんに対してもう少し配慮をして下さい。そして、これを読んでいる人は、スターングラス博士の講演録を読み、田中優さんの講演を聴いて、「人口放射能は浴びないにこしたことはない」ことを学んでください。「ホルミシス(少量の放射線は体に良いという説)」は学問的には根拠が無いとされています。

「放射線と健康」 アーネスト・スターングラス博士(ピッツバーグ医科大学放射線科の放射線物理学名誉教授) http://fujiwaratoshikazu.com/2011disaster/

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1 件のコメント:

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4月緊急講演会

緊急! 「福島原発で今なにが起きているのか!?」
-- 国家的非常事態発生、最悪のシナリオを回避し未来に向かうには--
日時 2010年4月10日(日)13:30 ~ 16:00
場所 三茶しゃれなあど
http://www.worldforum.jp/information/2011/4.html

「緊急告知!未曾有の東日本大震災がもたらす今後の日本経済と家計の行方」
日時: 2011年4月16日(土) 18:30(18:00開場)~21:00
場所: 北沢タウンホール 2階 第一集会室(定員60名)
http://ameblo.jp/amano-motoyasu-jimusho/entry-10843752137.html