2011/11/06

マーシャル諸島の子どもたち

核兵器と原発(広島、長崎、チェルノブイリ、スリーマイル、福島)をテーマにしたスゴい映画を観てしまった。DVDを送ってくれたのは、テムラック・アユミさん。ずっと前に受け取っていたのだけど、観る時間がなくて、やっと今日時間ができてみたら、びっくり仰天。

タイトルはKnocking on The Devil's Door(悪魔の扉を叩く)です。
http://www.youtube.com/watch?v=C5Qq-0tZWpo

これ、日本語になってないのかしらね?日本語版、絶対必要!

さて、私は今日、息子のサッカーのシーズン最後の試合で(ハワイではサッカーシーズンは春から秋までで、冬はお休み)観戦に行き、そのあと閉会セレモニーとパーティーがありました。そのとき、グラウンドでサッカーには参加していない、褐色の肌の、でもハワイ人とはちょっと違う子どもたちと仲良くなり、話していましたら、彼らがマーシャル諸島から来た子たちであることを知りました。

私の中でマーシャル諸島といえば、ビキニの核実験であり、ジョンストン環礁での米軍化学兵器廃棄(処理)です。エメラルドグリーンの美しい海に浮かぶ宝石のような島々で自給的に平和に暮らす人に押し付けられた放射能汚染と化学物質汚染。

それが子どもたちにどんな影響を与えたのか。

目の前にいる子どもたちは、明るく、人なつこいですが、言葉が不自由です(うちの子どもたちと同じようにただ英語ができないだけかもしれません)。そのことと、核実験と関係があるかどうかは、わかりません。ただ、もしかしたら発達に問題があるのかもしれない、と感じる子どもたちでした。

放射能の、とくに内部被曝の影響というのは、ただガンや白血病になるだけではありません。その放射性物質が蓄積した組織に強いエネルギーを与え(破壊し)、さまざまな異常を起こします。

この地球はもう十分、人工放射能で満ちています。過去の数千階(一説には1万回)の核実験や、日々441基の原発から生まれる放射性物質だけでも莫大な量ですし、その上に核兵器工場や多様な核関連施設があり、毎日放射性物質を生んでいます。福島第一原発は今日も放射能を漏らし続けています。

残念ながら玄海原発4号機が11月4日に再稼働し、日本の現在稼働中の原発は残り10基から11基に増えてしましました。
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/genpatsu_jyoukyou_20111104.pdf
でも、この後の再稼働を阻止すれば、2012年中には全ての原発が止まります。

止めましょう。

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