2012/01/29

平和の種(NVC)を45人に手渡しました

パリのコリン・コバヤシさんから届いたコリンヌ・ルパージュ元仏環境相緊急メッセージ。経産省前テント村の危機の報に接し、インタビューに応じてくださったようです。放射能から子どもを守ろうとする全てのお母さんに届きますように。
http://www.youtube.com/watch?v=9vCMMSQmy5M&feature=youtu.be
ーーー
北海道@余市は大雪。明日、電車が動くか心配。行きは雪で札幌から小樽行きの電車が止まってしまい、急遽高速バスに乗って移動しました。今も雪が降り続いていて、癒しの宿「はれるや」の2階の窓の半分ぐらいまで降り積もった雪に驚きながら、このブログを書いています。

明日、無事移動できることを祈って・・・。

さて、札幌で3回のワークショップ、余市で1泊2日のリトリート(食事とデザートは全てローフード)が終わり、45人の方々にNVC(非暴力コミュニケーション)の種を手渡せた手応えを感じています。札幌で主催をしたはらみづほさんが、早速報告を書いてくれたので、興味のある方はぜひ:
http://blog.goo.ne.jp/tabisuruharappa/e/6de16b5136932a6cbbbbd9f38bbc2d4d

私が初めてNVCに出会ったのは、イラク戦争が始まる前にアメリカ各地で「イラク戦争を止めよう」と訴えていた2003年のこと。ある講演先で聴衆の一人から「このテープを聴くといいよ」と手渡されたのがNVCの創始者・マーシャル・ローゼンバーグのテープでした。

移動中の車でそのカセットを聴いたけれど、あまりよくわからなかった。まだNVCの素晴らしさを理解できるような自分ではなかったのです。ただ「戦争を止めたい」と、やみくもにそのことを訴え続けていたけれど、いくら訴えても効果が出るわけがないことが、今ならわかります。

私は相手の気持ちやニーズに思いを馳せることもなく、ひたすら自分の要求を突きつけていました(活動家はほとんどみんなそうかも)。リクエスト(お願い)のふりをした命令、指図です。相手に「こうするべきだ」を連発し続けていました。

あれからもう9年。
911事件から始まった対テロ戦争はいまだに続き、さらに311原発震災が地球環境とそこに生きるいのちを蝕んでいます。いったい、私はあと何年、この放射能汚染の中を生き延びていけるのか・・。

それでも今、私は生きていて、今日も一人また一人へと平和の種(私にとって今一番の希望の種がNVC)を渡すことができました。

今日も生きている。
たぶん、明日も。

最近、よく言うのは「みんな、死ぬまでは生きているから、大丈夫」。

そう。

人は例外なく死ぬ。
いつかはわからない。
それまでは生きている。

生きている間に、体や心や頭を使って、私が実現したい大切なニーズ(平和や愛)を満たすように生きる。毎日、毎日、一瞬、一瞬、一人一人に。それは私自身から始まり、私が出会う人たちとのつながりの中で創造されていくのだ〜。

なんだか、勇気と元気があふれてくる。

まだ学びの途上にある私から、NVCの種を受け取ってくれたあなたに、心から感謝しています。私の希望のニーズが満たされました。ありがとうございます。

2月に私のNVCの先生(リーダーシッププログラムの講師の一人)のロクシーさんが来日してNVCを教えてくれます。このチャンスをどうかお見逃しなく(1月28日現在、残席12です)。
http://nvcworkshopsinjapan.blogspot.com/




*読んでくださって、ありがとうございます。あなたの応援がブログを書く励みになりますので、下の緑のボタンをクリックしてくださるとうれしいです。

0 件のコメント: