2011/11/05

夫や自分の子どもに腹が立つ!からこそNVCを学ぶ

我が子も10歳と11歳になり、口が達者で(誰に似た?)、ときどき刃物のような言葉をもらうようになりました。打たれ強い(?)私も、我が子の一撃には打ちのめされたり、腹が立ったりします。ときどきではなくて、最近はしょっちゅうかもしれない。

それでNVC(非暴力コミュニケーション)がどれぐらい役に立っているか、というと、かなり役に立っています。子どもたちとの口論は減らないけれど、私が受けるショックがNVCの耳(相手への共感を持つこと=相手の気持ちとニーズを想像していみる)で聞いてみたり、自分自身に共感を与える(つまり、何のニーズが満たされていないのかを探る)ことで、和らいでいます。また、心が乱れた状態から平安に戻るまでの時間が、だいぶ短くなりました。

今日は一日中、庭仕事の合間にマーシャル・ローゼンバーグの「怒りについて」のお話(ワークショップの収録)を聞いていました。一通りNVCのことは習ってはいても、「言うは易し、行うは難し」なので、豊富な事例で次々と共感を与えて相手の心を溶かしてしまうマーシャルに感嘆するばかり。そして、彼のユーモアには脱帽です。

私はこのNVCという新しい概念・言葉を学ぶのに、すごく苦労をしているので、たぶん、良い先生になれると思います。もともと言葉が暴力的(しかも言葉遣いも乱暴)だったので、「使用前と使用後」もかなり大きく変化していると思います。

YumiのJPG

ということで、今日は我が家で一人、ポッドキャストをしました。あとでアップしますので聞いてみてください。写真は朝日がちょうど天窓から指してきたときにマックについているカメラで録りました。
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<来年1月のお知らせ>
原村、愛知、札幌、余市でNVCやローフードのワークショップやリトリートが決定しています。まずは詳細が決まった愛知の安藤さんからのメールを転載します。

☆☆☆共感のコミュニケーションワークショップ開催のご案内☆☆☆

~もっと自分とつながり、人と本音でつながれるコミュニケーションを学びませんか?~

アメリカで2年間、NVC(非暴力コミュニケーション※)を学んでいるきくちゆみさんが豊田にやってきます!!
3・11で目覚めたみなさま、自分自身のニーズを知り、能動的に生きるために、平和的なコミュニケーションを身につけましょう。
ゆみさんは「NVCに出会って、やっと希望が持てた」と言っています。
親子で夫婦で友達仲間で職場で、このコミュニケーションが役立ちます!

とき: 2012年1月18日(水)10時~16時
場所:Macro Village(マクロビレッジ)、大広間
(豊田市坂上町重石4番地)
参加費:5500円~1万円のスライディングスケール
※スライディングスケールとは、経済的に貢献できる方が喜んで多くを提供して下さることを信頼した参加費システム。

※同室託児を予定しています。子連れのお母さんお父さんも大歓迎です。

申込み・問い合わせ:ungromekiki@piano.ocn.ne.jp 080-3226-2223(安藤)
※件名に1月18日と入れて下さい。

※非暴力コミュニケーションとは、ガンジー、マザーテレサ、キング牧師らのコミュニケーションの力を研究し、マーシャルローゼンバーグ氏が体系化したもの。


講師、きくちゆみさんについて。
東京下町生まれ。お茶の水女子大学卒業。マスコミ、金融界を経て90年より環境問題の解決をライフワークとする。環境と平和をテーマに書き、訳し、話し、企画する。9・11事件をきっかけに「グローバルピースキャンペーン」を立ち上げ、米紙への意見広告やハリウッドのビルボードを実現し、『戦争中毒』を翻訳、『テロリストは誰?』『911の嘘をくずせ』『ZERO:9/11の虚構』などの日本語版を制作。著書に『バタフライ』『地球を愛して生きる』『ハーモニクスライフ 自然派生活のすすめ』他。NVCを学び、共有するために2010年と2011年のアメリカのBay NVC Leadership Program(LP)に参加している。
ブログ http://kikuchiyumi.blogspot.com  

主催:あいちエコピースデザイン(自称、無敵な3人組)
・斉藤美紀 「勇気づけの子育て 陽だまりの会」代表。子育て支援、人権問題を得意とする。「CAP、STEP、性教育」を広める活動をしている。
・安藤さち子 平和の文化をはぐくむ場づくりを目指すファシリテーター。平和、非戦、非暴力がキーワード。
ブログ「目利き屋アンダーグラウンド
・中根桂子 おもちゃ屋「バンビーノバンビーナ」オーナー。プレーパーク世話人、「green maman」メンバー。今や日本を代表するブロガーの一人。ブログ「バンビの独り言

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2 件のコメント:

フクヤン さんのコメント...

今日、TPP反対のデモに行ってきました。そして、先ほど、経済産業省のHPで、「九州電力の玄海原発再稼動」に対して断固たる措置を取るように、枝野経済産業大臣に要求する文章を書きこみました。その際、論理的だけれでもかなり暴力的な言葉を使ってしまいました。今、NVCについてのユーチューブを聴いて、自分のニーズも「(放射能に対する)安全」であることに気付きました。そして枝野大臣のニーズも想像する必要があったと思っています。NVCの本はまだ読みかけですが、今後、近しい人との問題解決だけではなく、権力側(NVCに反する言葉だとは思いますが)の人との問題解決にも応用しようと思います。ユーチューブで語られているように非常に長い時間がかかるでしょうが。

Yumi Kikuchi さんのコメント...

自分の言葉を表現するとき、もし相手に聞いてほしいのでしたら、なるべく観察の言葉を使い(ジャッジしないで)相手のニーズを想像したほうが、伝えたいことが伝わるとは思います。確かに「権力者」は敵のように見えます。NVCの目指すところは、敵を持たずに生きる、ということです。「エネミーイメージをなくす」というワークがすごくパワフルですよ。今度、ハワイ島でフランソワ・ボーソレイユさんが教えてくれるので、また来ませんか?来年2月2日から3泊4日です。