2014/06/21

カリフォルニア州都サクラメントから

集団的自衛権を認めるということは、米国と一緒に戦争する国になるということ。イラク、アフガン戦争では集団的自衛権を認めた米国以外の国々の兵士が1200人も亡くなっています。何の大義もなかったベトナム戦争では、米国と一緒に戦った韓国軍の若者が32万人も亡くなっています。私たちを代表しない一部の人の解釈で日本が戦争をする国になって良いのでしょうか。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/150913/1

今一度、『戦争中毒』を若い人たちに読んでほしいです。
http://atw.globalpeace.jp

さて、私は今、サクラメントというカリフォルニア州の州都に来ています。ここで行われたRasur Foundation主催のBe Peaceの認定トレーニングを受け、来週1週間は同じくRasur Foundation主催のファミリーキャンプに参加するためにやってきました。

この町の40キロ南東にかつてランチョセコ原発がありました。住民が投票で止めた原発です。
http://homepage3.nifty.com/morrio/back2/plate/sacra.html

元は田んぼだったであろう場所に、今は太陽光発電のパネルや風力発電の風車がずらりと並んでいます。

明日はガイガーカウンターを持って、ランチョセコ原発まで行ってきます。サクラメントといえば、SMUD(サクラメント市営電力局)のディマンド・サイド・マネージメントが有名ですが、彼らが先進的になったのは、原発を止める決定をした後、足りない電力を賄うために市民の協力を得てさまざまな工夫をしたからです。

たとえば(上記HPからの引用):

(1)古いエアコン、冷蔵庫を省電力製品にするための普及・開発キャンペーンを実施した。省電力に協力した消費者に対する還元サービスを実施した。(低所得者には無償で交換)。
(2)オフィス、家庭で使われている白熱灯を、蛍光灯に大量に切り替えた。
(3)温度分布を検知できる赤外線カメラを積んだヘリコプターを市の上空に飛ばし、各建物の温度分布を調べた。熱が大きく漏れている所には、改善を要求した。
(4)熱漏れを防ぐために目張り、断熱材、二重窓などの措置を促した。
(5)自然エネルギーを推進、風力発電、太陽熱温水器、またピーク時の電力消費を減らすため太陽光発電導入を奨励し、補助をした。
(6)「緑のカーテン」を作るため家庭、街の植樹も行い、ヒートアイランド現象を抑制し、消費量が最高となる、夏の昼のピーク消費電力を少なくした。

ーー引用ここまで。

日本も、原発をこのまま止めると決めれば、同様の取り組みができるはずです。
今は最大の危機ですが、同時に最大のチャンスでもあります。


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