2014/06/05

NVCリーダーシッププログラム4日目(前半終了)

今日で4日目で早くも前半が終了しました。LPのリトリートの時間割は長く続いているだけによく考えられていて参考になるので、記録しておきます。

8時から 朝食
8時45分 家族タイム(子どもたちと外でカラダを使ったゲームなどをする)
9時から コミュニティタイム:悼みとお祝い、リメンバリング、アナウンス(共感グループを創る、ロジスティクス)
9時45分から10時55分 セッション1(70分)
10時55分から11時10分 休憩15分(スナック)
11時10分から12時30分 セッション2(80分)
12時半から1時半 ランチ(1時間)
1時45分から3時 共感グループ(75分)
3時から4時半 休憩(90分)
4時半から6時 セッション3(90分)
6時から7時 ディナー(1時間)
7時15分から8時45分 セッション4(90分)
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今日は朝は太鼓のリズムに合わせながらジョシュア(キッズプログラムのリーダー)の言った動物や虫や鳥になって躍りました。くま、鹿、ハミングバード、亀、トラ、蝶などいろいろな生き物になりました。

次は2人組でマッドサイエンティストゲーム。一人がサイエンティスト、もう一人がロボット役。頭を叩くとロボットが動き、もう一度叩く止まります。ロボットは真っすぐにしか歩けないので、サイエンティストが止めたり、方向を変えたりして、他のロボットとぶつからないようにします。すぐに別のロボット(たくさんいる)にぶつかってしまうので(そのときのロボットの仕草がおかしい)、笑いながらやりました。

今日の第1セッションはフランソワがNVCのシェアを妨げていることについてワークしました。まず始めに、お金も時間も十分な余裕があるときの理想の1週間(NVCを教えることに関して)がどんな感じか、内容(どこで誰に何をどんな風にシェアしているか)を書きます。私は大好きなジャバオンザロックでNVCの分かち合いをし、金曜日はその週に学んだことをポッドキャストで放送し、週末はリトリートをしている、と書き、2人組になって書いたことを言い合います。

次に、理想を妨げている気づいている恐れのは何かを書きます。私の場合は、
1)教えるのに十分な技術がない
2)英語が十分に話せない
3)私の価値を認める人がいない
と、自分のコアビリーフ(I am not good enough)がまた出てきました(昨日の夜、エドから魔法の3つの言葉をもらったのにね)

その次は潜在意識にある(気づいていない)恐れをさぐるのですが、それを見つけるには、もし理想が実現してしまったら失ってしまうものは何か、と考えると良いそうです。

私の場合は、家族(子ども)との時間、と出てきました。NVCではどちらか一つを選ぶのではなく、理想に向かいつつ、家族との時間も持つためにできること(両方を実現する)を考えます。

私の答は「子どもたちともNVCをシェアする」が出てきました。

自分が信じ込んでいる恐れ(障害、妨害していること)を持つことで満たしているニーズ、その恐れ(障害物)がなければどんな(違うことを)やっているか(what would you do differently)を書きます。

ファミリーシステムからの学び:子どもは親への愛を示すために親と同じことをする(それがニーズを満たさなくても)。これから解放されるために言う言葉:「お父さん(お母さん)、愛しています」「それはお父さんのものです。私のものではありません」「私は自分自身で決定をします」

最初の一歩を始めるためにやる具体的なことを書く:(私の場合)コナの友達ひとりにカフェでNVCを1時間シェアしたいと誘ってみる。

セッション2はロクシーのNVCと多様性。性別や人種などの多様性についてどんな気づきが必要かを学びました。自分の言動によって誰かが傷ついたとき、「そんなつもりじゃなかった」と弁解しがちですが(私はたいてい弁解しています。それは誤解だ、とか)、まずは相手の痛みに気づき共感します。正しい/間違っている(誤解も)は関係なく、今目の前の人が苦しんでいること、悲しんでいること、そして大切な何か(ニーズ)が損なわれたことを先に表現します。十分に共感を与えることができたら、相手の合意を得てから自分の意図について言います(相手が聞きたくない時は、言わない)。

この部分が私にとっては最大の学びでした。

ランチの後はオファリングといって、参加者がファシリテーターとなります。ファシリをしない人(私も)の役割はそれに参加し、NVCの観察を使ったフィードバックをすること。

私はカナダから来たミッチーのオファリングに参加し、システム(政治、司法、医療、教育、軍隊、など)に対して持っている怒りや痛みを使い、昨日習った「悼み/癒し/和解」のプロセスをやりました。これは私の仕事ですぐに役立つ(使える)と思いました。

私はペアになった相手に「日本の原子力産業」のロールプレイをしてもらって、十分にキリンの耳で私の痛みや怒りを聞いてもらった後、相手の感情やニーズを探ります。日本の原子力産業の取る行動(方法)には同意はできませんが、秩序や持続可能性のニーズに共感することはできました。次に彼らにメールを送るときに、覚えていたいです。

今日は夜のセッションがお休みで、過半数の参加者が町に出かけたり、温泉に行ったりしました。私も温泉に行きたかったのですが、電話会議があって抜けられませんでした。

ここにいると中味が濃くて濃くてあっという間に一日が終わりますが、同時に参加者のみんなとは旧知の仲のような感じもします。今日はディナーのとき残った参加者ととても面白い話や深い話ができました。つながりや仲間、共感、サポートのニーズが満たされてありがたいです。だからLPには毎年参加したいのよね〜。

今年は12月5日から14日までCNVC主催ののIIT(国際集中トレーニング)が日本(長野県)で行われます。これにも参加できるよう、私は今からスケジュールを調整しています。日本でIITが行われるのは初めて。ロクシーを含む6人のトレーナー(超贅沢&豪華!)が来日して9泊10日でみっちりNVCを教えてくれるまたとないチャンスなので、ぜひご参加下さい。NVCの意識を生きるというのはどういうことか、国際的な環境の中で学び体験できると思います。

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