2005/07/15

小貫大輔さんが鴨川にやってくる

来週、7月21日(木)にシュタイナー教育の実践者として世界的に活躍する小貫大輔さんが、鴨川の我が家にやってきます。私たちは学生時代に大学生向けのフリーペーパーの編集に関わっていたときからの友達で、以来、それぞれの道を歩んできたのが、ここにきて、また道が合流しています。

突然の彼からのメールは、「今日本に戻っています。ブラジルに日本の憲法9条を反映させたいんだけど、相談にのってくれる?」というものでした。ご存知のとおり、今の日本政府の大半は改憲派でその焦点は自衛隊を軍隊として認め、自衛権を明記する、つまり、戦争ができる普通の国にしよう、ということ。今でももちろん、憲法は守られていない(自衛隊が戦闘地域のイラクに今もいる)けれど、だから憲法を変えようというのには、私は賛成しません。少なくとも、これまで日本の自衛隊が60年間(イラクでも)人殺しをしていないのは、憲法9条の歯止めがあるからで、これを取り除いて現実に合わせていったら、どんどん暴力(武力)が肯定され、エスカレートしていくでしょう。

日本の憲法は目指す理想であり、平和を求める世界中の人々の目標でもあります。今は現実と乖離しているからこそ、憲法を目標にして現実を改善していけばいい。この歯止めを外したら、今でもアジアの嫌われ者である日本がさらに信頼を失い、アジアでの商売も旅行もしにくくなるでしょう。もちろん、改憲の圧力はアメリカからきています。アメリカの手足になって戦争のサポートをすることは、国際貢献ではありません。日本には日本にしかできない国際貢献があり、それは人道支援や環境保全の分野でしょう。

小貫さんが、日本の憲法をブラジルに伝えようとしてくれていることを、とてもうれしく思います。彼は「お国のためにいのちを投げ出す」教育を目指している、教育基本法の改悪にも、反対し、発言をしています。その辺の話も聞けたらうれしいです。せっかくのチャンスなので、みんなで小貫さんの話を聞く場を設定しました。興味のある方は子連れでご参加ください。

*小貫大輔さんの講演会
7月21日(木) 2−4時まで 鴨川市吉尾公民館/和室  
参加費:1000円+500アワ、または1500円
http://www.forum3.com/projects/alt/column/thread001/

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