2006/03/31

Tokyo Journalの記事、了承を得てアップします

Tokyo Journalのみなさま、どうもありがとうございます。あの記事のインターネットへの全文掲載を承諾してくれました。

Tokyo Journal JPG

世界中の人がこれで、「Tokyo Journal」を読むことができます。どうぞ、英語を読むお友達がいましたら、このサイトをお伝えくださるとうれしいです。Tokyo Journalはお近くの書店で買えますので、どうぞアメリカの友人がいる方は1冊買ってプレゼントしてください(勇気のあるTokyo Journalを応援しよう!)ね。

さて、2日続けてCNNが911を取り上げたことをこのブログでお伝えしましたが、その後、CNNのトップに圧力がかかり、Showbiz Tonightで(そしておそらく他のCNNの番組でも)もう続きはできなくなってしまった、とのこと。うーん。やっぱりねえ。まだまだアメリカは戦時下で、大変!なのです。
http://www.infowars.com/articles/sept11/asner_on_cnn.htm

アメリカだけじゃない。読売新聞の911関連の最近の記事もひどかったしなあ。米国政府発表を完全に信じていなくっちゃ、あんな記事かけないものね。チャーリーシーンの爆弾発言で真相がばれそうになったので、それを打ち消す大ニュースがねつ造されたとしか思えません。と、思ったら、千早から以下の投稿が(長いですが、大切なのでそのまま掲載します):
===
9・11関連で唯一逮捕されたザカリアス・ムサウィの裁判が今行われています。数日前には「アル・カイダ担当者を含む数名のFBIの捜査員が検察側の証人として出廷したが、検察側にとって好ましくない証言をした」という記事がありました。

Legal Affairs
FBI Agents Prove Helpful to Moussaoui Defense
Morning Edition, March 22, 2006
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=5294132

曰く、「逮捕された当時ムサウィが9・11の計画について正直に話していたら、あの悲劇は防げただろう?」という検察の質問に、証人は"NO"(そうはならなかった)と答え、逆に「アルカイダのテロについて何度も上司に警告したのに、まったく聞き入れられなかった」という、権力者側に非常に都合の悪い証言をしたのです。

ところが、おととい(28日)のTVニュースを見て私は驚きました。ムサウィ自身が「ハイジャックする予定だった5機目のパイロットに、自分がなるはずだった」と“新たな筋書き”を延べ、ホワイト・ハウスを狙うという命令はオサマ・ビン・ラディンから来たものだと証言したからです。
(読売が取り上げたのはこのこと/注: ゆみ)

随分前ですが、「ムサウィは『自分は有罪だ』とは認めたものの、それは飽くまでも9・11とは別の、同年10月に行われる予定だったテロ行為についてであって、9・11には全く関与していない」という主張を聞きました。それでこの突如出てきた「9・11当日の5機目のパイロット」説に胡散臭いものを感じて、英文BCCで「検察側と何らかの取り引きをしたのかもしれないし、MKウルトラなどを考慮すれば、催眠状態などに置かれての証言だったかもしれない」と書いて、私の英文リストに流しました。

●「スタン・ベルトをつけていた」!?

そのとき私は「いずれにせよ、チャーリー・シーンの発言で活気付いた『9・11の真実を求める動き』に水を差す“大ニュース”が必要だった者たちの策略だろう」と思ったのです。そして昨夜、阿修羅さんの掲示板で

Re: ムサウィ被告は”スタンベルト”を装着させられていた?
(米国TV,MSNBC)
http://www.asyura2.com/0601/war79/msg/806.html
投稿者 Berlin 日時 2006 年 3 月 29 日 02:17:58: QU.acolGxXTCA

という投稿をみつけました。なんとNBC・TVがこの裁判経過報告中、リポーターのピート・ウィリアムズが「ムサウィはスタン・ベルトをつけていた」と、口を滑らせたのです。そのレポート映像↓(英語)
http://total911.info/zacmstun.wmv

スタン・ベルト(stun belt)とは囚人などに着用させて、態度が悪いときに弱い電気ショックを与えて矯正させるための道具です。でもそのニュース映像を見聞きしていたら、単純に「スタン・ベルトのせいだけで、そういう証言をした」とは思えなくなりました。原文と訳をちょっと書き留めてみます。

Moussaoui: I was supposed to fly 5th plane into White House on9/11
ムサウィ: 私は9・11に5機目の飛行機を飛ばし、ホワイト・ハウスに突っ込むはずでした

というニュース報道から

Pete Williams: And in fact Moussaoui said today, a couple of things, No.1 he said it is OK to lie, because when you are in a war, "deceit is war," quoted Mohammed, although he did say he's not lying today. And secondly he also said today that he did not, when he came here to the United States, know what the other parts of the plan were...that there were only two targets, the World Trade Center and the White House, he wasn't very clear on the details. And he also admitted that he was in a bit of a tussle with Al Qaeda leadership, that.. he was in the plot and out of it and back into it, so that's the big quesion. Was he in it or was he just a wanna-be.

ピート・ウィリアムズ(裁判所前): ムサウィは今日、ふたつのことを言いました。まず第一は「戦争しているときは嘘をついても構わない。モハメッドの言葉『戦争は騙すこと』を引用して、『でも今日は嘘をつかない』とも。それからふたつ目は、米国に来たときに(テロ)計画の他の部分を知らなかったと。標的はWTCとホワイト・ハウスで、でもそれ以外詳細は知らなかったのです。それから彼は、自分がアルカイダの指導者と喧嘩していたことを認めました。つまり、彼はこの企みに参加していたと思ったら抜けて、抜けたと思ったらまた加わってと。だからこれは大きな疑問です。彼は本当に一味だったのか、それともただの(テロ)志願者にすぎなかったのか。
(引用&訳、終わり)

ホストのダン・エイブラムズがそこで、ムサウィの法廷での態度について質問しました。「これまで何度も弁護士を首にしたり、法廷で怒りを爆発させて判事に食って掛かっては何度も退廷させられたりと言われてきたムサウィは、今日はちゃんと質問に答えたりしていたようですが、どうでしたか?」と。それに答えてウィリアムズは、いつものそういった爆発は全然見られず、おとなしかったという話を始め、スタン・ベルトに言及します。

Pete Williams: ...he was very docile today. Now I'm speculating here but I, I think...you know, we believe that he was wearing one of those stun belts and it's maybe that he was very worried about doing anything that would cause the marshals to press that button, understandablly so. But for whatever reason you're right he acted like any other witness, he was very methodical. And it was the contrast between this extreme hatred and preparation to hijack planes on one hand, and he was very placid demeanor on the other.

Dan Abrams: A stun belt? (Did)He literally have

Pete Williams: Yes, ah...

Dan Abrams: something around his waist that they can push a button and it, it...

Pete Williams: ......Well...... As you know, these are sometimes used in the courts And we're not positive about this. He's wearing a prison jump suit, you can't see what's under it. But some previous court documents had led us to speculate that he
might be wearing one. Again I'm not certain about this. But another piece of evidence that would suggest he was is when, when the jury selection started and he would stand up and say he's Al Qaeda, the judge would have him led out of the courtroom and each time he would put his hands on his head and say, "Hey, look I'm not doing anything threatening" which suggests he was trying to say you know, "Don't zap me, I'm behaving myself."

ウィリアムズ: ......彼は今日、とてもおとなしかったです。ここで私の推測なんですが、私は、つまり私たちはムサウィが例のスタン・ベルトを装着していたと思って(believe)います。ですから彼は、執行官にボタンを押されるような行動を取らないようにと、とても不安だったのではないか、当然ですが。しかし理由が何だったにせよ、あなたのおっしゃる通りで彼は他の証人同様に振る舞って、とても整然としていました。そしてこの“極端な嫌悪と、飛行機をハイジャックする準備”というのが一方にあって、その反面彼が非常に穏やかな態度でいたというのが対照的でした。

ダン・エイブラムズ(スタジオ): スタン・ベルトですって? 彼が実際にそういうものを......

ウィリアムズ: はい、えぇ......

エイブラムズ: 腰のまわりにつけて、(執行官が)ボタンを押したら、それが......

ウィリアムズ: ......あのォ、......ご承知の様に、スタン・ベルトは法廷で時々使われています。それに私たちは確信を持っているわけではありません。ムサウィは囚人服のジャンプスーツを着ていますから、その下に何を着ているかは見えませんので。しかし過去の法廷文書を見ると、彼がベルトをつけていると思われるようなことが書いてあるのです。再度言いますが、確信はありません。でももうひとつ、つけていただろうと思わされることがあって。というのも、陪審選任手続きが始まったときにムサウィが立ち上がって「俺はアル・カイダだ」と言っては判事が彼を退廷させていたんですが、そのたびに彼は両手を頭の上に乗せて「おい、俺は何にも威嚇するようなことはしてないぞ」って言うんです。それは彼が、おわかりでしょうが「一発食らわさないでよ、ちゃんとおとなしくしてるんだから」と言わんとしてるということです。
(引用&訳、終わり)

アメリカの法廷ではスタン・ベルトが使われているという事実を全然「ご承知」ではなかったので、私はまずそこにビックリしました。(@_@;)
 アメリカには「極楽のような刑務所がある」という批判的な声も聞きますが、その反面こういうことをやっている。たとえ犯罪の容疑者であろうと「人間扱いをしないから、人間らしく振る舞わなくなるのではないか」という気もするのです。

●現実と、妄想の世界と

それはさておき、気になったのはウィリアムズが述べた、「彼は本当に一味だったのか、それともただの(テロ)志願者にすぎなかったのか」という「大きな疑問」です。

そこで数年前に読んだ米PBS、"News Hour"の記事を思い出して引っ張り出してみました。
#まだ残っているところがエライ!>PBS。

July 18, 2002, 4:30pm EDT
JUDGE REJECTS GUILTY PLEA IN MOUSSAOUI CASE
http://www.pbs.org/newshour/updates/moussaoui_07-18-02.html

そこには「ムサウィが罪状認否で有罪と認めたのに、判事がそれを拒否した」と書かれています。ムサウィは自らを有罪と認め、彼を死刑にしようとする政府と闘いたいと述べたそうです。そして、有罪だと申し立てれば裁判は必要なくなるとも書かれています。

またムサウィが「俺はアル・カイダのメンバーだ。オサマ・ビン・ラディンに忠誠を誓っている」と発言した際、地裁判事リオーニ・ブリンクマは「あなたの言うことが、あなたに不利に使われるかもしれませんよ」と警
告したそうです。弁護士を解雇したり自分に不利になる発言をするという理解に苦しむ行動を見て、判事は再度の精神鑑定を命じます。

その結果は? コロンビア大学医学部の臨床心理学者でムサウィの公選弁護人のアドヴァイザー、ザヴィエール・アマドー博士が「ムサウィは片足を現実世界に、もう一方を妄想的世界に突っ込んでいる。その結果しっか
り現実と繋がっていると見えることもあれば、精神病的な妄想を示すこともある」と判定したとあります。

この記事はその他、「最高裁の裁定は先月、判事ではなくて陪審員のみが死刑判決を下せるとした」ことや、「最新の申し立ては、結果的に一人以上の人間を死に至らしめると知りつつ、ムサウィは9・11の攻撃計画に手を
貸したと延べている。この起訴状はまた、相当な計画と熟考ののちにムサウィが著しく悪質、残酷かつ邪悪な犯罪を犯したと断言している」ことを伝えていました。

この起訴状の記述は、上述のNBCの報道が伝える内容と大きく食い違っているように見えます。テロ計画については詳細を知らず(これは「偽証だ」とも言えるでしょうが)、実際には誰一人殺していない=犯罪に関わるつもりだったとしても、犯行を犯す前に逮捕されてしまったわけですから。

●母親の訴え

ムサウィに「精神病的な妄想」が見られた原因かどうかはわかりませんが、同じくPBSの"News Hour"がムサウィの母親をインタビューした記事で

MOTHER OF SEPT. 11 SUSPECT
June 21, 2002
http://www.pbs.org/newshour/bb/terrorism/jan-june02/moussaoui_6-21.html

居住している南仏から面会に来た彼女は「9・11で亡くなった方たちには本当にお気の毒です」と前置きして、次のような話をしています。

・息子はアラブ人で、たまたま飛行機の操縦を習っていた。だから(真犯人の)身代わりに逮捕されたのだろう
・検察側は、大した事実=有罪に出来る証拠を持っていないようだ
・息子は9・11には全く関わりがないと言っている。私には嘘をつかない子だし、そう断言する息子を私は信じている
・アメリカの法廷や政府に、息子を死刑にするというのならどうか(彼が死刑に値するという)事実をひとつ、ひとつ証明してほしい
・息子はちゃんと教育を受けてはいるが、公選弁護人を解雇して自分で自分の弁護をするなど、とても出来るはずがない
・息子はずっと拘留され、(この2002年6月の時点で)もう9ヶ月も外界と切り離されてしまっている。よく食べられないし、頭の上で24時間電気がついているから眠れない。誰にも会っていない
・息子に与えられる情報は、裁く側が息子に知らせたいと思うような一方的なものばかりで、それ以外は息子の耳に入っていない
・4月に行った供述も、息子にはとても不利なものだった
・それは息子がひどい状況下にあるからではないか。息子は自分を取り戻すことも出来ずにいる。まるで罠にかかった動物のようだ
・食もなく、眠れず、誰にも会えずにいて精神的に参らない人がいるだろうか?
・公選弁護人たちは優秀でいい仕事をしていると思うのに、息子がどうして「ひどい弁護士だ」と言うのかわからない
・それはきっと、誰かが間違った情報を伝えているからではないのだろうか
・(「4月の供述書で米国やユダヤ人およびイスラエルの破滅をアラーに祈ったとあるが、そうした彼らへの憎しみはどこから来ているのか?」というインタビュアーの質問に)息子の苦悩が原因だと思う。ひどく苦しんでいると、間違った考えが出てくるのだろう
・もうひとつは息子の中にある深い怒り。人種差別が原因で自分の進みたい道に行けなかったフランスでの経験や、父親が不在だったことも怒りの原因だと思う
・しかし私は子供たちに神の愛を教え、人種や宗教が違っても、それが人の優劣を決めたりはしないと教えてきた

アフガン爆撃と相前後して拘束され、証拠も起訴も何もなく、3年間ひどい拷問まで受けた挙句にグアンタナモから無罪放免となったエジプト系オーストラリア人のマムドゥー・ハビブや、今もグアンタナモで拘留され、始まる前から有罪が決まっている軍事裁判にかけられようとしているデイヴィッド・ヒックスの話を考慮すると、このムサウィが彼らと、また独房に入れられて有罪を認め、終身刑を食らった冤罪のマーティン・ブライアントとオーバー・ラップしてくるのです。

新たな精神鑑定の予定はないのでしょうか?
===
上記、千早さんからの情報でした。

911事件を違った角度からこの事件を検証してくれる本物のメディアはどこにあるのでしょうか。メディアがやらないなら、ここでやるしかないのかなあ。

2006/03/29

ジミー・ウォルター(Reopen911)とつながった!

アメリカの大富豪で「世界貿易センタービルの崩壊に爆薬を使っていないと証明した人に、百万ドルをあげます」と言っている人の話を以前にしましたね。その名は、ジミー・ウォルター。彼が立ち上げた「Reopen 911」の日本語サイトはこちら:
http://www.reopen911.jp/

Jimmy Walter JPG

ジミー・ウォルター

それから、あの日世界貿易センタービルで清掃人として働いていた男性が、地下で爆発音を聞き、怪我人を目撃し、そのあとビルが崩壊したと証言していることも、お伝えしたと思います。その名はウィリアム・ロドリゲス。彼はいのちを脅迫されながらも、9月11日の彼の体験を伝え続けている勇気ある人。

William Rodriguez JPG

ウィリアム・ロドリゲス

昨晩、ジミー・ウォルターとやっとお話ができました。そして、彼ら2人の今秋の来日がほぼ決定しました。(やったー!)。

今年は911事件から5周年。彼らの来日に合わせて、都内で911事件の真相究明国際会議をやるつもりです。近々実行委員会を立ち上げますので、関心のある方はDMでご連絡をください。準備は結構大変だと思いますので、スタッフになろうという方は覚悟?!してくださいね。

さて、今週日曜日にはスタングラス博士とローレン・モレさんの今回の来日最後の講演会があります。彼らは今日、六ヶ所村に入っています。日本人のこどもの乳歯中のストロンチウム90濃度のデータを持って。プルトニウム社会に歯止めをかけたいです。テレビでは報道されないでしょうから、みなさん、直接、お話を聞いてください。

六ヶ所村の再処理工場に関する私の意見は、グリーンピースと同じです。彼らのサイト、ためになりますので、みてね。

*止められるのは青森県知事です!メールを送ろう。
青森県知事へのアクション

[参考ページ]
再処理がいかに危険・ムダ・不経済であるかについて詳しくは、ここです。

グリーンピース・ジャパン 核・原子力問題ホーム

<スタングラス博士とローレン・モレさんの講演会の詳細>
日時:2006年4月2日(日)
 午後1時半から2時 記者会見(個別インタビュー希望者はお知らせください)
 午後2時から講演会 
場所:田町/キャンパスイノベーションセンター5階 
 JR山手線・京浜東北線 田町駅下車東口徒歩1分
 http://www.ccr.chiba-u.jp/forum/tamachi_l.jpg
 JR田町駅東口の右側の階段を降りてすぐの近代的な建物の5階。東京工業大学構内です。

テーマ:「戦場と核施設から世界に広がる被曝」
参加費:1000円(カンパを歓迎します)
講演者: アーネスト・スタングラス博士、ローレン・モレ
司会進行:きくちゆみ 通訳:森田玄、きくちゆみ 

プロフィール:
*スタングラス博士:
ピッツバーグ医科大学放射線科の放射線物理学名誉教授。1967年から同大学の放射線物理・工学研究所を指揮し、X線と放射線医療診断における放射線量を低減させる新しい投影技術の開発をした。さらに、放射性降下物と原子炉核廃棄物による人間の健康に対する広範囲な医学的影響調査研究を行い、その結果をアメリカ議会で発表している。現在は、ニューヨークの非営利団体である放射線と公共健康プロジェクトの科学ディレクター。

著書に『低レベル放射能』『隠された放射性降下物』『ビッグバン以前』など。
“Secret Fallout: Low Level Radiation From Hiroshima to Three Mile Island”
(邦題:『赤ん坊をおそう放射能−ヒロシマからスリーマイルまで−』)1982年
“Before the Big Bang: The Origins of the Universe”(ビッグバン以前‐宇宙の起源)
共著 “The Enemy Within” (邦訳:『内部の敵』肥田舜太郎ら訳)1997年
“Secret Fallout”(邦題:『死に過ぎた赤ん坊』肥田舜太郎訳)1981年

「核の目撃者たちー内部からの原子力批判」レスリー・J・フリーマン著、中川保雄・中川慶子訳 (1983年、筑摩書房、原題:NUCLEAR WITNESS:Insider Speak Out) の中に、スタングラス博士の活動の紹介文があります。ぜひご一読を。

*ローレン・モレ:
地質学者。元ローレンス・リバモア核兵器研究所研究員。現在は「先住民族のための科学者」代表、カリフォルニア・バークレー市環境委員。また乳歯の中のストロンチウムの調査で、スターングラス博士の共同研究者。

2006/03/26

CNNでついに911事件の真相に迫るか

大騒ぎのアメリカの様子を伝えたくて、号外です。

Alex Jones JPG

アレックス・ジョーンズ

今、アメリカですごいことが起きています。昨日、私の英語と日本語のブログとポッドキャストでもお知らせしましたが、引き続き今日もハリウッドの大俳優・チャーリー・シーンのインタビューと彼をインタビューしたアレックス・ジョーンズのインタビューが放映されたのです。「911事件の真相をアメリカ政府が隠蔽している」さらに、「アメリカ政府自身がやったと思う」とまで明言したのです(その結果、彼はもう脅迫を受けているそうです)。

こういう発言をする人はこれまでもたくさんいましたが、米国メディアから閉め出され、これまで日の目を見ることはありませんでした。テレビの人気アンカーなどでも職を失った人が大勢いました。911以降のアメリカはまるでファシスト国家のようで、911事件の真相究明に取り組む仲間たちとの間では「ともかく草の根で、オルターナティブメディアを使ってやり続けるしかないね」と覚悟を決めていました。

それがここにきて(あれから4年以上もたって)やっとCNNの人気番組「Showbiz Tonight」が真正面から取り上げた。何がそうさせたのかはわかりませんが、チャーリー・シーンとこの番組関係者の勇気に、拍手を送ります。日本のメディアもがんばれ!これを翻訳してそのまま生放送すべきだと思うんだけど(CNNと近いテレビ局はどこ?日本でも放映されました?)

Charlie Sheen JPG

チャーリー・シーン

チャーリーのインタビューはこちらでご覧いただけます。

このサイトの左側で今も投票やっている(チャーリーの「アメリカ政府が911事件の真相を隠蔽した」という意見に賛成?反対?)ので、良かったら投票してみてください

81%もの人が「yes」に投票しているんです。アメリカ人もやっと気がついたのかしら。本当のテロリストは、自分の政府だ、と。チャーリーは911事件の公式発表には疑問がある、と言って、私たちが『911ボーイングを捜せ』を翻訳して以来、ずっと問い続けている同じ質問をしています。
*911ボーイングを探せ http://www.wa3w.com/911

1、世界貿易センタービルの崩壊は飛行機の激突によっては起こりえない。事前に爆発物をしかけられていたのではないか。まるでビル解体爆破のように崩壊したのはなぜか?
2、飛行機が突っ込んでもいない第7ビルが何で崩壊したのか?
3、どうやって数時間の小型飛行機の訓練を受けただけのアマチュア操縦士が、ペンタゴンをあんな風に攻撃できたのか。とても信じられない。
4、どうしてアラブのテロリストが、米国の世界一の防衛体制をくぐり抜け、作戦に成功したのか。どうしてスクランブル発進がすぐになかったのか?
5、ペンタゴンに突っ込んだのが本当に民間旅客機だというなら、映像を見せろ
などなど。

2日続けてCNNがこれまでの常識を覆す報道をするなんて、一体、何があったのでしょう。イタリアで911事件の真相究明をしている人からは、「彼ら(本当の権力者)がブッシュ大統領を捨てることに決めたんだろう。だから本当の戦いはこれからさ」とのメールが早速届いています。そうかもしれません。ブッシュ大統領は本丸ではありません。彼はあくまでも、本当の権力者の操り人形に過ぎません。

チャーリー・シーンをインタビューしたのは、早くから911事件を追い続けているアレックス・ジョーンズ。スタンリー・ヒルトン弁護士(911事件の遺族の代理人として米国政府を訴えていた)のことで、以前私もメルマガに書きましたので、記憶にある方もいるでしょう。

Prison Planet GIF

CNNで放映されたアレックスのインタビューはこちら
彼のことを「fringe (周辺の、メジャーじゃない、泡沫な、という意味)journalist」と紹介していたけれど、いったい誰がそうしているのよ、と反論したくなりました。大切なことを流さない(で、くだらないことばかり流している)テレビのほうがいけないよ、と。でも、アレックスがCNNでインタビューされたことは、本当にうれしい。映像はこちらです。

次は日本での平和への結集について書きます。私は2007年の参議院選挙(その前の地方選挙などでも)で憲法9条を活かす(活憲派)候補者を党派を問わず結集させ、応援していくつもりです。現在、広く呼びかけ人や賛同人、会員を募集中です。
http://uniting-peace.net/

「対テロ戦争」の嘘を見破れなかった小泉政権(自公政権)の元で日本国憲法を改憲をさせてはだめです。もちろん、今の憲法が完璧だとは思ってないし、変えたいところもあるけれど、9条は変えさせない。

国家に戦争する権限を与えるとどうなるかは、大日本帝国やアメリカの歴史(『テロリストは誰?』)をよーく観てください。立花隆著『天皇と東大』がものすごく示唆に富んでいますので、ぜひご一読を。中丸薫さんの最新刊『この国を支配/管理する者たち』でも『911ボーイングを捜せ』と『テロリストは誰?』、そしてグローバルピースキャンペーンの公式サイトなどが紹介されています。この本も手にとってみてくださいね。

911事件に関しては私たちの英語サイトがとても充実していますので、ご覧下さい(外国のおともだち、お知り合いに教えてあげてね)。
Global Peace Campaign (English) 。 私の英語のBlogも見てください。

2006/03/25

♪ ブラボー、CNN&チャーリー・シーン!911がブレイクか ♪ - 19分23秒 - 4.5MB

PodCast GIF

今日のタイトルをクリックして、久々のポッドキャスト(ラジオ)も聞いてください。

CNN Logo GIF

ついにCNNがタブーを破りました。
http://www.wanttoknow.info/cnn911
グローバルピースキャンペーンの英語ページにもアップしましたので、ご覧下さい。
http://english.globalpeace.jp/
ついでに私の英語ブログをアメリカ人の友人にも教えてあげてくださ い。もうイタリアやフランスからコメントが届いています。
http://yumikikuchi.blogspot.com

ハリウッドの大物スターのチャーリー・シーンがついに911事件につ いて、政府の公式発表には疑問があると公言し、それがCNNで3 月22日に全米で放映されたのです。「世界貿易センタービルの破壊は 飛行機の激突によるものではなく、解体爆破によるものではないか、そ してペンタゴンに突っ込んだ飛行機が本当に民間機なら、その映像をみ せろ」と。(アマチュアの操縦士が公式発表にあるように急旋回して地 面すれすれに突っ込むことができると信じろっていうのか、とも言っていたぞ。かっこいい!)

やったぜ、チャーリー・シーン。お父さん(マーティン・シーン)もす ごいけど、息子もすごい。ついに腹をくくったのかな。お父さんのマーティン・シーンには ロスの反戦デモや平和集会などで、何度かお目にかかったことがありま す。マーティンは日本でも人気の「ザ・ホワイトハウス(West Wing)」の大統領役をしている人です。
これはロスの2月15日のデモで、彼も私も演説したときの舞台裏の写真。ちょっとミーハーな私。

Martin and Yumi JPG

マーティンは『戦争中毒』も応援してくれているんだ。うれしいなあ。

で、あなたはチャーリー・シーンの意見に賛成、反対?
http://edition.cnn.com/CNN/Programs/showbiz.tonight

私はもちろん賛成。今みてきたら、75%が賛成している。風が変わり始めたぞ。

日本でも平和の風を吹かせたい。そのことはまたこんど。

2006/03/22

対テロ戦争に終止符を!平和省プロジェクト発足

この写真を見て、イラクでの戦争が「テロとの戦いであり、イラクの人々を自由にするための戦争」という政府発表を信じることができるでしょうか。開戦から早3年。戦争の幼い犠牲者は、増えるばかり。日本では報道さえ殆どなく、イラクのことは忘れられようとしています。http://mparent7777.livejournal.com/7087732.html

こんな中、有志で暖めてきた平和省の運動がやっと「平和省プロジェクト」として発足しました。まだできたてで、メーリングリストが始まったばかりです。参加希望者は管理人まで自己紹介をして、ご参加を。各選挙区ごとに国会議員をロビーイングしていく活動が中心ですので、匿名参加はできません。metta@xpost.plala.or.jp

[アップデイト]911事件の世界的な重要性から、東京ジャーナルは親切にもその6ページ全文を一般に公開してくれました。その記事はここです。記事中のURLとウェブサイトはハイライトしてあります。

東京ジャーナルをサポートするために書店で買っていただけるとありがたいです。

***
911事件のほうは、だいぶ報道されるようになりました。このきっかけをつくってくれたベンジャミン・フルフォードさんに感謝。彼はこれからも外国人記者クラブで真相究明の会を続けるそうです。早く真実が公になり、対テロ戦争に終止符が打たれることを。

Tokyo Journal JPG

今月の東京ジャーナルの巻頭記事はなんと911事件。私も友人の今村和宏さんもインタビューされています。よかったら書店で手に取ってみてください。日本の英語雑誌で最も多く読まれているものの一つです。http://www.tokyo.to/

それから、こちらのハーモニクスライフセンターでの私たちの暮らしぶりが「ダヴィンチ」という雑誌でもマンガで紹介されました。こちらも書店などで観てくださいね。なかなかよく描けています。

平和省の次なるプロジェクトは4月29日に予定している「平和省プロジェクト キックオフコンサート」。平和省に賛同しているプロのミュージシャンがピアノ、ギター、歌で奏でます。ステキな1日をお届けしたいです。興味のある方はDMをくださいね。

ローレンさんとスタングラス博士の全国行脚も続いています。ローレンは私と一緒に本を書きたいのだそう。来日日程の最後にはここに来てその相談をします。どうなりますか。

2006/03/19

再び沖縄から

おとといから沖縄に来ています。昨日は玄さんと「ハーモニクスヒーリング」の一日ワークショップを金城さんの主催でやりました。その前日夜は、北谷のニライセンターで、ハート・オブ・アースの主催(西原千晶さんなど)で、ピースフィルムメドレーを上映しながら、およそ3時間にわたって、戦争と平和に関する最新情報をお話しました。どちらも少人数の会でしたが、中身の濃い、充実した時間でした。

今日はこれから那覇の沖縄産業支援センターで、イラストレーターで作家のはせくらみゆきさん、シンガーソングライターの阿部敏郎さんと対談にます。テーマは「地球と一緒に生きる」(私の最初の本と同じタイトル)。これは那覇市の環境政策課ゼロエミッション推進室が主催です。

私のことを行政側が招いてくれたのは、最近では千葉県の我孫子市がありますが、とても珍しいこと。推薦をしてくれたのは「アースの会」のエリーナ(山口えりこさん)。彼女の働きかけがこのように実現しました。平和や戦争の話が中心ではないですが、すべてつながっていること(戦争は最大の環境破壊です)なので、うまく伝えられたらいいなあ、と思います。

もし那覇市でこれを読んでいる人がいましたら、ぜひお出かけください。私は(私もあなたも)地球の一部であり、私(あなた)と地球はつながっている。つながりを取り戻す(ほんとうはつながっているんだけど)、がテーマです。

2006/03/14

911の陰謀を明らかにする記者会見

ベンジャミン・フルフォードさんが主催した外国特派員協会で行われた記者会見(というかディナー会見)に行ってきました。記者クラブのレストランを借り切ってのイベントでしたが、満杯で大盛況でした。よかったです。

Benjamin Fulford JPG

私たちが『911ボーイングを捜せ』を発表してからもう1年以上たちますが、まだまだ殆どの日本人はこの作品の存在さえ知りません。ベンジャミンが『週刊ポスト』に取り上げてくれて初めて、一般の日本人が知ることになり、やっとDVDが少し売れ始めたところです。

今日は『911ボーイングを捜せ』の中の、9月11日に米国でテレビ放映されたペンタゴンの壁の崩壊の瞬間だけを観てもらいました(この映画では陰謀の証明をするには弱過ぎる、という意見があったので)。飛行機が突っ込んでから壁が崩壊するまでの間、ペンタゴンに空いた穴はたったの5メートル未満です。どうすればこの小さい穴に、尾翼の幅が38メートルもある飛行機が入り込めるのでしょう。

この作品の中で最も大事なのはこの部分と、シルバースタイン(世界貿易センタービルの賃貸オーナーで、911事件のお陰で巨額の保険金をゲットした人)のインタビュー、第7ビルの崩壊です。個人的にはそれさえ観てくれればいいと思います。

会見では主に世界貿易センタービルの崩壊が爆発物なしにはあり得ない、ということを物理的データや映像を使って説明していました。また政府の911委員会レポートの嘘や歪曲、削除についても言及がありました。

日本人の調査報道ジャーナリストの名乗る人が、この事件が陰謀というには、もっと政府内部からの確固たる証拠が必要、との意見がありましたが、米国政府が自分がやりました、というわけはないでしょう。すでにある映像やBYUのジョーンズ博士の論文だけでも、911事件が政府の発表どおりではない、と言うことはできると思うのです。それさえしないのは、ジャーナリストの怠慢ではないのでしょうか。

だって911事件を理由に米国は2つの国を攻撃し、罪のない人々を殺し、そして劣化ウランをばらまいているのです。そして日本はそれを支持しているのですからね。

ベンジャミン、がんばれ!これからも彼を注目し、応援していきます。

2006/03/10

スターングラス博士とローレン・モレさん来日記者会見

低レベル放射能の専門家2人が来日します。ぜひぜひ、記者会見(と院内集会)にきてください。私も通訳とコーディネーターとして関わっています。
        
(以下、転送歓迎)
  記者会見と議院内集会のお知らせ
  
アメリカの2人の科学者が、広島市立大学平和研究所主催の「ジェノサイド・コンファレンス」のため来日し、3月14日〜17日まで「戦争と原子力利用がもたらす世界規模の放射線汚染について」講演されます。

講演に先立って東京で初の報告を致しますのでご案内申し上げます。記者の方は勿論、一般の方も参加できます。

なおお2人は広島のコンファレンスが終わってから、ボランティアで国内各地を回って4月初旬に帰国されます。
 
    ー 記者会見&議院内集会ー
 
日時 : 2006年3月13日(月)  14:00〜16:00
場所 : 衆議院第2議院会館 第2会議室

 地下鉄丸の内線、千代田線国会議事堂前下車 徒歩5分
 または地下鉄半蔵門線、有楽町線、南北線永田町駅下車 徒歩7分

議院会館は3箇所ありますが参議院、衆議院第1の間に衆議院第2議院会館があります。
   
テーマ : 「戦争と原子力利用がもたらす世界規模の放射能汚染について」

出席者 : アーネスト・スターングラス博士
      ローレン・モレさん
      肥田 舜太郎氏   医師 (広島で被爆,映画「ヒバクシャ」に出演)
      鎌仲 ひとみさん   映画監督(ヒバクシャ」他多数)
                  「ヒバクシャ」「六ヶ所村ラプソディー」
         
司会・通訳 :  きくちゆみ、森田玄

*会場へ入場する場合、受付の係員から通行証を受け取ってください。
*お問い合わせ 佐々木  Tel. 080-1089-3856
e-mail: YSaaki1933jp@aol.com
        森田   Tel. 0470-97-1011
        e-mail: genm@trust.ocn.ne.jp 
きくち   Tel. 080-6540-1047 (当日のみ)

プロフィール

●アーネスト・スターングラス博士

Ernest Sternglas GIF

ウェスチングハウスで原子炉の設計を担当したアメリカの科学者。 ケネディ大統領に大気圏核実験がアメリカ市民に与える影響をデータで示し、実験を中止させた科学者としても有名。今回は初来日。彼は世界中の子どもたちの乳歯に含まれるストロンチウム90の量も調査しているが、今回日本の子どおたちの乳歯のデータを初めて報告する。
●ローレン・モレさん

Lauren Moret JPG

アメリカの地質学者。現在は「先住民族のための科学者」代表。カリフォルニア・バークレー市環境委員などを歴任しており、元ローレンス・リバモア核兵器研究所研究員。スターングラス博士の共同研究者。今回、イギリスの大気中に過去最大の劣化ウランが検出された事について、2001年 アメリカ軍によるアフガン戦争(トラボラ攻撃)、
2003年 イラク戦争 (恐怖と畏怖爆撃) からのものであることが判明したデータ(イギリスのバスビ博士)を持って来日。劣化ウランの飛散が地球規模で起きていることを初めて報告する。

台湾のモーテル、初体験!

台湾のモーテルでこれを書いています。

今回のニュージーランド行きのハプニングについてはすでにブログで書きました。あんな(5歳の娘)のパスポートが切れていたのにまったく気づかずに、空港で出発するときに愕然とした話。あれからパパと娘は日本に残ってパスポートを申請し、新しく航空券を買い直して(高かったー)1週間遅れでニュージーランドにやってきて、私たちに合流したのでした。

当然、帰りも別々の飛行機。私たちは一番安かったエバー航空で台湾経由のため、1日早くニュージーランドを出発。しかも夜10時に台湾着で、東京行きは翌日便。ところが出発のごたごたですっかりホテルの予約を忘れていて、台湾の空港で途方にくれることに。言葉が通じないってことは大変なんですね。

空港のホテル案内はもう閉まっているし、英語は通じない。私の知っているニーハオと、謝謝ではどうにもならない。見た目は自分たちと似ているので日本語で一生懸命話しかけては、きょとんとするまなぶ。「ママー、眠いよー。抱っこ」とぐずる息子の手を引きながら、重い荷物を引きずって閑散とした空港をうろうろ。

やっと英語のわかるお姉さんを見つけて、なんとか一番近いホテル(空港周辺の普通のホテルは高かったのでモーテルにした)を予約してもらい、タクシーで連れてきてもらってきたのが「雲芝海汽車商務旅館」。なんて読むのかわかりませんが、いわゆる日本でいうモーテルで、お値段は1泊1680台湾ドル(6720円)、空港からのタクシー代が200台湾ドル。ここに4歳の息子と2人で到着したのは真夜中近くでした。

でもお部屋は広く清潔で、ベッドはキングザイズで固くて良質で、朝までぐっすり。一晩泊まって翌朝出発するには何の不足もありません。朝は思い切って外に出て(モーテルの客で観光する人はあまりいないだろうな)、何もない幹線道路沿いにしばらく歩いていくと、何台もの車が停まっている小屋を発見。「これは食べ物屋に違いない」と行ってみました。実は、昨夜まなぶは飛行機の中で眠っていたため機内食を食べそこね、ホテル周辺にはレストランも店もなく、「お腹が空いたよー」とぐずりながら寝入ったのでした。

予感は当たって、そこは餃子や肉まんやおかゆなどを出す食堂でした。言葉はまったく通じませんでしたが陽気なおばさんたち4人が忙しそうに働いていました。餃子が3個で10元(40円)でとてもおいしく、まなぶは一人で3皿も食べました。スープとネギのお好み焼きとミネラルウォーター1本で85台湾ドル(420円)。食べ物が安くておいしいのはうれしい。行きに食べた空港は高くてまずかったけど、こういう食堂が健在なのはうれしい。

ただ道路沿いや溝や川のゴミはひどい。川は悪臭を放っていて、公害が叫ばれた高度成長期(1970年代)の日本の感じ。アジア人(もちろん日本人を含む)はマナーが悪いのか、それとも人口密度が高いから仕方ないのか。ゴミ一つ落ちていないニュージーランドとの差に愕然。そういえば成田から我が家に戻るときの幹線道路沿いも、結構ゴミだらけだよなー。

この地域の家は古い鉄筋コンクリー製が多く、ベランダやドアーには鉄格子がはめてある。これは泥棒対策?なんか牢獄みたい。まだ畑が残っているのどかなところなんだけど、治安が悪いのかしら?畑は無農薬のようでモンシロチョウが沢山飛び交っていて、キャベツ、大根、小松菜、ネギ、レタス、緑の濃い中国野菜などが元気よく育っていて、おいしそう。

でも子どもとモーテルに泊まるときは気をつけましょう。私がトイレに入っている間にテレビをつけたまなぶが観ていたのはなんと外国のアダルトビデオ!あわててテレビを消したけど、これが彼の将来にどんな影響を与えるか、ちょっと心配な母親でした。


この前にもう1本ニュージーランドで書いたブログの原稿が見つからないので、家に戻ってから(今晩)探してもし見つかったら投稿します。

2006/03/02

大人のための汽車と温泉三昧

旅モードです。コロマンデル半島にあるコロマンデルというかわいい町から北へ3キロにあるDriving Creekには、森林保護(というより、ネイティブ・フォレストの修復)プロジェクトを兼ねた陶芸と汽車のアトラクションが楽しめる場所があります。

入場料が大人17ドルと高めだけど、汽車のツアーは1時間。修復した森林はまるでジャングルの中のよう。ところどころにオーナーの作品が。ディズニーランドより面白いし、お金が森林保護に使われるのもいい。これまでネイティブの木を2万5千本植えたそうです。

次の日、コロマンデル半島を離れて南へ。「とてもいい露天風呂がある」と聞いて、ちょっと遠いけれど、いくことにしました。ガイドブックはHot Springs of New Zealand.

いやー、ニュージーランドの温泉のことは前から聞いていたけど、ここまですごい!とは。温泉三昧をしてきました。

ロトルアという町からタウポにいく途中のハイウェイ5番をいくと、左側にケロシンクリーク(ロード)という舗装されていない道があります。そこをまっすぐ2キロいくと左側に流れている川がケロシン(Kerosene Creek)川。そこは川そのものが温泉なのです!

駐車場から100メートルぐらい歩くと最初の小さい瀧のところでまずひと風呂。誰もいないので日本式に裸で入りました。こちらではみなさん、水着を着て入るのですけどね。家族だけだったのでもちろん裸です。自然の瀧で肩をマッサージしてもらうともう天国。岩がごつごつしているから、足下には気をつけて。

その先にあるもう一つの瀧の下は大きなプールのようになっていて、ここは川底が砂で、子どもたちも安心して遊べました。こんなところがまったく開発されずに残っていることに驚き&ニュージーランド人に感謝。

それからまたハイウェィ5にもどってさらに1キロぐらいいくと、今度はOld Waiotapu Roadがあり、そこを左にいけば、またすごい露天風呂。途中で商業温泉(立派な建物で観光バスが乗り付けるような温泉施設)があるけれど、そこを通り過ぎて最初の橋の左側がちょうどいい温泉。ここも川だけど、熱い川と冷たい川がちょうど合流していて、好みによってすきなところでつかったらいいです。極楽でしたよ。

この日は温泉三昧しすぎて夜になってしまい、宿をさがしにいったらどこも満杯で、結局車の中で一泊明かすことに。普通の乗用車だったので家族4人はきつかった。

翌日はロトルアの町に戻って温泉宿に宿泊。選んだのはRegent Motelという一番安かった宿。家族4人で75ドル。他の宿は大人2人で70ドル+子ども一人15ドルぐらいとられるので、結局ここに。ここは硫黄の匂いがする流しっぱなしの温泉と、普通の水を暖めたスパと2つあったのだけど、温泉のほうは人気がなくて使っていたのは私たちだけ。家族風呂が無料でできましたよ。お試しあれ。ロトルア湖のすぐそばです。

ロトルアは先住民族マオリの人口が最も多く、文化的にもとても興味深い場所でした。今回は2日しかいられなかったけど、今度はもう少し長期に滞在したいです。ニュージーランドでの時間ももう残り少なくなりました。1ヶ月なんてあっというまですねー。