2007/05/31

DAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展—少女の両親を殺した弾丸は私が運んだのかもしれない

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コニカミノルタ特別企画展 地球の上に生きる2007—DAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展にいってきました。私はこの雑誌の発刊の経緯に賛同し、ときどき寄稿しているライターのひとりです。

私は一枚の写真の前でくぎづけになりました。泣きさけぶ幼い少女の、恐怖とショックで今にも壊れてしまいそうな顔にも、花模様のワンピースにも、手足にも、まっかな血が飛びちっている・・・。それは今、その子の目の前で殺された両親の血だ、とキャプションが教えてくれました。

この写真はアメリカ人のクリス・ホンドロスがイラクで撮影し、第3回DAYS JAPAN国際フォトジャーナリズム大賞で第1位になった作品。 
 
タイトルは「在イラク米軍夜間パトロールの悲劇」とあります。夜間パトロール中に近づいてきた車を米兵が自爆攻撃だと思って攻撃しました。しかしそれは家に帰るはずだった家族たち。運転席と助手席にいた両親は即死、6人の子どもたちは怪我をし、孤児になりました。

あの混乱のイラクで、どうやって子どもたちだけで生きていくのだろう。幼い子どもを残して殺されてしまった両親はどれほど無念だろう。そして、恐怖のあまりこの引き金を引いた若い米兵の心は、壊れていないだろうか。
 
イラクではこんなことが毎日繰り返されています。毎日100人もの市民が殺されているのです。しかし、こういう写真をみなければ、私たちはそのことを知る由もありません。TVニュースを観ても、新聞を読んでも、そんな写真や映像はどこにもありません。だから今イラクで生きて、暮らすということがどういうことなのか、そんなことはすっかり忘れて日々忙しく暮らしています。自衛隊が「人道復興支援」に行っているイラクと、この目の前の写真が、どうしても結びつかないのです。
 
どうしてイラクはこんなことになってしまったの。

そう、始まりは911。あの事件のあとに、「対テロ戦争」が始まり、日本はいち早く米国につきました。「我々につくか、テロリストにつくか」とブッシュ大統領に言われて、小泉首相は911事件のことをよく調べもせずに、「はい、あなたについていきます」と真っ先に手をあげたんだっけ。そして、戦後はじめて自衛隊が戦闘地域に出かけて行きました。

アフガニスタンの次にイラクが攻撃され、それが今も続いている。もう米兵だけで3300人以上、イラク市民は10万人以上が殺されている。確か大量破壊兵器があるとか言ってたけど、結局なかったよね。それでも、「戦争は続くよ どこまでも」。

日本の航空自衛隊は今もイラクにいます。私の払った税金で働く、私たちの選んだ政府が決めた「人道復興支援」「国際貢献」のために、自衛隊はイラクにいった、と聞かされているけれど。

本当は自衛隊は何をやっているのだろう?報道は何も伝えてくれません。

この米兵や弾丸を運んだのは、航空自衛隊ではないのだろうか?
その少女の両親を殺した弾丸は、もしかして私が運んだのかもしれません。私の払った税金で、私たちが選挙で選んだ(もちろん、私は今の政府を支持してないけれど、この間の「郵政民営化」衆議院選挙でまた自民党が勝つことを許してしまった、という意味で)政権の決定で、航空自衛隊はイラクにいるのです。

そのことを忘れてはいけない。その責任の重みを引き受けて、ちゃんとこの写真を観よう。あなたもどうか観に行ってください。(他にも小児がんの子どもを看取る母親の切ないフォとドキュメンタリーとか、胸をうつ、質の高い作品がいっぱい。入場無料!)

来る7月の参議院選挙では、自分が投票にいくだけではなく、より多くの人がより良い選択ができることを助けるような情報提供をしたいです。こちらにご注目を!


<地球の上に生きる2007—DAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展>
2007年5月29(火)〜6月18日(月)
10:30〜19:00(最終日のみ15:00まで)/会期中無休
入場無料 コニカミノルタプラザ ギャラリー全館 (新宿東口/高野フルーツの4階)

こういう雑誌にこそ、お金を使いませんか。年間購読の申し込みはこちらから。

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2007/05/27

アースデイ千葉に行ってきました

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10日後に75枚の原稿の締め切りを抱えながら(無謀にも!本業をちゃんとやりましょう!!)アースデイ千葉に行ってきました。でも、行ってよかった。こういう人に出会いたい!と思っていた人にばっちり出会えました。「思いが実現する」のがどんどんスピードアップしている今日この頃です。

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私にとってアースデイは、人生の転機でした。1990年(28歳でした)、アースデイを始めたデニス・ヘイズさんが来日し、彼に出会ったことがきっかけで、最初の一歩を踏み出すことになったからです。彼は私の目をまっすぐ見ていいました。
「環境問題は頭で考えているだけではだめ。行動しなくては」
この一言で、本ばかり読んで知識を詰め込んで、頭でっかちになっていた私が動きだしました。

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最初の一歩は、友だちに手紙を書く、ということでした。その内容は、「熱帯林を守る自然保護区を創りたい、そのための資金を作るのでガレージセールをするから、あなたの不要品を寄付してください」というものでした。

その手紙は私の友達からさらにコピーされてそのまた友だちの手に渡り、やがて、知っている人からも知らない人からも、それこそ日本全国からいろいろな荷物が我が家に届き始めました。しまいには、「熱帯森を守る資金にしてください」と現金書留まで送られてきました。まだインターネットも普及していない時代に、です。

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やがて私が「自然保護区をつくる」ために始めた週末ボランティアは、新聞の記事にもなりました。銀行のOLが熱帯森を守ろうとおもしろいことをしている、と。それがまた反響を呼び、私は講演に呼ばれるようになりました。その後は、私の講演を聴いた人がまた次の講演を依頼してくる、というのがあれから17年間もずっと、今日まで続いているわけです。今では年に100回近く講演していますが、あの最初の手紙を友だちに書いたときは、こんなことになるとは夢にも思いませんでした。何がどうつながるか、わからないものです。

最初の一歩。これは小さくていいんです。一歩あるけば、次もまた一歩出せます。そうこうするうちに、結構遠くまで歩いてこられるものです。今でも私がやっていることは、小さいことの積み重ねだけ。毎日、手紙(メール)に返事を書く、電話を折り返す、どんな人にも誠意をもって対応する、本当のことを言う、自分の持っているものは出し惜しみしないで与える、などなど。「与えたものが戻ってくる」という宇宙の法則に法って行動すれば、大丈夫。

今日はもっぱらチームGOGOの千葉の仲間たちと一緒でした。若いリーダーのピロ君のまわりには、ステキな老若男女が集っています。千葉の全世帯数は230万世帯だそうですが、すべての家に号外と一緒に「自分と地球のいのちを大切にする気持」「動けば未来は変えられるという気づき」が届くといいな。

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同じく、千葉のTEAM GOGO虹の天使たち


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チームGOGOの千葉のなかまたち


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木のぬくもりのある自然住宅をつくる大工さんと知り合った。佐藤良則さん。


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ガイアの日野雄策さんと、久しぶりにばったり。歌もステキ。ソーラーの音響システムを使って演奏していた。相変わらずかっこいいぞ。


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セクシーなベリーダンサーも登場


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2007/05/24

♪ 田植え日和 ♪ - 15分30秒 - 3.6 MB

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今日は田植えをしました。我が家は鴨川の山間地なので小さい棚田が7枚あり、もちろん、苗代で苗を育て、手植え、手狩り、天日干しという、昔ながらのやり方でやっています。7枚のうち2番目に大きいところだけ田植えしました。4畝ぐらいはあるかな(1反=10畝が300坪なので、120坪ぐらい)。

いつもだったら6月中旬頃が田植えなのですが、今年は我が家の苗が気温が低いためか、なかなか育たなくて(まだ2センチぐらい。大きくなあれ!)、ちょっと心配していました。そうしたら、田植えが終わったお友達から余った苗をいただいたので、それを使って例年より早い田植えを始めました。この苗は機械用の箱苗です。

田植えは今年で10年目ですが、本当に楽しい。田作りは大変(=田植えができるように田んぼを整えること。これは重労働で玄さんがやっている)だけど、田植えは本当に楽しいです。今日は幼稚園と学校から戻った子どもたちも、どろんこになって手伝ってくれました。年に一度しかできないから、毎年いろいろな実験や工夫をしながら田植えをします。

今日は1週間前から我が家に住み始めた松島裕太くんも田植え初体験。「最高に楽しい!」という彼の気持ち、わかるなあ。私も同じだもの。今日は天気も良くて、暖かくて、最高の田植え日和でした。

あんなに小さい苗が、やがて分けつして、大きくなってたわわに実り、来年一年分のごはんになって、家族のいのちを支えてくれる。これってすごい奇跡だ。

田植えが済んだら、おやつタイム。今日は、冷凍しておいたいちごに、アボガドと甘酒を使ったスムージーをつくりました。我が家はおやつにも(もちろんお料理にも)砂糖は使わないのだけど、この果物と甘酒のスムージーは超簡単なのでおすすめ。材料は凍らせたくだもの(よく熟れて甘くなっているやつ)と甘酒、アボガドはなくてもいいけどアボガドが入ると、うんとクリーミーに。作り方は材料をミキサーに入れるて、混ぜるだけ。ガラスの器で召し上がれ。このスムージーは、このGWに富山でやった料理教室でも大好評でした。

ちなみに、残りの6枚の田んぼは我が家の苗が育つのを待って植えます。たぶん、6月後半だろうな。我が家の田植えに参加してみたい、体験したい、という方はDMでご連絡ください。いつになるかは、天候次第なので、前日にお呼びがかかります。

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2007/05/22

ブックレットが大反響!

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憲法9条メッセージプロジェクト」が出している4冊のブックレット、『クマともりとひと』、そしてチームGOGOが作った『YES IS LOVE 私たちは何かを決めるとき七代先のことを考えて決める』などが大人気です。毎日10冊、20冊のまとめ注文や、3冊千円セット(これは、くま、911、Yes is Loveの3冊)の注文などがきています。

ブックレットのいいところは、安い(300円とか、100円とか安すぎ!)、すぐ読める、わかりやすい、プレゼントに最適、などでしょうか。10冊買っても3千円(くま・・なら10冊で千円。信じられない)!友だちにあげるのにも気軽だし、そんなに懐も痛みません。大いに活用してください。

「なにかしたいけど、何をしていいか分からない」という人にまずやってほしいのが、このブックレットを(どれでもいい)読んで、友だちにプレゼントすることです。

今、私のところで取り扱っているブックレット(小冊子)を順番に紹介しますね。他にもあるけど、今人気上昇中のものを。

まず、メッセージプロジェクトの格安ブックレット。64ページでカラーの丁寧な装丁で300円、っていうのは破格ですが、これは編集人と書き手が全員ボランティアでやっているから実現しています。

1、『そのとき赤ん坊が私の手の中に!』 海兵隊員としてベトナム戦争を戦ったアラン・ネルソンさんのいのちの叫び。軍隊と戦争の本質を知るのに、彼以上の語り手はいないでしょう。小学生でも読める、理解できる表現になっています。(ちなみに日本の軍隊の本質を知りたいのなら『陸(おか)にあがった軍艦』という映画がおすすめです)

2、『勇気の源はなんですか?』伊藤千尋さんがバーバラ・リーさんに聞きました。リーさんは、911の直後、アフガン報復戦争にたった1人反対した黒人女性議員です。アメリカ中から「非国民」の罵詈雑言。それでも彼女が反対を貫き通し、それを市民に説明して回った勇気の源は?コスタリカ、ヨーローッパへも誘います。

3、『911 マスターキーから何が見える?』 世界貿易センタービルの地下でその日も清掃作業をしていたウィリアム・ロドリゲスさんが体験したことは、政府発表とまったく矛盾。「まず最初、地下で大爆発がありました。それから飛行機が突っ込み・・・」真実はどこに?大反響の「911真相究明国際会議」をブックレットで再現。

4、『こんどの騙しは手ごわいぞ』 騙しの専門家?で立命館大学平和ミュージアム館長の安斎育郎さんが、ユーモアーたっぷりに語る騙しのテクニック。でも読み終わる頃には、今日本がどこに向かっているのかがはっきりみえて、鳥肌が立ちます(同時に、騙されにくくなっているかも!)。

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そして、『クマともりとひと』。これは何度もブログに書いたので、ここには繰り返しません。1冊100円でおわけします。

最後に、チームGOGOの小冊子『YES IS LOVE』。これは最低300円、300円以上で買ってくれた方の分は、こちらからカンパとしてまとめてチームGOGOに寄付させてもらいます。よろしくお願いします。この本の中のてんつくまんのメッセージと、こどもからのメッセージの朗読はポッドキャストで聞けますよ。

上記のブックレットは、どんな組み合わせでも発送しますので、こちらへ名前、住所、電話を添えてご注文ください。送料はメール便だと200円から、宅急便で500円です。ブックレットの支払いは、振込用紙を同封しますので、後からでどうぞ。(本やDVDは前払制です)

3冊千円セットに関しては、エコグルーブでもとりあげられていて、感激!そう、この3冊セットもいいですよー。ついでに、カンパもして、TEAM GOGOを応援しちゃいましょうね!

そして、最後に、この歌も聴いて。今、日本で起きていることが1曲でわかる。
ザキの改憲手続き法(国民投票法)のうた。
彼は9条ネットから全国区で参議院選挙に出て、この歌を歌いまくるそうです。こういうのって、おもしろいじゃない。ZAKI、がんばれー!

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2007/05/21

チーム龍平、動き出す/自衛隊は米軍のためにあるんじゃないよね?

昨日は川田龍平くんの東京集会にいってきました。私も1分マニフェストを発表したんだけど、1分で話すって難しい。昨日はうまくできなかった。私が伝えきれなかったことは、これです。

<私が川田龍平と実現したいマニフェスト>

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私が米銀の債券ディーラーをやめて、環境問題の解決をライフワークにすると決意したのは1990年ですが、その直後に湾岸戦争がはじまり、戦争が最大の環境破壊をすることを目の当たりにします。911事件以降、この事件の米国政府発表の嘘をDVDや本や講演で伝えてきましたが、マスコミも著名ジャーナリストもこの件を追及せず、いまも「対テロ戦争」は続いています。最近では新しい米軍基地建設のために辺野古に自衛隊が出動して非暴力の市民運動を威圧しているし、青年会議所が作った第2次世界大戦を美化するDVDアニメを文部科学省の研究委託事業「新教育システム開発プログラム」に採用するし、日本はいったいどこへいくの?という状況ですが、私が龍平君と一緒に実現したいのは、あらゆる争いごとを非暴力で解決することをめざす平和省を日本政府の中につくることです。憲法9条を世界に広げていく活動も一緒にやりたい。それにはまず、彼を国会へ送り込みましょう!


日本全国通津浦々から、ありとあらゆる市民運動を担っている人たちが結集しました。その様子は、こちらをご覧ください。

さて、今朝、私の所属するMLの論客の一人が「国民投票法案が国会を通過しそうになって平和運動家たちが騒ぎ出したが、法案が通ることは衆院選での野党側の大敗ですでに決まっていたことといっていい。選挙が終わった後に騒いでもあまり意味がない。選挙の前に騒がねばならん。民主主義の厳しさを理解しないと、平和運動に明日はない。」と書いてきました。

ごもっとも。でも、ここでも問わなくてはいけないのは、自分自身。そこでいつも鋭い論評をしてくれる彼に私は問いました。
「ところで、○○さんは選挙の前に騒いでいましたか?私は騒いでいたけれど、ほとんど誰にも気づかれませんでしたけど!」と。

傍観者、評論家でいるのはやめよう。動こう、騒ごう。次の選挙では一人でも多くの憲法を生かすことを明言している候補者(たとえば東京選挙区の川田龍平くんもその一人、政党では共産党社民党9条ネット)を国会へ送り込もう。

彼らを参議院に送り込めないと、このまま改憲を許し、自衛軍が自国民に暴力をふるうのを許し、平和を求める人々(たとえば辺野古の海を守ろうとカヌーを出して基地建設を阻止している市民たち)は「テロリスト」にされ投獄され、そして日本の若者たちはアメリカの手足として、世界中で戦争させられることになります。

それでいいの?日本中のお母さん!お母さんの役割は、誰が何といおうと、何があってもこどものいのちを守ることではないの?人を殺し、殺される戦場へ日本のこどもたちを送る道を止めるのは、今度の参議院選挙ですよ。>日本中のお母さんへ

それにしても、どうして同じ「憲法を守る」という候補者同士が一本化できないの?それでは票が分裂して、結果として自民党を応援しちゃうのに。くやしいぞー!!!

民主党なら自民党よりましになるって?それは甘いかもよ?民主党の中には安倍政権がまともに見えるぐらいすごいネオコンがいるもん。国民投票法のとき「民主党のふがいなさ」を私は見てしまった。小沢さんはまだいいほうだけど。

でもどうしても共産、社民には投票したくない、という人は、せめて民主党に入れて。今の与党(自民党、公明党)だけはだめよ。アメリカ政府のいいなりなんだから。沖縄でやっていること、今に日本中でやりはじめるよ。

メディアをコントロールできる大企業とくっついた権力者たちは、民意なんて自由に操れるのです。郵政民営化のバカ選挙を思い出してください。(といっても多くの日本人はもう忘れている?)あれは、私たちの大切な(そして日本最大の資金源の)郵貯をアメリカに差し出したのと同じこと。そのお金で「対テロ戦争」が続く。

さて、今日は辺野古のことを少し。友人が送ってくれたメールを転送します。ここにあるとおり、ついに自衛隊が自国民に「武力による威嚇」をはじめたのです。そのことは私のブログにも書きましたので、ご参照ください。

===以下、北岡逸人さんのサイトから:

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 ついに、一昨日の5月18日から日本が戦時下に突入したようです。日本軍(自衛隊)がその本性を隠す必要が無くなったため、辺野古への米軍基地建設強行のために動員されたのです。「72年の沖縄本土復帰後初の大規模な在沖米軍基地建設に自衛隊が関与するのは初めて」ですが、辺野古で自然と平和を守ろうと座り込みなどを続ける人たちを排除するために、なんで日本軍(と機動隊と海上保安庁)が今・沖縄に侵攻する必要があるのでしょうか?

以下に、参考までこの件に関する、「月よお前が悪いから」の文章を転載します。

(転載はじめ)
これは、まだ「はじまり」に過ぎません。これからが日本各所で長く散発的に続くであろう「たたかい」の一つ…しかし、それは後世の歴史家は「日本が変わった一日」と記すであろう…が始まったのです。
このような動きは、安倍総理や久間防衛大臣などによる自衛隊の非合法な私物化であり、内閣が自衛隊や海上保安庁を使って行う内乱行為のはじまりですらあります。このような行為を職務として行わねばならない、一兵卒の自衛官たちに私は同情すらおぼえます。
とにかく、これは、「くに」が「日本にいるすべてのひとびと」に牙を向けていく、長い道のりの「はじまり」に過ぎません。
しかし、「はじまり」であるからこそ、我々はこれが長い「たたかい」となる事を肝に銘じて、いまやれることを無理をせずにやっていくしかないのです。
無理をしなければならないときは、望まなくても何時か・それもこれから何回もくるのですから(^^;、「その時」に備えて力を蓄えつつ耳と眼を研ぎ澄まして粘り強く行っていかねばならないと思います。
我々は、今を生きるだけでなく、五年先・十年先・百年先と言った、未来に対する責任も負っている。
この「未来への責任」を肝に銘じつつ、気長にまったりと・しかし、へこたれずにいきましょう。(転載終わり)
ーーーーーーーーーーーーーー
というわけで、今度の参議院選挙では、少なくとも政府与党の暴力路線(アメリカのいいなり路線)に「NO」の意思表示を。私は9条ネットと社民党と共産党、そして川田龍平さんをはじめとする私の意見を代表できる人を精一杯応援していきます。

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2007/05/19

洗脳アニメ「誇り」/ついに自衛隊は自国民を威嚇しはじめた

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信じられないスピードで恐ろしいことが次々進行しています。これを止めるには多くの人に実態を知ってもらうのがはじめの一歩。

まず、一つは、青年会議所が作って、文科省が委託研究事業に採用した『誇り』というDVDアニメは、いわゆるつくる会の教科書のアニメ版のようなもの。信じられない!以下、はなゆーさんのメールから:

"靖国DVD"で授業/青年会議所作製 文科省が採用/石井議員追及 (赤旗)
http://www.asyura2.com/07/senkyo34/msg/857.html

日本の侵略戦争を「自衛、アジア解放のための戦争」だったと肯定・美化するアニメーションDVDを教材にした教育事業が、文部科学省の研究委託事業「新教育システム開発プログラム」に採用され、全国で実行されようとしていることが十七日、明らかになりました。衆院教育再生特別委員会で日本共産党の石井郁子議員が取り上げたもの。
(略)
問題の教材は、日本青年会議所が作製した「誇り」と題するDVD。青年会議所は、採用されたことを大宣伝し、全国の学校でDVDを使った教育事業を行おうとしています。すでに二月から六月にかけ、全国の学校など九十三カ所で実施または予定されています。

DVDは、戦死した青年が現代に現れ、女子高生を靖国神社に誘う内容。日本の侵略戦争を「大東亜戦争」と呼び、「愛する自分の国を守りたい、自衛のためだった」と教えています。日本の植民地支配については、「道路を整備し学校を設置した」というだけで、侵略・加害の歴史にはふれていません。

☆侵略正当化へ"洗脳" 文科省採用の"靖国DVD" (赤旗)
http://www.asyura2.com/07/senkyo34/msg/894.html

「愛する自分の国を守りたい、そしてアジアの人々を白人から解放したい。日本の戦いには、いつも、その気持ちが根底にあった気がする」。靖国神社の鳥居の前で、過去から来た青年がこう語ります。「戦後その思いは打ち消され『悪いのは日本』という教育がおとなにも子どもにも施され、しょく罪意識だけが日本人の心に強く焼き付けられてしまった」
(略)
文部科学省はこのDVDを使った教育プログラムを今年度の「新教育システム開発プログラム」の委託事業として採用しました。
(略)
<DVDが語る主な内容>
DVDアニメ「誇り」は、過去の戦争をめぐって高校生「こころ」が、過去から来た青年「雄太」から話を聞くかたちで進行します。2人は靖国神社へも出かけます。雄太が語る戦争の歴史とは—。
【日露戦争】
「領土拡大戦略として南下してきたロシアと、そのロシアから自分たちの国を守りたかった日本。その後、それぞれの思惑とは別に周囲を巻き込みながら、その後の大東亜戦争にまで発展していくんだ」

【日中戦争】
「ロシアは、中国大陸における覇権争いをしていた国民党や共産党をたくみに操り、さまざまな謀略を日本にしかけはじめた。そうとは知らない日本は中国大陸で抜けるに抜け出せない、泥沼のような戦いを繰り広げていくことになっていく」

【対米戦争】
「日本対アメリカを含む連合国軍との戦いを、当時、日本では東アジアの白人からの解放を大義目的にそう(大東亜戦争と)呼んでいたんだ」
「日本は亡国の道を歩むか、戦争に突入するか—二つに一つの決断を迫られ、アメリカをはじめとする連合国軍との戦争という苦渋の決断を強いられた」

【東京裁判・GHQ(連合国軍総司令部)】
「東京裁判は勝った国が負けた国を一方的に裁く復しゅう裁判だった」
「(GHQは)戦争で残虐行為を働いた凶悪な日本兵というイメージを日本国民に植え付け、洗脳していった」

靖国神社で、雄太は「愛する自分の国を守りたい、そしてアジアの人々を白人から解放したい—日本の戦いには、いつも、その気持ちが根底にあったような気がする」と語ります。

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★問題のDVD「誇り〜伝えようこの日本のあゆみ」の内容についてくわしく書かれているPDFファイル
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★ビデオライブラリ
平成19年5月17日 衆議院 教育再生特別委員会での質疑
石井郁子(日本共産党) 開始時間16時00分  所要時間20分


青年会議所による「洗脳セミナー」 (土佐高知の雑記帳)
http://www.asyura2.com/07/senkyo34/msg/858.html

なんのことはない。靖国史観によって洗脳された連中がつくりあげたのが日本青年会議所の「近現代史教育プログラム」なのである。青年会議所はこれをつかってライオンズクラブなどと共同で、全国各地でセミナーを開催していくという。
————ここまではなゆーさんのメールから。
青年会議所ではかつてよく講演をさせていただいたので、ちょっと働きかけてみようと思います。

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そして、二つ目は、辺野古で起きていること。ついに自衛隊は自国民に「武力による威嚇」を始めました。知らないうちに日本はもう戦時です。どうして、自衛隊が米軍基地建設のために出動し、日本人を脅すのか、その法的根拠が不明です。まずは、小林あつしさんの自衛隊が米軍基地建設を手伝う法律的な根拠は?
をお読み下さい。

そして、現地からの一市民ダイバーの報告を聞いてください。沖縄の真喜志さんに届いた報告をそのままお伝えします。真喜志好一さんのブログはこちら
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今日一日のことを報告します。
これを読むだけでなく、傍観するのではなく、どうか辺野古に駆けつけてください。

明日、明後日も未明より作業が行われる可能性があります。
この2週間ほとんど休むことなく警戒を続け、今日も10時間以上海上で非暴力の座り込みを行ってきた仲間達は疲れ切っています。どうか、一緒にこの平和を求める活動に参加してください。

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わたし達のほとんどは、皆さんと同じ、何にも所属していない一人の市民です。
特にカヌーに乗っている人の半数近くは定年退職者です。
わたし達は反対派でも妨害者、過激派でもなく、ましてや日本の軍隊が向き合うような「軍隊」とは天と地ほどの違いがあります。

これ以上沖縄を、ジュゴンの海を毀さないでください。
沖縄を、日本を、アメリカと一体となって世界中で無垢の市民を殺し続ける加害へと荷担させないでください。ベトナムでの、イラクで市民を殺戮した爆弾はわたし達の島から飛び立っているのです。

どうか辺野古へ駆けつけてください。
・ダイバーが足りません。無抵抗で海底の機器設置場所に座り込むわたし達のダイバーに対して、殴る蹴るの暴行が水中で行われています。多くの目撃者、カメラが集中することによってこのような命にかかわる危険な行為を止めさせることができます。
・カヌーに乗る方が足りません。もうみんなへとへとです。来ていただければ、時間を作って練習を行います。

以下報告です。
昨夜、午前0時には100人ほどの人たちが集まってくださり、交代で寝ながら監視行動を続けました。
午前4時、出航準備をしに外に出たところ、海の方からエンジンの音がゴウゴウと鳴り響いています。海上は海上保安庁の船で埋め尽くされていました。

午前5時半、汀間(ていま)漁港から阻止行動の船を出そうとした時に、海上保安庁は異例の船舶検査などを行ない出航時間を大幅に遅らせるという手段に出てきました。

午前7時、既に作業が強行されている海に出ると海上保安庁の大型巡視艇4隻、中型2隻、小型2隻と数えきれないほどのゴムボートが襲ってきました。結果として午前中3ヶ所については作業をさせず、午後もカヌー隊が向かったところでは、作業をやめさせることができました。それでも多くのポイントに調査機器がおろされています。

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わたし達は、小さなカヌーにのって6艇ずつが小船に曳かれて一日中走り回りました。
また、ダイバー達、シュノーケルの人たちも、海底に打たれる杭の切っ先に手を伏せてギリギリのところで止めるようなシーンもありました。こちらのダイバーはその度に殴る蹴るの暴行を受けています。
浜に戻ったときは午後5時半でした。10時間以上海上にいたことになります。

ところで、わたしは子どもの頃父より「海上保安庁の人間には誇りがある、海上自衛隊は人を殺すためにあるが、彼らは人の命を救う仕事をしているのだから」と聞かされていました。
もちろん、多くの海上保安庁の方々は紳士的でしたが、とても残念な、酷い行為も今日一日でたくさん目撃しました。

例えば作業船にカヌー隊がしがみついていた時に船がバックを始め、雇われている漁民は安全を考えてゆっくり引き離そうとしていたようですが、海上保安庁のボートから「もっとスピードを出せ!」と怒鳴られ漁民の方は仕方なくスピードを上げました。その結果カヌー1艇が転覆しました。彼らは人の命を守るどころか、危険にさらしたのです。

海上保安庁の職員は、まるで防衛施設局の職員か業者のように漁民に指示し、危険行為、場合によっては生命の危険にある行為を行うよう命じました。

違う場面ではゴムボート2艘でカヌーの隊列を挟み、執拗にカヌーを波で煽り、転覆させました。これも一つ間違えると波と船体に打ち付けられ命を奪いかねない行為でした。

また、少なくとも2ヵ所で海上保安庁のゴムボートが、白化現象から漸く回復しつつある貴重な浜珊瑚に船で激突しました。手前を走る海上保安庁のゴムボートが積む2機のエンジンがその衝撃で飛び上がるのを目撃しました。

海底にしがみついて非暴力で阻止行動をしているダイバーに対して、作業員もしくは海上自衛隊員たちは殴る蹴るの暴行を加えてきましたが、海上保安庁の隊員は見て見ぬふりです。

しかし国は「反対派」というレッテルを貼り、「妨害行為・暴力行為」をしているというネガティブキャンペーンを必ず展開するはずです。

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作業を強行している業者の人も海上保安庁も、海上自衛隊も防衛「省」も国もきっと信じられないのだと思います。
金儲けのためでもなく、暴力を振るわれても振るうことなく、他者や自然の平和を守るために行動する人たちの心を彼らは信じられないのだと思います。

全て力でねじ伏せることが出来ると思っている人たちは、非暴力で立ち向かって来る一般市民が心底恐いのだと思います。人の心を信じ、平和を信じ活動する市民たちがいることを心底否定したいがために暴力を持って望んで来るのだと思います。

平和を創るために体を張っている仲間たちは「暴力を振るう者が一番弱い」ということを知っているのです。

暴力の弱さを国に伝えるために、愛する日本には暴力に頼る国になって欲しくないという命をかけた訴えをしているだけなのです。人間は自分にやましいところがあると他者に対して暴力的になるものです。海上自衛隊導入は「国の逆切れ」と理解していただいていいと思います。

これから国がありとあらゆる方法を用いて「辺野古の阻止行動」に対して張って来る「ネガティブキャンペーン」「マイナスイメージ宣伝作戦」に引きずられてはならないと思います。真実を伝えている仲間たちの声を信じてください。国が今回のことで墓穴を掘っていることに気付くまで、私たちは平和を求めて進むだけです。

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2007/05/18

グーグルで『911の嘘をくずせ』が大ヒット

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グーグルビデオで52万7千人以上の人がLoose Change 2nd Editionの日本語版『911の嘘をくずせ ルースチェンジ・セカンド・エディション』を観ていることがわかりました。まだの方は、ぜひこちらでご覧ください。

また、911事件の真相究明に関連した講演や他の映画については、ハーモニクスライフセンターのギャラリーに無料でアップしてあります。こちらもご利用ください。

Debunking 911 DebunkingのJPG

私は昨日ようやく、昨年から取り組んでいたディビッド・レイ・グリフィン博士の『The New Pearl Harbor』の本文を翻訳し終わりました。まだまえがきや、あとがきなど一部残っていますが、これが広く読まれたときの反響が楽しみです。これまで映画を観ても納得できなかった人々も、グリフィン博士の著書を読めば、おそらく、アメリカ政府の発表を鵜呑みにすることはなくなるでしょう。

彼の最新作『Debunking 9/11 Debunking』も読み始めました。いわゆる911陰謀論への反論に対するさらなる反論です。これも緻密で、素晴らしい作品です。字が小さくて、392ページもあるけれど!私に余力があったら、こちらの翻訳もしたいところですが、これからしばらくは日本平和学会、東京平和映画祭、平和省地球会議、そしてDVD『平和の創り方』の制作など大きな仕事を抱えているので、多分無理かな?

本が完成するのはおそらく夏頃でしょうか?今年の911の前には書店に並べたいです。

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2007/05/17

♪ WAM、国際パックスクリスティ2007平和省受賞記念シンポジウム ♪ - 21分55秒 - 5.1 MB

PodCast GIF

昨日は四ッ谷の主婦会館のとなりにある「幼きイエスの会(ニコラ・バレ)」9階ホールで行われた「国際パックスクリスティ2007平和省受賞 WAM記念シンポジウム」に行ってきました。この賞は、「キリスト教のノーベル平和賞」ともいわれているもので、WAMの活動がこのように国際的に評価されたことは、会員のひとりとしてうれしいです。

シンポジウムのテーマが「アメリカ 平和運動の底力 ブッシュの反テロ戦争に抗して」だったので、沢山のアメリカ人と様々な平和活動をしている私が、三人のパネリストの一人として声をかけてもらいました。WAM館長の西野瑠美子さんとは、何度かピースボートでご一緒したことがあり、私のとても尊敬する人です(松井やよりさん同様)。

パックスクリスティの共同代表をしているマリー・デニスさんの「日本国憲法9条は、米国にこそ必要なのだ」という題のお話もすばらしく、とくに心に残ったのは「真実と正義を希求しない限り和解はない」というものでした。WAMは慰安婦問題を解決するべく国際的に積極的な活動をしていますが、この言葉は彼女たちの活動を精神的に支えていくことでしょう。

Women's Active Museum(WAM)は「女たちの戦争と平和資料館」の英語名で、彼女たちは戦争が女性に与える暴力(とくに性暴力)に光をあて、それがなくなる社会を目指して、目覚ましい活動を続けています。私も会員なのですが、まだWAMの平和資料館が完成してから足を運んでいません。6月2日からはじまる「中学生のための慰安婦展——すべての疑問にお答えします」には絶対にいきたいです。

この「女たちの戦争と平和資料館」は亡くなった朝日新聞記者の松井やよりさんの悲願でした。彼女に若い頃出会い、ジャーナリストって素晴らしい!と思った私としては、彼女の強い意志が今に受け継がれていることに感動しています。人は亡くなっても、残されたものはその意志を引き継いでいくことができる。だから私も精一杯生きて、次の世代により良い世界のバトンを渡したいです。

昨日の私の話の中で反響を呼んだハチドリの物語(この物語は、『ハチドリのひとしずく』という本にもなっています)を今日のポッドキャストで朗読しました。私が好きなのは、てんつくまんが創作した続きの物語。

それから、セヴァン・スズキのリオデジャネイロの地球サミットでの「12歳、伝説のスピーチ」も朗読しました。私が絶望的になってあきらめそうになるときや、投げ出したくなるときにいつもこのスピーチに励まされて、ここまできました。

環境問題は知れば知る程その深刻さがわかり、未来を真剣に考えれば考える程、絶望的になります。それでも人々がまったく無関心だったり、まったく生活を変えようとしないのを見ると、ますます落ち込み、元気がなくなってしまうのです(この元気いっぱいの私が、ですよ!)

そんなときこのスピーチを読むと、「よし、あきらめないで、またやっていこう!」と、どこからか元気が湧いてくるのです。この伝説のスピーチには未来の魂がつまっていて、未来のいのちたちが私たちを「あきらめるな、ガンバレ!」と応援してくれているのかもしれませんね。

どうぞ、聞いてください。

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2007/05/16

♪ 政治と金/辺野古からのSOS/Yes is LOVE ♪ - 19分53秒 - 4.6 MB

PodCast GIF

まず、Goo-Needsさんの政治と金、国民投票法に関する秀逸な記事を。
「裏帳簿団体」という政治資金の「ろ過器」
https://www.janjan.jp/government/0705/0705145442/1.php
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無血虫たちの改憲手続き法
http://members.goo.ne.jp/home/goo-needs

恥ずかしい歴史教科書を作らせない会のJPG


改憲を先取りしたことが、沖縄の辺野古で起きています。メッセージを聞いてね。 http://video.google.com/videoplay?docid=-2353979867180903513
ジュゴンとウミガメと米軍海兵隊(TV番組)
どうして海上自衛隊が辺野古に?(ニュース)
 
これらのメッセージを受けて、すぐに沖縄に飛んでいけない私は防衛省海上自衛隊那覇防衛施設局に以下のメールを送りました。あなたも一言、伝えませんか。

===========
はじめてメールをいたします。

本当は直接お伝えしたいところですが、メールで失礼します。

沖縄の辺野古に海上自衛隊がいっていることに、違和感を感じています。
自衛隊は、日本の防衛のためにあると思っていました。
米軍の手足になるためにあるのではないですよね。
日米軍事同盟を強化する、という今の政治の方向は、日本の国益にあっているのでしょうか?
とても疑問です。

今回のイラク戦争にしたって、大量破壊兵器はなかったし、イラクがアメリカ本土攻撃をしようとしていた証拠はまったくありませんでした。イラクは911事件にも無関係でした。イラクは脅威ではなかったのに、脅威をでっちあげられて、攻撃されました。これは今では衆知の事実です。

その結果、何万人(一節では65万人から100万人という数字もあがっています)もの無実のイラク市民を殺し、家屋を破壊してしまいました。こんなことが許されるのでしょうか。イラクでは今でも日本の航空自衛隊が兵站業務を担うことで、米軍を手助けしています。

脅威でもない主権国家を先制攻撃し、政権を転覆し、首脳を殺し、市民を殺し、逆らえば拘束・拷問し、占領を続ける、ということは、21世紀でも許されるのでしょうか?そういう国を日本が助けていいのでしょうか(賢明な欧州諸国の対応をご覧ください)。

これは、かつて日本が帝国主義だったころにやった侵略と虐殺でしかありません。
そして、アメリカが戦後、中東、アジア、中南米諸国で繰り返してきたことでもあります。
(ドキュメンタリー映画集『テロリストは誰?』をご覧下さい→必要なら送ります)
そういうことに日本の自衛隊が加担することが、日本人として嫌です。誇りがもてません。

人類はまったく進歩していないのでしょうか。それとも、武力で国際紛争を解決しないという世界に少しでも向かっているのでしょうか。日本が憲法9条を活かし、そういう世界を目指して国際社会でリーダーシップをとってくれれば、この国に誇りがもてます。

海上自衛隊には日本の防衛に徹していただきい。自国民を弾圧するために、自衛隊を使わないでほしい。あなた方は国民の税金で雇われているのです。そのことを忘れないでください。イージス艦も、クラスター爆弾も、ミサイル防衛の費用も、あなた方の給料も、あなた方が職場で手にし、目にするあらゆるものが私たちの税金で購入されたものです。

Team GOGOのJPG

地元の住民があれだけ体を張って反対していることを、どうしてアメリカのために押し通すのかがよく理解できません。辺野古に、沖縄に、そして日本に、新たな米軍基地を作るのは、もうやめてください。もう十分でしょう?思いやり予算だって、グアムへの米軍移転費用だって、私たちの税金です。どうか、もっと日本人を思いやってください。

再考をお願いいたします。

きくちゆみ/著述・翻訳業
=================
さて、昨日我が家に届いた「チームGOGO」の小冊子「Yes is LOVEー私たちは何かを決めるとき七代先のことを考えて決める」を今読み終わりました。てんつくまんのメッセージがめちゃいい。そして、かつて私が環境問題を解決する人になるぞ!と決意し、何があってもあきらめないのに大いに役立っているセバーン・スズキの12歳のときのスピーチも入っています。感動で泣いています(毎日、感動できる私は幸せ)!

この小冊子と、最近一番感動した本『クマともりと人』、911の最新刊『マスターキーから何が見える』の3冊を送料込みで千円以上(「以上」の分は、チームGOGOへカンパします)で送ります。DMで住所、名前、電話をお知らせ下さい。件名は必ず「千円3冊セット」でお願いします。

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2007/05/14

母の日は反戦の日。水曜日東京で講演します

昨日は母の日でしたね。我が家は娘の誕生会をしたので母の日はどこかにいってしまいましたが、この日を最初に提唱したアメリカの奴隷廃止運動や婦人参政権運動、反戦運動に生涯を捧げたジュリア・ウォード・ハウさんは、南北戦争で多くの人の死を間近に見て「戦争とその準備に反対し、すべての女たちは国境を越えて連帯し、たちあがろう」「息子や夫を戦争で死なせてはいけない、よその国の女の大事な息子や夫を殺してもいけない」と訴えたのです。

彼女の訴えは、時をこえて私の心に響きます。
彼女の「母の日宣言」を、アップしますね。翻訳家の向井さんの訳です。

************************
母の日宣言

立ち上がれ、母親達よ
立ち上がれ、愛情深き女達よ
立ち上がれ、信仰の違いを越えて

きっぱりと言おう
大事な問題を、お門ちがいの当局まかせにはしない
殺戮を重ねた夫を、愛撫や喝采で迎えたりはしない
息子達を連れ去って、
慈愛と寛容について母親達が教えてきたすべてのことを忘れさせることは許さない
女達の友愛は国境を越える
だから許しはしない
他国の女の息子を殺すための訓練を、自分の息子に受けさせることは

荒れ果てた大地の底から声が湧きあがり、私達女の声と一つになる
「武器を捨てよ!殺人のための刃は正義のものさしにはならない」
血は不名誉を清めはしない
暴力では何ものも獲得できない
男達が鋤や金どこを捨てて戦場に赴くように
女達よ、家事を捨てて偉大な集会に結集せよ

集まったらまず、女として、死者を追悼しよう
人類という大きな家族が平和のうちに生きることができるように語り合おう
それぞれの時代に、為政者ではなく神の刻印が残されるように

女の友愛と人道の名において、心から呼びかける
国境を越えて女の総会を招集しよう
適当な場所を選び、なるべく早い時期に
諸国の協調と
国家間の諸問題の友好的解決と
平和という偉大で普遍的な利益の実現をすすめるという目的のために

***************************
起草したのはジュリア・ウォード・ハウ(奴隷制廃止、婦人参政権実現、反戦の運動家。
Julia Ward Howe:1819ー1910)。「ゴンベさんの赤ちゃんがかぜひいた..」という歌の元歌、リパブリック讃歌の作詞者。現在の母の日は、彼女に共鳴したもうひとりの反戦活動家アンナ・ジャービスの娘が1908年5月10日に母の追悼のため白いカーネーションを供えたのが始まり、だそうです。

以下、原文。

Mother's Day Proclamation


Arise, then, women of this day!
Arise, all women who have hearts,
Whether our baptism be of water or of tears!

Say firmly:
"We will not have great questions decided by irrelevant agencies,
Our husbands will not come to us, reeking with carnage, for caresses and
applause.
Our sons shall not be taken from us to unlearn
All that we have been able to teach them of charity, mercy and patience.
We, the women of one country, will be too tender of those of another country
To allow our sons to be trained to injure theirs."

From the bosom of the devastated Earth a voice goes up with our own.
It says: "Disarm! Disarm! The sword of murder is not the balance of
justice."
Blood does not wipe out dishonor, nor violence indicate possession.
As men have often forsaken the plough and the anvil at the summons of war,
Let women now leave all that may be left of home for a great and earnest day of counsel.

Let them meet first, as women, to bewail and commemorate the dead.
Let them solemnly take counsel with each other as to the means
Whereby the great human family can live in peace,
Each bearing after his own time the sacred impress, not of Caesar,
But of God.

In the name of womanhood and humanity, I earnestly ask
That a general congress of women without limit of nationality
May be appointed and held at someplace deemed most convenient
And at the earliest period consistent with its objects,
To promote the alliance of the different nationalities,
The amicable settlement of international questions,
The great and general interests of peace.

水曜日(16日)は久しぶりに東京・四ッ谷でお話をします。
WAMの集りはステキな女性たちがたくさんいるので、今から楽しみです。
http://www.wam-peace.org/event_2007_0516.html

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2007/05/12

「虹の天使」になりませんか?

Team GOGOのJPG

きくちゆみ@TEAM GO GO呼びかけ人モードです。

今日は私の娘の誕生日。このブログが私から彼女への、そしてすべてのこどもたちへのプレゼントです。
というのは、このまま私たちが何もしないと、戦争や気候変動による環境の悪化で、今の子どもたちは寿命まで生きることができない可能性が高いからです。

でも、今日から、そしてこの夏至から、私たちの意識と行動がちょっと変わって、さざなみのように広がれば、未来は変えられます。一人一人の「今」の行動(あるいは行動しないこと)が明日をつくります。まず事実を知り、そしてできることから始めませんか。

2007年夏至(6月22日)に「ちょっと動けば変わる」(戦争や環境汚染を防げる!)すてきなアイデアや実例を満載した「豪快な号外」(8ページのタブロイド新聞)を日本全国の家庭(4900万世帯)に配布しようという壮大な計画があります。私はそのTeam GO GOの呼びかけ人の1人です。

呼びかけ人リストとメッセージはここ

ニュースにはならないけど、今、1500人ぐらいの老若男女を巻き込んだちょっとしたムーブメントになっています。

千葉県では大木博史くんという23歳の若者が千葉県のリーダーとして立ち上がり、千葉県の全てのご家庭(230万世帯)にこの号外を届ける!と決意しました。昨日彼と会い、「虹の天使」(各市町村で号外を配る人、またはチームをつくってコーディネートする人)がまだいない地域があることを知りました。そこでブログを書くことにしました。

隣近所だけでもいいですから、この号外を「10部配れるよ」「100部ぐらいならやろうか」とか、大木くんに申し出ていただけませんか?あるいは「虹の天使」になってくれそうな人を紹介してくれませんか?豪快な号外は6月10日頃届きますので、夏至までの12日間で配ってくだされば結構です。
彼のメルアドはこちら

千葉県以外の方は、それぞれの都道府県の虹の天使支部リーダーにコンタクトしてくださいね。

「100万人のキャンドルナイト」の JPG

豪快な号外の内容は、ここにあります(ちょと泣けます)。
夏至(6月22日)には「100万人のキャンドルナイト」があります。
電気を夜の8時から10時まで消して、ろうそくの光で家族や仲間と一緒にこの号外をよんで、「私はこれができる!」というのをわくわくと見つけませんか?そして、誰もが元気に生きられる地球の未来を一緒に創っていきたいです。

「2007年夏至、日本と世界は変わり始めた」

一緒に生きていこう。
地球がだめになりそうなときに戦争の準備をしても意味がない。(戦争は人類の破局を早めるだけ)
それより、環境を守る行動をちょっとでも起こそう。
かけがえのないあなたやあなたの愛する人が、ちゃんと天命を全うできるように。

以下は、若干23歳の大木君からのメールです。
ーーーーーーーーーーーー

TEAMGOGO!千葉県虹の天使(配布リーダー)の大木です。
今日は本当にありがとうございました。
平和省の活動、非常に興味を持ちました。  
ぜひ協力させてください。
きくちさんや森田さんに出会えたのは本当に素晴らしいご縁だと思います。
大木さんだなんて、すごく恐縮なのでひろしとでも何でも呼んでくださいね。
知識も能力もまだまだですが、希望と情熱で何でも楽しんでやっていきます。

とはいえ、僕としてはまず第一歩であるTEAMGOGO!をぜひ最高の形で成功させたいと思っています。
千葉県は僕のほぼ独断で、千葉県全世帯の230万部を配ることが決まっています。

一つの大きな段階は差し迫っていますが、5月20日です。
5月20日までに千葉県の全世帯230万部の号外を、
それぞれどこに発送してもらうかを決める必要があります。
そのために
「5/20までに各地の虹の天使(配布リーダー)を作ること。」
それができれば千葉県全世帯に配ることはほとんど実現したといっても過言ではないと思っています。

なので環境問題等に強い人脈を持っている人、もしくは持っている人を知っている人
にはぜひ直接やってくれませんか?という声をかけて欲しいんです。
これが千葉県の虹の天使リストです。
虹の天使がいるところは青文字でリンクされてます。
逆にいないところは黒文字です。
これが5/20までに全て青で染まることを僕はイメージして活動してます。

今日の平和省のお話し合いに参加させていただいて、現在、ほとんどリーダーが立っていない地元色の強い房総や、東の地域は高橋さんのような信頼されていたり、熱い人に知人が呼びかけることで配布するイメージをぐぐっと現実に近づけていけるんではないか、と考えています。
そういう人達に各地のリーダーに立ってもらえれば素晴らしいです。
そんな人間の輪を作っていくことをイメージしてます。

きくちさんがお忙しいことは重々承知しております。
ですが、ぜひそのようなお知り合いにTEAMGOGO!に関して、特に虹の天使(配布リーダー)になって頂くことに関して、呼びかけて頂けると、最も大きな助けになります。

もちろんそのような方々が、直接話が聞きたいということであれば、私や他の信頼できるメンバーがお会いしに行ったり、お電話させていただきます。何でも言って下さい。

個人的にこの活動を最高の形で成功させ、次のステップに上がる予定です。
僕にとって初めての、そしていきなりの大規模なプロジェクトですので、関わって頂いた全ての方々に感謝し、一人でも多くの方の意識を少しでも変えれたら、変えるきっかけになってくれれば、と考えています。

またご連絡させていただきます。
本当にありがとうございます。

TEAM GOGO!千葉県リーダー
PIRO(大木博史)
smile_always_always@hotmail.com

平和省プロジェクトについては→http://ministryofpeace.jp

p.s.
平和省プロジェクトは第3回平和省地球会議を今年9月21日から10月3日まで、木更津、東京、(京都)広島、(長崎)、沖縄で開催します。
9月21日、国連の国際平和の日にステキなセレモニーコンサートを企画しています。
場所は上総アーク(かずさアカデミアパーク)の大ホールです。前売券は千円の予定です。
ピアノの池辺幸恵、木更津のこどもたちの和太鼓と舞い、バイオリンのAska、歌のYaeの響宴をお楽しみに!

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2007/05/09

緊急連絡!国民投票法は通さないで

私のブログで紹介した石塚ともさんの「平和を創るレシピ本」の中から、タイトルで興味を引かれたものを買って、読み終わりました。その感想を書こうと思ったが、今はもっと緊急事態が。

岡山の野田隆三郎さんからのメールをアップします。今、参議院で可決しそうな「国民投票法」は問題が多すぎます。慎重審議をしてもらわないと、改憲ありきの投票法になってしまいます(あまりに不公平ですよ。国民に真意を問いたくない為政者の魂胆が隠れている)。どうか、子どもたちに「戦争できる国」を渡さないためにもぜひ、ファックスを送ってください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 岡山の野田です。 重複お許しください。転送歓迎。

 政府与党は今週中にも国民投票法案の参議院採決を強行しようとしています。
 いま参議院憲法調査特別委員会委員への働きかけも大切ですが、現状は安倍首相はじめ、与党幹部の意向で動いています。
 国民投票法案強行採決反対の圧倒的大量のFAXを与党幹部に集中することがいま一番効果的です。
 以下に例文と幹部のFAX番号を記載します。ぜひよろしくお願いします。

参考例文
1 改憲ありきの国民投票法案に反対します。参議院で
 強行採決しないでください

2 国民投票案の内容が知られてくるにつれ、同法案に
 反対する国民が増えています。こんな法案を強行採決
 すれば、国民から手痛いしっぺ返しを受けるに違い
 ありません。国民が納得できるよう、ぜひ慎重に審議して
 ください。

3 国民は9条を変えることも、国民投票法案をいまのまま
 成立させることも望んでいません。民意を踏みにじる
 強行採決はやめてください。

4 お金のある財界が大量に改憲コマーシャルを流せる
 国民投票法案に反対します。お金の力で憲法を変える
 ことは許されません。絶対に強行採決しないでください。

FAX送付先(頭の03は省略)

 自民党
 内閣総理大臣 安倍晋三    3508ー3602
 幹事長     中川秀直   3508−3505
 参議院政審会長 舛添要一   5512−2219
 参議院幹事長  片山虎之助  3502−8896
 政調会長    中川昭一   3580−5556
 総務会長    丹羽雄哉   3508−3811
 参議院議員会長 青木幹雄   3502−8825
 国会対策委員長 二階俊博   3502−5037
 参議院国会対策委員長 矢野哲朗5512−2338
 参議院議長 扇 千景     3592−0407
 参議院憲法調査特別委員会委員長 関谷 勝嗣  3580-3800

●公明党
代表 太田 昭宏 東京12区   3592-1019
代表代行 浜四津 敏子     3593-0134
幹事長 北側 一雄       3592-6655
国会対策委員会委員長 漆原良夫 3508-3939
筆頭副委員長 西 博義     3508-3509
政務調査会会長 斉藤 鉄夫   3501-5524
憲法調査会会長 白浜 一良 大阪 参704  5512-2704
     座長 赤松 正雄 近畿h 衆1-412  3508-3412

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2007/05/08

クシニッチが民主党大会で熱狂的支持を受ける

デニス・クシニッチ下院議員のことを知らない方は、こちらをまず、お読み下さい。日本語では彼と私の共著『デニス・クシニッチ アメリカに平和の大統領を』があります。



アメリカのメディアはもちろん、日本のメディアは、次の民主党大統領候補は「ヒラリー・クリントンか、反戦派のオバマ」としか伝えてないので、多くの人はデニス・クシニッチのことは知りません。彼は2004年の大統領選に引き続き、2008年にも出馬していますが、いつも「泡沫候補」のレッテルを貼られ、メディアにはめったに登場しません。

しかし、5月7日にカリフォルニア民主党大会では、クシニッチの演説が圧倒的に民主党員の代表者たちの心を捉え、「クシニッチ現象」と呼ばれることが起きたようです。他の候補者を支持している党員たちも、「クシニッチが最高だった」と言っているぐらいです。(ただし、カリフォルニアという土地柄を考慮しなくてはいけません。アメリカの中でもっともリベラルな州のひとつ)

オバマ候補は反戦を装っていますが、クリントン候補同様、戦争予算を承認する法案には、ことごとく賛成票を投じているので要注意です。言っていることと、やっていることが違うのです(残念ながら、多くの政治家はそうですが・・・)。

田中優さんがいつも言っていることですが、いくら口で「戦争反対」といっても、戦争資金を出すことに同意している(そういう意味で、田中さんは日本人の銀行貯金を問題にしています。銀行貯金は短期政府証券ー国債ーに投資され、日銀の為替介入を通じて米国債に投資され、アメリカの戦争を可能にしているから)のでは、実際は戦争に賛成していることになります。

昨日の民主党大会では、オバマ候補にそのことが民主党員から突きつけられ、その彼の返答に対し、彼の支持者でさえがっかりしたことが報告されています。それに対して、イラク戦争前から一貫して戦争予算に反対してきた唯一の候補者であるクシニッチに、賛同が集ってきているようです。

オバマ候補とは対照的に、クシニッチの米国議会での投票行動は一貫しています。戦争に反対し、平和や環境保全や福祉の充実を望む市民にとって100%同意できる投票をしているからです。

といっても、戦争で大きな利益をあげる米国の大手メディアが「クシニッチ現象」を報じる可能性は極めて低いです(クシニッチのことが米国民に知られ、万が一人気がでるとまずいので、メディアは絶対に取り上げません)。米国メディアが報じないことは日本でもおそらく報じられないと思うので、こうしてブログに書くわけです。

デニス・クシニッチはチェイニー副大統領弾劾法案も提出しています。これはCNNが取り上げましたが、日本ではニュースになってません。911事件の再調査も求めています。また、平和省創設法案や核兵器廃絶法案を提出し、自然エネルギー推進法や温暖化防止や劣化ウラン兵器の禁止などでも議会でリーダーシップをとっています。彼のような議員が米国大統領になることを切に願います。

紛争を非暴力で解決するための「平和省」創設の動きは、今や世界全大陸の市民の切実な願いからわき起こっており、つい最近、ネパールでは「平和復興省」ができました。コスタリカでも近く「法務平和省(平和法務省になるかも?)」ができそうです。

日本でも平和省プロジェクトが、日本に平和省を創設するために活動を開始し、今年の9月には第3回平和省地球会議が日本で開催されます。メイン会場は千葉県木更津市の上総アーク(かずさアカデミアパーク)で9月21日から25日まで、シンポジウムは東京が9月26日にオリンピックセンターの小ホールで、広島が9月29日に広島国際会議場(あの原爆ドームのある公園内です)で開催される予定です。詳細が明らかになり次第、HPにアップします。平和省地球会議のボランティアも募集しています。

平和省地球会議にあわせて、デニス・クシニッチが来日する可能性もあります(ご本人は以前から広島・長崎に行きたいという希望がある)。また、コスタリカに平和省が誕生した際には、コスタリカ初の平和大臣が、平和省地球会議に来日する交渉も進んでいます。

以下、英文のままですみません。雰囲気を感じてもらうために、ちょっとだけ抄訳をいれておきます。記事の最後にあるように「次の大統領選は、大きな驚きになるかもしれない。アメリカ人はついに立ち上がりつつある」とうれしいですね。

ーーーーーーーー
http://www.afterdowningstreet.org/?q=node/22215
http://creativeyouth.net/kucinichphenomenon.html
THE KUCINICH PHENOMENON SWEEPS THE CALIFORNIA DEMOCRATIC CONVENTION PARTY LEADERS AND OTHER CANDIDATES WONDER WHAT HAPPENED By David Swanson
Created 2007-05-07 14:25
「クシニッチ現象」がカリフォルニアの民主党大会を席巻

民主党幹部と他の候補者たちは「何が起こったのか」と、唖然

Special Convention Report by the Creative Youth News Team [1]

California Democrats had a chance to see the Democratic Presidential candidates first hand. Members of the Creative Youth Team were present to watch and report. The reaction of the delegates was clear and decisive. All delegates interviewed stated that Dennis Kucinich gave the best presentation and received the best audience reaction. They seemed pretty unified in this impression, regardless of which candidate they were supporting for President. Delegates stated, of the candidates who spoke, he was the most powerful, the most passionate, the most energetic and the most ready to take action. With the exception of Joe Biden, all the 2008 Democratic candidates spoke at their convention. Supporters of most candidates had been unprepared for the tremendous charisma and appeal of Congressman Dennis Kucinich. His positions from choice to Iran resonated with the Democratic crowd.

カリフォルニアの民主党員は民主党の大統領両候補を直接会う機会を与えられた。参加者の多くはクシニッチのスピーチが最も力強く、情熱的で、エネルギーに溢れ、行動の準備が整っているように見えた、と答えた。

Former Senator Mike Gravel spoke at the Chairman's reception on Friday. The sound system on the patio could have been better. The crowd liked him as a person but did not seem inclined to back his candidacy for President.

On the patio many spoke about the debate the night before where only Kucinich had come out in support of impeachment. What the Democratic leadership was soon to find out was that the majority of Democrats strongly support impeachment and won't settle for less.
クシニッチは副大統領の弾劾裁判を支持している唯一の候補者だが、多くの民主党員が実はそれに賛成していることがわかった。

Saturday morning, Hillary Clinton gave a very lengthy speech that had delegates walking out and looking at their watches. She walked into the audience, looking professional and friendly at one point. Delegates were impresssed with her willingness to do this. The average reaction to her speech was that it was boring.
ヒラリー・クリントンは長々としゃべったが、民主党員の代表者たちは外にでてしまったり、あるいは時計を見て、退屈そうだった。

When Obama spoke, the audience looked very restless and uncomfortable. There were a few shouts of "tell the truth" and "stop funding the war." The reaction he got was lukewarm at best. Applauses he received seemed to be out of politeness rather than enthusiasm. His supporters later admitted they were disappointed in his presentation.

オバマが話すと、観客はとても不快そうだった。会場から「本当のことを話せ」「戦争に資金を与えるのをやめろ」とヤジが飛んだ。

The convention schedule accidentally or purposely trailed Chris Dodd and Dennis Kucinich. There was some speculation that leaders were hoping delegates would leave and miss the final candidates of the day. Additional speakers spoke out of turn, possibly delaying the presentations or filling the gap between Obama and the arrivals of Dodd and Kucinich.
コンベンションのスケジュールは、わざとかどうかわからないが、クリス・ドットとデニスクシニッチにほとんど時間を残さなかった。民主党幹部たちは、最後の方ではみんなが帰ってしまうのを望んでいたのではないか、という推測がある。

Chris Dodd impressed a number of people in the audience. One person said he brought tears to her eyes. Others noted the teleprompter he was reading and felt that the whole thing was scripted. Others were looking for the arrival of Kucinich and did not seem to be paying attention.
クリス・ドットは何人かの人々を感動させた。泣いている女性もいたが、他の多くはクシニッチの登場を待った。

Most delegates who were asked what Clinton, Obama and Dodd had said replied that they could not recall or that they weren't really listening.
民主党員の代表者に「クリントン、オバマ、ドットが何を言ったか」と聞くと、多くの人が「覚えていない」「ちゃんと聞いていなかった」と答えた。

Suddenly the atmosphere changed. When Barbara Lee, a crowd favorite, got up and spoke between Dodd and Kucinich, whispers spread through the crowd that they might have to demand Kucinich. They did not know if Kucinich had arrived but they did not want any more delays. Delegate after delegate prepared to stand up and call for the Presidential candidates they had been waiting to see. It is quite possible that, if he had not appeared soon, the audience would have pushed their way onto the stage. The fears and excitement added to the expectancy that something momentous was about to happen.
急に雰囲気が変わった。地元の人気者であるバーバラ・リーが登場すると、観客の間で「デニスの登壇を要求しよう」という噂が広まり、(その時点でクシニッチが到着しているのかどうか、わからなかった)。


As Lee finished her speech the delegation broke into a chant of "Dennis, Dennis, Dennis.." The audience had taken to their feet and were demanding to be taken seriously.

彼女が話し終わると、「デニス、デニス、デニス」の声が連呼した。

Suddenly, Dennis Kucinich and his wife Elizabeth appeared and the crowd went hysterical with applause and continued chanting. They remained standing and applauding as he began his speech, appearing to cling to every word. When he asked the crowd for responses to questions, the full crowd responded loudly and in sync with Kucinich. No other candidate throughout the convention was able to create a rapport with the audience. Delegates were asked by Democratic convention staff to sit down. However, the staff could not keep the people down. As the audience continued applauding every point made by Kucinich, delegates repeatedly jumped to their feet in joy over statements made by the Congressman.
そのとき、クシニッチの妻のエリザベスが登場し、会場が賞賛と連呼で包まれた。彼が話し始めると、聴衆は一語一語に耳を傾け、話し終わると質問が殺到した。人々は興奮して立ち上がり、スタッフが座るように言っても、聴衆を座らせることができなかった。

When Kucinich finished, the audience went wild with applause and resumed chanting "Dennis, Dennis, Dennis..." until he returned to the podium. When he was finished, he and Elizabeth walked tthrough the center of the crowd towards the main exit to the room. They found themselves mobbed by supporters and had difficulty moving at other than a very slow pace. It was as if they were movie stars an and the crowd was filled with fans eager to meet their favorite heroes. Dennis and Elizabeth spoke to the crowd of fans surrounding them and posed with delegates for pictures. People kept shouting out comments about what a great speech Dennis had given and how they would be supporting him. When Dennis and Elizabeth left the main ballroom, the mob of delegates continued to surround and follow them to an elevator.
デニスが話し終わると、聴衆は大きな拍手と、「デニス、デニス、デニス」の連呼で答えた。彼らが舞台を降りて、ホールから出ようとする間、人々がまるで映画スターを取り囲むように殺到し、口々に「最高のスピーチだった」「あなたを支持する」と伝えた。(訳注:民主党大会の代表者のほとんどはクシニッチのサポーターではなかったはず)

Not to be defeated by an elevator, the crowd ran to staircases and escalators hoping to catch up to the couple. Those who were able to do so, joined Dennis and Elizabeth out on a convention center patio where one of Dennis Kucinich's supporters was filming the start of a Youtube video. Some of those who followed the couple chose to participate in the video, which asked Youtube viewers to reply or post responses telling about the inspiring events in their lives. After his part was filmed, Dennis was interviewed by reporters. Then, he had to prepare for his plane flight to San Francisco. As he left, delegates began to speak about the striking difference between the way the audience reacted to Dennis and how it reacted to the other candidates.

Throughout the night at the hospitality suites, delegates spoke of how inspired and moved they were by Kucinich's speech. As noted above, even supporters of other candidates agreed Kucinich's speech was the best.

On Sunday, morning a smaller crowd was present for the final presentations. That day, the favorite speaker was not a Presidential candidates. It was Congresswoman Maxine Waters. As she spoke, people rushed from the back of the center to the front to get at good look at her. She received frequent enthusiastic applause as for her courage in standing up to appropriations and against war.

Once again, the audience found a contrast. John Edwards spoke next. He received a good initial reception. Member of the audience said he seemed sincere. Some said they didn't want someone who could be fooled by Bush. Many were more concerned about what Edwards didn't say. Some commented that he didn't seem to understand the issues. On health care, a number of delegates commented that he didn't understand that the people seeking health care, and not the insurance companies, were in need of the health care dollars.

Once again, Edwards had the wrong audience with his speech. This was an audience that wanted to end, not continue, appropriations. Later, while speaking for a resolution amendment to cut the funding to military action in Iraq, a delegate pointed out that Edwards was wrong in his call to keep sending the appropriations bill back to Bush. The delegate quoted Maxine Waters with, "Not one more nickel, not one more dime..." The audience broke into enthusiastic applause in support of the amendment and the statements of the delegate.

Bill Richardson was the final Presidential candidate to speak. Many of the remaining delegates left. Late Sunday morning when most delegates were gone was the worst time for a speech.

Then came the fireworks. A resolution for the impeachment of Bush and Cheney had been prioritized and was adopted on the floor unanimously. Later an amendment came to amend a resolution for a vote on the war in Iraq. As all resolutions to cut the funding for the war had been declined by the resolutions committee, one delegate stood up and called for an amendment to add a "resolved" clause to immediately cut all funding for military action in Iraq. The audience was with the amendment and it was certain it would pass. Earlier a resolutions committee member named Ted Smith had told group of delegates that, if the Iraq resolution were pulled, there would be a quorum call. Two additional amendments were offered that the delegates seemed ready to overwhelmingly approve. The delegates spoke among themselves and agreed to back all three amendments. John Hanna, a co-chair of the resolution committee suggested suspending the rules and approving each of the amendments as a separate resolution, resulting in up to four resolutions. The original resolution was adopted.

Then it was time to adopt the other three. After delegate Mark Hull-Richter spoke for the amendment to cut the funding, Karen Wingard stood and said, as a point of order, she and Ted Smith were making a quorum call. More than 1100 delegates would have had to have been present for a quorum call. The count fell short. Some delegates claimed to have witnessed counting irregularities.

Delegates were angry and disruptive. Virtually all those left, with the excetion of Wingard, Smith and a few of their friends, were united in support for ending the funding. The delegates angry. They felt they had been tricked and that democracy had been thwarted. They took to the microphones. Delegates compared the leaders of the Democratic Party to the leaders of the Republican Party.

John Hanna reportedly left the stage and went to Hull-Richter's wife to assure her that he had not been part of any plan for the quorum call. Reportedly, Chairman Art Torres later told Hull-Richter that he had not wanted a quorum call. Karen Wingard stated she had made the quorum call so that the press would not learn that the Democratic delegates wanted to cut the funding. Members asked her to rescind her call. She made it clear that she was not willing to let the delegates vote on the amendment. Reportedly, Democratic Party Security shoved delegates trying to speak with her.

Art Torres said that he would uses Hull-Richter's words as his own in describing the sense of the body and put this on the California Democratic Party's website.

One thing was clear. The support for impeachment and cutting all funds to the war was underestimated by the Democratic leadership going into the convention. The leadership also learned that the delegates were unhappy with the leadership. Leaders came close to having a riot on their hands. The vast majority of delegates present at the quorum call left the hall speaking about corruption in the Democratic Party.

Everyone, except the Kucinich supporters, seemed surprised by the reaction to the candidates. While some delegates were afraid corruption within the Party might result in an unwanted nominee, others said if their party deserted them, they would desert their party. One delegate, who identified himself as Mike, may have summed up the convention best by saying, "This is America. People are supposed to pick the leaders of their choice and not settle for what the two parties gives them. If the Democratic leaders think the next election is about their choice for President, they may soon find their party without any voters. We are in charge. The days of top down leadership are over."

The next election may bring big surprises. Americans are finally taking a stand.
次の大統領選は、大きな驚きになるかもしれない。アメリカ人はついに立ち上がりつつある。

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2007/05/07

777は東京平和映画祭!

東京平和映画祭の JPG

タイトルの「777」(スリーセブン)は2007年7月7日のこと。今年で東京平和映画祭も第4回目。今回のテーマは、食と健康と環境と戦争(そして平和)はみんなつながっている、ということで、「平和」というものを多角的に捉えた作品を選びました。チケットが欲しい方は、私が沢山「会員用(千円お得です)」チケットを買い取っていますので、DMで住所、お名前、電話番号、チケットの種類と枚数を教えてくだされば、送ります。会員価格で購入するためには、会員登録が必要です(生年と年齢は必須)。

今回の海外からのゲストは、『懐かしい未来』に出演しているヘレナ・ノーバーグ・ホッジさん。7月8日には『軍隊を捨てた国コスタリカ』の上映会と彼女のワークショップもありますので、お見逃しなく。


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■  第4回東京平和映画祭2007.7.7開催のお知らせ-part.1          
□■     http://www.peacefilm.net/
■□■    主催:「東京ピースフィルム倶楽部」 
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        『アースデイ東京2007』関連イベント
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『ISEC』(International Society for Ecology and Culture)のディレクターで『懐かしい未来』に出演のヘレナ ノーバーグ ホッジさんの来日決定!
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  『スクリーンから平和を願う真実の声が聞こえる・・・』
食、健康、環境、戦争—みんなつながっている事実を知れば、私たちは未来を選ぶことができる

〜〜〜〜〜〜〜第4回東京平和映画祭・詳細〜〜〜〜〜〜〜
★開催日:2007年7月7日(土) 
★開場時間/9:30〜 ★開催時間/10:00〜21:00
★会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター
              カルチャー棟大ホール
 <アクセス> 
 ・地下鉄千代田線代々木公園駅(代々木公園方面4番出口)
  下車徒歩10分 ・小田急線参宮橋下車徒歩7分  

★【上映プログラム】※上映の前後に解説があります!
1.『食の未来』◆10:05〜11:42
  (デボラ・クーンズ・ガルシア 監督作品 2004年/90分)
  
2.『サルー・ハバナ』◆11:57〜12:37
  (井坂泰成 監督作品 2006年/33分)
  
  -----------------------------
  ・ランチタイム◆12:37〜13:30
  -----------------------------
3.『戦争をしない国 日本』◆13:30〜15:07
  (片桐直樹 監督作品 2006年/90分)
  
4.『軍需工場は、今』◆15:22〜16:10
  (小林アツシ 監督作品 2005年/41分)
  
5.『911スペシャル』◆16:10〜17:10
  (きくちゆみによる解説と映像 60分)
   
6.『エンド・オブ・サバービア』(80分)◆17:25〜19:15
  (グレゴリー・グリーン 監督 2004年/80分)
   ※田中優氏による解説有
7.『懐かしい未来』〜ラダックから学ぶこと◆19:30〜20:57
  『地域から始まる未来』グローバル経済を超えて
  (岸本喜久男 監督<日本語版> 2003年/80分)
   ※ヘレナさんの解説有
  ◎ヘレナさんは、7月8日(日)にも「アフターイベント」に出演
  していただきます。詳細は、後日メール&HPにて紹介します。
※各映画の簡単な内容は、下記にあります。詳細は各HPへ

★【第4回東京平和映画祭参加方法】
★参加費:29歳以下・・・会員1,500円(一般2,500円)
     30歳以上・・・会員2,500円(一般3,500円)
★チケット購入方法
1.一般チケット:チケットぴあ各店、及び電子チケットぴあで4/21より発売中![P-コード:552-982]
 また、下記郵便振替口座へ、「通信欄」に「7/7の映画祭に一般参加」と「年令」を明記し、一般価格をご入金下さい。

2.会員チケット:既存会員の方は、下記郵便振替口座へ、通信欄に「7/7の映画祭に会員参加」と「年令」を明記し、会員価格をご入金下さい。
 ◆『東京ピースフィルム倶楽部』に入会と同時にチケットを会員価格でお求めになれます!
 下記郵便振替口座へ、「通信欄」に「7/7の映画祭参加及び入会希望入会希望」と書き、年令、メルアド(ない方は、FAX)を記入し、会員価格をご入金下さい。複数枚申し込みの場合は、通信欄に参加者の人数分の会員登録者氏名、年令、メルアド(ない場合はFAX)、住所、TELをご記入下さい。
 <郵便振替口座>
 【口座番号】00130-2-371802
 【加入者名】TPFF実行委員会
 ・「ご依頼人」欄も全て明記して下さい。
 ・手数料はご負担願います。
 ・入金が確認され次第、チケットを依頼人へ郵送いたします。

3.入会希望者・既存会員のみ
  HP→URL:http://www.peacefilm.net/ から予約できます。
  ★但し、チケットの発送の代わりに、チケット引き換え用のはがきを郵送いたしますので、当日は必ずご持参下さい。会員の方でもこの「はがき」か「チケット」をご入手下さい。

★遠方の方など、7/7(土)に宿泊を希望される方は、施設内のD棟(シングル、バス、トイレ、TV付き)一泊2,150円(食事別)で宿泊できます。空き状況を確認の上、参加費と一緒にご入金下さい。尚、宿泊予約は事前入金に限ります。1週間前までキャンセル可(返金の場合の振込手数料は差し引きます)。

★託児室を設けております。申込み、お問合せは専用アドレス
 takuji@peacefilm.net までどうぞ!(1才〜小学生まで)

◆主催・問い合わせ先===============
 【東京ピースフィルム倶楽部】(東京平和映画祭)
   URL:http://www.peacefilm.net/
   事務局:浅野禎信  mail:info@peacefilm.net 
   TEL:090-4459-3020 FAX:0479-62-1327
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★各映画内容
1.『食の未来』◆10:05〜11:42
この10年知らぬ間に食品売り場を占領してきた特許を伴った遺伝子組み換え食品の背後にある不安な事実にメスを入れた作品。世界の食糧支配をもくろむ巨大多国籍企業が、私達の食べ物を変えようとしていること、政治的思惑や市場の複雑な関係を探る。大規模な工業的農業ではなく、有機農業や持続的な農業こそが現在の農業危機を打開する真の解決策で有り、私達の選択が解決の鍵、「決めるのはあなた」と、私達1人1人へのメッセージが心に響く。

2.『サルー・ハバナ』◆11:57〜12:37
アフガニスタンの戦災孤児と出会い、「こんな子どもたちを二度と生まないために、自分に何ができるか」と問い始めた井坂監督。街頭で戦争反対 を訴えると「石油のためには、日本はアメリカに従うしかないじゃないか」という声。確かに日本は食料は3割、エネルギーはたった4%しか 自給していない。そんなとき200万都市が有機農業で自給しているキューバの取り組みを知る。町のいたるところに畑を作り、野菜 や果物を無農薬で栽培。一体、どうして?なぜできるのか?持続可能な社会へのヒントがここにある。

3.『戦争をしない国 日本』◆13:30〜15:07
本作品は、『日本国憲法』をテーマに、3人の監督が構想を練り上げ、108人の各界を代表する呼びかけ人によって実現され、シリーズ化される。第一篇は社会派ドキュメンタリーを代表する片桐直樹が監督。今、日本はアメリカ軍の再編成に完全に組み込まれ、戦争ができる国になろうとしている。60年前、戦争をしない国を世界に誓った日本。戦争をしない国を誓ったのはなぜだったのか?歴史をひも解き日本国憲法の成り立ちと憲法九条をめぐる今日に至る経過を膨大な記録映像を積み重ね、真実を解明していく。

4.『軍需工場は、今』◆15:22〜16:10
防衛計画大綱で自衛隊の海外派遣が本来の任務とされ、MD計画の日米共同研究が進み、武器輸出全面解禁の衝動を高める日本の軍需産業。三菱重工、川崎重工、石川島播磨などの軍需産業とそこで働く労働者を中心に8ヶ月の長期取材で描く。米軍再編ドキュメンタリー『基地はいらない、どこにも』の前作にあたる作品。自衛隊の観閲式、日米安保戦略会議、各地の自衛隊航空祭、イラクに派遣された自衛隊、民間人の戦地派遣、軍需産業の企業による社員の差別、被爆地長崎での最新鋭のイージス艦建造など、普段はなかなか見られない映像と証言を収録。

5.『911スペシャル』◆16:10〜17:10
今、アメリカで911事件を再調査しようという動きが加速度的に大きくなっている。きっかけは小さなラジオ局が作った『911ボーイングを捜せ』や3人の若者が作った『911の嘘をくずせ』、ジミー・ウォルター氏が無料配布している『911の真実とは』など、数々のドキュメンタリー映画だ。これらの作品を使って、911事件が本当に政府や マスコミが言う通りの「同時多発テロ」だったのかを、昨年10月に日本初の「911真相究 明国際会議」を開いたきくちゆみが検証する。戦争は謀略から始まる。 この情報を広めて、対テロ戦争に終止符を打とう。

6.『エンド・オブ・サバービア』(80分)◆17:25〜19:15
日本で知られていない、世界で最もホットな問題といえば、ピークオイルの問題だろう。「石油はいつ問題になりますか?」と聞けばたいがいの人は「石油のなくなる30-50年後だろう」と答えるはずだ。しかし、石油が問題になるのはその時点ではない。石油の産出量がピークを迎えて、それ以上にくみ出すことができなくなる時点だ。需要が伸びているのに供給できなくなるとき、世界は石油を求めて奪い合 う。生活は一変し、アメリカ式ライフスタイルの象徴である郊外での豊かな暮らしが拷問に変わるだろう。そんなことが本当に起きるのか——世界を震撼させたこのフィルムを、翻訳製作者以外では日本で初公開する。

7.『懐かしい未来』〜ラダックから学ぶこと◆19:30〜20:57
  『地域から始まる未来』グローバル経済を超えて
チベット仏教と伝統医療が生活の中にしっかりと息づいている、ヒマラヤの辺境ラダック(インドのジャンムー・カシミール州)。近代化とグ ローバリゼーションの波の中で、伝統的な暮らしが変容を迫られている 一方、良き伝統を未来へとつなげる多様な取り組みが、地域の人たちに よって始められている。ラダックの根底にあるもの、そして我々が失っ てしまったものは何か?環境や地域の文化を大切にしながら、人と人、人と大地のつながりを取り戻し、真に豊かで発展した社会にするにはどうすればいいのか、「もうひとつの未来」の可能性を考える。

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2007/05/05

ヴァージン航空、『Loose Change』の上映中止

昨日のブログに、ヴァージン航空のイン・フライト・ムービーで『Loose Change 2nd Edition911の嘘をくずせ)』の上映が決まったことを伝えましたが、今日になってそれが中止されたことを知りました。
ああ、がっかり。

上映中止の決定は昨日、されたようです。
http://hotair.com/archives/2007/05/03/virgin-atlantic-loose-change-update/

Loose Change Virginの JPG

ロンドンの友人は「ネオコンからの圧力によって、バージンアトランティックは、ルースチェンジの上映をやめてしまいました。"安全のために、アメリカにいるイスラム教徒全員を投獄しろ”と言っていたグループが組織的にヴァージン航空に対し脅しをかけたということです」と伝えています。

やはり外部の圧力があったのですね。残念でなりません。実は昨日早速、ヴァージン航空の顧客サービスへ勇気と洞察力をたたえる感謝のメールを送ったのですが、今日はもう一度、圧力にめげずに上映をしてほしい、とメールを送ろうと思います。

みなさんも、送ってみませんか?アドレスはこちらです。またここからもできます。こういう時は、非難や抗議よりも、励ますほうが効果的だと思います(自分だったら、と考えてみてください)。

私はこんなメールを送りました。
Dear Virgin Atlantic,

I was thrilled yesterday to learn that you were showing Loose Change in your in-flight movies, but today, I just learned it is now canceled.
私は昨日、ルースチェンジが貴社のインフライトムービーで上映されることを知ってわくわくしたのですが、今日になってそれが中止されたと知りました。

I wonder what is the reason behind that decision, but this film is really insightful and must-see for your customers who are business leaders of the world. I do not think we can afford to continue fighting "War on Terror" when we need to tackle the bigger problems of such as global warming, radioactive and chemical pollution and the daily 40,000 deaths on our planet from poverty and hunger.
この決定の背後にある理由は何だろうと思いますが、この映画は本当に洞察力に富み、世界のビジネスリーダーである貴社の顧客が見なくてはならない作品です。今この地球は温暖化、放射性物質や化学物質による汚染、そして一日に貧困や飢餓で亡くなる4万以上の人といったより大きな問題を抱えており、私たちは「テロとの戦い」などに興じている余裕はありません。

This film would be a wake-up call to many and would also create positive change to human society. I really suggest you reconsider the decision you made and show Loose Change on your flight.
この映画は多くの人にとって「目覚まし時計」となるものであり、人間社会に良き変化を引き起すものです。どうかもう一度決定を再考し、貴社のフライトで『ルースチェンジ』を見られるようにしてほしいです。

I've flown with you between Tokyo and London and your service is excellent. Showing Loose Change would add another another level of excellence that would be enjoyed by many.
私は東京ーロンドンにヴァージン航空を利用してきましたが、サービスは素晴らしいものでした。『ルースチェンジ』を上映することは貴社のサービスをさらに素晴らしくするものであり、多くの人がそれを楽しむことでしょう。

Thank you for your reconsideration.
再考に感謝いたします。

Yumi Kikuchi

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2007/05/04

911の嘘をくずせ(Loose Change 2nd Edition)がインフライトムービーに

富山と長野の講演ツアーから今戻りました。未読メールが千近くたまっています(お返事していない方、ご容赦)が、これだけは今お伝えしたくて、ブログを書き始めました。

私たちが日本語版を制作した911の嘘をくずせ(Loose Change 2nd Edition)が、あのバージン航空のインフライトムービーになった、というビッグニュースが入ってきたからです。
http://prisonplanet.com/articles/may2007/010507virgin.htm

これって、すごいですね。Loose Changeはもう世界で何千万人もが観た、とはいわれていますが、インフライトムービーになる、ということは、忙しいビジネスマンとか世界各地を旅する影響力のある人たちが観るチャンスがぐんと増えるということです。

日本でもこの映画が大ブレイクするといいな。そう、私が今年実現したい具体的目標の一つは、『911の嘘をくずせ』が1万本売れること。911の隠された事実がみんなに知れ渡って、嘘で始めた「対テロ戦争」が終わること(もちろん、航空自衛隊はイラクからすぐに撤退すること)です。

日本でも年内に100カ所で自主上映会ができるといいな。自主上映会をして下さる方の条件は、『911の嘘をくずせ』のDVDを買ってくださるだけでいいのです(しかもたったの2千円です)。そして、会場でカンパを募って、経費を引いて余剰がありましたら、ハーモニクスプロダクションに寄付してください。911の事実を伝える活動に生かしていきます。

このDVDを欲しい方は、郵便局から以下の郵便振替口座に2300円(送料税込み)を振り込んで、通信欄に『911の嘘をくずせ』と書いてくださいね。
ハーモニクスプロダクション 00180-7-666318

『戦争中毒』がサンフランシスコの高校の歴史副読本になった、というのも今年の大ブレイクニュースですが、今回のLoose Changeのニュースも、飛び上がるぐらい嬉しい!

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