2013/04/23

アース・デイ(地球の日)に原点に戻る「始めることと続けること」

私の最大の転機は1990年のアースデイ。もう23年も前になるのですね・・・。そんなに時が経ったとは。

今日、息子の身長をコミュニティ病院で計ったら(足を怪我して7針縫い、今日は抜糸だった)144センチ。急に背が大きくなりました。娘はもう私より身長が高いし、息子もまもなく私を追い抜くでしょう。この間まで赤ちゃんだったのに、「光陰矢の如し」とはまさにこのこと。

1970年、アメリカの当時学生だったデニス・ヘイズたちが提唱した「地球のために何かいいことをしよう」というアースデイ。日本に初めて紹介されたときは、地球のために良いこと=車に乗らない(ノー・カー・デイ)、ということで銀座での歩行者天国が始まった、と聞いています。もちろん、このときのことは私の記憶にありません。

私がアースデイに初参加したのは、それから20年たった1990年。中央アメリカのベリーズという小国の熱帯林の自然保護区(モンキーベイ自然保護区)作りに関わったことがきっかけです。その年の9月には日本で初めての国際ビーチクリーンアップを呼びかけ、JEAN(Japan Environmental Action Network)を設立、年末には米銀に退職願いを出し、91年1月、会社務めに永遠にさようならしました。それ以来、今日まで「環境&平和活動」に専心しています。

その結果、環境が良くなったか、戦争が減ったか、というと、ノー。311以降、ますます地球環境は悪化していますし地域紛争は終わりません。私の暮らしているここハワイ島でも、モンサントが大きな力を持っていて、ハワイ大学でも実験をしているし、近所でも普通のおじさん、おばさんが除草剤として「ラウンドアップ」を撒くし、化学物質や放射性物質で汚染されていない自然な食べものを食べることすら難しいこのごろです。

311福島原発事故以降、低線量被曝は人類全体の問題になりつつあります(もうなっているけど、ほとんどの人は気づいていません)。食物連鎖を通じて濃縮し、私たちの体内に取り込まれる放射性物質による内部被曝を避けるのはとても難しいです。

そんな中で子育てをし、生きていくことは、どれほど大変でしょう。普通に子どもを健康に育てることがこれほど困難な時代はかつてなかったかもしれません。ただ、広島・長崎の原爆で被ばくをした人々が日本の伝統食(玄米、味噌、梅干し、海藻など)で生き延びた、という事実があります。これを頼りに、そのような食生活をここでも続けて、子どもたちの健康を守りたい、と思っています。

しかし、現実は厳しい!ついこの間は娘に「お昼におにぎりのお弁当を持っていきたくない。みんなと同じサンドイッチがいい」と言われて、朝からケンカ。娘はみんなと同じお弁当を持っていくことで仲間に入りたいし、受け入れてほしいのでしょうね。私は健康が優先だし、日本人であることを恥ずかしがってほしくないし、また日本食をありがたく、美味しく食べてほしいし、アメリカのお友達にも分けてあげるぐらいの子に育ってほしいので、がっくりです。

このブログで何度か福島の子どもたちをここハワイ島に連れてきて、夏休みを過ごしてもらう、という取り組み(Aloha福島キッズ・ハワイプロジェクト)に参加や賛同のお願いをしていますが、今日まで寄付もサポートもごくわずかで、実行できるのか不安です。こういう事実にも(自分が目指すことが人々の関心ごとと大きな差がある)、勇気をくじかれます。

それでも、自分が一番やりたいことをやる、できるまであきらめない、と言い聞かせています。

最初のモンキーベイ自然保護区を作る時も、クリーンアップキャンペーンを始めたときも、一人でした。そういえば、ずいぶん長い間、ずっと一人だったなあ。

やがてもう一人、また一人と仲間が現れ、自然保護区は作られ(今もその地帯は伐採されずに守られています)、クリーンアップキャンペーンは今日も受け継がれて、続いています(海の汚染は相変わらずですが)。

私が環境活動に関わり始めてから、「大事なことは2つ」、と自分に言い聞かせていました。今、もう一度、そのことを思い出し、自分に言い聞かせます。

それは:
1、始めること
2、続けること
だけです。

Aloha福島キッズ・ハワイプロジェクト始めました。このブログに右上に寄付先を載せました。どんなに小さくても良いです。賛同(サポート)を寄せてください。私はできるまで、続けます(あきらめません)。


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2 件のコメント:

是々非々 さんのコメント...

同じ両国高校の卒業生として、また「マスコミ→外資系金融機関」と偶然にも菊池さんと同じコースをたどった者として、貴ブログを3年間拝読してきました。この辺で総括いたしましょう。

ボストン・マラソンで爆弾事件が起きました。これも米国政府の自作自演でしょうか?  違います。憎むべきテロです。今回は幼い子供も犠牲になりました。死者への冒瀆になるようなことを菊池さんがお書きにならないよう、事前にクギを刺しておきます。

リビアの米国大使殺害に関して、貴ブログでは米国政府の自作自演を強調するかのように「ベンガジに米国大使館はなかった」などというコメントを掲載していましたが、ベンガジに米国大使館は確かに存在しません。あるのは米国領事館です。トリポリの大使館から出張していた駐リビア米国大使が、そこで殺害されたのは紛れもない事実です。もし本当にベンガジに米国領事館すら存在しないのなら、そこを舞台にした暗殺事件を米国政府がでっち上げると思いますか? 簡単にバレてしまいますよ。

911問題も、ビンラディンが米軍に殺害されたあたりから、菊池さんの主張が怪しくなりました。あれ以来、菊池さんが911をあまり取り上げなくなったのは、形勢不利を悟ってフェードアウトを狙っているのではないですか? テレビ朝日の内田キャスターからも、「菊池さんの911陰謀説には与しない」とぴしゃりと言われたでしょう。そろそろ、変な活動はやめましょうよ。あれはアルカイダがパイロット訓練を施した手下にハイジャックさせ、NYのビルに突っ込ませたのです。“疑惑”は菊池さんの考え過ぎだったのです。

先日、関西で震度6級の大地震が起きました。これも米軍の気象兵器が引き起こしたのですか? 東日本大震災も気象兵器の仕業だとか。米軍を憎むお気持ちは理解できますが、「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い」では困ります。菊池さんが誤解されかねないコメントは、お書きにならないほうが無難でしょう。

北朝鮮がまたミサイルを発射しようとしています。人道援助で他国が金品を送ってあげても、それが民衆に行き渡らず、兵器や軍事物資に化けています。ミサイル一基にどのくらいのお金がかかっているのでしょうか? 民衆は飢えています。北朝鮮が韓国ヨンピョン島を攻撃したとき、菊池さんは「貧困が原因でしょうか」などと的外れなことをお書きになっていましたが、貧困が金王朝を攻撃的にしているのではなく、金王朝の軍事優先の姿勢が貧困を生み出しているのです。因果関係を逆に捉えてはいけません。単純なことなのに・・・。

私は「つなぐ光」を立ち上げた菊池さんの行動に深く感銘しています。しかしながら、せっかくの行動も、それ以外の愚行によって打ち消されてしまっています。菊池さんが「環境&平和活動家」と称して、共産主義や社会主義を信奉するのは自由です。しかし、米軍や米国政府をおとしめる目的で、事実とは異なることをでっち上げ、それを巷間に流布していくという手法は感心できません。とくに911では、菊池さんご自身も判断ミスにうすうす気づき始めていながら、今さら後戻りできない・・・といったところでしょうか。勇気を出して、お詫び・訂正をなさってください。

最後に、寄付金集めをなさるのなら、その使途を証明できるものをブログで公式に掲載しないと、いろいろ疑われると思います。「きくちゆみ」で検索すると、菊池さんを詐欺師よばわりする人もおられるようですが、私は菊池さんがそんなことをする人でないことを知っています。誤解を解くためにも、寄付金の使途は客観的に証明する形で明示したほうがよいでしょう。

思想的な信条にとらわれることなく、是々非々の立場から「良いことは良い、悪いことは悪い」と率直に物申せる「活動家」になっていただきたい。決して「扇動家」になることなく。

名前 さんのコメント...

駐留部隊:米女性兵士の3割、軍内部でレイプ被害(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20130319k0000m030127000c.html