ふくしまキッズハワイハウスに滞在中のりおちゃんとママ
昨日はヒロのナニマウガーデン(Nani Mauは「永遠の美」という意味のハワイ語)で行われた「ガーデンパーティー」に行ってきました。「3コースディナーと4コースミュージック」というサブタイトルがついたこのイベントは、ヒロ側に在住している音楽家たちが主催し、収益をふくしまキッズハワイに寄付する、という主旨でした。
ガーデンは手入れの行き届いた見事な熱帯植物園でした。もっと十分な時間をとって、植物を観たかったですが、リハーサルその他で少しだけ。お料理は西洋料理で、数種類の前菜、サラダにメインコースが肉料理2種、エビパスタというチョイス。音楽はスラックキーギターのハワイアン、クラシック、キムラ・ジャズ・アンサンブル、アイランド・スィング・オーケストラの4コース。
私はクラシックの部でフルートソロを2曲披露させていただきました。圧巻だったのは後半のジャズやビッグバンドで、ミュージシャンはこの島で活躍するプロばかり。心底楽しめました。お客様も楽しんでいましたが、あれほど質の高い音楽だったらもっと大勢の人に楽しんでもらいたかったです。広い会場だったので、あと倍は入れたでしょう(参加者は60名ぐらい)。
何より良かったのは、福島からコナに来ている3歳のりおちゃんを連れていったことです。福島のことを話に聞いて頭で理解すること、実際にそこから来た子どもと会って触れ合うこととは、まったくインパクトが違います。
私は音楽のシーンが変わる度に、短い話をさせていただいたのですが、そのときに一緒にりおちゃんとお母さんのみゆきさんに舞台に立ってもらい、なぜ彼らがコナまで来ることになったのかを話しました。
お母さんの「ハワイに来て初めて娘を海に入れることができた」(いわき在住だったが、震災のときりおちゃんは赤ちゃんで、今は3歳。これまで自然の中で子どもを遊ばせることは放射能の影響が心配でできなかった)、いう話は、昨夜集まってくれたハワイの人たち(ほとんどがアメリカ人)に大きな印象を残したと思います。泣いている人もいました。
りおちゃんは昨日はお姫様のようなドレスを着て行ったので、みんなが「かわいい」「プリセスみたい」を連発。大役を果たしてくれてありがとう。
ふくしまキッズハワイハウスは現在、あと2部屋空きがあります。3月14日から1部屋になり、3月23日から4月4日まで満室です。4月5日以降はまた空きがあります。空室がある限りいつでも入れて、最長3ヶ月まで滞在できます。
このブログを福島の知り合いに教えてあげて下さい。滞在希望者は、メールで「ふくしまキッズハワイハウス」というタイトルで問合せをして下さい。