2018/02/23

ラスールって何(誰)?

Rasur Japanラスールジャパンという一般社団法人を2017年1月に立ち上げ、やっと一年が経ちました。
http://rasurjapan.com

「ラスール」って何(誰)のこと?、と良く聞かれるのですが、ここでは「コネクション・プラクティス(略称:コネプラ)」を正式に教えることができる認定トレーナーのことです。

コネプラが学べる日本での講座(コース開催日程):
http://rasurjapan.com/seminar-scadule/
(私は5月26日から7月22日の間に全国各地でコネプラ合宿をやりますので、お楽しみに!)

一般社団法人ラスールジャパンのミッションは、日本語でコネプラを教えることができる「ラスール」の養成です。活動を開始して1年で、現在日本人のラスールは32名になりました。日本にこの教えを持ち込んだ私自身は、日本人ラスールが100名になるまでは日本に通い、コネプラの種まきをすることを決めています。

「ラスール」という名前の由来は、軍隊のない平和国家コスタリカの叙事詩「ラスール あの素晴らしい1週間」の主人公で若い平和のマスターの名前です。同時にラスールは、スペイン語の木の名前でもあり、その木は親木の根元から子木が育ち、その根元から孫木が育つので、コネクション・プラクティスを全世界に提供している「ラスール・ファンデーション・インターナショナル」のロゴマークには、このラスールの木が採用されています。

コネプラを開発し、このファンデーションを創設したのは、私の長年の友人で、平和省運動の仲間でもあるリタ・マリー・ジョンソンで、彼女が現在も代表をしています。

私と玄さんは2006年に「平和省を作ろう」という国際的活動の中でリタと出会い、2007年と2009年にコスタリカへ飛び、当時のBePeaceプラクティス(現在のコネプラ)を学びました。

そして、2014年に日本人で最初の Rasur(ラスール)に認定されました。随分、長い時間がかかりました。


認定を取ってもすぐに教え始めたのではなく、初めての基礎講座を開催するまでに色々乗り越えなくてはならないことがありました(これについては、今、本を書いています)。

最初の講座はドキドキでした。私はこの教えの素晴らしさを確信していて、やる気は満々なのですが、どう受け止められるかわからず、ちゃんと伝わるか不安でした。

でも最初の講座の受講生の川口久美子さん(NVCの学びの途上で出会った)には、コヒーランスと洞察がすごくヒットして、私から基礎コース3までを受け、ファシリテーションを終えて認定試験が受けられるようになるとすぐ、米国に飛んで、見事、ラスールになりました。私が教えた最初のラスールで、彼女の行動力と直感力には今も敬服しています。

そして、川口さんが代表として任意団体ラスールジャパンは動きだし、興味を持ってくれる人や学ぶ人がどんどん増えて、2017年には一般社団法人として「ラスールジャパン」が設立されました。

こう書くと順調なようにも見えますが、複数の人間が集まって何かをやるときには、いろいろな課題(困難)が当然起こります。例えば、現在、マスターラスールとなって、トレーニングチームにいる4名(岩渕恵子、川口久美子、森田玄、私)はキャリアがあまりに違うので、物事を進めるときの具体的選択、好き嫌い、善悪、正誤の解釈に大きい差があります。

週に1度のミーティングで意見がまとまらなくなると、まさに、コネプラの実践。

一人一人の気持ちとニーズ(大切なこと)を聴き合い、全員のニーズを互いに認め合った後、「ハートー脳・洞察」というテクニックで、ヒントや答えをもらいます。

すると不思議、不思議。さっきまであんなにバラバラだった意見が、それら全てを包括しながらも進化したアイデアにまとまり、みんなが納得する方策が見つかるのです。

だから、「コネクション・プラクティス」をマネジメントに採用したグループ(団体)や会社(企業)は最強のチームになると思う今日この頃です。

おかげさまで以前だったら、会うことも話すこともなかったであろう価値観の異なる人たちとの出会いが増え、違いを楽しみながら、仕事を進めている自分がいます。

その変化(進化)に驚いています。

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