2014/02/03

都知事選挙についてもうひとつの考え/桜井市長の演説

南相馬市長 桜井勝延氏の応援演説。なぜ桜井市長がわざわざ福島から東京まで来て、 細川氏を応援しているのか。 涙なしでは聞けない。
「この都知事選はいのちを守るたたかいなのです」
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「なつかしいみらい」というMLでとても共感するメールがありましたので著者の許可を得て転載します。

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みなさん、

僕はあえてどちらを支持するか言いません。
言わないことで、東京の未来にとって一番いい結果をもたらす気がするからです。

宇都宮候補、細川候補、双方の演説をしっかり聞き、各自が決めればいいことだと思います。
細川さんに投票したいと思っている人はそれなりの理由があり、宇都宮さんに投票したいと思っている人も、絶対に宇都宮さんじゃなければダメだと思っているからだと思います。

その思いを無理に説得しようとしてもできるものではないし、説得されることで逆効果になることもあると思うからです。)


それぞれの人を支持しながら意識はひとつになることも十分可能ではないでしょうか。 

このMLには約1000人参加しているそうですが、単純に二分すると500人です。例えば仮に500人の宇都宮支持者が細川さんに切り替えたとしても、たったの500人(その多くは投票権もない)増えるだけなのです。細川さん支持者が宇都宮支持に変わっても500人増えるだけ。もっとも、同様の議論が他の多くの場所で行われていると思いますので、100倍にしてみましょう。それでも5万人です。選挙の結果に影響する数字ではないと思います。


ならば、そんなことしているより(政策的な議論は中身を理解するという意味でどんどんすればいいと思いますが)、投票に行かない人や他の候補者に入れようとしている人たちに働きかけたほうがいいのではないでしょうか。投票に行く予定じゃない人の票は細川さんに入っても宇都宮さんに入っても、脱原発に1票多く入り、無駄にならない。他の候補者(一番いいのが舛添さんにたいした理由もなく入れようとしている人)に入れようとしている人が宇都宮さんか細川さんに切り替えたら、それもプラスの1票となります。しかし、宇都宮さんから細川さん、細川さんから宇都宮さんに切り替わっても、プラスマイナスになってしまうのです。

そしてそのことを通して脱原発や脱成長の概念を多くの人に広めていく。

座間宮ガレイさんや三宅洋平さんのどちらの支持もせず両方を応援する姿勢に僕は一番共感します。

細川さんと宇都宮さんが握手をするようなシーンがあれば、情勢が大きく変わると三宅洋平さんが細川さんとの対談で言っていますが、

細川護煕氏と三宅洋平氏が対談
http://www.youtube.com/watch?v=TQT-fpOwL2Y

湯川れいこさんと座間宮ガレイさんの対談
http://www.ustream.tv/recorded/43220959

意識が大きく変わることを三宅さんは言っているのだと思います。その意識のパラダイムシフトが奇跡を起こす。

そして、そのパラダイムシフトを起こすには、一旦、どちらかを支持するという立ち位置を降りる必要がある。

僕にはそんな気がします。

伯宮幸明

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「都知事の第一の任務は都民の生命と財産を守ることです。
東京から100キロ、200キロのところにある浜岡とか、東海第二とか、あるいは柏崎刈羽などでの、
もし事故が起こったら、都民の生活、安全、財産というものは壊滅的な被害を受ける。
オリンピックや消費税やTPPどころではないんです。
すべてのものが吹き飛んでしまうわけですから。」

1月22日の細川氏の出馬表明のこのフレーズを私たちは本当に理解していますか。
2011年3月11日に起こったことです。

may さんのコメント...

支持する人をあえて表明する事が必要だと思います。
脱原発一本化は有権者の支持表明により可能ではないでしょうか。。

立候補者は各々の想いがあり立候補されたのだから、一本化の判断を委ねるのは間違っていると思います。
両者に苦渋の決断を強いるのではなく、支持者が苦渋の決断をし、結果を得なくてはいけないと。

多くの人が支持表明を明確にすることが結果一本化に繋がります。
現状で当選に重要なのは支持者有権者の支持表明だと思います。

細川氏はご自身の考えは宇都宮氏の主張と近い、しかし脱原発は何より優先しなくてはならないことだと出馬されました。

宇都宮氏は宇都宮氏だから応援するという人がいるから決して下りられない、と。
宇都宮氏は支持者の為に下りないのです。
支持者が脱原発の為に細川氏を支持すれば、宇都宮氏はそれを許諾されるはずです。

原発の残る世の中に描く暮らしは虚像でしかありません。
原発と戦争のない世界が約束されて、やっと未来の暮らしが描けるのです。

宇都宮氏は敗選など恐れていないと言われました。
今後も支持者がある限り挑み続けてくれるでしょう。

懸命に訴える両候補者の思いをどう理解するか。
支持表明が一本化に動く方法だと思います。

選挙戦の裏にある政治の様々な思惑は解りませんが、脱原発、戦争反対の姿勢を国内外に示す事は市井の暮らしの基盤だと思います。
都知事選の国外への発信力を活かすことが、原発と戦争のない世の中を作り、日々の暮らしを考える世の中でいられるのだと思います。

私は細川氏を支持します。

是々非々 さんのコメント...

選挙が終わったので書きます。

細川さんは決して政に携わってはいけない人。政治家には高度な倫理観が求められます。佐川急便1億円事件をお忘れでしょうか。国会で追及されると、印鑑も押していない適当な領収書(今回の猪瀬さんと全く同じ構図)を示して「返済は終わった」。そして数ヵ月であっさりと政権を投げ出す。苦労知らずのお殿様らしい幕引き。

うさん臭いカネの使途は住宅修繕費だとか。家を直すのに1億円? 借金する必要のない資産家でしょう。そもそも住宅ローンを借りるのは銀行です。運送会社から借りますかね(苦笑)。

ダーティーなイメージを払拭すべく、湯河原にこもって陶芸に専念。「庶民的で素朴ないい人」を演じていましたね(ますます苦笑)。この人が当選していたら、猪瀬さんにお辞めいただいた意味がなくなります。

宇都宮さんが共産・社民の推薦を断って左翼色を薄め、細川さんと小泉さんがその応援にまわっていたら、宇都宮さんに大きな勝機があった。大接戦で舛添さんに勝てたかもしれない。「自民党をぶっ壊す」と息巻いた小泉さん、都知事選までぶっ壊してくれました。