2016/07/15

日本初!コネクションプラクティスのファミリーキャンプ

昨日、5週間の日本ツアーからハワイに戻って、引越し荷物で雑然とした中で何とか一息ついたところです。

今回は、福岡、長崎、熊本、岡山、京都、清里、東京、名古屋の各地でコネクションプラクティス(元BePeaceプラクティス)を教えてきたのですが、初チャレンジしたのが子どもたちにこのプラクティスを伝える「ファミリーキャンプ」でした。

東京と京都の2カ所で5家族、8名の子ども達が参加し、私も彼らもスタッフの誰もが初体験の中、ワクワク&ドキドキで開催しました。できたてほやほやの子ども用の気持ちとニーズのカードを使ったり(すっごく可愛いです。デザイナーさんの力作です。ありがとう!)、ハートを縫ったり、つながりのプロセスゲームなどをしました。

私たち家族は2014年にカリフォルニアのBePeaceファミリーキャンプに参加したのですが、私は大部分を大人グループで過ごしていたので、子ども達が実際に何をやったのかは見ていないのです。友人と自分の子ども達の話と、ラスールインターナショナルから購入した教材(英語)を頼りに、日本語版を試作しながらのまさに「試行錯誤」の初キャンプでした。(私自身は、教育課程のトレーニングを英語で受けています)

驚いたのは、5歳から14歳までの参加した子ども達の誰もが、共感力があったことです。カードを使ったゲームでは誰もが相手の気持ちとニーズを推測することができて、感動しました。「そうか、子どもはもともと共感的な存在なんだ」というのが私の気づき。もし、これがすべての子どもにも当てはまるのだとしたら、いつ、私たちはその共感力(ここでは、相手の気持ちと大切なこと=ニーズを推測する力のこと)を失ってしまうのでしょう。

もちろん、大人になっても共感力がある人はいますが、これまで教えてきた経験では、自分の気持ちを簡単に表現できない大人の方が多いです。どちらかというと、感情を表現することは日本では推奨されず、感情豊かな人は「大人気ない」とか「女々しい」とか言われたりしますから当然ですね。

子どもの頃、自分はどうだっただろう?
そういえば、「今どんな気持ち?」なんてあまり聞かれなかったな。
その代わり「あなたの意見は?」とか「あなたの考えは?」と聞かれた。
すると、自分の思っていることを話していました。

ある時、キャンプの中で、子ども達に私が共感してもらいました。

「私が日本にいる時、ハワイにいる娘から電話がかかってきました。彼女は電話の向こうで、ママ、いつ帰ってくるの?と言いながら泣いています。その時、私はどんな気持ちだったかな?」
「心配だった?」
「怖かった?」
「悲しかった?」と子どもたちは、次々に私の気持ちを推測してくれました。

次に「私は何が大事だったと思う?」と聞くと、
「安全」
「わかること」
などと答えてくれ、私はすっかり感動。

じゃあ、私の娘はどんな気持ちだったかな?
「悲しい」「寂しい」と子どもたち。
彼女は何が大切かな?
「助け」「大切にされること」「わかること」「つながり」
などと答えてくれました。

それから一緒にコヒーランスをして、私が洞察を得るのを一緒に助けてもらいました。

娘は実は右手を骨折していたのです。怪我をしてすぐに試験があり、右手が使えなくて途方に暮れて、電話をしてきました。

いつもの私ならあれこれアドバイスをするのですが、この時はただ彼女の話を聞いて共感していました。やがて泣き止み、電話を切る頃にはいつもの明るさが戻っていました。最後に、「骨は折れているけど、頭は壊れてないから大丈夫よ」というと笑ってくれました。その後、気持ちを切り替えて勉強し、試験もなんとか切り抜けることができました。

ラスールジャパンは子ども向けの教育課程をRFI(ラスールファンデーションインターナショナル)と提携し、日本語の教育課程を提供しています。まだ教えられる先生が少ないのですが、「つながりのスキルを次世代に」がモットーである私たちは、年に一度はこのキャンプをやっていこうと決めました。

コネクションプラクティスについて:www.rasurjapan.com
お問い合わせ:rasur.japan@gmail.com

p。s。ラスールジャパンの川口久美子さんと名古屋の仲間たちが、名古屋で子どもキャンプを計画しているようですよ。お楽しみに〜




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