5月3日、とある東京の集まりで「厭戦庶民の会」の人たちとご一緒しました。そのとき、彼らが開口一番に言った言葉が、このページのタイトル、「2007年7月15日、日本国憲法は死にます」でした。そして、彼らは2007年7月に予想される憲法改正のための国民投票の模擬投票を体験させてくれました。ちなみに、2007年7月15日は次の参議院選挙が行われる日です。
いやあ、これはおもしろい(恐ろしい)。私もあなたも、ごく普通の良識的な人や平和派・環境派は、まちがいなく「改憲賛成」になってしまうように国民投票が工夫されて(仕組まれて)いました。さすが、彼ら(改憲派)は賢い!!なんて感心している場合じゃありません。
えー!まっさかー!と思う方は、「厭戦庶民の会」のHPを検索して「毒まんじゅう」を読んでみてください。URLはあるのだけど、私が打ち込んでも、どうしてもそこには飛べないのです・・。へんだなあ。
http://www1.odn.ne.jp/ensenshomin/
改憲したい人たちの最大の狙いは憲法第9条の2項です。それ以外はどうでもいい(おいしいエサとして、まかれているものもあります)。そのために今回は軽微な改憲をしておきます。そのときに、しっかり入れておくのが、憲法改正手続きを簡単にする(国民投票なしで改憲できるようにする)ことです。今は、国会議員の3分の2、それから国民の過半数が賛成しなければ改憲ができません。でも、今度の改正案が通ると、国会議員の(出席議員の)3分の2の同意だけで改憲できるようになります。
だから、最初はたとえば抵抗の多い9条は守っておいて、環境権や大量破壊兵器の禁止など、おいしい(私たちが食べやすい)条項を加えておいて、続いて次の改憲のときに、憲法9条を変えてしまうこともできます。どこかの官房長官が言っていたじゃないですか、「改憲グセをつけなくちゃいけない」と。本音は注意していると見えてくるものです。
食べやすくておいしい「毒まんじゅう」がこの憲法改正案。2007年7月までに、日本人の過半数に(え、これって5千万人?)この模擬投票を体験してもらわなくては、と思いました。これを実現するための何かいいアイデアがあったら、厭戦庶民の会にどうぞ。これから私が講演するところでは、どんどん広げていくつもりです。
ensenhatewar@hello.odn.ne.jp
この国民投票なら、このままいったら殆どの日本人(平和派の人でも)は、いくつかの条項には○をつけて、改憲賛成票に数えられてしまうでしょうね。良心的な人ほど、だまされるでしょう。大変だあ。いや、大変だなんて言っている場合じゃない。広げなくっちゃ。これを読んだあなたから、ぜひ友達に伝え始めてくださいね。
1 件のコメント:
内容もだが、単純に技術的興味から見たきくちゆみさんのブログ。
http://soba.txt-nifty.com/blog/2005/09/post_9aba.html
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