日本に戻ってから、これは天のいたずら?、と思うほど奇跡のような偶然(シンクロ)が連続して起きています。
ことの始まりは、私がフルートをハワイの自宅に忘れてきたこと。忘れ物が多いのは私の弱点の一つなのですが、今回のは致命的。「フルートのコンサートをやるのに楽器がなくてどうするの?馬鹿じゃない?」と、自分を責める責める。
フルートがないことに気づいたのは空の上で譜読みを始めたとき。「万事休す」と胃がきゅっと小さくなりました。さんざん自分を罵倒した後は、取り返しのつかない自分のミスを十分に嘆きました。deep mourning.
するとまもなく落ち着いたので、対策を考える余裕ができました。
そうだ!日本にはレンタル楽器というサービスがあるはず。
羽田空港に着くや否やネットにつながる環境に身を置き、いろいろ調べ始めました。たくさん出てきて、楽器が借りられることがわかりました。
でも楽器は吹かないと相性がわからないので、翌朝、早速ネットで調べた渋谷の楽器屋さんへ足を運びました。渋谷センター街の奥にあるそのビルはとても分かりにく場所だったのですが、そこで中古の村松フルートを見つけました。音は上々。他にオプションがなければそれを借りよう、と決めました。村松は1本欲しいフルート(私のはYAMAHAです)だったので、買ってもいいな、とも思いました。
その日のお昼は、姉と姪と渋谷でランチデートでした。私は約束より早く渋谷に来てフルートを試奏していたのですが、気に入った楽器も見つかったので、店員さんに姉の指定したレストランがどこか聞きました。彼女はしばらくきょとんとして、「このビルですけど・・・」。
渋谷に何百、いや何千とある飲食店から、その楽器屋さんと同じビルにあるレストランを姉が指定してくるのは、いったいどれぐらいの確率でしょう。あまりの偶然に驚きました。
そのとき、平和活動の大先輩でフルートを吹く彦坂諦さんのことが急に頭に浮かんできました。「彼の楽器は何かな?もし村松だったら貸してほしいなあ」と思ったのです。
早速、連絡を取ると、彼は3本のフルートを持っていて、どれでも好きなのを1本貸してくれる、その中の1本は村松フルートというお返事でした。この時の喜びは、飛び上がるほどでした。
食事を終えると、彼の住む千葉まで一目散。駅でフルートを無事受け取るとすぐに東京へ戻り、第10回東京平和映画祭の実行委員会へ少し遅れて出席しました。
その日は会議の後、東京平和映画祭のスポンサーを長年に渡ってしてくれた(株)リンクの岡田さんと会うことになっていました。お互いの予定が合うのがこの日だけだったのです。9時過ぎに会議を中座し、午後9時過ぎに指定の場所へ。お会いするや否や、彼から渡されたのは3本のヨーグルトとチラシの束。それは
『森・土・海は食のゆりかご 命のゆりかご』というイベントのチラシで、彼が主催するというのです。
「食」や「農」や「魚」のことで活躍する木村秋則x中洞正x畠山重篤3人は誰1人とっても私が尊敬する人ばかりで、自分がもし東京にいたら絶対参加したいぐらい。「こんなイベントやったことないんだよ。集客って本当たいへんだね、きくちさんの苦労がわかるよ」と岡田さん。「ブログにも書いてよ」と頼まれました(このイベントについては改めて書きます)。
私の目が釘付けになったのは、そのイベントの会場。なんと私の息子が通う大学の講堂ではないですか。
翌日(20日)は久しぶりに東京にいる子どもたち(息子と娘)に会うことになっていました。ハワイー東京と離れているので、会えるのは年に1、2回です。レストランでそのチラシを渡すと、興味津々の様子。「こういうの興味あるんだよね、行きたいな」とつぶやくではないですか。息子とは6歳のときに別れたきりで、私の活動などは何も知りません。農大に進学したことも、こういうイベントに興味があることもうれしくて、ありがたくて、心の中でうれし涙状態。
偶然はまだあります。
その日の昼間は、初リハーサルでピアノの鈴木豊乃さんのお宅へ行っていました。彦坂さんのフルートは素晴らしい響きで、本番もこのフルートを吹くことを決めたのですが、その間夫にも連絡して、ハワイにある自分の楽器を日本に帰国する人に持ってきてもらう算段もしていました。驚いたのは、フルートを運んでくれることになった人が、たまたま茅ヶ崎在住だったこと。なぜなら、私はその人が帰国する日(6月23日)に偶然、茅ヶ崎にいるからです。
シンクロは続くよ、どこまでも〜
リハーサル前に豊乃さんとお電話していた相手が
AIKAさんで、彼女ともつながりがあります。びっくりドンキー創始者の庄司昭夫さん(故人)が招いてくれたイベントで同席して以来、私とAIKAさんはあちこちでお会いしています。今回のピアノ伴奏をしてくれる鈴木豊乃さんとは大の仲良しで、お仕事もたくさんしている、ということでまたビックリ。
さらに、ボーカリストで私のNVCの仲間でもある
鈴木重子さんと豊乃さんのお姉さんが同級生、という偶然も発見し、またまた盛り上がりました。
重子さんとは、先日のNVCリーダーシッププログラムでも8日間寝食を共にしたばかりで、6月24日のコンサートで歌えるかもしれない、と言うお話をいただいていました。これは重子さんに別の仕事が入って実現しませんでしたが、また次の機会を丁寧に作りたいと思いました。
天の上で誰かが楽しんでいるのでしょうか。
わくわくして仕方ありません。
シンクロの連続のありがたさに、生きている喜びを味わっています。
今生で私と出会ってくれたあなたに感謝。
6月22、23日の茅ヶ崎のイベント、24日の北とぴあでの
コンサートに集う方にも、「シンクロ」が伝染するかもしれません。シンクロが毎日続くと楽しいんだなあ、これが。
明日は水の結晶の江本勝さん(7月にハワイに来島)とお会いする予定。Aikaさんと江本さんは仲良しで、彼女のアベマリアを水に聴かせて、結晶写真を撮っています。まだまだこの続きがありそうです。
今ここがすべて。
ありがとう、ありがとう。
Mahalo Mahalo
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