2014/06/30

解釈改憲に反対 政権(権力者)が憲法の解釈を変えていいなら、憲法持つ意味がない

カリフォルニアからハラハラしながらこのブログを書いています。

政権(権力者)が憲法の解釈を変えていいなら、憲法持つ意味がないと思いませんか?
なんのために憲法があるのでしょう。法律は国から国民への命令(約束事)ですが、憲法は国民から国(権力者たち)への命令(約束事)だったはず。

安部政権になってから、ますます日本の政治は私たちの思いや願いと乖離しているように感じます。私の得ている情報が正しければ7月1日についに解釈改憲が閣議決定され、集団的自衛権の行使——つまり米国と一緒に戦争する道——が容認されます。

戦争中毒』というマンガが見事に描いたように、米国の基幹産業は軍事産業です。昨日、ロスでAddicted to War(戦争中毒)出版人のフランクさんと久しぶりに再会してきましたが、米国は10年に一度は大きな戦争をしないと経済が回らないようになって久しい国です。それは誰が大統領になってもあまり変わりません。

残念ながら日本の政治、特に外交や経済はワシントンで決定されているのです(永田町ではなく)。米国の命令に従う人が日本のトップの座につけるのです。日本のトップでも彼らに逆らうと、首が飛びます。

米国と一緒に戦争に参加していたら、とんでもないことになりますよ。血も涙も大義もありません。戦争はすべて金儲けのために企てられるのです。まだの方はこの機会にぜひDVD『テロリストは誰?』を観て、『戦争中毒』を読んで下さいね(GPCストアで入手可能)。

自衛隊はあくまでも日本の国土の防衛に専心してほしい。私の本望は軍隊のない世界、戦争をしないのが当たり前の世界ですが、今はまだ現実と理想が程遠いので、現実を直視して書いています。

日本は国際紛争の解決手段のとして戦争をするような普通の国にならなくて良いです。憲法9条という理想を掲げ、世界を平和の方向に導くリーダーになりましょう(米国と一緒に戦争する国ではなく)。

この70年間、私の知る限り自衛隊が他国の人を殺した、ということはありませんでした。自衛隊員が戦争で殺された、ということもなかったと思います(外務省職員がイラクで殺されたことはありましたね。自衛隊員の自殺者が増えているようで、これも対策が必要です)。

暴力は必ず暴力を生みます。

人を殺せば、たとえそれが命令に従った戦争中の合法的行為であっても、その行為はその人にが生きている限り心身に刻まれ、人生に負の影響を与えるでしょう。死んだ人は決して生き返りません。私たちは時がくれば誰もが必ず死ぬのですから、殺したり殺されたりする必要はありません。

人を殺す命令を誰が下すのか。
今の日本なら安部首相ですよ〜。

冗談じゃないですよね。
あの人の命令で誰かを殺すなんてあり得ない!
絶対に私はやりたくないし、誰にもやってほしくないです。

私には2人の男の子がいますが、決して戦争に行ってほしくないし、誰も殺してほしくないし、誰にも殺されてほしくないです。日本は広島と長崎に原爆を落とされ、全主要都市の絨毯爆撃で310万人を殺され、アジアで2千万人を殺すという壮絶な戦争体験を十分にしました。

今は原発の放射能汚染だけでも大変です。
原発のある日本で戦争なんてされたらたまりません。
世界には400基も原発が稼働中です。

どんなに困難でも、面倒でも、日本はこの地球上で他の国々と平和に共に生きることを選び続ける国であってほしい。憲法9条という理想を掲げ(現実とどんなに離れていても)、理想に向かって努力し続ける国の国民として私は生きていきたいです。

ということで、今日ネットで得た情報をシェアします。(私は東京にいないので参加できませんが、魂を飛ばします!)

「戦争をさせない1000人委員会」と「解釈で9条壊すな!実行委員会」の共同行動が今日明日と首相官邸前((地下鉄国会議事堂前・永田町下車)で行われます。


6月30日午後7時半、7月1日は午前9時半と午後6時に首相官邸前へ集合できる方はぜひ。

命令一つで敵国の人間と殺し合いをする(させられる)戦争を日本は永遠に放棄しました。このままこの地球から戦争がなくなる日まで放棄し続けましょう!

次の選挙では自民党や公明党に投票しないこと。
平和憲法9条を生きたまま殺した彼らに、選挙で意思表示することが大切だと思います。

twitterではこうつぶやきました。
https://twitter.com/kikuchiyumi/status/483785965844979713
「日本の大多数が平和を選択する党に投票することが今後重要。平和憲法9条を生きたまま殺した与党に次の選挙で意思表示を。」

今、国会で与党にいる議員たちを選んだ人は、反省してほしい。私は自分の応援した人(たち)を選挙で勝たせることができなかったことを反省します。

また、もっと有効な(言論)活動で大地震の前に日本の原発を止めることができなかったことは後悔してもしきれないです。放射能との付き合いはこれからも一生続くからね。汚れてしまった大地、そこに生きるすべてのいのちにごめんなさい。

でも生かされている限り、呼吸し続けている限り、しっかり息を吐ききって微笑み、できることをあれこれやり続けるつもりです。




2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

もしスイスの様に徹底した軍備増強の基に、一切の軍事同盟・外交状況に左右されない一国平和体制をどんな犠牲もいとわず築く覚悟があるなら評価するが、そうでないなら愚かこの上ない。

平和を声高に叫べば叫ぶほど、大勢の日本人の命を危険にさらす事になる。

匿名 さんのコメント...

憲法9条の破棄、防衛的先制攻撃も完全に合法化する事、核武装、学生への基礎的軍事教練、男女共に例外を認めず50歳まで非常時に動員できる予備役制度、国内に多数の多目的シェルターを設置する事、日本単独で最小限の被害で国土を完全防衛出来る軍備作り。戦争時における在日敵国人の完全拘束、その反抗者の殲滅。これら全てを反対派が受け入れているなら、集団的自衛権の拒否に同意します。