2011/03/31

猫でもわかる「原発なくても電気は大丈夫」

ネットで流れている面白くて役に立つアニメ『源八おじさんとタマ』。

シリーズでテーマごとに原発の問題が2分程度でよくわかるので、おすすめです。

明日(ハワイの3月31日)、小田まゆみさんのジンジャーヒルファームで午後4時から、今日本で起きている原発震災について、お話会をさせていただくことになりました。お友達をお誘い合わせの上、お出かけ下さい。私と森田は、低レベル放射能と健康について、アーネスト・スターングラス博士の通訳をしてきたので、日本ではあまり知られていない彼の情報もシェアさせていただきます。

<きくちゆみ&森田玄を囲むお話会>
1、東北関東原発震災の最新情報
2、放射能と健康
3、妊婦と子どもを疎開させる「つなぐ光」の活動

についてお話をさせていただきます。

言語は集まって下さった方に応じて(日本語と英語)やります。ハワイ島のお知り合いがいらっしゃいましたら、教えて差し上げてくださるとうれしいです。


*読んでくださって、ありがとうございます。あなたの応援がブログを書く励みになりますので、下の緑のボタンをクリックしてくださるとうれしいです。


 

2011/03/30

♪ ハワイに『つなぐ光(Connecting Light)』立ち上がる ♪ - 43分29秒 - 10.9 MB

PodCast GIF

日本では報道されないけれど、海外メディアでは報道されている震災現場の写真の数々。
http://shochan-craze.blog.so-net.ne.jp/2011-03-23
つらいけど、私はしっかり観ることを選びました。家族の遺体を捜す安置所の写真などもありますので、観たくない方は観ないでください。

私はこの重い現実をしっかり自分のこととして受け止め、「原発がないと生きられない」という大宣伝に騙されて(原発がなくても生きて行ける、っていうか、原発がない自然エネルギー分散型社会のほうがずっと安全で健康や環境にもいいです)、間違った選択をしないように生きます。
ーーーーーーー
何のために生まれてきたんだろ
何のために歩いてるんだろう

何のためにあなたに出会ったんだろ
何のためにここにいるんだろう
ーーーーーーー
瀬戸龍介さんの「ホオポノポノ」と、ひろこちゃん(ミナル)の「Walik in Beauty」を311原発震災以降、歌い続けています。

今日はすごい前進がありました。カナダの医師が「つなぐ光」に5千ドルも寄付してくれました。今レートがわるいけど、40万円を持って帰れます!そして、ハワイ先住民のジミーさんとすみこさんたちが、今回の原発震災に対して、早速「つなぐ光・ハワイ」を立ち上げ、被災した農業者たちを、彼のカフナファーム(オーガニックコーヒーやハワイの薬草茶など)で受け入れ、仲間にも呼びかけることを表明してくれました。

Jimmy & FriendsのJPG

次にハワイ島で女神の絵を描いている小田まゆみさんと再会、そして作戦会議。今回の原発震災の体験から、どうやって安全で持続可能な未来を作っていくか、について夜中まで話し合い、すばらしいアイデアが出ました。

Jimmy & FriendsのJPG

まず必要なことは、福島原発の廃炉、浜岡原発の停止、そして日本の原発の段階的廃止。同時に地域分散型自然エネルギーへの転換。それをどうやって実現するのか。

まゆみさんと私は、プルトニウムのない未来を目指して1992年に「虹の蛇」や「プルトニウム・フリー・フューチャー」で一緒に活動しました。あのときは、プルトニウム輸送船の「あかつき丸」が初めてフランスから日本へプルトニウムを輸送することに国際的に反対する異議申し立てを日本政府に対してしました。27国から異議申し立てをしてもらい、日本政府は輸送ルートの見直しに迫られるなど、一定の効果がありました。

あれから19年経った今、今度は原発震災に伴う現在も継続中の深刻な放射能汚染に対して、日本は世界の環境をこれ以上汚さないように、地震国で原発を運転し続けるという愚かで危険な選択を止めさせる、という内容になると思います。

国際環境弁護士と、日本の弁護士にも相談して、手続きを進めるつもり。地震の活動期に入った日本(環太平洋地震帯が活発。ニュージーランドに続き日本です)はもちろん、地震帯の上にあるすべての原発は安全な自然エネルギーに変える必要があります。そして、人類は脱原発をする必要があります。

わざわざ被曝をしてまで(させてまで)エネルギーをえる必要はありません。テクノロジーはあるのです。石油利権、原発利権がじゃましているだけです。

今日のポッドキャストは小田まゆみさんをゲストに迎えました。あとでタイトルをクリックして聞いてください。

*読んでくださって、ありがとうございます。あなたの応援がブログを書く励みになりますので、下の緑のボタンをクリックしてくださるとうれしいです。

2011/03/29

生きて、生きて、生きて

ついに福島原発事故の影響で自殺者が出てしまいました。悲しい。夢の高速増殖炉「もんじゅ」でも、また自殺者が出ました。

福島の野菜農家が自殺 2011年3月29日
http://liten.be//IhPVX  「福島第一原発の事故の影響で、政府が一部の福島県産野菜について「摂取制限」の指示を出した翌日」

この男性は30年以上も有機栽培にこだわってきたのですから、土が放射能汚染されてしまい、キャベツも出荷できなくなって、どれだけ無念だったでしょう(写真を見ると、我が家のキャベツより格段に素晴らしい)。私たちも無農薬で小さいながら田んぼと畑をやっていますので、人ごとではありません。

原発は通常運転でも常にごく微量の放射能(放射性物質)が大気と海に出ています。米国のアーネスト・スターングラス博士ドイツのデータでは、原発周辺で乳幼児死亡率が高いことや、小児白血病や小児がんが高いことがはっきり出ているのです。

日本人が知らないだけ、無関心なだけです。今回の大きな犠牲で関心が高まり、変化が起きますように!

日本のマスコミはスポンサー(電力会社や原子力産業)に配慮をして、本当のことをいいません。テレビや新聞がどんなに「原発は安全」と言っても、もう信じられないですよね。

やっとマスコミの中から反省の声がでてきました。反省したなら、こんどこそ、分散型エネルギーで持続可能な社会の実現に力を貸してください!

*毎日新聞 発信箱:すべて想定されていた=福岡賢正(西部報道部)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20110329k0000m070181000c.html
この記事は素晴らしい。他の記者さんも続け〜

日本で今動いている原発は55基。世界の地震帯と原発の地図を合わせるとぎょっとします。日本は世界一の地震国で小さな島国(どこにも逃げられない)。そこに55基も原発を作って動かすなんて、正気ではありません(勇気がある?)。

ひとたび事故になれば、農水産物も、不動産もすべて価値がなくなります。もちろん健康やいのちも、幼い者から蝕まれていきます。今起きていることは、始まったばかりです。日本は地震の活動期に入っているのです。次は、いつきてもおかしくない東海大地震の震央にある浜岡原発がやばい、と言われています。

日本で原発がある場所は、風光明媚な過疎の農漁村。そこで作られる電力は遠い都会へ送られ、放射能の危険だけが地元に押し付けられるのです。いろいろな補助金が国から降りて、立派な施設や道路ができますが、一旦事故になれば、原発で働く地元の人たちが被曝労働を強いられます(今、福島原発で作業に当たる人たちは被災者で、家や家族を失っている人もいます)。彼らは元々、第一次産業で暮らせていたのです。収入は増えたのかもしれません。でも、いのちと引き換えです。

地震国に原発を建てて動かし続けるのは、愚かです。これほど大きな犠牲を払った今、日本は脱原発・分散型自然エネルギーに転換しましょう。大きな犠牲から、大きな気づきと学びを得て、成長しましょう。

福島の一次産業に従事する人たちが絶望するのは当然です。これまで原発に賛成し、推進してきた人たちは、放射能汚染された「健康にただちに影響はない」農海産物を食べてほしいです。テレビで「安全」を繰り返す政治家や専門家たちは、どうぞ率先して食べてください。妊婦さんや子どものいる方は、これからずっと食べものの安全性に配慮してください(これもストレスですが)。

ああ、放射能なんて気にしないで息がしたい、泳ぎたい、水が飲みたい、何でも食べたい!!!もう北半球に生きる人々は「311原発震災」前には戻れない。プルトニウムも出てしまった今、気の遠くなるような年月をまつしかない。

フランス在住の翻訳に携わる有志グループが 福島原発と東北関東大震災に関するフランスメディアのニュースを配信してくれました。ルモンドはさすがに、的を得たインタビューをしています。
http://francemedia.over-blog.com/m/

この元福島県知事、佐藤栄佐久さんは冤罪で知事職を追われた人ですが、彼の本『知事抹殺』は必読です。本が好きな方は必ず読んで下さいね!

今、被ばく覚悟で働くて日当40万円。あなたは働きますか?あなたの大切な人を働かせることができますか?

今、200人以上が交代で福島第一原発の高レベルの放射能の中に入って懸命の作業を続けています。彼らの家族は、どんな思いでいるのでしょう。想像するだけで、息が苦しくなります。

本当にやるせない。原発を止められなくて、ごめんなさい。地震のある国に原発を許してしまって、ごめんなさい。

いのちと引き換えの原発の電気、私はいらない。いのちや健康を削るより、ちょっと不便なほうがいい。

毎日はらはらの放射能のレベル、脱出の目安はこちらに詳しいです。

3月19日の午後、福島県郡山市の原正夫市長が「廃炉」を訴えましたよ!これを生かさなければ、と有志が署名を始めました。今までヒバクを前提として動かされていた原発に、多くの関心を!  ●メール署名送り先: fukushima.hairo@gmail.com

私たちは全員、必ず死ぬときが来ます。どんなにつらくても、どんなに絶望しても、お迎えが来るまでは生きぬきましょう。生きていれば、何かできます。


*読んでくださって、ありがとうございます。あなたの応援がブログを書く励みになりますので、下の緑のボタンをクリックしてくださるとうれしいです。

2011/03/28

コウハウジングとエコビレッジ

今回のハワイで唯一の仕事はコウハウジングとエコビレッジについて取材をして書くことです。コウハウジングについては、前にも書きましたが、ここに詳しいサイトがあります。
https://www.cohousing.org/
アメリカだけで既に150カ所のコウハウジングのプロジェクトがあります。今、私がいるハワイでは2カ所で話が進んでいます。

今日はその一つのミーティングにおじゃまさせていただき、明日はもう一つのエコビレッジになる予定の土地を見せてもらいます。

朝、出演したCarroll Coxショーは、以下のサイトからでダウンロードして番組全部を聞くことができます。英語ですが、一部日本語でも呼びかけています(キャロル・コックスさんのリクエストで)。
http://blog.thecarrollcoxshow.com/2011/03/27/the-carroll-cox-show---03272011.aspx
これを聞いてくれた人は、現在、44986人で、評判も「like(好き)」が100%でした!ありがたいです。

それにしても・・・なかなか仕事に専念できないほど、東北関東大震災と福島原発事故は私に影響を与えています。日本中の人が、きっと同じように仕事に集中できないのではないかと想像します。

私たちができる最高のことは、今与えられている役割をベストを尽くして全うする、ということだと思います。放射能汚染はこれからずっとつきあうことになりますが、それでも目の前のことや人に誠心誠意かかわって、肉体を離れる日まで、私ができることは全部やっておきたいです。

元気の出る沖縄の矢ケ崎先生の言葉を共有します。
ーーーーーーー
矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)

我々は内部被曝隠蔽の歴史を学ぶ必要があります。
被爆者が内部被曝を隠ぺいされて苦しんできている事実を、事実として学びましょう。被爆者は原爆にやられ、その上、内部被曝を切り捨てた「被爆者認定基準」によって苦しめられました。被爆者は二重の苦しみを味合わされたのです。原爆症認定集団訴訟はそのことをよく物語っています。第1次集団訴訟の全判決が内容的に内部被曝を認めて原告側が勝訴したことを再認識しましょう。そして今回の原発炉心溶融の事態に、内部被曝隠蔽の歴史を繰り返させてはなりません。内部被曝を否定された被爆者の苦しみを再現してはなりません。

ますます深刻になっていく放射能汚染の実情が、おずおずとではありますが明らかにされつつあります。汚染は放射性微粒子によって進みます。

試算ですが、放射性微粒子は発電炉上空100mに吹き上げられて、毎秒4mの一様な風に乗るという想定で計算すると、直径1μmくらいならば1500kmはゆうに運ばれます。風が強ければもっと遠くまで運ばれます。現実はシミュレーションのように、放射能汚染の地域が拡大しています。チェルノブイリの時の日本の汚染状況よりはるかに高い汚染が進んでいるようです(小出裕章先生資料)。

スギ花粉の直径が30-40μmですが、放射能微粒子の直径はその10分の1以下のサイズです。普通のマスクでは防除が困難なサイズです。ずいぶん広範囲な地域の住民が内部被曝を受けざるを得ない危機状態が進んでいます。

私たちは汚染される覚悟が必要です。しかし、悲観して恐怖の内に汚染を待つのはよしましょう。この怒りを胸にしっかり収めて、開き直って、楽天的に、知恵を出し、最大防御を尽くしつつ、やるべきことはすべてやることしかありません。そして核のない新しい日本を創ることを決意するしかないのです。

今、端的に言って、日本のどこにいても汚染は避けられません。汚染から精神的に逃げていれば、被災地救援や日常生活にも、「恐怖」は足かせになります。

政府の「安全」、あるいは「直ちには健康に影響は無い」という不誠実極まりない「安全神話」に乗せられば、しばらくしてから現れるとんでもない悲劇が待っています。

みなさん、開き直って楽天的になり、支え合って、最大防護を致しましょう。やるべきことは全部やって、危機を脱出しましょう。救援も生活もやるべきことは全部やって 切り抜けましょう。

正しい知識を獲得することが大切です。心構えは、「みんなで支え合う大きな利己主義」を持ちましょう。
テレビで流されているような、「汚染されたホウレンソウを一年分食べても平気です。」等という蛮勇は、無知であり人間を大切にする思想に欠けたものです。正しい知識を持ち、勇気を持って、賢く人間愛に基づく判断を致しましょう。

ガンマ線発射の放射性放射体が測定されたら、その背後にはたくさんのアルファ線放射体やベータ線放射体が一緒にいます。
政府発表は「X線検診の被曝量と比較して・・」と言いますが、医療では被曝させるけれども被曝する危険以上の医療的メリットがあるという目的を持った被曝です。それだけに被曝限度も大きく設定されているものです。このようなメリットを伴う被曝と迷惑千万な受動被曝を比較すること自体が、まさに不遜な行為ではありませんか?

飛行機に乗った時の被曝といえば宇宙線による被曝です。日常受ける被曝には様々な原因がありますが宇宙線がかなり寄与しています。宇宙から飛んでくる放射線は透過力が高いものです。透過力が高いということは物質(身体)との相互作用が少ないということです。放射線が身体を突き抜けるということは、突き抜けた放射線は相互作用しなかったということです。内部被曝する場合は相互作用の非常に強い放射線(アルファ線、ベータ線)にも被曝することになります。比較する土台に共通性のない比較です。このような発表をする人には、内部被曝の危険性を勉強してくださいと言いたいものです。

がんになって亡くなるのは、1万人に一人くらいのものでしょうか(これは多分非常に低く判断していると思います《肥田舜太郎先生のチェルノブイリ放射性降下物被曝時の乳がん死亡調査》)?(それでも人口が1億人だと1万人!!!)これらの方は病名が判明してもその原因は決して解明されることがありません。決して国家的に補償されることがない被害です。それだけに、原子力発電をやめさせることしか報いる方法がありません。我々の根本的な責任です。閉じ込めることしか対応方法がない原子力発電は、本質的に未熟なテクノロジーなのです。

今は、みんな「貧乏くじは当たらない」と楽天的な願いを持ちましょう。今はあくまで楽天的に、悲観を先取りせず、悲劇の確率を最小限に食い止めることです。あくまで楽天的に憲法の精神で、『個の尊厳』を守ることでやり遂げましょう。

汚染が進む地域で「建物内退避」は危険の増幅です。内部被曝を拡大します。
政府は、住民避難領域を拡大すべきです。
被曝弱者である乳幼児、妊婦、感染症罹患者等々の避難をすぐ行うべきです。

汚染が確認されている地域だけでなく、もっと広い範囲にいる人も放射能汚染の対応を致しましょう。完全防護はできなくとも、部分的でも可能な限り防護することです。
①マスクをしましょう。
②帽子を被りましょう。肌をむき出しにせず、外套は埃の付きにくいものがベター良いでしょう。家に入るときはマスクをしたまま、埃を払い、それから家に入りましょう。
③野菜等の食品はよく洗うことです。流水で洗いましょう。お湯でゆがけばもっと効果が上がるようです。この判断は放射性微粒子が表面にくっついているだけであると判断をしています。放射性物質を根から吸い上げて内部が汚染されている状態ではないと願っていますが、そうなったら廃棄しかありません。汚染されている水から放射性物質を取り除くことは一般家庭では難しいものです。

防護のことは知恵を出し合って致しましょう。
政府は、この事態を客観的に把握し対処できる組織を確保し、体制をとること。
政府は正しい認識を持つこと、迅速に正確な情報を提供すること、人間尊重の立場から対処すること。
政府が客観的な科学的な認識を確保しない限り、推進派のまやかしの安全性吹聴は続きます。
私たちの声はそろえましょう。


*読んでくださって、ありがとうございます。あなたの応援がブログを書く励みになりますので、下の緑のボタンをクリックしてくださるとうれしいです。

2011/03/27

明日、ハワイのラジオに出演、原発震災と「つなぐ光」について話します

出演するのは、この番組です。ハワイでは人気番組だそうです。ハワイ時間の朝8〜10時です。

Carrol Cox ShowのJPG

この春休みは、私と玄さんの結婚10周年記念の「休暇」(仕事ではなく)でハワイ島を訪れることになっていました。

ハワイ島には、ハワイ先住民の聖地に日本企業によりゴルフ場ができることになったときから、彼らの支援や裁判などで何度も来ていますが、いつも取材やワークショップや活動がらみで、休暇でゆっくりしたことはありません。今回初めて、家族で休暇を楽しもうと思っていた直前に「311原発震災」が起きました。

私たちは長年、低レベル放射能とその健康への影響について、翻訳したり、書いたりしてきました。だから地震後、福島原発のトラブルを知った時に、「これはまずい!、妊婦と子どもたちを避難させないと大変なことになる」、と思い、すぐに行動しました。

2006年にスターングラス博士を招聘し、今回壊滅的なダメージを受けた東北各地を講演したのでした。
★「放射線と健康」 アーネスト・スターングラス博士(ピッツバーグ医科大学放射線科の放射線物理学名誉教授)
http://fujiwaratoshikazu.com/2011disaster/

私たちが目指したのは沖縄です。なぜなら、沖縄は原発がなく、地震も少なく、福島からももっとも遠く、放射能の影響を受けにくいからです。沖縄の友人にすぐ連絡をとり、金城睦さんと中川角司さんに相談し、放射能汚染地域の妊婦と子どものいる家族を受け入れるプロジェクト「つなぐ光」を立ち上げたわけです。

すでに、ボランティアは40名を超え、被災地からの母子避難が順調に始まっています。
http://mothership2012.ti-da.net/e3322359.html

というわけで、私は今、オアフ島の「ハワイ1000フレンズ」という環境団体の代表のダナ・ワンさんの家(の外。無線LANが入るのはここだけなので)でこれを書いています。ダナはハワイのゴルフ場を一緒に止めてきた朋友で、私の行動をサポートしてくれています。持つべきものは友達です。

私は、Be the Media、Be the changeと言い続けてきた役割を、どこにいても全うします。

この未曾有の原発震災はまだ始まったばかり。海外では「Fukushima50」と呼ばれる約200人の作業員は、今日も被曝しながら必死の作業を続けていますが、状況は良くなっていません。文字通り命懸けなので、彼らの家族のことを考えると胸がつぶれそうです。

私は命懸けの原発の電気はいらない。地震国に原発は無謀過ぎです。

エネルギー政策の大変換が必要です。たとえば、R水素社会のほうがずっと安心で安全で持続可能です。

「(日本の原発は多重防護で)放射能が漏れるような事故はあり得ない」「原発は安全」と言い続けてきた東京電力や政府が、これほど大量の放射能が環境に漏れた後も、こぞって「直ちに健康への影響はない」と繰り返すのに腹が立つのを通り越しています。

福島の人々、日本の子どもたちやこれから生まれる赤ちゃんのいのちを、何だと思っているのでしょう。日本という地震国(そして最近活動期に入りました)で原発を動かすことは、日本に暮らす人々の健康やいのちを、軽んじているだけでなく、財産も損なっています(放射能汚染した地域は住めなくなるか、住めても家の資産価値が大きく下がる)。農業も漁業も林業も放射能汚染で大打撃です。

経済産業省の役人さま、政府のみなさん、地震国に原発はもうやめましょうよ。放射性物質は風で運ばれ国境を越え、食物連鎖で濃縮され食卓にあがります。地震国の日本が原発を動かし続けることは、北半球に暮らす人にとって、いのちと環境への脅威なのです。

環境NGOが福島原発大事故にともなう情報公開について(アンケート)をとっています。本日3/27締切ですので、ぜひ応えてください。

ハワイ滞在中、「つなぐ光」の拠点をここにも作り、寄付を集め、情報を収集・発信し、できるだけのことをするつもりです。

ハワイにも福島からと思われる放射性物質が到着しました(Civil Beat3月22日の記事)。
http://www.civilbeat.com/posts/2011/03/22/9832-hawaii-radiation-monitors-pick-up-trace-amounts/

★日本では発表されない汚染地図
ニューヨークタイムズの汚染地図 http://goo.gl/h8YpN
ドイツの汚染地図:http://bit.ly/fTiCeC

明日の午後は、今回の旅の間の唯一の決まっていた仕事であるCo-Housingのプロジェクトの取材もします。


*読んでくださって、ありがとうございます。あなたの応援がブログを書く励みになりますので、下の緑のボタンをクリックしてくださるとうれしいです。

2011/03/26

福島の「ハイロアクション」の声明

「ハイロアクション福島原発40年実行委員会」は、2011年3月26日~2012年3月26日までの1年間を「ハイロ(廃炉)アクション年」にしようという呼びかけに集まった福島県内各地の有志により、2010年11月23日に結成されました。

彼らが以下の緊急声明を発表し、福島県庁で記者会見しました。マスコミが取り上げてくれるといいのですが、大新聞には載らないかもしれないので、ここに掲載します。
ーーーーーーーーー

【緊急声明】

 1971年3月、東京電力は、首都圏へ送る電気を作るため、福島の地で、原子力発電を開始しました。以来40年間、私たちは、巨大な事故発生のリスク、放出され続ける放射能が環境と生物に与える影響、そして残される核のゴミなどについて、不安を抱えながら暮らしてきました。

 これまでたくさんの福島県民・国民が、原発の危険性について警鐘を鳴らし、事故へのより根本的な対策と、情報の公開、県民への説明会の開催などを求め、プルサーマルをはじめ、設計寿命を超えた老朽原発の酷使など、危険を増大することに対して反対してきました。

 3月11日、危惧されていた原発の大事故が、現実のものとなってしまいました。

 原発震災発生から2週間、私たちは混乱と恐怖、故郷と生活を失いつつあることへの悲しみと憤りの中で、生き延びる道を探しています。この危機的状況において、以下のことを緊急に実現することを、国、自治体、および東京電力に対し要望し、皆様のご協力を呼びかけます。

1、子どもと妊婦の一刻も早い避難を実現してください。

 放射能の影響を最も深刻に受けるのは、胎児と成長期の子どもたちです。未来を担う世代の健康と生命を守るため、政府は、被爆の危険の高い地域から、一刻も早く遠方へ安全に避難できるようにしてください。屋内退避を余儀なくされている30キロ圏内および、すでに高い空間線量が計測されている地域、風下になりうる地域などを優先して、避難を実施してください。

2、一層の被ばくを避けるため、避難区域を拡大してください。

 現在、避難区域は20キロ圏内に限定されていますが、すでに50キロ離れた福島市内でも通常の400倍の線量が確認されるなど、放射能汚染は大きく広がっています。しかし、政府からの避難指示がないため、多くの県民は学校や職場から離れることができず、被ばくの危険にさらされています。

 政府および自治体は、実際の放射能汚染の状況、気象条件、今後のより深刻な放射能汚染のリスクなどを十分考慮し、抜本的に避難区域を拡大するよう求めます。

3、安全圏への移動ができない住民の生活を支え、放射能の危険から身を守るための正しい情報と物資の提供を早急に実施してください。

 避難するかとどまるかを選択するために必要な情報が十分にない、高齢や健康上の理由で移動できない、移動できない家族を置いていけない、避難区域ではないため職場を離れられない、そして愛する故郷とこれまで築き上げた生活のすべてを置いていけない、等々の理由で、今も福島県内には、たくさんの県民が不安を抱えながら暮らしています。

 今、私たちが必要としているのは、パニックを起こさないための不正確な情報に基づいた「偽の安心」ではありません。正確かつ詳細な情報が必要です。まず、外部被曝と内部被曝を明確に区別し、内部被曝の危険性についての正確な情報を提供してください。水・大気・食物の放射能汚染に関して現在流されている情報は、急性障害と晩発性障害、内部被曝と外部被曝を混同していることが多く、これでは、私たちが自分の状況を適切に判断し行動選択することができません。また福島原発の状況のリアルタイムの情報、特にドライベントなど大規模な放射性物質の拡散がある場合の予告、爆発のリスクに関する現実的な予測、そして詳細な気象情報とそれに基づく放射性物質の拡散のシュミレーションなどを、県民および国民に伝えてください。

 また、遠方への避難ができない住民は今、正しい情報と生活に必要な物資が届かず、孤立しています。こうした人々の安全が守られるよう、生活に必要な物資と放射能被曝から最大限身を守るための正確な情報と防護用品を政府、県、東京電力の責任において、確実に届けてください。

4、福島原発10基は廃炉にしてください。

 国と東京電力には、未来の世代も含めた県民と国民の健康と安全、そして国土の保全を最優先に、この原発事故終息へ向けての全力の対応をお願いします。

 私たちは、このような悲劇を生み出す原子力発電所と共存することはできません。国と東京電力は、福島原発10基全てを、これ以上放射能汚染を拡散させない方法で廃炉にし、永年にわたり責任をもって安全に管理することをお願いします。

5、全国の原子力発電所および核関連施設の停止、国の原子力政策の抜本的見直しをしてください。

 次の巨大地震がいつどこにくるのかは分かりません。しかし、その日は確実にやってきます。3月11日、私たちが経験した恐怖と「間に合わなかった」という無念の想いを、他の地域の人々が再び経験することがあってはなりません。国と電力会社、各自治体は、最新の知見と予防原則に基づき、一刻も早く今稼動中の原子力発電所を停止し、最大限の原発震災防災対策を講じてください。

 国策として原子力発電、核燃サイクル政策を推進してきた国と東京電力ほか関連事業者は、このような過酷事故を引き起こしたことに対し深く反省し、国民に謝罪し、原子力政策の脱原子力への転換をもってその巨大な責任を少しでも果たすことを望みます。


 今回の震災・津波・原発事故において、全国と世界の皆様からの温かいご支援に心から感謝いたします。また現在も続く福島原発事故の鎮静化のために、生命の危険を冒しながら必死の活動をされている方々へ最大の感謝を申し上げます。

 この原発震災によって払わされる多大な犠牲を無にしないために、全ての人々がさらに何らかの行動を起こしてくださることをお願いします。

 全国のみなさん、私たちの故郷福島に起きている現実を、どうぞ注視し続けてください。放射能に県境も国境もありません。私たちと未来の世代の健康と生命を第一に考えた選択をするために、正しい情報の公開と、必要な国・自治体の対策を求める声をあげてください。

 核が引き起こす現実、この悲劇を引き起こした私たち社会の現実に、全ての人々が直面することからしか、未来への希望は生まれません。

 震災・津波の被害を受けた東北各地の人々、そして放射能被曝の危険を共有する全国民、全世界の人々とともに、この厳しい現実から逃げることなく、被害を最小限にとどめ、今後同様の過ちを犯すことのないよう、人類の勇気と叡智を結集することを呼びかけます。



 2011年3月25日 ハイロアクション福島原発40年実行委員会

http://hairoaction.com
info@hairoaction.com

事務局 080-1807-6999
ーーーーーーーーー
地震の後、止まっている女川原発(3基)と福島第2原発(4基)、そして、もっと多くの低中高レベル廃棄物が保管されている六ヶ所村は今、どうなっているのだろうか。続報がない。

妊婦と乳幼児の受け入れ態勢、全国で受け皿できています。問題は、実際に彼らを現地から外に運び出す手段が確保できてないこと(政府が勧告してくれないと、動くに動けない人たちがたくさんいます)。

沖縄の「つなぐ光」の活動がテレビで放映されました。
http://www.youtube.com/watch?v=4uTfJX7ucMI


*読んでくださって、ありがとうございます。あなたの応援がブログを書く励みになりますので、下の緑のボタンをクリックしてくださるとうれしいです。

2011/03/25

311原発震災から2週間目

速報:「つなぐ光」がテレビで紹介されました!
http://www.youtube.com/watch?v=4uTfJX7ucMI
------------
3月11日から2週間が経ちました。アメリカ(と世界)を変えたのは911事件でしたが、日本を変えるのは311原発震災になりそうです。どうか良き方向に、より安心できて、持続可能な方向に変わりますように・・・。残念ながら、アメリカは愛国者法などが制定され、市民の自由が制限される方向に変化しましたので、この二の舞にならいよう、市民が国境を越えて(福島から放射能は国境を越えます)協力しあう必要があります。

日常を取り戻そうとしていますが、なかなかそうは行きません。

毎回、家族で食卓を囲むたびに、これが最後かもしれない、とか、ごはんが食べられてありがたいな、とか、さまざまな思いが巡ります。いわきの友人でまだ連絡つかない人がいます。おそらく、ただメールや電話がつながらない環境だからだ、と思っていますが・・・。

さて、今日は13歳のアイドルのブログを紹介します。

私は知らないアイドルですが、13歳の若さで、しかもテレビで活躍しているアイドルがここまでわかっていることをうれしく思いました。

藤波心(ふじなみ・こころ)さん、どうもありがとう!うちの子どもたちも、このブログだったらわかる、と言っていました。
http://ow.ly/4lYA9

私も小さなメディアですが、このブログやtwitterで発信し続けます。

オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、コスタリカ、ベリーズ、ウガンダ、パキスタン、アルゼンチン、スイスなどなどからぞくぞく、お見舞いのメールや、何ができるか、との問合せが届いています。

いつもの何倍もメールが来ていて、すべてに目を通せない状態になっています(私から返事がないときは、読み落としている可能性もあるので、再送・催促してください)。

この未曾有の大災害から、新しい持続可能な日本が生まれるビジョンを強くもって、今・ここでできることを重ねていきます。

どうもありがとうございます。

*読んでくださって、ありがとうございます。あなたの応援がブログを書く励みになりますので、下の緑のボタンをクリックしてくださるとうれしいです。