黒沢監督は1950年代から原爆や原発の本質を見抜いていたんですね。生きておられたら今の状況について何とおっしゃるでしょうか。高木仁三郎さん共々、今話を聞いてみたいです。他界された方と話す方法を、私は知らないけれど。
https://www.youtube.com/watch?v=1BtNWZ9Q-20
人間も生き物も、生きている時間には限りがあります。私は半世紀生きたので、あとどれぐらい生きられるのかわかりませんが、日本人の平均寿命ぐらいまで生きるとするとあと30年です。
私がふくしまキッズハワイを始めたとき「セシウム137の半減期(30年)がくるまでは活動を続けるつもりで始めた」と言いました。
言ったけれど実現できるかはわかりません。80歳まで健康に生きて、子どもたちのお世話ができる保証はないです。でも、それぐらいの覚悟で始めたので生半可ではありません。
どんなに意味のあることでも、やっている本人がつらいことばかりでは長続きはしません。長く続けるには、笑えること、感動すること、心の平安があること、喜びがあること、理解し合える仲間がいることなどが大事です。
私は生きている間は一瞬一瞬をなるべく笑顔で楽しく過ごしたい。環境問題や原発や戦争などの問題にばかりかかわっているからこそ、なおさら楽しい時間を少しでも増やしたいと思うのです。
ハワイ島に来て、こちらの人たちの生き方(今を楽しむ、終わったことはクヨクヨしない)を観て、私はその影響を大いに受けています。ふくしまキッズハワイの資金集めも、ZUMBAやコンサート、美味しいお食事会、ガレージセールなど自分が楽しいことをしながら少しずつ集めています。
そうすると、苦労の多い資金集めも楽しくできます。今年の夏は12名がやってきます。6月末までには渡航費補助として福島に120万円を送る必要があります。
今日はピアノ伴奏者とバイオリンとの初リハーサルでした。仕上がりはまだまだですが、バイオリンの方と初めて合わせたサンサーンスの「白鳥」は、とても美しかった。これなら本番までには素晴らしい演奏になるでしょう。
満足いく演奏ができたときは、本当に幸せ。
生きていて良かった、って思います。
コンサートのときに「フルートを始めて40年になります」というと、こちらの人はビックリします。「産まれる前から吹いています」と言うと、みんな大笑いしてくれます。フルートを続けてきて良かったです。
60歳になったらZUMBAのインストラクターでデビューしよう、なんて思っている今日この頃です。
放射能と原発とは一生の長いおつきあいになるでしょう。「ふくしまキッズハワイ」はまだ始めてやっと2年目ですが、年を経るごとに活動が大きくなると予測しています。私はその一歩一歩を笑顔で歩んで行くつもりです。
それには、なるべく好きなことで貢献したい。
ありがとうと息を吸う。
微笑んで息を吐く。
これだけで今・ここに居ることができます。
そして、これが私の健康と高い山をいつか登りきるための秘訣でもあります。
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