コナの山側がどしゃ降り続きで、ついにインターネットがダウンしました。ネットがなくなって1週間。本当に不便ですね。どれだけインターネットに依存していたかを痛感しました。
この間、5月25日には、第1回アロハケイキアンサンブルコンサートがありました。会場は満員御礼で、みんなで手作りしたお料理はとても美味しく、オーガニックワインもとても素晴らしい味わいで、何より音楽が最高でした。
ハープのモー・スネールさん
バイオリンのウスラーさん
ピアノのアンヌさん
そしてフルートの私
プレイヤーはそれぞれの楽器の素晴らしい音色を奏で、4人のアンサンブルはとても美しかったと思います。全員でのリハーサルはたった2回しかできませんでしたが、本番は素晴らしいパフォーマンスでした。
感動的だった詩の朗読。福島からやってきている鈴木宏美さんと、英語はタイス・マズールさん。あらおしゅんすけさんの詩集から2編を読ませていただきました。
そして井上美和子さんの愛犬ペペの話。原発が爆発して2時間で娘たちを放射能から守るために必死で脱出した井上一家ですが、避難先の受け入れ状況も決まらない状態で愛犬までは連れていけなかったのでした。
南相馬の家にはすぐに戻る予定が、原発が次々爆発して戻れなくなりました。そして1ヶ月後、仕事道具を取りに行くために高濃度汚染の地を決死の覚悟で自宅に戻ったとき、ペペはまだいたのですが、放射性物質だらけになり、しかも水も汚染されていて洗うこともできず、娘の命を守るために泣く泣く置いてきたのでした。
ペペの物語にはまだ続きがありますが、もう一度ちゃんとインタビューして残しておきたいと思います(私は明後日出発なので、それまでに時間を作らないとね)。原発事故がなければ、こんな悲しいつらい思いをしなくて済んだのです。きっと福島には無数のペペがいると思います。
会場は感動の涙でした。
参加した人たちは口々に「こんな会に参加させてくれてありがとう」「できることをさせて」と言ってくれました。翌日、私のメールボックスには「最高の音楽とワインとお食事であの値段(参加費は15ドルでした)は本当に価値あるものだった」というお礼がいくつも来ていました。
やった〜〜〜
自分でもよくやり遂げた満足感があります。
かかった経費は差し引いていませんが、およそ3000ドルぐらいの寄付が集まりました。次のファンドレイジングはZUMBATHONで7月11日、その次は第2回アロハケイキアンサンブルコンサートで8月10日の予定です。
コナの方はぜひカレンダーに印をしておいて下さいね。
インターネットダウンの状態はいつまで続くのかわかりません。しばらく不便しそうです。メールも返事がすぐにはできないことをお許し下さい。
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