2016/08/06

ふくしまキッズ、ホームステイ体験 広島に思いを馳せながら〜

今日から子供達はホームステイ。これは例年のふくしまキッズのイベントの中で人気が高いので継続していることの一つです。子供たちにアメリカのご家庭に泊まってもらい異文化体験をしてもらうのですが、今年はちょうどこちらの新学期とホームステイの時期が重なり、お子様のいるご家庭はことごとく受け入れが難しく、ホームステイ先を見つけるのに苦労しました。

でもなんとか3組の夫婦がふくしまの子供達のホストファミリーになってくれたので、2名ずつ6名が無事、それぞれの家庭に行きました。テリー、サラ、のりこさん、ありがとう!

子供達は「英語が話せないから、緊張する」と言いながらも、嬉しそうに車に乗って行きました。

今の私は、ホッとした感じ。

毎日毎日、大勢の子供達と過ごすのは楽しいし、ご飯を作ったり、コネクションプラクティスの勉強をしたり、日常のお洗濯や掃除を一緒にやったり、大家族で(総勢11名)過ごすのは好きです。

ただ、自分の時間が取れないので、この2泊3日の間にたまった作業や仕事をやって少し追いつかないと大変です。

ふくしまキッズはとてもやりがいがあります。体力と資金力(と皆様からのサポート)が続く限り継続するつもりですが、同時にたくさんのリソース(特に私たちの時間)が取られるので、バランスを取るのがチャレンジ。

自分のやりたいこと、やらなくてはならないことのバランスをとるのは、まだまだあまりうまくいっているとは言い難く、学びの途上です。

今日は日本は8月6日。広島に原爆が落とされてから71年目です。71年前まで戦争していた国同士の人がホームステイで仲良くしていることは、小さい民間外交で平和創造につながることだと思う。


この間、戦争では原爆は落とされなかったけれど、たくさんの原爆はこの太平洋でも実験のためにたくさん炸裂しました。その影響で故郷を追われたマーシャル諸島の人たちがハワイの最貧困層として存在しています。

そして、核のエネルギーを閉じ込めた原発もチェルノブイリと福島で爆発しました。核の影響で人類と生きとし生けるものの命が滅びることがないよう、自分には何ができるのだろうか、と毎年、8月になると思います。

昨日、福島の子供達と見学に行った海洋哺乳類保護センターでは、ハワイアンモンクシールが絶滅危惧種であることを学びました。この地球の多くの生物種は植物や菌類などまで含めますと、毎日、47〜137種ものが絶滅している、という説もあります。
http://www.nies.go.jp/nieskids/qa/project1/zetumetu/q02.html

種の絶滅を招いた大きな要因を作っているのは人間なので、解決するのも人間にしかできないと思っています。子供達には、そんな話もしながら、なぜこの家では合成洗剤を使わないとか、コンポストをしてゴミを減らすとか、を説明しています。

今年のふくしまキッズハワイプロジェクトは8月17日に彼らが帰国するまで続きます。



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