2011/09/09

10月7日、『チェルノブイリ・ハート』を観て、田中優さんの話を聞いて、優さんに質問しよう!

今、全国各地で劇場上映中の『チェルノブイリ・ハート』、もうご覧になりましたか?
http://www.gocinema.jp/c-heart/

今年は安保から60年、チェルノブイリから25年目、911事件から10年目、そしてイラク開戦から8年目です。911事件の10周年に大きなイベントをやろうと思っていたのが、311で吹き飛んでしまいました。今の私は、「子どもを放射能から守るお母さん」以外の何者でもありません。

1986年のチェルノブイリの原発事故で一番汚染されたのは、ソ連崩壊後別の国になったベラルーシでした。チェルノブイリ原発はウクライナにありましたが、放射性物質は特にベラルーシで広範囲に高濃度に降り注ぎ、今や子どもたちの8割以上が何らかの先天性異常を抱えて生まれてくる深刻な状態です。

イラクでは劣化ウラン弾が使われ、今も放射能の影響と思われる白血病やガンで苦しむ子どもたちの姿があります。

核は平和(電力)利用であれ、軍事利用であれ、DNAを傷つけ、特に幼い子どもたちを襲います。

311以降、福島を中心とする東北、関東圏の汚染も一部チェルノブイリ並みやそれを超えるようになりました。食品の基準は当時のソ連や今のロシア、ウクライナ、ベラルーシより日本のほうが緩くなってしまいました。「農家を救うためには仕方ない」という言葉が聞こえてきますが、内部被曝の影響をより大きく受ける子どもたちは救わなくていいのでしょうか。

まもなく世界の権威(IAEAやICRP、WHO)が福島で国際会議をして「安全」を訴え、それをマスコミが大々的に報じるでしょう。
http://www.ustream.tv/channel/福島国際会議-放射線と健康リスク1

でも、『チェルノブイリ・ハート』が描いている現実は、「安全」とはほど遠く、痛ましく、厳しいです。今の日本政府の対応で、日本の子どもたちのいのちを守れるのか、心許ないです。

では今、私が福島の子どもたちにできることは何でしょうか。まずは事実を知ること、知らせること。それで、企画しました。次になるべく汚染源から子どもたちを遠ざける機会をつくること、と思います。

沖縄で生まれた「つなぐ光」は、これからも子どもたちのキャンプや疎開の受け入れなどに尽力します。今後はハワイ島での長期ホームステイも視野に入れています。この活動はとにかく長くなるでしょう(放射能汚染の影響がなくなるのは、ずっとずっと先の話なので)。

というわけで、10月7日、緊急企画案です。決定企画はこのブログと東京平和映画祭のHPで追って発表しますが、今から10月7日の夜に印をしておいてくださいね。お見逃しなく!

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2011.10.7 イラク戦争8周年特別緊急企画(案)
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<東京平和映画祭 緊急企画 『チェルノブイリ・ハート』上映会&田中優講演&トコトン質問コーナーwithきくちゆみ>

*参加には会員登録(無料)が必要です:
http://www.peacefilm.net/joinus/index.html

日時:2011年10月7日(金)6時30分開場、7時開演(全自由席)9時30分終演予定
場所:都内会場(申し込みをされた方に教えます)

参加費(未定):学割あり。→申し込みをされた方に教えます。
福島から避難してきた方:無料

定員:200名(先着定員制)

参加申し込み方法:メールinfo@peacefilm.netに必ずタイトルを「10/7チェルノブイリ・ハート」として、(タイトルが違うと、申し込み受付がされない場合があります)
1、参加者氏名と年齢
2、ご連絡先(自宅か携帯電話)
をお知らせください。先着定員制です。

当日のスケジュール(予定)
7:00pm 『チェルノブイリ・ハート』上映
8:10   田中優さん講演
9:00   優さんに聞こう!トコトン質問コーナー

ナビゲーター きくちゆみ

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2 件のコメント:

fin_e さんのコメント...

10/7ですが、場所と費用が解らないのでは、判断のしようがないのでは?
もしかして内輪の会ですか。
 

Yumi Kikuchi さんのコメント...

東京ピースフィルム倶楽部のメンバー向けの会ですが、どなたでも会員登録すれば参加できます。
http://www.peacefilm.net/info/20111007.html
会場はオリンピックセンターですが、青少年向けの研修のための施設ですので、不特定多数の人の参加が禁止されています。メールで申し込みされた方に費用を含む詳細をお知らせしています。その段階でキャンセルもできます。(参加費は劇場で映画を観るのよりちょっと高いぐらいです)ややこしくてごめんなさい。