2011/05/12

311から2ヶ月

最近の私への問合せが多いのは、食べ物の安全性について。もちろん産地によっても違う(原発に近いほど基本的には放射能汚染があるが、同心円ではない)けれど、基本的なことは「食物連鎖の上位のものほど、放射性物質(や化学物質)が濃縮されている」ということです。

ですから、子どもたちにはなるべく海草と野菜と米や雑穀などの穀物中心の食生活を心がけます。同時に濃い緑の野菜を増やしましょう。葉緑素には放射性物質を取り込んでも、それによって受ける害を小さくする働きがあるからです。この地球上で植物がみな緑なのはどうしてかご存知でしょう?あの色が太陽の強烈な放射線から植物自身を守っているのです。植物のそんなパワーをいただいて、私たちも内部被曝の影響を小さくしてしまいましょう。

ガイガーカウンターについてもお問い合わせをいただきました。私も今買おうとしていますが、どれも高いですね。安くて手頃なのがないかな、と捜していましたら、食品と暮らしの安全が推奨しているキーホルダー型のものをアマゾンで見つけました。

我が家のある南房総では3カ所(海側2カ所、山1カ所)で測定が行われ、安房マネーの間で情報が共有されています。このような活動と情報共有を地域ごとにやり、それをネットワークして全国マップなどを作る作業は今とても重要です。自分たちでできることは分担してやって、目に見えない放射能というものを目に見える(数値化する)ようにする、ということが。

それにしても、なんていう時代になってしまったのでしょう。明日は娘の誕生日ですが、出るのはため息ばかり。

それでも、私は生きているし、子どもたちも元気です。生きていて、住む場所があるだけでもありがたいですね。これが明日にも続くように、今できる対策はなんでもやっていこうと思います。

一番の対策は、地震国にある原発を古いものから順番に止める、ということです。偏西風が吹く日本では、西側から順番に止めないと、事故のときには意味がないですが。

全国の食品の放射線量については、ここに詳しいです。このサイトを管理している方に心から感謝いたします。

ハワイの牛乳に高濃度(400倍から2000倍)の放射能汚染が見つかり、オーガニックの牛乳の生産者たちが困難を強いられています。

日本と世界中の子どもたちよ、未来世代よ、ごめんなさい。


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2011/05/10

やっぱり「想定外」ではなかった福島原発の事故

これ、スクープもののニュースかも?!長年にわたって原発問題に取り組む「たんぽぽ舎」の山﨑久隆さんの情報です。

屋久島の星川淳さんがこのようにツイートしてくれています。
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これで東電「想定外」の言い訳は100%崩壊!http://bit.ly/jqbLxU原子力安全基盤機構報告書(H22年12月)要点→「(福島第一)津波が7mを超えれば100%の確率で炉心損傷へ」(図3.1、3.2など参照)
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<福島第一原発は「PSA報告」の想定通りに壊れました>
           
             山﨑久隆・たんぽぽ舎

 これまで東電社長などは「想定外の津波に襲われたから」とかなんとか言い逃れに汲々とし、なんとか賠償額を抑えようと必死の様子ですが、そう世の中甘くはありません。
 ちょうど米国のニューレグ1150と同様の確率論的安全評価(PSA)の手法を使った津波の影響評価がされており、とっくに一定の確立で炉心損傷することは分かっていたのです。

 福島第一原発の津波被災については、「平成21年度地震に係る確率論的安全評価手法の改良=BWRの事故シーケンスの試解析=」という表題の報告書に、地震や津波により原子炉炉心損傷が起きる確率の解析が載っています。
http://www.jnes.go.jp/content/000117490.pdf

 この中の「3.津波PSA の試解析」という部分が、今読んでも背筋が凍り付くことが書いてあります。

特に3-11にある「図3.2 津波時のイベントツリー」を見ると、海水ポンプの破壊でもう炉心損傷が起こりえることが示され、海水ポンプが機能しても全交流電源喪失が回復しなければRCIC(原子炉隔離時冷却系統)継続運転不能により炉心損傷に至ることが書かれています。まさに福島第一で起きたことがそのままです。

さらに3-8、3-9ページを見ると、「8時間以内の外部電源復帰」は津波波高が13メートルを超えたら「0.0」すなわち復帰の可能性ゼロと書かれています。

「図3.1 津波時の解析シナリオ」3-10ページは、今回の福島第一原発の運命を正確に記述していました。津波が海水ポンプを破壊し、さらに外部電源喪失に至った場合、もはや望みは絶たれていたと言うことを。

もうちょっと詳しく引用します。

「本解析条件のもとでは、津波の波高が一定値以上(防波堤の効果を考慮しない場合には約7m、考慮した場合には約15m)の場合に条件付炉心損傷確率がほぼ1.0 となり、炉心損傷頻度(相対値)は津波発生頻度(相対値)とほぼ同一となる。これは、それぞれのケースでこの波高を超えた場合に海水ポンプが機能喪失すると仮定していることによる。」

解析はたった一つの、実に簡単なことを書いています。津波波高が7メートルに達したら福島第一原発に望みは無かったのだと。そして実際に津波が来てしまったこと、そして波高が7メートルを超えていたこと。それが全てだったのです。防波堤の効果は、期待は出来ません。なぜならば福島第一の防波堤は5.7メートルしかなかったからです。7メートルを超えれば全て同じということになります。

この後、どのようにしすれば最悪のシナリオを脱することが出来るのかについては、この報告書には一切書かれていません。なぜならば、この報告書の任務では無かったからです。

東電は知っていました。このような事態になることを。そして最悪の事態を回避したいのであれば、別に外部電源を引き入れて、冷却ポンプを動かせば良いことも。そうしていればもしかしたら炉心は破壊されても大量の放射能放出は回避できたかもしれないのです。TMI(スリーマイル島)レベルで回避できたかもしれなかったのです。海や大地をこれほどまでに汚染せずに済んだかもしれないのです。

報告書が作成されたのは昨年12月でした。
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このブログでも書いてきましたが、今起きていることは決して想定外ではありません。地震学者の石橋教授も指摘していたし、『放射能で首都圏消滅』にも詳しく書かれています。

そして、浜岡原発を大地震が襲うのも想定外ではありません。止めてもすぐに止まらないのが原発です。電気を生まなくなったあとも、原発は外部の電気を使ってず〜と冷やし続けなくてはならないのです。これってスゴイ無駄で、しかも危険。

日本は自然エネルギーで国際競争力をつけられるよう社会の合意ができるといいな!



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2011/05/08

広瀬隆「日本と世界を滅ぼす原発震災~巨大地震におびえる日本列島」

以下は米国の政治ニュースサイト「Counter Punch」で既に発表された広瀬隆さんの記事です。日本語では本邦初公開!かもしれません。

ご本人からここで発表する許可を頂きましたので、私のブログの読者にいち早くお届けします。

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◆日本と世界を滅ぼす原発震災~巨大地震におびえる日本列島

  広瀬隆

○地震による原子力プラント破壊の危険性

 すでに深刻なまでに老朽化が進行している原子炉が、あたかもサイボーグのように部品を取り替えて運転を強行しているが、地震の活動期に入った日本で、いつ大事故を起こすかも知れないと、全国の人が大きな不安を抱きながら生活している。

多くの人がなぜ大事故をおそれるか。事故の可能性を最も高めると感じるのは、地震大国・日本における大地震の脅威である。

地震学者・地質学者たちが異口同音に語っているように、1995年の阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)から、日本は戦後ほぼ半世紀にわたる地震の静穏期を終えて、地震の活動期に入っている。二〇〇四年には、新潟県の山古志村に大被害を与えた中越地震が起こった。三年後の二〇〇七年の中越沖地震では、ついに柏崎刈羽原発が大打撃を受けた。二〇〇八年には岩手・宮城内陸地震が起こり、山がまるごとひとつ消えるというおそろしいことが起こった。さらに二〇〇九年の駿河湾地震で、静岡県の浜岡原発が緊急事態となった。そして今回、二〇一一年の東北地方三陸沖地震……。しかもこの活動期は、これから数十年続くと見られている。地質学的に見れば十数年というのは、ほんの一瞬といっていい時間である。

私は、地球を覆っているプレートの中で最大の太平洋プレートが大きく動いているので、世界的に地震が続発するのではないかと予測していた。

巨大地震のJPG

その予感の通り、2009年8月に駿河湾地震が三つ子地震として起こると、翌9月~10月にかけて、サモア諸島沖地震、スマトラ島沖地震、バヌアツ近海地震がいずれもマグニチュード7・6~8・0の規模で起こった。兵庫県南部地震の3倍~11倍の大地震である。これらは図に示したように、いずれも太平洋プレートの動きが中心にあって、どれもがその作用を受けたプレート境界で発生した。翌2010年1月には、太平洋プレート~ココスプレートに押されたカリブプレート境界線上でハイチ地震が発生し、2月にチリ沖で発生した地震はマグニチュード8・8という、巨大なものであった。この地球的な連続地震がおさまってくれるよう祈っていたが、太平洋プレートの動きは、やみそうもなく、2011年3月11日の東北地方三陸沖地震が福島原発メルトダウンを招いた。

○六ヶ所再処理工場は大丈夫か

 日本全国すべての原発と六ヶ所再処理工場で、マグニチュード7から時には8クラスの巨大地震を起こす大断層が至近の距離に走っている。マグニチュード8の衝撃を受ければ、原子力プラントが無事であることは、ほとんどあり得ないことも分っている。

不幸にして、その代表が、目の前の海底大断層が六ヶ所村に上陸していることが明らかになった六ヶ所再処理工場である。日本全国から高レベル放射性廃棄物=死の灰を集めている青森県は、この太平洋プレートに直面して存在する北米プレート上の陸土である。つまり六ヶ所再処理工場にとって一番こわい目の前の海底プレートが、日本列島の下に深くもぐりこんで激動しているわけである。

六ヶ所再処理工場は、建設時に375ガルという低い耐震性しかなかった。現在でも、六ヶ所再処理工場の耐震性はいまだに450ガルにしか上げられていないが、最近の日本の

巨大地震のJPG

地震では、2000ガルを超えるような大地震が続発している。。さらに悪いことに、下北半島は、ほんの5000年前の縄文海進時代に、完全に海の底に水没していた超軟弱地帯であるから、地震が来れば一発でやられる危ない地帯である。(注記:ガル、あるいはガリレオは地震の際の加速度の単位で、人間や建物にかかる瞬間的な力の事。 地震動の加速度で一秒間にどれだけ速度が変化したか表す単位で、震度同様、同じ地震でも観測地点の位置によって違う値を示す。)
 
再処理工場は、全国から集めた使用済み核燃料からプルトニウムとウランを取り出して、高レベル放射性廃液を分離する世界で最も危険な化学工場である。
 

巨大地震のJPG

しかもすでに高レベル放射性廃液が240立方メートルも貯蔵されてしまった。脅威となっているのは、この液体の管理に失敗すると、原子炉の大事故を上回る巨大カタストロフィーになるという危険性である。この廃液は、崩壊熱を出し続けるので、冷却し続けなければならない。しかし、大地震で冷却用の配管が破断して、あるいは電源系統が切断されて停電となり、冷却装置が完全に停止すると、液体が沸騰し始める。最後には爆発によって工場の周囲100キロメートルの範囲で、全住民が致死量の10倍から200倍の放射能を浴びて即死することが、西ドイツの原子力産業の解析で明らかになっている。

さらに2011年の東北地方三陸沖地震からほぼ一ヶ月後の4月7日に、大震災後で最大の余震が起こり、六ヶ所再処理工場でも、外部電源が遮断され、非常用電源でかろうじて核燃料貯蔵プールや高レベル放射性廃液の冷却を続けることができたという、日本消滅の一歩手前まで行った。 ところが日本のマスメディアは、その後も、平然として、以前と変らない。

○年々迫る東海大地震と、浜岡原発の危機

 静岡県の浜岡原発は、駿河湾でマグニチュード8クラスの巨大地震が起こると警告されていながら、とてつもない巨大地震の危険性と同居しながら、綱渡りの原子炉運転を続けてきた。

巨大地震のJPG

太平洋を中心にプレートの配置を見ると、「フィリピン海プレート」、巨大な「太平洋プレート」、「北米プレート」、「ユーラシアプレート」がこみあっているところ、上図の左上に日本がある。このプレート4枚がひしめき合う中心こそ、下図の静岡県御前崎で、だからこそ周期的に大地震が起こる場所だということがよく分る。

巨大地震のJPG

浜岡原発で最もおそれられているのは、下図のように、巨大地震の東海地震と南海地震がほぼ100~250年周期で起こってきた歴史の必然性を知っているからである。2011年現在は、安政東海大地震からすでに157年後にあたり、次の大地震の発生を「今か今か」と待っている不安な状態にある。

巨大地震のJPG

そして予測されている次の東海地震の想定震源域の中心(図中の×印)に、信じがたいことに浜岡原発がある。しかも海底の音波探査の図を見ると、もう30年前からユーラシア・プレートが大きくたわんで、今にもはねかえりそうな状態になっている。

巨大地震のJPG

巨大地震のJPG

今回のような津波が、日本の原発を襲った場合は、グラフのように日本全土の原発は すべて壊滅することが分っている。

「日本と世界を滅ぼす原発震災~巨大地震におびえる日本列島」v.2 - MS Word .doc フォマート 2.6 MB

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2011/05/04

もし「政治家の使命が国民の生命と財産を守ること」なら

「地震国に原子力発電所は無理」、ということはこのブログで何度も書いてきたし、発言してきました。311でそれが証明されてしまって、今の気持ちを表現する言葉をうまくみつけることができません。悲しみと忸怩たる思いと、それでも生きて行くしかない(子どもをなるべく被曝させずに育てて行くための方法を模索中)という現実と。

私の元には赤ちゃんを持つお母さんたちから相談のメールが届きます。母乳をあげながら毎日泣いている、というお母さん。何も知らないことで子どもを被曝させてしまったことに対する罪悪感を持つお母さん。避難をしたいけど家族や地域での責任があって離れられないと悩むお母さん。

どうか、田中優さんの講演を聴いてください。過酷な現実でもしっかり見つめれば、解決の糸口が見えてきます。現実から目をそらしていたら対策を間違えます。

確か菅首相も、歴代の首相も「政治家の使命は国民の生命と財産を守ること」と公言しています。もしそうなら、政治家のみなさん(国会議員だろうと都道府県や市町村議会の議員だろうと)は田中優さんの講演を聴いてください。
http://www.ustream.tv/recorded/14428383

そして、母乳をあげながら泣いているお母さんたち。ぜひ本当のことを知って、お母さん仲間に伝えてください。放射能のこと、原子力発電所のこと、自然エネルギーのこと。

311という未曾有の困難をきっかけに、日本は生まれ変わるのです。それができるかどうかは、私たち次第です。

もし「政治家の使命が国民の生命と財産を守ること」なら、地震国の原発を止めてください。子どものいのちを守るのが大人の責任なら、私たちが力を合わせて、地震国の原発を止めましょう。

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2011/05/03

速報:「子どもに“年20ミリシーベルト”」に世界中から抗議(プレスリリース)

詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.foejapan.org/infomation/news/110502.html
世界が日本の子どもたちのことを心配して観ています!

ガンダーセン博士の「3号機は核爆発だった」は日本のメディアはまだ取り上げていないのでは?



オーストラリアの小児科医のヘレン・カルディコットのNYタイムズへのop-edも秀逸です。
http://www.nytimes.com/2011/05/01/opinion/01caldicott.html?nl=todaysheadlines&emc=tha212

河野太郎議員は「戦時中に、子供たちは大勢、疎開した。つらいこともあったかもしれないが、命を考えれば、やむを得なかった。今回のことも、たしかに精神的につらいこともあるかもしれないが、将来の健康に被害が出かねないことを考えれば、疎開もやむを得ないのではないか。」と言っており、私も同感です。
ーーーーーー

【プレスリリース】
「子どもに“年20ミリシーベルト”」に世界中から抗議

1,074団体および53,193人(61カ国以上)からの撤回を求める声を提出
グリーン・アクション
グリーンピース・ジャパン
原子力資料情報室
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
国際環境NGO FoE Japan

本日、グリーン・アクション、グリーンピース・ジャパン、原子力資料情報室、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)、国際環境NGO FoE Japanの6団体は、文部科学省が、学校等の校舎・校庭等の利用判断における放射線量の暫定的目安として示した年20ミリシーベルトという基準を撤回するように求める緊急要請を、菅首相、髙木文部科学大臣等宛に提出した。本要請には、61カ国から、1,074団体および53,193人の電子署名が寄せられた。

要請は、本基準設定に当たって政府が示した「屋外で3.8マイクロシーベルト/時」とは、労働基準法で18歳未満の作業を禁止している「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時以上)の約6倍に相当する線量であること、年20ミリシーベルトは、ドイツの原発労働者に適用される最大線量に相当することを指摘したうえで、これに強く抗議、①子どもに対する「年20ミリシーベルト」という基準を撤回すること、②子どもに対する「20ミリシーベルト」という基準で安全とした専門家の氏名を公表すること――を要請。市民団体グループは、政府に対し「この2項目の可否とともに、その理由を明らかにすること」を求めた。

この「20ミリシーベルト」に関しては、国際的にも強い懸念の声が上がっている。ノーベル賞も受賞した国際的な医師の団体Physicians for Social Responsibility(本部:ワシントン)は会見を開き、20ミリシーベルトという基準を日本政府が採用したことに憂慮を表明、許容される被曝量の基準を引き下げるように要請した(>別紙)。

また、ドイツのオットーハーグ放射線研究所のエドムント・レンクフェルダー氏は「明らかにがん発症の確率が高まる。基準設定により政府は法的には責任を逃れるが、道徳的には全くそうではない」とコメントしている(4月21日付ドイツシュピーゲル誌)。さらに、豪メルボルン大准教授 ティルマン・ラフ氏は、広く認められた科学的知見として健康への放射線のリスクは線量に比例することを指摘した上で、「親として、また医師として、福島の子供たちに、このような有害なレベルの放射線被ばくをさせることを許す決定は、われわれの子供と将来の世代を守る責任の放棄であり、受け入れられない」としている(共同通信4月26日付 ‘OPINION: Children of Fukushima need our protection’、>別紙)。

文部科学省によれば、「20ミリシーベルト」の根拠は、国際放射線防護委員会(ICRP)の「事故収束後の基準」としての1~20mSvを採用したもの。

今回要請をおこなった市民団体グループは、4月21日に文部科学省および原子力安全委員会、5月2日にはこれに加え厚生労働省と会合を持ったが、政府側からは、基準設定にあたり、子どもの感受性や内部被曝が考慮されなかった理由は示されなかったばかりか、原子力安全委員会におけるきわめてずさんな検討手続きも浮き彫りになった。
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私はもちろん、これを読んでいるみなさんも署名してくださったと思います。まだの方は、こちらで受け付けていますので、ぜひ!
http://www.foejapan.org/infomation/news/110425.html

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2011/05/02

911から311へ

CNNが突然「緊急ニュース」。何かと思いきや、オバマ大統領が出て来て、「米軍の特殊チームがオサマ・ビンラディンを殺し遺体を押収した」と発表。今、ニューヨークは「アメリカは対テロ戦争についに勝利した!」という戦勝気分で、多くの若者たちがグランドゼロに集まっています。

時事のニュースはこれ→http://bit.ly/ipkDPq

このブログを読んでいる方はご存知の通り、私はそもそも911事件の米国政府発表を信じていません。アメリカ人は本当に今までビンラディンが生きていて、たった今、米軍により殺され、これでテロがなくなる(親分がいなくなったから)とでも本気で思っているのでしょうか?

このニュースに接した私の感想は「そのビンラディンは本物なのか?」です。

ビンラディンが本物かどうか、という点については映画『ZERO:9/11』でも取り上げていますので、各自が考えてくださればいいと思います。アメリカでは勧善懲悪的な物語が好まれる傾向があるのですが、それはこの国の危ういところだと思います。

私は暴力はするのもされるもイヤだし、まして暴力でいのちを奪うのは許容できません。テロも戦争もなくしていきたいです。暴力に頼らなくても、いろいろな紛争が解決できるようになりたいので、平和省をつくる取り組みや、NVC(非暴力コミュニケーション)や東京平和映画祭など、いろいろ試行錯誤中です。

仮に「オサマが死んだ」ことで唯一良いことがあるとすれば、これで、米軍が堂々と撤退できることです。オサマを殺して、対テロ戦争を「勝利」に導いたオバマ大統領は、きっとまた人気が復活するでしょうし、この状態で米軍が撤退することは、多くのアメリカ人に受け入れられるでしょう。

さて、私の心・体・頭はすでに911から311へとシフトしています。空気や水や大地や食べ物や母乳に望んでもいない放射性物質が入っているということは、いのちへの暴力です。

311は私や子どもたちと北半球に暮らす人々のいのちに直結していて、悠長なことは言ってられません。今年は911の10周年なので、いろいろな計画はあったのですが、今は自分たちの身に差し迫った地震と原発(放射能)、子どもたちにできるだけ被曝をさせないことに全力投球です。

一つみなさんにお願い&ご相談があります。

「原発は電気エネルギーの30%を賄っている(から原発を止めるわけにはいかない)」と聞いたことがあるでしょう?(本当は18%ぐらいなのですが)

電力会社の言うことを聞いて仮に30%だとして、じゃあ、私たちが30%の節約をしたら、電力会社は原発を止めてくれるでしょうか?「電気もたくさん使いたい、でも原発はいや」では、電力会社も困ってしまうと思います。だから、私たちは今から30%節約をして、その上で、電力会社に脱原発をお願いするという、私やあなたの意思表示のキャンペーンをこの夏のピーク時(真夏の午後が電力消費量のピーク)に向けてやりたいな、と思っています。

何かいいスローガン、方法などがありましたら、コメントで投稿してください。

ちなみに我が家は15アンペアで暮らしています(ので、使用電力は既に節約が難しいほど少ない)。普通の家庭は30〜100アンペアぐらいなので、契約アンペアを下げるだけで節電になります。15アンペアはさすがに少なすぎるかもしれませんが、20アンペアなら結構やっていけますし、ぐんと電気代も下がるのでおすすめです。

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2011/05/01

低レベル放射線と健康

先日、岡山に行ったときにロビン&ソフィアご夫妻(といっても日本人夫婦)を訪ねたのですが、そのとき、ロビンが撮ってくれたインタビューがYou Tubeにアップされました。10分ずつになっていますので、お時間と興味のある方はどうぞ〜

~子供たちを守りたい~どうなってる!? 福島原発と放射能汚染




さて、文科省が福島県内の小中学校の放射線の基準値を「年間20ミリシーベルト」というこれまでの20倍という高い放射線量にしたことで、さまざまな団体や個人が政府や関係者に撤回させるように声を上げています。

でも、今、この瞬間も福島にいる子どもたちは被曝し続けています。子どもたちは、保護者たちは、先生たちは、教育委員会の人たちは、どんな気持ちでいるのでしょう。

「20ミリシーベルト/年」の被曝は子どもには過酷すぎます。このことに抗議して辞任した内閣官房参与・小佐古敏荘氏の会見を観て、資料を読んでください。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110430-00000450-fnn-pol
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/80519.html

私の元にも、子どもの健康を心配するお母さんたちから、たくさんのメールが届いています。

「幼いものほど放射線の感受性が高い」、という原則に照らして、自分の良心と直感に従って行動してください。「精神的感受性」(ほんの微量の放射能でも不安な人もいるし、かなり高い線量でも気にしない人もいます)は人によって違うし、実際の体(健康)への感受性も個体差があります。

放射線の影響は「これだけ浴びたら、必ずこうなる」、というのではなく、あくまで確率的影響しか言えないし、しかも実際病気になったとしても、それが福島原発からの放射能が原因である、と証明することはまず不可能です。

この前のブログでは「チェルノブイリ25年目」の映像を紹介しましたが、チェルノブイリ20年目にもこんな番組がありました。







この番組の5年後に、日本がこんなことになるとは・・・。

目に見えない、ニオイもしない、痛くも痒くもない放射能について体感するのは、本当に難しい。だからこそ、私たちはチェルノブイリの教訓に学ぶ必要があります。

地震国である日本に、こんなにたくさん原発が建設され、311以降も稼働しているのは、放射線のこの性質(見えない、におわない、痛くもかゆくもない)の影響が大きいと思います。もし、放射線が突き刺さるように痛かったら、あるいは臭かったら、原発はすぐに止まっていたでしょう。

今、私たちは他人の痛みを自分のものにできるかどうか、その想像力がどれぐらいあるのか、試されていると思います。私がもし神さまだったら、放射性物質を一瞬で無害化してしまいたいです。それができないので、脱原発/自然エネルギー推進をしながら、少しでも免疫をあげ、元気に生き抜く方法をご縁の方に分かち合っていくつもりです。

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