いよいよ、第3回平和省地球会議のオプショナルツアーも今日で最後。沖縄シンポジウムは、大盛況でした。さきほど、ホテルに戻りました。もちろんくたくたなのですが、なんという幸せな気持ちなのでしょう。
特に、今日のシンポジウムは有意義でした。参加者は100人以上、しかも若い人がたくさん。途中寄った名護のおみやげ屋さんで出会った手づくりTシャツを売っている若者も、友だちを連れてきてくれました。沖縄の懐かしい顔も、うれしかった。
ドットさんのお話もいつもどおりとても素晴らしかったのですが(原稿を持っているので、あとで訳してアップします)、平良夏芽さんと、初めてお会いしたホクレア号の乗組員でスターナビゲーター(星や月と自分の五感だけを頼りに航海する人)の荒木汰久治さんのお話もすばらしく、感動しました。お二人の話はポッドキャストで聴けます。ちょっと雑音がありますが、お許しください。
今日は、第3回平和省地球会議のツアーのフィナーレを飾るにふさわしい日でした。
写真をクリックするとフルサイズでご覧になれます:辺野古:写真:大島俊一
朝は早く起きて、3時間かけて北部の高江へ行き、ヤンバルの豊かなイタジイの原生林(ブロッコリーの森と親しまれています)を見て、ヘリパット建設を阻止している地元の人たちを応援しにいきました。それから、1時間南に下って辺野古へ。ちょうどグリーンピースの「エスペランサ号」が辺野古へきており、魂の兄弟・星川淳さんと再会しました。
そして、グリーンピースインターナショナルとグローバルアライアンスが出会い、一緒にゴムボートで海上基地が建設される場所を視察しました。そこはジュゴンのえさ場であり、子育てをする海域です。
最後まで残った6人は、口々に「沖縄まで残って本当によかった。みんなにこれを体験させてあげたかった」と言っていました。
「こんな美しい海に基地をつくるなんてことを考える人がいる、ということだけでもショック」「こんなところに基地はつくらせててはいけない、米国議会に働きかけよう」と、すぐに具体的な動きが始まりました。
わたしはこのためにこの一年間、準備をしてきたのだな、と思えるほど、力強い、具体的なことが動き始めたので、感無量です。もうこの動きを止めることはできません。アメリカとイスラエルの仲間たちは、沖縄のおじいとおばあの前で(もう10年間も座り込みをしてきた)決意を固めていましたから。
高江では、海兵隊の若い黒人兵士がゲートの前にいたのですが、私たちは彼に話かけました。彼はどうして、高江の人々がゲートで座り込みをしているかわからないというので、説明をしました。わたしは自己紹介の後、彼の手を握って「あなたに生きていてほしい。そして誰も殺してほしくない。わたしは他の人にも生きていてほしい」と伝えました。
彼はイラク帰りでした。「イラクより沖縄の方がずっといい。でも、沖縄より家に帰って妻と子どもと一緒にいたい」と言ったのです。心が通じた瞬間でした。
この話を夜のシンポジウムのときにすると、会場で泣き出す人が何人もいました。
私たちは立場が違っても、心の奥深くで望んでいることはそんなに大きく変わらないのです。
わたしも、子どもたちと夫に会いたい!です。
明日10月3日、米国帰国組4人をお昼に見送り、沖縄の人々と最後のランチを食べて(わたしとガーションさんが4時半のフライト)、帰路に着きます。
沖縄でお世話になったすべてのみなさんに、心から感謝です。
おいしいお弁当を運んでくれた平良さん、ありがとう。あのグレープフルーツは、みんなのどがからからだったので、最高のプレゼントでした。懇親会のごはんも美味しかったし、ツアーやシンポジウムの組み立ても、ばっちりでした。糸数さん、ガリさん、本当によくがんばり、やり遂げましたね。
移動した先々で何日も眠らずに準備をしてくれた人々が数多くいました。
広島でも長崎でも、睡眠時間を削って準備に心を砕いてくれました。
きっと京都でもそうだったことでしょう。
千葉も東京もそれぞれ大変でした(なんだかもうずいぶん昔のことのような気がしています)が、スタッフの大車輪の活躍で、なんとかやり遂げました。始めての、慣れないことを、それぞれが精一杯やってくださいました。チームとして、とても大きく成長できたと思います。
くたくた、でも、さわやかな疲労感で、幸せな気持ちです。
これも、かかわってくださったみなさんのお陰です。
クリシュナムルティーはいいます。
かかわることが愛だ、と。
ありがとう。
おやすみなさい
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