2007/10/28

三者三様の講演会

10月25日に東京FMのディリープラネットという番組の「ハミングバード」というエコロジーのコーナーに生出演しました。ラジオという媒体は、映像がない分、逆に想像力がわくので好きです。ちょっと風邪気味だったので、聞き苦しかったかもしれませんが、環境問題と平和は切り離せない(戦争をやめないと環境が守れない)という切り口で、エコロージー番組に添うよう、モンキーベイ自然保護区からクリーンアップ、そしてグローバルピースキャンペーンから平和省までの取り組みについてお話をさせていただきました。

岡林さんと五十嵐さんの JPG

翌日26日は新宿区労連の女性センターで講演。テーマは911の真相でした。松竹昭代さんの発案でこのテーマになったのですが、女性センターの活動が始まって以来の参加者記録を更新したとのこと。一般の人々もこの問題にやっと関心を持ち始めていることがわかり、うれしい限りです。

27日は関西の岡林さんが主宰する「市民社会フォーラム」で五十嵐仁さんとの講演と対談。彼の「活憲を展望する政治論ー政治学者の立場から」はさすが政治学者、と思わせる内容で、私の頭の中の整理が進みました。いずれHP上に講演録が紹介されるでしょうから、お楽しみに。五十嵐さんのブログ「転成仁語」は面白いです。

わたしはさまざまな運動を展開してきた立場から「活憲を実現するためには」というテーマで、911事件直後にグローバルピースキャンペーンを立ち上げ、メディアミックス作戦の展開を主に、平和省地球会議の報告も交えてお話をしました。台風の暴風雨の中参加した約20名は強者(熱心な方)ぞろいでした。

東京カルチャーカルチャー講演の JPG

この日はもう一つで番があって、7時半から『ごみ捨て場の子供たち』と四宮監督の講演会のゲストとして、お台場の青海駅の「東京カルチャーカルチャー」というところでゲストスピーカーとしてお話をしてきました。あの土砂降りの雨の中、会場はほぼ満席でおどろきました。

「世界の貧困と飢餓と戦争をなくす」ためにカメラを回し続ける四宮ファンが多いということでしょうか。岡山の医師でフィリピンのストリートチルドレンのための活動を続ける「Singing Angel Project」の長島洋さんもゲストスピーカーとして、活動紹介をされました。

貧困も戦争も飢餓も人間が創りだしたもの。だから、必ず人間の力で解決できるはずです。大きな課題ですが、それぞれの場で、それぞれのご縁とその人らしさを駆使して活動が行われていることに希望を見ます。

28歳で米銀を退職すると決めたとき、わたしは地球環境問題の解決をライフワークにする、と決めました。最初は中米の熱帯林の保全から始まったのですが、あれから17年が経ち、わたしの「木を植える」作業は多様な形で展開中です。生物が多様であるほどその生態系が豊かで健康なように、わたし自身も多様な活動を展開し、より豊かにヘルシーに成長していきたいです。

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2007/10/25

「給油継続の是非は、911の検証からだ」という社説

来月行われるホオポノポノのワークショップが大人気。あと10人ぐらいで締め切りです。わたしも参加します。
http://blog.hooponopono-asia.org/?cid=39251

滋賀報知新聞の JPG

さて、アメリカから戻ったら滋賀報知新聞の社説のファックスが届いていました。9月15日付けとちょっと古いのですが、タイトルを見てびっくり(うれしい!)。
給油継続の是非は、まず9・11の検証からだ」(編集主幹:石川政実)
というもので、以下に一部引用します。

「そもそも安倍首相が退陣を余儀なくされたテロ特措法の原点は、六年まえに米国で起こった9・11事件である。この11日にはニューヨークなどで追悼式が行われたが、滋賀県のJR草津駅前広場でも土砂降りの雨の中、市民団体主催でDVD『911の嘘をくずせ(Loose Change)』が上映された。同作品はニューヨークの若者3人が製作した者で、著作権を放棄しネットで無料ダウンロードを奨励して、話題を呼んでいるという。
 内容は、FBIはビン・ラディンを容疑者とは見ていない、世界貿易センターには巨大な爆発物が仕掛けられていた、9・11はアメリカ政府自身によって綿密に計画された、と問題提起を行っている。もしこれが真実なら、米国のアフガニスタンやイラク進攻は、まさに侵略戦争だったことになる。この作品の受け止め方はひとさまざまだろうが、9・11を自らの目で検証する際のヒントになることだけは確かだ」

すごーい!こんなことを社説に書いてくれるジャーナリストがまだ日本にいたのですね。感激しました。さっそく、石川さんと連絡をとらなくては、と思っています。

もう一つ、うれしいのは、立花隆さんが、週刊文春の「私の読書日記」で『9・11事件は謀略か 「21世紀の真珠湾攻撃」とブッシュ政権』(緑風出版、2800円+税)を取り上げてくれたこと。彼曰く、
「そもそも、あの9・11事件そのものが、米政府の公式見解通りの事件であったかどうかわからなくなっているのだ」「政府の公式見解にはあまりの多くの矛盾が存在して、信用できないのだ」「貿易センタービルの崩壊も物理的に起き得ないことが起きている。火災ではあのような崩壊は起きない。地震計の記録などから、明らかに爆発があったと考えられるのだ」「極端な説では、9・11以前からアフガニスタン戦争、イラク戦争のプランができあがっていて、それを発動するために、アメリカ政府が全部自作自演したという説すらある。アメリカ政府はアルカイダの襲撃計画を知っていたのに、国家的危機を演出するためにやらせたなど、さまざまな説がささやかれている」

そして、最後には、わたしも書いているもう一冊の本『9・11事件の省察』も取り上げてくれています。

「この事件に同様の観点から関心をよせる日本人たちの真相究明運動の本として、木村朗編『9・11事件の省察』がある。これも情報量が多い。このような謎をウヤムヤにしたままテロ特措法の延長など、とんでもない。」
と結んでいて、まったく同感です。

立花隆さんは、『戦争中毒』もこのページで紹介してくれたっけなあ。ありがたい、ありがたい。一度、ゆっくりお会いしたいと思っている人です。いつ実現するでしょうか。

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2007/10/22

♪ セドナから戻りました ♪ - 33分29秒 - 7.7 MB

PodCast GIF

Terri  JPG

セドナからの帰りにフェニックスにてテリー・マンスフィールドさんのお宅に1泊し、アリゾナで平和省創設を目指すピースアライアンスの人たちに、第3回平和省地球会議の報告をしてきました。報告は英語で行いましたが、タイトルをクリックすると聞けます。

帰りの飛行機がサンフランシスコで霧に阻まれ着陸できず、乗り継ぎ便に間に合わずに、もう一晩サンフランシスコで足止めを食いました。が、空港近くに住む友人に再会ができたので、これもまた良かったです。

日本は寒くなりましたね。我が家は朝晩の温度が8度まで下がってきました。今年はこの寒い家をなんとか冬も過ごせるよう、母屋の改築の算段をしています。雨漏りしていた納屋の屋根を張り替えてくれた「樹の住まい舎」の佐藤さんが、とても良心的で仕事が丁寧なので、彼のアイデアを取り入れて、冬仕様の家(コーナー)を作ります。もちろん、わたしも玄さんも手伝います。

先日、晴れた日に稲の脱穀をしました。ほとんどイノシシにやられてしまったので、20キロでした。あと、下の田んぼ(ここが一番残った)の脱穀はあさってにやるつもりですが、全部で一俵(60キロ)もいかないかもしれません。悲しい・・・。

と嘆いていたら、山形のお百姓さんから20キロのお米が届きました。わたしたちのお米がイノシシでやられてしまったことを友人伝いに聞いて、「困ったときは助け合い」と送ってくれたのです。涙がでちゃいました。もつべきものは友だちです。ありがとうございます。

きれいな空気と水と大地とお日様が、生きるのに必要なものをすべて与えてくれます。自然が守られて、生態系のバランスが保たれていれば、私たちは健全に生を全うできます。それができなくなっている。毎年難しくなっている山間地での米作りですが、人工林を落葉広葉樹に少しずつ変えながら(成果がでるのは20年後?)、もう少しがんばってここで暮らしてみるつもりです。

2007/10/13

セドナのRaw Spirit Festival(二日目)

Erizさん JPG

Raw Spirit FestivalはもともとRaw Food(生菜食)をしている人たちのお祭りとして始まりました。それが単なる食べ物のことだけではなく、スピリチュアリティ、平和や環境までカバーするようになり、このフェスティバルのオーガナイザーのハッピーさんから私にも講演の声がかかりました。今日は自給的な暮らしとセルフヒーリングというテーマで2回お話をしました。

Raw Food JPG


Raw FoodはLiving Foodとも呼ばれており、今アメリカでもっとも注目を集めている生菜食の健康食です。その癒しのパワーは驚異的で(ガンなどの難病もRaw Foodで治している人が沢山います)、健康志向の高いアメリカ人の間で広がっています。日本ではまだRaw Foodを実践している人は少ないのですが、今回セドナに一緒に来ている友人の石塚ともさんはその1人です。

Tomoさん JPG


昨日は彼女が作ってくれたRaw Foodのアスパラガススープ(グリーンアスパラガス、ネギ、アーモンド)とアボカドとほうれん草サラダの夕食を楽しみました。生菜食(熱を加えていない)であることの最も大事な点は、酵素が豊富である、ということ(加熱すると酵素は死んでしまう)。

Tomo & Suzannaさん JPG


スザンナさんはパンも用意してくれたのですが(焼いたパンはRaw Foodではありません)、スープを飲んでサラダを食べたら、もう満足してしまって、その後、パンを食べたらとてもお腹が重たく感じたのです。パンがお腹に残ってどこにあるのかがはっきりわかり、驚いてしまいました(久しぶりに肉を食べたときのよう)。なるほど、これが生食の醍醐味なのか!、と。

Bladeさん JPG


Raw Foodのシェフはまずベジタリアン(肉抜き)のシェフからベガン(乳製品もなしのベジタリアン)シェフになり、それからローフードのシェフになった人が多いようです。

ここで出会ったシェフたちはお肉のことを「dead animal(死んだ動物)」と呼んでいるので、思わず笑ってしまいました。確かに生菜食は肉食が主のアメリカでは革命的であります。昨年のこのフェスティバルの参加者は300名だったのが、今年は2500人という規模に急成長したのも、アメリカでその治癒力が認められている証拠でしょう。長寿健康食として生菜食(Raw Food)が日本でブレイクするのも時間の問題かもしれません。

Suzannaさん JPG


たくさんの講演やシェフのお話しを聞きましたが、多くの人が自分が病気になったことがきっかけで、Raw Foodを始めていました。そう考えると、病気とかはプレゼントでもあるのですね(嫌なことが後には贈り物となるように)。

Yumiさん JPG


この中でわたしは健康について、シンプルリビングについて、2回話しをしました。そして、明日のフィルムフェスティバルでは「平和の創り方」の上映をする予定です。

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2007/10/12

♪ セドナの美しい朝/AKOちゃんのお知らせ ♪ - 22分26秒 - 5.2 MB

PodCast GIF

昨日はアリゾナのフェニックス・スカイハーバー空港でセドナ行きのバスが満席で4時間もまつことに。くたくたになってセドナに辿り着いたのは夜10時近くでした。そこに迎えに来てくれたのは、スザンナ・ホルツさん。彼女はアメリカで平和省創設をめざすピースアライアンスのアリゾナ州北部の代表をしています。

スザンナさん JPG

スザンナさん


昨日の夜はすでに真っ暗で気付かなかったのですが、セドナの町からあの有名なレッド・ロックが沢山見えるのです。私の泊めていただいた寝室から、レッドロックに朝日が当たる様子をほれぼれしながら、ながめていました。

View JPG

スザンナさんのゲストルームからの風景


そして、彼女の家の美しさ。このように自分のまわりの環境を整えることが平和を創ることの基本だと思いました。この数ヶ月の間、家の掃除も片付けも放り出して平和省地球会議にかかりきりでしたが、自分の環境をないがしろにしながらいい仕事はできない、と反省しています。

スザンナさん JPG

リビングの様子


家に帰ったら、大掃除と整理整頓からやりなおしたいです。

朝、彼女の美しい庭でコーヒーを飲みながら、チムニーロックを眺めてインタビューをしました。

今日はいよいよこれからRaw Spirit Festivalにいってきます。
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AKOちゃん  JPG

特別のお知らせ:われらがAKOちゃんから、上映会とお話会のお知らせがきました。琵琶湖近辺の方はお出かけください。

10月22日〜26日「旅人AKOちゃんの上映会&トークinびわこ」(楽しく暮らそう編)『愛しい地球へ』

22日「テロリストは誰?
23日「東京平和映画祭より
24日「食の未来
25日「シャロム・ヒュッテ」「木の花農園」「EMについて
26日「9・11の嘘をくずせ」「APフェス」
参加費:無料もしくはカンパ
時間:1時より
場所:滋賀の牧野さんの家
問い合せ:077−596−2919(牧野)

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2007/10/11

セドナのRaw Spirit Festival

これからアリゾナ州のセドナにいってきます。Raw Spirit Festivalで講演をするためです。

セドナはアメリカの中でもとてもスピリチュアルな場所で、面白い人たちが集っているそうです。前にわたしをセドナへ誘ってくれたのは、チェロキーインディアンの血を引くダニエルでした。そのときは行くことができなかったのですが、いつかは行きたいな、と思っていたところ、今回実現しました。

You are invited to speak(お話しをするために招待します)、とこのフェスティバルの責任者から誘われたものの、渡航費など旅費は自費、講演料もなしです。市民の集まりではよくあることですが、それでも行こうと思ったのは、セドナという場所に強い縁を感じるから。

期間中はRaw Food(生菜食)になるのも楽しみ。平和省地球会議で外食が続いて、ちょっといつもより元気がない感じなのを、セドナでしっかり充電してきたいです。

それではいってきます!あちらでもネットができたら、ブログを書ます。
そうでなければ10月18日以降に。

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2007/10/08

雨漏り、いのしし、引き受け気功

平和省地球会議が無事終わり、21カ国からの50名が無事帰路に着き、わたしの生活も日常を取り戻しつつあります。もう少し正確に言うと、この間ほったらかしてきたことに向き合いつつあります。

まずは納屋の雨漏り。我が家は借家ですが、母屋は築200年、納屋は築90年ぐらいでしょうか。普段は使っていないのですが、1階には農機具やわらやガラクタが置いてあり、2階はハーモニクスプロダクションの商品倉庫です。そこが雨漏りをしはじめて、急遽、屋根を張り替えることに。

千葉のアースデイで知り合った樹の住まい舎の佐藤さんにお仕事を頼みました。彼の家作りの姿勢に共感したからです。我が家はもともと廃屋だったところを、自分たちでリフォームして格安で借りています。格安な代わり、家の修繕費や道路の維持費などは自費です。収入の少ない我が家にとっては大きな出費ですが、DVDや本を濡らすわけにはいきません。いずれは、この納屋をゲストハウスにしたいという夢もあります。が、実現はまだまだ先かな。

そして田んぼの稲刈り。今年もいのししが大群でやってきて、7枚ある棚田の5枚をなぎ倒していきました。残る2枚を泣く泣く稲刈り。でも、去年は全滅だったから、それにくらべれば少しでも収穫できた今年はありがたいです。

そんなときに、平和省プロジェクトの仲間から教えてもらった「引き受け気功」。いやなこと(とくに病気など)を引き受けると、自然に消えてしまう、という気功です。『人生が変わる引き受け気功』(気楽舎)という本の中には、農作物を荒らす40匹の野ザルの害を引き受け気功で克服してした人の体験談まであるではないですか。もう、びっくり。これって、ホオポノポノともそっくり。いよいよ、レン博士のワークショップも、来月です(わたしも参加します)。

「来年は、電気柵をつけるしかないかな。また出費が大変だね」と、玄さんと話していたのですが、この引き受け気功というものがホンモノならば、電気柵も必要ありません。

今はまだ本を読んだだけなので半信半疑ですが、いいと思うことは即実行したいので、近いうちに習いにいってくるつもりです。引き受け気功のホームページはこちらです。興味のある方はぜひ、学んでみてください。「だまされても3千円」というのが、いいです。

Bicycle Advertisment  JPG

今日は、911事件の報復として、アフガニスタンが攻撃されてから6年目。対テロ戦争に日本が参戦し、インド洋上での給油の継続が国会で問われています。わたしは給油継続の是非は、911事件を再検証することから始めるべき、と思っています。国会議員全員に参考資料として『911事件は謀略か?』と『911事件の省察』を読んでほしいです。

そもそも、テロに対して戦争という方法が有効なのか、を問い直すべきです。逆効果であることが、いよいよはっきりしてきました。イラクは内戦、泥沼状態。そんなことをテーマに東京のカスケードホールで平和への結集をめざす市民の風が主催で「そろそろ自衛隊はイラクから撤退しませんか?」というテーマのシンポジウムが行われました。

パネリストは、川田龍平参議院議員、小林正弥(千葉大教授)、志葉玲(ジャーナリスト)の3人でコーディネーターが私。宣伝不足で参加者は100名に満たなかったけれど、日本の政治をもっと平和な方向に変えたい熱心な人たちが集りました。

志葉玲さんは斉藤貴男さんのピンチヒッター(アメリカ取材が伸びて、帰国が間に合わず)で出演してくれたのですが、今日のシンポジウムのテーマには彼の話とイラクの映像がぴったりでした。こういう映像が毎日お茶の間に流れたら、とっくに自衛隊は日本に戻ってきているでしょうし(兵站は、立派な戦争行為)、アメリカ人が全員、米軍がイラクでしていることを知ったら、対テロ戦争はとっくに終わっているでしょう。

今日のシンポジウムで、わたしが「ブログで発表します」と言った北朝鮮のショートムービーはこちら。アメリカの友人が制作しました。テポドンが飛んで来て、得をするのは誰?



来週、わたしは渡米して、Raw Spirit Festival にて心あるアメリカ人に「平和の創り方」「ハーモニクスライフ」というテーマで講演をしてきます。日本では良く受け止めてもらえる私の講演も、アメリカではどのように受け止められるでしょうか。アメリカ人にとっては、かなり耳が痛い、聞きづらい話です。今から、とてもわくわく、ドキドキしています。

平和省地球会議の写真と映像がハーモニクスライフギャラリーでご覧になれます。

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2007/10/03

♪ 高江、辺野古、そして沖縄シンポジウム ♪ - 29分24秒 - 6.8 MB

PodCast GIF

いよいよ、第3回平和省地球会議のオプショナルツアーも今日で最後。沖縄シンポジウムは、大盛況でした。さきほど、ホテルに戻りました。もちろんくたくたなのですが、なんという幸せな気持ちなのでしょう。

特に、今日のシンポジウムは有意義でした。参加者は100人以上、しかも若い人がたくさん。途中寄った名護のおみやげ屋さんで出会った手づくりTシャツを売っている若者も、友だちを連れてきてくれました。沖縄の懐かしい顔も、うれしかった。

ドットさんのお話もいつもどおりとても素晴らしかったのですが(原稿を持っているので、あとで訳してアップします)、平良夏芽さんと、初めてお会いしたホクレア号の乗組員でスターナビゲーター(星や月と自分の五感だけを頼りに航海する人)の荒木汰久治さんのお話もすばらしく、感動しました。お二人の話はポッドキャストで聴けます。ちょっと雑音がありますが、お許しください。

今日は、第3回平和省地球会議のツアーのフィナーレを飾るにふさわしい日でした。

辺野古の JPG

写真をクリックするとフルサイズでご覧になれます:辺野古:写真:大島俊一

朝は早く起きて、3時間かけて北部の高江へ行き、ヤンバルの豊かなイタジイの原生林(ブロッコリーの森と親しまれています)を見て、ヘリパット建設を阻止している地元の人たちを応援しにいきました。それから、1時間南に下って辺野古へ。ちょうどグリーンピースの「エスペランサ号」が辺野古へきており、魂の兄弟・星川淳さんと再会しました。

そして、グリーンピースインターナショナルとグローバルアライアンスが出会い、一緒にゴムボートで海上基地が建設される場所を視察しました。そこはジュゴンのえさ場であり、子育てをする海域です。

最後まで残った6人は、口々に「沖縄まで残って本当によかった。みんなにこれを体験させてあげたかった」と言っていました。

「こんな美しい海に基地をつくるなんてことを考える人がいる、ということだけでもショック」「こんなところに基地はつくらせててはいけない、米国議会に働きかけよう」と、すぐに具体的な動きが始まりました。

NO BASE3の JPG

わたしはこのためにこの一年間、準備をしてきたのだな、と思えるほど、力強い、具体的なことが動き始めたので、感無量です。もうこの動きを止めることはできません。アメリカとイスラエルの仲間たちは、沖縄のおじいとおばあの前で(もう10年間も座り込みをしてきた)決意を固めていましたから。

高江では、海兵隊の若い黒人兵士がゲートの前にいたのですが、私たちは彼に話かけました。彼はどうして、高江の人々がゲートで座り込みをしているかわからないというので、説明をしました。わたしは自己紹介の後、彼の手を握って「あなたに生きていてほしい。そして誰も殺してほしくない。わたしは他の人にも生きていてほしい」と伝えました。

彼はイラク帰りでした。「イラクより沖縄の方がずっといい。でも、沖縄より家に帰って妻と子どもと一緒にいたい」と言ったのです。心が通じた瞬間でした。

この話を夜のシンポジウムのときにすると、会場で泣き出す人が何人もいました。

私たちは立場が違っても、心の奥深くで望んでいることはそんなに大きく変わらないのです。
わたしも、子どもたちと夫に会いたい!です。

明日10月3日、米国帰国組4人をお昼に見送り、沖縄の人々と最後のランチを食べて(わたしとガーションさんが4時半のフライト)、帰路に着きます。

沖縄でお世話になったすべてのみなさんに、心から感謝です。

おいしいお弁当を運んでくれた平良さん、ありがとう。あのグレープフルーツは、みんなのどがからからだったので、最高のプレゼントでした。懇親会のごはんも美味しかったし、ツアーやシンポジウムの組み立ても、ばっちりでした。糸数さん、ガリさん、本当によくがんばり、やり遂げましたね。

移動した先々で何日も眠らずに準備をしてくれた人々が数多くいました。
広島でも長崎でも、睡眠時間を削って準備に心を砕いてくれました。
きっと京都でもそうだったことでしょう。

千葉も東京もそれぞれ大変でした(なんだかもうずいぶん昔のことのような気がしています)が、スタッフの大車輪の活躍で、なんとかやり遂げました。始めての、慣れないことを、それぞれが精一杯やってくださいました。チームとして、とても大きく成長できたと思います。

くたくた、でも、さわやかな疲労感で、幸せな気持ちです。
これも、かかわってくださったみなさんのお陰です。
クリシュナムルティーはいいます。
かかわることが愛だ、と。

ありがとう。
おやすみなさい

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2007/10/01

♪ 長崎でお別れ、そして沖縄 ♪ - 10分28秒 - 2.4 MB

PodCast GIF

もうすぐ真夜中です。一日があっという間に過ぎます。今日は長崎からホテルを朝早く出発し、長崎空港から沖縄に飛びました。その朝の出発のあわただしい時間に今日帰路に着く人々の一部をインタビューできましたので、聴いてください。久々のポッドキャストです。

10日間も一緒に旅をして、まるで家族のようになってしまったので、お別れが淋しいです。でも、みんなそれぞれの国に戻って、平和省創設のために、そして平和の文化を現実のものにするために、やることが沢山あります。だから、また来年の第4回平和省地球会議(オーストラリア・シドニーで開催予定)までしばしのお別れです。そのときまでに、ここ日本でも進展がありますように。

長崎でのシンポジウムは120人以上の人がつめかけて、大盛況でした。市議会議員の池田章子さんは元教師なのですが、彼女の教え子たちも沢山来てくれて(女生徒ばかり!)、未来にも希望が持てました。懇親会は「大地のテーブル」。ここは野菜のお料理が沢山あっておいしくて、とても評判がよかったです。

長崎の原爆で孤児になった被爆者の下平作江さんのお話には、みんな涙が止まりませんでした。彼女に米国議会で証言してもらおう、米国のテレビで話してもらおう、という提案が次々とされ、実現に向けて協力するつもりです。

広島の平和文化センターのスティーブン・リーパーさんもアメリカの全ての州で2都市ずつと首都のワシントンDCの合計101カ所で、広島・長崎原爆展をやる計画があります。この計画はすばらしいので2008年の大統領選挙前までに、これも実現したいです。

続いて、今回の旅の最期の地、沖縄。アメリカ、イスラエル、カナダで平和省創設をめざしている6人を連れてきました。人数が減ると移動がこんなに楽になるのですね。やっとすこし余裕がでてきました。沖縄は私たちが真剣に移住を考えている場所でもあります。ここの青い空と海と豊かな森は地球の宝物。この宝物を未来の子どもたちにもっと美しくして渡したいです。その未来には基地がもう必要ない社会であってほしいです。

子どもたちに訓練をするのは、人を殺す訓練ではなくて、非暴力の技術(非暴力コミュニケーションや調停や紛争転換や紛争予防など)の訓練のほうがいい。そのために、沖縄の人々と議員と一緒に、平和省の実現を目指したいです。

今日は那覇空港で出迎えてくれたJUMP沖縄のスタッフと玉城(たまぐすく)を訪れ、そのあと海を訪れ、最後に摩文仁の丘へ連れていってもらいました。「平和の礎」の中心にある噴水からは平和の波が世界に広がっていく様子が描かれていましたが、グローバルアライアンスのメンバーと沖縄のスタッフ、そしてそこに来ていた観光客と一緒に手をつなぎ、祈りを捧げました。輪(和)ができた瞬間に何かが変わったのを感じました。

最後の交流会では大城ママさんのおいしい手料理にみな感動。明日はまた早くから辺野古や高江へ向かいます。ぐっすり眠って英気を蓄えなくちゃ。

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