「次の大きな地震に4号機の建屋が耐えられるのかどうか(すでに傾きつつある)」ということを、世界が固唾をのんで見守っています。実際、海外の友人から私への問合せは、ほとんどが4号機の状態についてです。
米上院エネルギー委員会の有力メンバー、ロン・ワイデン議員(U.S. Senator Ron Wyden)が先日来日しました。その後、米国に戻った同議員は、福島第一原発の危機的状況をとくに4号機について「日本に緊急援助が必要だ」と訴えています。(カレイドスコープ)
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1232.html
何らかの理由で使用済み核燃料プールの水が失われ、核燃料がむき出しになってしまったら、どうなるでしょうか。
考えたくもありませんが、あり得る話なので知っておきましょう。
とある原発の溶融貫通(メルトスルー)から引用:
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/6132328.html
なかゆきてる(名嘉幸照)氏に会いました。
原子力技術者と核エネルギーの専門家併せて80人が彼の下で作業しています。
彼に「掌握はできていますか」と尋ねると
「それは東京電力と政府が言っていることです。
全ては安定しているとのことです。
しかしあの中にいる人達は信じていません。
4号機の使用済み燃料プールには1300本以上の使用済み燃料棒があります。
その上、使用前のものもたくさん貯蔵されています。
また強い地震が来たら建屋が崩壊する可能性もあります。
もしそうなると新たな連鎖反応が起こるかと考えます」
崩れ落ちた原発の周辺地域で今後再び強い地震が起きる可能性も
地震の専門家らによって指摘されています。
もしその時に破壊された原発が崩壊するようなことがあれば、
我々がその現状を既に知っているように
日本にとっては終わりを意味するでしょう。
<参照>
福島第一原発4号機燃料プール
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/nature/2012/03/post-566d.html
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終わるのは日本だけではありません。未曾有の放射能汚染は、全世界に影響を与えることになるでしょう。
もちろん福島からの距離と、そのときの風向きや海流により、濃いところ、薄いところ、健康被害の出る人、出ない人と差はあるでしょう。でも人間も動物も、多くのいのちがより幼い者から損なわれ、次の世代が健康に生きることがとても難しい世界になってしまうでしょう。
これを、なんとしても回避しなくてはなりません。
今のままこれ以上の放射能汚染を防げるなら、なんとか日本は再生できるでしょうし、まだ汚染されていない地域ではいのちを紡ぎ続けることができる希望があります。
(とはいえ、武田さんのこのブログは、悲しい・・:
「あと3年・・・日本に住めなくなる日」http://takedanet.com/2012/04/32015331_272e.html)
もはや福島第一原発事故は日本だけの問題ではなく、この地球全体の問題なのです。ワイデン上院議員を応援し、これを米国議会で大き取り上げてもらえるよう働きかけなくっちゃ。(オバマ大統領から野田首相に「こんな状態で再稼働なんて論外」と、きつく言ってもらいたいですね!)
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