2008/06/12

Sisters/ブッシュ大統領の弾劾決議案

英語のインターネットは今、クシニッチ下院議員によるブッシュ大統領の弾劾決議案のことで持ち切りです。彼の演説の一部はこちらで観られます。去年11月のチェイニー副大統領の弾劾決議案提出のときは無視されたけど、今回はCNNやMSNBCなども取り上げ、マイケル・ムーアも報じています。日本ではニュースにならないですね。
ARTICLES OF IMPEACHMENT OF PRESIDENT GEORGE W. BUSH



さて、表題の話題です。今、柏から鴨川に戻る車中でこれを書いています。昨日は午後4時に田植えをやめ、一路柏へ。船橋駅から東武野田線を利用して午後7時ちょっと過ぎに柏駅に到着しました。駅につくと、ニコニコ顔の中嶋怜未さんが待っていてくれました。

彼女と一緒に10分ぐらい歩いて、マンションの1室へ。そこは会員制サロン「Sisters」というところで、わたしの役割はメンバーのみなさまと交流することでした。講演をするものとばかり思っていたのですが、わたしの勘違いで、集まった方たちとお酒を飲み、ご飯を食べながら、コミュニケーションを楽しむための「パーソンズ」という催しでした。

このサロンを主宰されている中嶋さんは月に一度、「この人と話したい!」と思う人を招いて、「パーソンズ」を開催されています。過去の「パーソンズ」には著名人や政治家も多く、どうしてわたしが招かれたのかしら?と不思議でしたが、人選は彼女の直感、とのことでした。

中嶋さんのほがらかで温かい人柄が魅力で、このサロンにはいろいろな方が集まっています。昨日は真夜中近くまで十名ぐらいの方と交流し、そのあとも中嶋さんと午前2時近くまでおしゃべりに花が咲きました。夜はサロンに彼女と床を並べて短時間ですがぐっすり快眠、朝は5時過ぎに早起きして、あれやこれやと話がつきません。とにかく、話題が豊富でいろいろなことをよく知っているので、楽しくて楽しくて。

彼女から聞いた話はここに書くわけにはいかないことも数多く(わたしもよく調べないと)あるのですが、どれも「なるほど」と思わせる話や、直感的に「やっぱりそうか」と思うことが多かったです。真理の探究をなさっている方は中嶋さんに知遇を得ると、楽しさが倍増するでしょう。

彼女とわたしの共通点は、好きなことをして生きている、ボランティア三昧でビンボー暇なしである(失礼!)、そして完全無農薬・無化学肥料で野菜を育てている、というところ。柏近郊になんと千坪もの畑を借りて、穫れた野菜はメンバーに出荷までしているのです(立派!)。そこはもともと痩せた土地で、大家さんは「ここで畑は無理、何も育たないよ」とおっしゃっていたのを、「気(エネルギー)」がいい場所なので絶対に野菜が育つと確信した中嶋さんが耕して、見事な畑にされたとのこと。「まるでフィンドホーンですね」というと、ニコニコ笑ってうなづいていました。

心を痛める事件が続きますが、日々ご縁をいただいた人を大切にして、「一日一生」「一期一会」という思いで生きていこうと思いを巡らせた一日でした。

今日も鴨川に戻ったら田植えの続き。愛と祈りを込めて、1本1本苗を植えさせていただきます。

独りぼっちで誰からも相手にされないと感じている人が、ゆっくり呼吸に意識を向け、今吸っている酸素が植物たちからの無償の愛の贈り物であること、体は数えきれない「いのち」の化身であること、生きているだけでまるごと愛されていることに気づいてくれますように。

 ー今この地球を生きる魂の兄弟姉妹たちへー
ごめんなさい、許してね、ありがとう、愛してる。
I'm sorry, Please forgive me, Thank you, I love you.

玄さんが訳して紹介してくれているマシュー君のメッセージも読んでくださいね。年内には本になる予定です。

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2008/06/11

苗とり——真実も幸せもすぐ足元にある

昨日から玄さん、わたし、そして4月から研修生として住み込んでいる雅史くんと3人で田植えを始めました。今日は午後からたかしくんとみきちゃんが応援に来てくれます。

苗床のJPG

田植えの最初にやることは「苗とり」(その前に田んぼの周りの草刈りもあるけど、これは省略)。苗床にある苗を1本1本抜いて、束ねる作業です。これがなかなか大変。

今年は苗床が上手くいかず(苗床の高さがでこぼこで、低いところの種籾が水没して育たなかった)、まばらな生育なので、余計に仕事が増えています。今ほとんどの農家はこういうことはやっていません。苗は箱苗を買ってきて、機械で植えるのが普通です。

田んぼに足をつけて、鳥の声や風の音を聞いているだけで時間を忘れ、瞑想状態(すっごく気持ちが良いのです)になります。ああ、生きてて良かった、こうやって日本人はずっといのちをつないできたんだな、としみじみ、ありがたくなるのです。ここから生まれるいのちが、わたしや家族や友人たちのいのちを支えてくれます。

夕方、家に戻ると、大分県野津町で完全無農薬・無化学肥料の「循環農法」を完成させた赤峰勝人さんから『ニンジンから宇宙へII』が届いていました。『ニンジンから宇宙へ』の続編で、第2話の「あるがままの神秘」には「雨の愛」「畑のスピリチュアル」「気という名の宇宙エネルギー」など興味深いタイトルが並んでいます。今晩、千葉県の柏へ講演にいく途中に読まなくっちゃ。

(柏近辺の方へ:今晩7時「Sisters」というところで講演します。食事、お酒つき。会費は男性7千円、女性5千円。04-7166-7403)

編集業時代からの癖で、本を買うとすぐ「目次」と「はじめに」と「おわりに」を読んでしまうのですが、赤峰さんが大切なことを言っていますので、引用します。

「雑草と罵倒され、除草剤で生命を断たれている草や植物がどれだけ大切か。害虫と思っていた虫が実は我々のいのちの恩人であったこと。バイ菌と呼ばれ忌み嫌われている菌が、実は必要なときに自然発生して、土からできたものを土に返してくれる循環の立役者であり、菌無き世界に生命の発生はありえないことなどを教えてもらって、完成された循環農法」
「このものさしで観ると虫や菌や草を殺す考え方と、戦争で人を殺す考え方がダブってしまうのです。雑草、バイ菌、害虫と呼ぶその考え方が今のような混沌とした世の中を望んだような気がしてなりません。それを伝えたくて、もう一度、本を出すことにしました」
「真実も、幸せも、すぐ足元にあるのだということを。答えは全て循環の中に隠れていることを。」

赤峰勝人さんと川口由一さんはわたしに食べ物を育てることの大切さ、素晴らしさ、それが与えてくれる深い喜びに目を開かせてくれた恩人です。

彼の循環農法にスポットをあてた映画に、『ニンジンから宇宙へ』という短編ドキュメンタリーがあります。この映画を来月7月18−20日に開催される第5回東京平和映画祭で上映いたします。大スクリーンで『ニンジンから宇宙へ』を観られるのは、おそらく他にはないと思うので、ぜひ足を運んでくださいね。これ1本でも価値があると思います。詳細はHPへ(チケットはわたしから買ってくださいね。たくさん持っています)

東京平和映画祭 http://www.peacefilm.net

当日のロビーでは赤峰勝人さんの『ニンジンから宇宙へ』『循環農法』『ニンジンから宇宙へII』などの書籍を販売しますので、興味のある方はぜひここでゲットしてください。

「農薬や化学肥料がないと農業はできない」と思っているプロの農業者の方々にこそ、この本を読んでほしいです。あなたがもし農業をされていないのでしたら、あなたが野菜やお米を買っている八百屋さんやスーパーの方、産直の生産者などにこの本をプレゼントしてくれると、日本が良い方向に変わっていくと思います。みんなに美味しくて健康でパワーある野菜を食べてほしいです。

すぐにキレたり、心が壊れちゃたりするのは、食べ物にわたしたちの体が分解できない化学物質が入っていて、生命力が欠けていることも一つの原因ではないかと思っています。いのちにとっては、空気と水と食べ物がきれいであることが一番大事。それらを汚し、いのちを蝕みながら、経済成長だけを目指す時代を終わらせ、いのちが大切にされ、育まれる社会に変えていきたい。まずは、わたしとわたしの周りから実践です。

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2008/06/09

セットがお得!/明日から田植え他でてんてこ舞い/子猫差し上げます

このブログを最近知った人から、わたしがまとめて安く販売しているいろんな「お買い得セット」のことを教えてほしい、というメールを複数いただいたので、今でも販売している「セット」をまとめて列挙します。8種類あります。

なお、11冊3000円セットは予定の10セットが2日で完売したのですが、大好評なので1冊だけ内容を変えて継続します。変わるのは『平和の風』(500円)→『The Children Of The Gulf War』(森住卓写真集、500円)。こちらも限定10セット。以下のすべてのセットは税・送料込みの値段なので、お得です。

1、8冊2000円セット:『イラクの現実を見て!』(シャキーム)、『いまあなたが創る 「この国の明日」は』(堤義朗)、『そのとき、赤ん坊がわたしの手の中に』(アレン・ネルソン)、『勇気の源はなんですか?』(伊藤千尋)、『9・11 マスターキーから何が見える?』、『今度の騙しは手ごわいぞ』(安藤育郎)、『くまともりとひと』『あなたは平和憲法を知っていますか』(残り20セット)

2、11冊3000円セット:1の8冊セットに『楽して得して徳して楽しく暮らそう』(牧野裕子、350円)、『地球温暖化問題の本質』(小出裕章、400円)、『The Children Of The Gulf War』(森住卓写真集、500円)(10セット限定)

3、カン・ジン・カナメの健康教室4冊2500円セット:医学博士 真弓定夫監修、『白砂糖は魔薬!?』『ごはんはえらい!』『肉はあぶない?』『牛乳はモー毒?』

4、911特別セット(1万円、911真相究明のDVD5本と本2冊のセット):『911ボーイングを捜せ』『911の嘘をくずせ』『ReOpen911(証拠に向きあう)』『911目撃者』『911 Press for Truth』『911ボーイングを捜せ ガイドブック』『911マスターキーから何が見える?』

5、911特別セットプラス(1万5千円):4にさらに最新作2冊『9・11事件は謀略か?』(2800円+税)と『9・11事件の省察』(2700円+税)を加えたもの

6、『戦争中毒』サポーター(1万円):『戦争中毒』(1365円)10冊のセット

7、『バタフライ』サポーター(1万円):『バタフライ』(1260円)10冊のセット

8、きくちゆみセット(1万円):『地球と一緒に生きる』(1700円)『ハーモニクスライフ 自然派生活のすすめ』(1500円)『バタフライ』(1200円)『戦争中毒』(1300円)『テロリストは誰?ガイドブック』(800円)『911ボーイングを捜せ ガイドブック』(800円)『911マスターキーから何が見える』(300円)以上わたしの本7冊に、わたしが広めたい4冊『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方』(1400円、田中優)、『放射能で首都圏消滅』(1200円、古長谷稔)『楽して得して徳して楽しく暮らそう』(350円、牧野裕子)『Children of the Gulf War』(500円、森住卓)を加えた11冊。

まとめて買えばお得です。どうぞご利用ください。入金の照合が大変なので、前払制にします。代金を郵便振替で振り込み、通信欄に希望のセットをご記入下さい。入金が確認された翌営業日の発送です。

郵便振替:00110−1−144224 ハーモニクスライフセンター
(通信欄にセットの内容を必ず明記のこと)
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さて、今日は朝から大雨。今はだいぶ小降りになってきましたが、明日は晴れるので田植えを開始します!今のところ2名が手伝いにくるということですが、まだまだ募集しています。田植え中はハーモニクスライフセンターに無料で宿泊できるので、こういうときにぜひどうぞ。うちのご飯はおいしいですよー!メールかファックス(04-7097-1215)でお申し込み下さい。

田植えの他に、麦刈り、ニンニクとタマネギの収穫、子供部屋とオフィス作り(とわたしは複数の本の原稿)が同時進行中なので、猫の手も借りたいほど忙しいのです。

「猫の手も借りたい」なんて毎日口にしていたら、急に子猫が3匹も我が家にやってきました。1匹は前から約束していた生後3ヶ月の子猫をもらったのですが、あと2匹は生まれたての子猫がビニール袋に入れらてうちのそばの道路の真ん中に捨てられていたのです。車で轢きそうになる寸前で玄さんが発見し、無事保護して我が家に連れてきました。が、生まれたての1匹はミルクを飲むことができずにお空へ帰りました。もう1匹はわたしの指についたミルクをちゅーちゅー吸いながら(動物病院にいって子猫用の哺乳瓶を買ってこなくちゃ)元気に生きています。

(これを書いて1週間後、生まれたばかりの子猫ちゃんは、何か堅いものを飲み込み、排便ができなくなり、あっという間に死んでしまいました。最後の一日はわたしのお腹にいれて抱いていました。はかないいのちでした)

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2008/06/08

川崎、東京でのわたしの講演会が続きます

今日、午後1時から川崎で講演します。テーマは『だいじょうぶ?日本の憲法 9・11事件の真実から見えるもの』。映像を使って911事件から現在の対テロ戦争、その止め方の提案まで、たっぷりお話します。ぎりぎりのご案内でごめんなさい。朝から歌や展示やすいとん試食会など、いろいろな催しがある市民の平和祭りなので、子どもから大人まで楽しめます。川崎近辺の方はぜひいらしてください。川崎市平和館はとてもすてきなところみたいなので、楽しみです!

日時 06/08 午前10時から3時まで(わたしの講演は午後1時から)
場所 川崎市平和館
入場無料

6月10日から14日ぐらいまでは田植えをやり、翌日は東京で講演です。

<きくちゆみ講演会 平和の創り方>
日時:06/15 午後2時から4時まで
場所:東京・品川の聖心侍女修道会(品川区五反田3−8−5)

さらに、翌週はまた川崎で講演とコンサートをします。テーマは「だいじょうぶ?私たちの地球 戦争をしていると環境は守れない」で、平和と環境、そして私たちの健康に焦点を当てたお話です。講演の後はコンサート。玄さんのギターと歌、わたしのフルートとコーラスという編成でアメリカやイギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどで演奏してきましたが、日本でやるのは本当に久しぶり。ちゃんと練習しなくちゃね!今月末、玄さんたちの「ニューフロンティア—ズ」のCDが何十年ぶりかに発売され、6月29日には原宿のクエストホールで吉川忠英さんのコンサートにゲスト出演します。そのことは、また改めて。

<きくちゆみの講演と森田玄とのコンサート>
日時06/21 午後6時開場、6時半開演
場所:川崎市産業振興会館 1階ホール
参加費: 500円

というわけで、6月は田植えに梅干し漬け、炭焼き、子供部屋作り(まだ終わってないの!)、講演とコンサート、ソフト断食ワークショップと盛りだくさんで、本当に充実しています。

毎日、キャベツ酵素ジュースを飲み、ハーモニクスヒーリングを実践し、リンパとふくらはぎマッサージをやり、骨盤矯正の体操をし、週一で太極拳を習っています。何がいいのかわかりませんが、たぶん総合的な効果で体調がいいのですが、昨日、富士山から湧き出る「天然水素水」に出会ってさらにパワーアップしそうな予感がしています。この水はルルドの泉よりすごい(単体水素、つまりH+の量が300倍以上。一般に市販されている人工水素水はH2で天然水素水と同じ効果はない)のです。こんな水が今富士山から天然水として湧き出ている、ということが奇跡としか思えません。それに出会えたことに感謝です。

実はこの前、体の年齢を調べる体重計(骨密度とか全部調べられる)があって、試しに計ってもらったら、なんと23歳(玄さんは35歳)でした(本当の年齢の半分です)。どうりで20代のころより元気なわけです。この気持ち良さをみんなに体験してほしいな。

わたしに起きたすべてのこと、ご縁のすべての方に感謝です。どうもありがとう&おやすみなさい。
muchas gracias e buenas noches

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2008/06/06

いよいよ田植え/911の言論封鎖/宇宙基本法への抗議声明

苗床の JPG

今日、苗床を見てきたら苗が15〜20センチぐらいになっていました。いよいよ来週から田植えをはじめます。6月10日からはじめ、何人お手伝いがくるかにもよりますが、おそらく13日か14日ぐらいまでぼちぼちやっています。一緒に田植えをやってみたい方は(週末でなくてごめんなさい)、メールをくださいね。

田植え中は駅まで迎えに行けないので、安房鴨川駅からバスで「長狭(ながさ)中学」まできてください。そこまではお迎えに行きます。東京駅八重洲南口から出ている高速バスアクシー号安房鴨川行が安くて便利です。予約は0120-889-055。

鴨川駅からながさ中学へのローカルバスは本数が少ないので、駅ターミナルの出発時間を書いておきます。
06:00、07:35、08:30、08:35、10:30、11:30、12:05、14:10、15:20、17:10、18:50です。

桑のJPG

田んぼの周りには桑の実がいっぱいなっています。「山の畑の桑の実を小かごにつんだはまぼろしか」じゃなくて本当に摘んで、桑の実シェイクを飲みましたよー。ワイルドでとってもおいしかったです!

さて、今日の報道に背筋が寒くなるようなことがありました。藤沢の中学校の先生が社会科の授業で「911事件は自作自演」と言ったことが問題発言とされ、父兄に謝罪した、という記事です。

失言:「9・11テロは米の自作自演」 藤沢中学教諭謝罪
http://mainichi.jp/select/today/news/20080605k0000m040168000c.html

記事だけでは背景がわからなかったので、善行中学校へ電話して塚原校長先生とお話しました。聞くと、その先生は社会科の時間に、マスコミを鵜呑みにしてはいけない、いろいろ情報を集めて自分で調べよう、ということを教えるために、911事件を題材にしたそうです。

その中で「米の自作自演という説もある」というのを聞いた生徒の1人がびっくりして、ある人に「911事件って自作自演なの?」と聞いたところ、その人(親とか親戚ではない第三者)が「問題発言だ」と大騒ぎして、教育委員会やマスコミに電話をし、このような新聞記事になる「事件」に発展したそうです。

わたしはこの人を取材したいので連絡先を教えてくれ、と言いましたが、校長先生いわく、おそらく匿名(偽名)なのでで連絡先はわからない、といわれました。そんな匿名(か偽名)を使う人のたれ込みで、教育委員会やマスコミが動くって、なんかヘン!

この授業に対して、親からは一切苦情はなかったそうです。父兄に謝罪したと新聞報道にはありますが、謝罪ではなくて2年生のPTAの役員にどう対応すべきか、相談をしたそうです。記事と実際は、ちょっと違うのでした。

思わず、マルチン・ニーメラーの言葉を思い出しました。
言論封鎖は戦争の始まりです。

「マスコミ報道が間違えることもあり、自分で調べることが大事」、というのは「メディアリテラシー」のとても良い授業だと思うのですが。この先生はまだお若いのに、目のつけどころが良く、資料を送ってサポートしたいです。

最後に、「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」から宇宙基本法への抗議声明が届きましたので、転載します。「宇宙の夢」とか「日本の技術革新」のため、といえば宇宙予算はつきやすいからなあ。ますます弱者への予算が切り捨てられ、いつのまにか戦争に巻き込まれることが心配です。

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【抗議声明】  

 ☆「天空の軍需利権法」=宇宙基本法成立に抗議する!

  〜「宇宙における9条改憲」を許さない!〜

 2008年5月21日、マスメディアの遅すぎる批判の中、自公民提案の「宇宙基本法」が圧倒的多数の賛成(共産、社民、一部無所属のみ反対)で成立した。国是とされ約40年間曲がりなりにも維持されてきた「宇宙の平和利用原則」は、わずか4時間の審議で葬り去られ、国会答弁では何らの歯止めも示されなかった。69年の衆参両院での全会一致の国会決議により、宇宙の開発と利用は「平和の目的に限り」行うとされ、その意味は「非軍事」と明確にされた。憲法9条を具現化した世界に類を見ない画期的な宇宙規範はその後、85年の海上自衛隊による米海軍通信衛星の利用、98年の偵察衛星導入、03年の宇宙空間での迎撃を含むミサイル防衛(MD)導入となし崩しに侵食されながらも生き延びてきた。
 
 宇宙基本法は、軍事利用の「解釈解禁」の限界を突破し、宇宙の公然たる軍事利用に踏み込むための「立法改憲」である。そのキーワードは「国策化」「産業化」「軍事化」「秘密化」であろう。基本法は、内閣に「宇宙開発戦略本部」設置と「宇宙基本計画」策定を義務づけ、宇宙開発を国策化する。そして、「税制上及び金融上」等の優遇策により宇宙産業すなわち軍需産業を保護育成する。同時に、「国際社会の平和及び安全の確保並びに我が国の安全保障に資する」と目的に明示して、宇宙の軍事利用を合法化する。また、「情報の適切な管理のために必要な施策を講ずる」と定め、「軍事機密」の名による秘密主義の拡大を正当化する。これにより、宇宙に「血税のブラックホール」が出現することになるだろう。
 
 立法化を強力に主導した05年末発足の自民党内研究会「日本の安全保障に関する宇宙利用を考える会」は、さながら日本版「軍産学複合体」の様相を呈した。石破茂が座長を、久間章生、額賀福志郎、河村建夫(元文科相)らが顧問を務め、三菱電機や三菱重工、NEC等の軍需企業幹部、青木節子(慶應大)や鈴木一人(筑波大)ら御用学者に加え、憲法を順守すべき立場の防衛省幹部(事務次官、防衛政策局長ら)までもが結集した。
 
 そして、自公の議員立法と民主案との一本化工作を担ったのは、「宇宙族」を自任し「盟友」と呼び合う西村康稔(自民)、細野豪志(民主)ら「海洋基本法」を作った面々だった。前原誠司ら「タカ派」と一線を画す「リベラル派」と目される細野や藤末健三ら民主推進派の実態は、危険な"フロンティア精神"に満ちた「国益派」である。同時に、「国益」を掲げた事実上の「大連立」が、民主主義を排除し軍事化を促進することも実証された。
 
 「考える会」の戦略文書「わが国の防衛宇宙ビジョン」が今後のシナリオを予告する。防衛省の宇宙政策参入、偵察衛星の高性能化、MD用の早期警戒衛星や追尾監視衛星の開発、ロケットエンジン等の輸出(軍事転用可)、軍事衛星の日米共同開発、「海外派兵恒久法」と連動する軍事専用通信衛星の保有等である。参院内閣委で佐藤正久(元イラク派兵先遣隊長)が質問に立ったのは象徴的だ。宇宙における日米軍事協力も具体化するだろう。
 
 宇宙基本法成立は「軍産学複合体」との対峙の時代の始まりを告げている。科学者や株主の社会的責任も厳しく問われるだろう。今後、関連法制定や「宇宙基本計画」策定、機構改革、予算措置、新プロジェクト具体化、中期防衛計画への組み込み等の議論が始まる。MDや偵察衛星自体への批判の強化と共に、推進派議連に対抗し得る「市民監視委員会」的な仕組みを立ち上げ、「宇宙における9条改憲」の実質化に立ち向かうことが不可欠だ。
 
 「利権か、生存か」。宇宙は人類の所有物ではない。食糧危機と環境破壊と貧困拡大の時代に、確立されるべきは「天空の軍需利権」ではなく「地上の生存権」である。宇宙の脱軍事化は地球の脱軍事化に直結している。宇宙への兵器配備さえもが狙われる「宇宙武装」前夜に際して、希望は、「宇宙基本法」の無力化と廃止を目指す私たちの側にある。
  
   2008年6月6日   核とミサイル防衛にNO!キャンペーン

[連絡先](TEL・FAX)03-5711-6478   東京都大田区西蒲田6-5-15-7
      (E-mail)kojis@agate.plala.or.jp
http://www.geocities.jp/nomd_campaign

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2008/06/03

常温核融合、公開実験成功/東京平和映画祭の本チラシ完成

未来地球研究所の仲間が「ついに外に出たね」とこれを教えてくれました。わたしたちはこちらの方向でエネルギーの研究をしている科学者を支援してきたので、常温核融合が可能であることを知ってはいました。だけど、この技術が認められ、活用されるようになるのは、まだまだ遠い未来の話と思っていました。

今は化石燃料(石油、石炭と天然ガス)と原子力(核兵器)のウラン資源で儲けている人たちが、事実上、世界(マスコミを含む)を支配しているので、彼らがそう簡単に権益を手放すわけがないから。

2008/5/23 <荒田吉明・阪大名誉教授が常温核融合の公開実験に成功されました!

日本では常温核融合は「エセ科学」とか言われているわけですが、今回はマスコミ報道人を集めた前での公開実験ですから、どういう風に報道されるのかしら?と注視していたら、やっぱり報道はほとんどありませんでした。あったのは小さい記事だけ。それでも活字にした日刊工業新聞と日経産業新聞はエライ!

日刊工業は「3重水素の生成には3億度の超高温が必要だが、今回ヘリウムが検出されたことで固体内で常温核融合が起っている可能性がある」、日経産業は、「大阪大学の荒田吉明名誉教授は外部から熱を投入せずともエネルギーを取り出す公開実験に成功。核融合でできたとみられるヘリウムが大量に検出された。しかし、熱測定は難しく証拠とするには多くの追試が必要としている。」と簡潔に報道。でも、こういう小さな記事が大事なのよねー。

ドイツ連銀総裁のウェルテケ氏の「911事件前に事件を知っていたと思われる取引があった」という発言を報じた新聞記事もベタ記事で超小さかったから(確か、毎日新聞だったかな。実は、わたしはその記事に当時はまったく気づかなかった)。

日本はこれまでも今も「熱(高温)核融合」一点張り。青森にITER(国際熱核融合実験炉)を誘致しようと官民あげてがんばってきて、熱核融合の可能性を追求してきました(1億℃もの高熱に耐えられる装置なんて人間には創れないんじゃないかしら・・・)。誘致に失敗したあとは、ちょっとおとなしくなっているけど。

わたしもおつきあいのある北大の水野忠彦先生は常温核融合の世界的第一人者。これまでも何度も実験に成功している。こっちのほうがずっと安全で、可能性が高いのに、どうして日本政府や学会は熱核融合に固執するのかしら?なんとも不可解です。
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第5回東京平和映画祭のJPG

さて、話題は今年7月18、19、20日と3日間ぶっ通しで行われる「第5回東京平和映画祭」に変わります。本チラシ(仮チラシは東京アースデイと9条世界会議で配りました)とチケットがついに完成しました。希望者にはチラシを10枚単位(できれば50枚単位ぐらいがうれしいけど)でご送付します。このブログの読者で参加される方は、チケットをわたしから買ってくださいね(大量にもっています)。振込用紙を同封して、チラシと一緒に送ります。

遠方の方は会場のオリンピックセンターの宿泊施設に格安で泊まることができます。1泊2300円(部屋数が限られていますので、お早めにお申込みください)。東京見物も兼ねて、いらっしゃいませんか。わたしも泊まり込んでいますので、夜も語りあえたらいいですね(スタッフはおそらく体力の続く限り、毎晩飲みにいく?!)。

東京平和映画祭は「東京ピースフィルム倶楽部」会員のためのイベント(上映会)なので、会員登録(無料)が必要です。すべてオンラインでできますので、こちらをご覧下さい。会員登録を済ましてくださった方のみにチケットを送ります(登録していない人には送りません。会場の規定で不特定多数への興行はできないからです)

今回は学割料金を思いっきり下げました。未来を担う若者たち(中学生、高校生、大学生)に特に参加してほしいからです。7月18日の『Iraq for Sale』と田中優さんのトークは、なんとワンコイン(500円)で参加できるのですから、お見逃しなく!中高大学生のこどもを持つお父さん、お母さん、ご一緒にいかがでしょう?映画12本観て3000円(一般5000円)ってすごいでしょ?学生なら2本、大人は3本観れば元が取れますよ。
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おまけ:
<ハーモニクス・ヒーリング&ソフト断食&夢の実現ワークショップ>6月はもういっぱいになりました。その次は7月、8月をお申込みください。

昨日書いた3千円セットはあと2セット、2千円セットはまだたくさんあります。

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いい本まとめて 8冊(2千円)&11冊(3千円)セット/アッシュ・ウールソン

NukeTextのJPG

クリスタル・チルドレンのことをネットで検索していたら、偶然興味深いブログを見つけました。「よくわかる原子力」というタイトルです。原子力発電所にも再処理にも未来はないでしょう。http://ameblo.jp/jikyuujisoku/entry-10102131335.html
原発がないと電気は足りないと信じている人に読んでほしいです。

AshさんのJPG

さて本題。憲法9条メッセージプロジェクトが、またまたすばらしい本(小冊子)を出してくれました。今度はイラクの若い医者シャキルさんが書いた『イラクの現実を見て!』と堤義朗さんが書いた『いまあなたが創る 「この国の明日」は』です。シャキームさんの本は涙なしには読めないし、堤さんの本は経営者でも納得、共感する憲法9条のお話です。

これでメッセージプロジェクトの小冊子6冊(各300円)が出そろいました。既刊の4冊は、アレン・ネルソンの『そのとき、赤ん坊がわたしの手の中に』、伊藤千尋の『勇気の源はなんですか?』、『9・11 マスターキーから何が見える?』、安藤育郎の『今度の騙しは手ごわいぞ』です。

この6冊にわたしの大好きな『くまともりとひと』『あなたは平和憲法を知っていますか』の2冊を加えた8冊をセットで2000円でお分けします(送料サービス)。こちらは先着30名。

さらに牧野裕子さんの『楽して得して徳して楽しく暮らそう』(350円)、小出裕章さんの『地球温暖化問題の本質』(400円)、糸数慶子さんの『平和の風』(500円)を加えた11冊セットを3000円でお分けします(送料サービス)。こちらは先着10名のみです。

欲しい方はDMで「8冊2000円セット」あるいは「11冊3000円セット」とのタイトルでご住所、氏名、電話番号をお知らせ下さい。

こんなに幅が広く素敵な本のセットがこの値段で買えるのは、たぶんここだけでしょう。ブックレットですから気楽に持ち運べて、さっと読める(でも内容は濃い)ところもいいです。

なお、現在、憲法9条メッセージプロジェクトでは、イラク帰還米兵のアッシュ・ウールソンくんの6週間(8月6日から9月16日)の全国講演ツアーを企画中です。彼は大学にいくために州兵に志願し、イラクに派兵されました。彼は9条世界会議に向けて、広島から幕張までをピースウォークで全行程歩き、9条世界会議で講演し「日本国憲法は僕らにとっても希望の星。9条の灯を消さないで!」と訴えています。

そんな彼をあなたの町に呼びませんか?どこにでもいる、気さくで心優しい若者です。希望者は編集長の柴野さんへ:柴野 090-6123-1097

<アッシュ君の講演ツアーについてのお願い>
●若者やお母さん方の主体的な「つどい」になるよう工夫を!
●楽しい「大集会」も大いに期待しますが、小中規模の「しゃべり場」へも気 軽に招いてほしいと思います。(なお、草の根運動や憲法問題、全国の動きなど、同行する編集長も、ばっちり感動的な講演ができます。ご活用を!謝礼は不要!)
●英会話・通訳ボランティアを求めています!
●「一宿一飯」、ホームステイさせてくださる方、申し出てください!

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