とてもおいしかったので、ごはんのことを。春はまだ畑に野菜はないのだけれど、いろいろな野草があるからね。どれもそれぞれの味で、おいしい。
今日は玄ちゃんが札幌に出張でいなかったので、こどもたちと畑で遊びました。本当は私も行くことになっていたのだけど、子どもたちを置いていくのがかわいそうになって、ドタキャン。それでよかった、と今は思っています。
畑はまだ春野菜も夏野菜もまだまだですが、野草はいろいろ。最初はからすのえんどうをどっさり。これはくせがないので、湯がいて白ゴマとお豆腐で白和えに。子どもたちもよく食べたよ。それからいろいろな野菜の菜花。これはてんぷらに。塩で食べるのが通。それから春菊も少しだけ残っていたので、これもてんぷら。野菜をあまり好きじゃないマナブが今日はこれを一人で食べてしまった。おせんべいみたいで、ぱりぱりおいしいものね。
そして、子どもたちが夢中になったのは、つくしとり。あとからあとから見つけてはきゃーきゃー言ってとりました。つくしはとってからのハカマ取りが大変。これもみんなでやりました。ごま油で炒めて、しょうゆで味付けて、ゴマを振って、簡単つくしのきんぴら。これもおいしくて、みんな食べちゃった。それからおもしろいのが、葱坊主。これをはさみで切ると、またわき芽が出てくるので、全部切ってしまうの(ねぎの赤ちゃんのいのちを奪っているようでちょっとかわいそう、と思ったが)です。これもそのままてんぷらに。普段はあんまり野菜は食べないこどもたちも、てんぷらは食べるから。
そして子どもたちにはまだ難しかったのがノビル取り。途中で切れちゃうからね。あの白い玉をうまく抜くには、コツがいります。これはみそでそのままいただく。沖縄の「島ラッキョウ」のようにね。葉の柔らかい部分はみじんぎりにして、ビンにいっぱい詰めて、ごま油と梅酢としょうゆを入れて保存します。このソースは2-3日後から10日間ぐらいおいしく食べられます。中華や餃子など、いろいろ使えます。
あとは鴨川産の飛び切りおいしい「菜の花どうふ」を揚げだし豆腐にして、春キャベツとわかめのお味噌汁とごはん。そして大根と大根葉の浅漬け。ねぎたっぷりの納豆は毎日欠かせません。畑の恵みでこんなに豊かな食卓が準備できるのは、ほんとうにありがたいです。沖縄で毎日スーパー(と自然食品店)に通ったときは、野菜もその他いろいろな食材も高くて、驚いてしまいました。全部無農薬でそろえると、本当に高額で大変(だったので、途中で断念)!ここの暮らしでは殆ど日々の食べ物にお金を使わないからね。うちのスーパーは無農薬の庭(オーガニックガーデン)なのです。
我が家では食事のたびに歌う歌(お祈り)があります。畑で働いたこどもたちも、今日はちゃんと歌いました。「太陽と大地と海の恵みに感謝して いただきます」というごく短いもの。今日みたいなごはんだと、本当にその言葉の通り、つくづくありがたく思うのです。
ここは天国。かみさま、ありがとう。
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