2007/09/23

♪ 平和省地球会議二日目 ♪ - 57秒 - 892 KB

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今日は5つの分科会に別れてトレーニングをしました。わたしは午前中は、インドのガンジーの教えに基づく「非暴力を政治的に制度化する」というテーマのトレーニング (講師はDr. Suman Khanna Aggarwal/Shanti Sahyog-Gandhianというガンジーの教えを広めるインドのNGO)、午後は、平和省創設運動の戦略(ロビイング、メディア、資金集め、組織作り)を学ぶアメリカのピースアライアンスのトレーニングを受けました。

Dr Aggarwa  JPG



毎分200万ドルが軍事費に使われている一方、非暴力の教育やトレーニングには1ドルも使われていないという現実。これでは非暴力の社会が実現できるはずがありません。

紛争とは何か。それは「意見の違い」のこと。意見の違いはあたりまえで、どこにでもある。あらゆるレベルの人間関係の中に紛争がある。1人の人間の中に紛争(矛盾)もある。

紛争は問題ではない。紛争があるのは自然なこと。紛争自体は中立、良い悪いはない。どのように紛争を解決するかが問題。暴力を使うかどうかどうかが、分かれ目。

どうして非暴力を選ぶのか?
ガンジー:それは人間の本質だから。人間の本質は相反するもの両方を含む、たとえば愛と憎しみ、暴力と非暴力。人間の生きる意味はより良い人間になること、低い本質をより高い本質にすること

人間は生きるのに愛が必要です。赤ちゃんでも老人でも。それでは愛の基本は何?それは信頼。信頼がなければ、愛はない。軍事的「抑止力」とは不信に基づく(愛はない)。ガンジーの非暴力では他人の弱点を利用しない。逆にいうと、暴力とは他人の弱点を攻撃すること。

政治の中でも4つの「C」を実戦すること。
connecting つながること
communicate コミュニケートすること
celebration 祝福すること
compassion 慈愛

イギリスからの独立を勝ち取った「塩の行進」とは、実際に何をしたのか?非暴力とは?
1、不正義を明らかにする(見えるようにする)
2、慎重に不正義の象徴を選ぶ。インドでは「塩」。インド人が塩を作れないということは、生存にかかわること。
3、1回に一つのテーマにすること。フォーカスする。
4、サティアグラハを実行する場を慎重に選ぶ。塩の行進では、海に向かって歩くことは合法、塩をつくることは違法だったので、海に向かって行進した。
5、肯定的で積極的であること
6、絶好のタイミングを選ぶ
7、真実を貫き、敵をつくらない。愛に基づく行動
8、なにがあっても暴力は使わない。死んでもいいほどの覚悟、しかし決して殺さない
9、秘密をもたない、地下活動はしない。すべてをオープン。
10、間違っている、と伝えるが、愛をもって、愛するが故に伝えること。
11、自己鍛錬。

ガンジーの「塩の行進」は26日で4500万人をひとつにしました。その成功の秘訣はなんでしょうか?真実を追究し続ける、実戦するということは、何でしょうか?まだまだ沢山、学ぶことがありますね。
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午後は、平和省創設運動の戦略(ロビイング、メディア、資金集め、組織作り)を学びました。アメリカのピースアライアンスのトレーニングで、これはわたしと今村和宏さん、石塚ともさんと3人で受けました。わたしはこの間、第三世界の人々のホームステイのことや旅の手配などで、出たり入ったりであまり集中できなかったので、全体の報告はお二人のを待ちたいです。

トレーニングの後半で、それぞれの活動(わたしの場合は「平和省プロジェクト」)について、60秒のラジオのスポット広告をつくる、という課題をいただきました。60秒で平和省プロジェクトをアピールするものを書いてみました。これは、あとでピースアライアンスのHP上にアップされる予定です。この広告は55秒でした。
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「平和省プロジェクト」は日本政府に平和省をつくり、日本国憲法の精神である平和の文化を広めるために活動をしている市民グループです。平和省とは身近な争いから国際紛争までを非暴力で解決することを提案し、推進する政府機関です。

世界のほとんどの国に防衛省や国防省はありますが、武力で紛争を根本的に解決することは困難です。平和省とは紛争が武力闘争になる前に介入し、戦争を未然に防ぎます。そのために必要な非暴力のトレーニングを提供し、平和構築の専門家を育てます。

ネパールやソロモンアイランドにはすでに平和省があります。ぜひ日本にも平和省をつくり、憲法9条の「平和の文化」を現実のものにしましょう。ホームページはministryofpeace.jp

あなたと共に、日本にも平和省を。

平和省地球会議の写真と映像がハーモニクスライフギャラリーでご覧になれます。

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