2007/09/29

広島にみんなと一緒に来られてよかった!

平和省地球会議のオプショナルツアーも後半に入りました。広島までは海外から26名の人が参加しています。

今日9月29日、広島での日程を無事終え、明日は長崎へ出発です。今日で帰路に着いたのは、フィリピンのお二人。明日帰るのはルーマニアのコリナ、カナダのソウルとペニー、セネガルのアマドゥ、ウガンダのオット、アメリカのジュリアとアーロンです。だんだん淋しくなりますが、移動は楽になります。

広島のイベントは、昨晩、被爆者の宇根利枝さんの話しを聞き、ほとんどのみんなが彼女の心からの「許し」と「平和への熱い想い」に癒され、泣いていました。この会を持てたことだけでも、今回の会議を日本でやった意味があると、いろいろな方から感謝されました。

今朝は平和公園や原爆資料館を見学しました。それぞれの場で、たくさんの祈りが捧げられていたことを、アメリカ人の参加者から教えてもらいました。彼女はある場所で号泣してしまったので、ひとりの時間が必要だった、と話してくれました。

この時間は自由時間だったので、わたしと井出さんは東京で参加できなかった非暴力コミュニケーション(NVC)ワークショップにひとりの参加者として参加しました。NVCの参加者は60名もいて、ものすごい関心の高さです。

NVC参加者には英語を話せる人も多くて、これからの日本のNVCチームは充実するでしょう。たった2時間では、NVCではどんなことが可能か、ということをかいま見ただけですが、夫婦のチャンネル争いの事例や自分のやりたいこととやるべきことの葛藤などについてワークは目からウロコでした。子どもを育てるときに、ご褒美と罰を使わない、とういのも大きな学びでした。

「今度約束破ったら、本当に怒るわよ」、とかしょっちゅう子どもに言っています。これって、脅しです。こどもという自分より小さな、弱い存在に対してこそ、NVCを使わなくては、と思い直しました。しかし、実際の日常生活では毎日声を荒げている自分がいます。

多くの人が涙をうかべて、Miki Kashtanさんの話しを聴いていました。NVCが自然にできるようになるまで、練習していきたいです。自分の町でもNVCのグループを立ち上げて、練習する機会をつくっていきたいな、と思いました。(東京のNVCに参加した鴨川の近所の友だちと一緒にやりたい)

午後は「世界のピースメイカーとのお話し会」があり、秋葉市長もすばらしい英語のスピーチをされました。広島を観たあとのグローバルアライアンスの人の話は、前にも増して、腹の底からの決意のようなものが伝わってきて、鳥肌がたつほどの感動をしました。若い人も多く参加していたので、早速アーロンさんとジュリアさんが連絡先を交換していました。来年オーストラリアで行われる第4回平和省地球会議までには、もしかして日本のユースチームもできているかもしれませんね。

夜の交流会は、広島の母たちの手料理を堪能しました。海外の参加者の会費はなんと、広島の一期一会の会からのご招待(無料参加)となりました。シンポジウムだけでなく、お食事交流会までカンパだけでまかなう、という広島の人たちの決意にも感激しました。グローバルアライアンスの人たちのほとんどはカンパを奮発していました。

広島のお母さんたちの手料理はこの旅が始まって以来、一番美味しかったです。
こういう家庭の手料理が食べたかったので、本当にありがたかった。

ご飯は玄米、五穀米、炊き込みご飯などいろいろな種類があり、おかずは野菜中心で、オーガニックの食材や無添加の調味料で調理されていました。広島の「エプロンチーム」に感謝です。

次にネットが使えるのは、明日、長崎の予定が終わった夜かな?わかりません。明日は移動の後に、次々とイベントがあり、一番ハードです。みんな、疲れがたまってきているから、ちょっとだけ心配。深呼吸をして、乗り切ります。

明日は8時半出発です。
寝不足が続いているので、今日こそはしっかり眠っておきます。
おやすみなさい。

あと、今日は来ることができませんでしたが、「広島を第三世界の人に観てもらおう」と最初に提案してくれた池辺さんにも感謝します。最終的に、海外から26名を広島までお連れできました。広島の平和記念公園を観たこと、そして広島の人々からの暖かいおもてなしを受けたことは、海外からの参加者にとって忘れられない体験になったでしょう。

平和省地球会議の写真と映像がハーモニクスライフギャラリーでご覧になれます。

*あなたの応援が私に勇気をくれます。クリックをありがとう。

0 件のコメント: