2009/11/09

真実を語れ、しかし優しく語れ:サティシュ・クマールさんの本から

今日のタイトルは、サティシュ・クマールさんの新著『スピリチュアル・コンパス 宇宙に融けこむエコ・ハートフルな生き方』(訳:エハン・デラヴィ、愛知ソニア/徳間書店)に出てきた言葉。11月19日に彼と対談をするので、彼の本を何冊か読んでいます。

「真実を語れ、しかし優しく語れーー優しく語れないなら話術を学ぶまで沈黙を通すべし」という格言です。今私はある年配の男性をとても怒らせてしまって(よくあるパターン。こちらに自覚のないままなので、なおさらたちが悪い)、その解決にNVCやBe Peaceやホ・オポノポノを試しているのですが、気づいたことは、NVCなどを試していると、私の心が乱れない、穏やかである、ということです。いつもだったら、自己嫌悪か、あるいは相手への不平不満でいっぱいになるところが、そういう風にならずに済んでいます。

そういう意味でも、NVCやBe Peaceやホ・オポノポノを学んで実践することは、人生の宝物だと思います。

サティシュさんは、その格言を引き合いに出す前にこんなことを言っています。

「心の非暴力はもちろん、言葉の非暴力とも訳せます。相手を傷つけるキツイ言葉、誠実さのない言葉、不必要な発言、相手に不快感を与えたり、気分を害したりする発言はすべて暴力と見なされます。ですから、非暴力のコミュニケーションを実践するならば、まず自分の発言に深く注意を払い、言葉を選択してから発言するという実践は、一種の芸術だといえるのです。」

さらに続けます。

「非暴力は真実よりもさらに高度な原理です。なぜかというと、真実はどのようなものか、私たちは知る余地がないからです。今日真実であっても、明日は真実でないかもしれません」

「非暴力の心のあり方と発言が、非暴力の行為に私たちを導いてくれます。目的は手段を正当化することができません。手段は目的と両立しなければなりません。よって、人間のすべての行動は、親切さと思いやりに満ちたものであり、非=攻撃的であるべきです。どんないい訳もなしに、「傷つけるべからず」なのです。マハーヴィーラの非暴力の実践は、すべての命に対する無条件の思いやりと優しさにあります」

というわけで、サティシュ・クマールさんと私の会に、興味をもってくださった方はぜひいらしてくださいね。持続可能に生きる、サトヴィックな生き方がテーマです。11月21日には辻信一さんやYaeさんとの講演会もあり、そちらはBe the Changeだそうです。私はそのときは今年最後のハーモニクスヒーリングワークショップだから参加できなくて残念。

今日、来年1月9日から15日までハワイで小田まゆみさんと「ハーモニクスヒーリングとローフードディトックス・リトリート」をやることが決まりましたので、その情報は明日にでも流しますね。

  <平和で持続可能な社会を創る方法>
 ~ 賢人 サティシュ・クマールと共に語り合おう ~
日時: 2009年11月19日(木) 10:30開演 15:30終了
(10:00開場。12:30前後から1時間程お昼休憩)

10:30~12:30 サティシュ・クマール講演「平和で持続可能な社会を創る」
13:30~15:30 サティシュ・クマール × きくち ゆみ 対談~会場全体との対話

会場: インド大使館内 講堂(千代田区 九段下)
       (1階” Auditorium”/ 定員200 名 / 逐次通訳付)
アクセス:(地下鉄)丸ノ内線、都営新宿線、東西線「九段下」駅2番出口より徒歩5分

詳細はHPで。

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