2007/03/11

旅することの効用

1月7日に鴨川を出て、沖縄、ロサンゼルス、ワシントンDC、コスタリカ、ハワイ島と回った2ヶ月ちょっとの旅も明日で終わりです。荷物を整理し、今日は友人から借りたコテージ(山小屋)の大掃除です。18日分のゴミを片付けたら、スーパーの袋2杯になりました。生ゴミはコンポストしているので、ゴミは少ないです。

ロスでは『戦争中毒』の出版人で『テロリストは誰?』の編集人であるフランク・ドリルさんや彼の仲間たちと旧交を温め、『戦争中毒』の映画化や『ジャネット・ランキン』の映画の日本語版制作の打ち合わせをしました。

ワシントンでは第4回全米平和省会議に参加し、700人の熱気溢れる会議の様子に圧倒されました。キャピトルヒルではデニス・クシニッチ下院議員をインタビューでき、ワシントン在住の政治アクティビストたちとも仲良くなりました。

コスタリカではラスール財団のリタさんが主宰した「ピースアーミー法を学ぶツアー」に参加して、非暴力コミュニケーションとハートマス(頭脳とハートを同調させるトレーニング)を学びました。一緒に学んだウォルナット・クリークのアメリカ人たちとも仲良くなりました。

そしてここハワイ島ではホオポノポノという先住民の問題(紛争)解決法に触れ、自分の過去の見直しとネガティブな感情を手放す作業をしています。これは結構大変。ブルーグラス・ウォーターという水(ブルーグラスに水を入れて、太陽に1時間当てた水)を飲むよう言われ、それを実践しています。また、毎日海に入ることがその助けになる感じがします。日本でいう「みそぎ」ですね。

日常の生活は、日本にいるときとあまり変わりません。毎日台所に立ち、食事の支度をします。外食では不経済で健康的な食事ができないですから。食材が自分の畑から来るのではなく、買ってくるところが違いますが。ただし、果物(アボガド、オレンジ、バナナ、パパイヤ、パッションフルーツなど)はどこにでもなっているので、もらったり、拾ったりしています。そして子どもたちが寝た後、翻訳や執筆の仕事をします。

日本の暮らしと旅の間の暮らしの大きな違いは、持ち物が少ないこと。今回は家族4人でスーツケース2つで旅をしました。今回は真冬と真夏の両方の地域に出かけたので、冬服と夏服がありますから、いつもより多いです。それでもスーツケース2つに入るものだけで、十分暮らせます。実際、夏地域にいる間は1つのスーツケースの持ち物で十分でした。

いったい我が家に山のようにある持ち物は、なんなのでしょう。使わないものも沢山。もっともっとシンプルに生きられるんだと、旅するたびに学びます。帰ったら家の中のいらないものを整理して、本当に必要な大切なものだけを残して、暮らしたい。

グリフィンの翻訳はあと1章で第1校が完成(といっても、まだ下訳の段階)しそうです。今夜、睡眠を減らせば(そうすれば明日、飛行機で眠れる)そこまでいけるかもしれません。

帰国したらすぐに、長崎(3月17日)、鹿児島(3月18日)、東京・練馬区(3月24日)で講演があります。帰国報告会は4月1日に田町で。ご縁の方とお目にかかれるのを楽しみにしています。

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