2011/11/30

調達価格等算定委員会の人選に待った!

なんじゃ「調達価格等算定委員会」って?

どうやら再生可能エネルギーの買い取り価格の決定をする委員会らしい。その委員が買い取りに否定的な人が多い。これではせっかくの再生可能エネルギー促進法が台無しになってしまう、ということで、マエキタミヤコさんたちが緊急(アピール)記者会見をしました!以下、転載します。
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緊急アピール             平成23年11月29日

「調達価格等算定委員会」国会同意人事案に異議あり!
速やかに同意委員人事案の差し替えを求める
                               アピール名義人

提案されている国会同意人事案では、再生可能エネルギーの普及が阻まれてしまいます。「進藤孝生氏」「山内隆弘氏」と「山地憲治氏」の同意人事案に反対。「大島堅一氏(立命館大学教授・国会参考人意見陳述)」、植田和宏京都大学教授、飯田哲也環境エネルギー政策研究所長への変更を求めます。

>>>緊急アピール<<<
「調達価格等算定委員会」国会同意人事案は
異議あり! 偏っている! 差し替えて!

再生可能エネルギーの普及を促進しようという「再エネ法」。ところが提案されている 国会同意人事案では、5 人の算定委員会に、再生可能エネルギーの普及を阻んできた「進 藤孝生氏」「山内隆弘氏」「山地憲治氏」の 3 名が入っています。特に進藤氏は法の成立 自体に反対した人でもあります。これでは骨抜きもいいところ、成立した意味まで失い かねません。かわりに大島堅一氏(立命館大学教授・国会参考人意見陳述)、植田和宏氏 (京都大学教授)、飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所長)を委員に提案します。

☆再生可能エネルギー促進法 太陽光・風力・地熱・バイオマス・小水力などの再生可能エネルギー(以下、再エネ)を電力会社が一定期間・
一定価格で全量買い取り爆発的に普及させようとしています(迅速かつ大量の普及をめざして)。 ☆調達価格等算定委員会
再エネの「買取価格と買取期間」を審議する「中立的な第三者機関」です。再エネの爆発的普及は「買取価格 と買取期間」にかかっています。

☆「調達価格等算定委員会」の国会同意人事が、国会による慎重な審議も無しに決められようとしています。今の 提案は、進藤孝生氏(経団連地球環境部会長、新日鐵副社長)、山内弘隆氏(一橋大学教授)、山地憲治氏 (地球環境産業技術研究機構理事・研究所長、元東京大学教授)、辰巳菊子氏(日本消費者生活アドバイザー・ コンサルタント協会理事・環境委員長)、和田武氏(日本環境学会会長)です。このうち3名は以下の理由から不 的確です。

◎「進藤孝生氏」は、次の理由から、きわめて不適格です。 1)「再生可能エネルギー促進法」に明確に反対しています。よって、再生可能エネルギーの普及を図るという法律の趣旨に反します。 2)新日鉄の副社長であり、エネルギー多消費産業である鉄鋼業界を代表し、電力価格への上乗せに反対しています。よって「調達価格等算定委員会」の中立性が大きく損なわれます。

◎「山内隆弘氏」と「山地憲治氏」は、次の理由から、不適格です。
1)ともに、RPS 法(電気事業者による新エネルギー等に利用に関する特別措置法)で固定価格買取制度を批判してきた中心人物です。
2)山内氏は、国会参考人意見陳述でも、「一律の買取価格でエネルギー種間で競争」することを主張し、自然エネルギーの買取価格と期間を「住宅用太陽光(余剰電力買取)、大規模太陽光(全量買取)、その他」の 3 区分化を推進してきた中心人物です。 また、山地氏は、その一律の買取価格をとりまとめた経済産業省の新エネルギー部会長です。よって、「区分の細分化(太陽光、風力、地熱などの区分、形態、規模等により価格と期間を定める)」国会での修正・合意に反します。

<呼びかけ団体>順不同・2011 年 11 月 29 日現在
エネシフジャパン有志、e シフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)、サステナ、 環境エネルギー政策研究所(ISEP)、WWF ジャパン、FoE Japan、気候ネットワーク、 グリーンピースジャパン、大地を守る会、原水爆禁止日本国民会議、虔十の会、 原子力資料情報室、みどりの未来、環境市民、R 水素ネットワーク、日本環境法律家連盟、 環境と暮らしを考える集い、足元から地球温暖化を考える市民ネットたてばやし


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2011/11/29

ハワイで田植え

元東電社員が東電を辞めたわけは?福島第一原発で働いていた木村さん。東電学園なんていう企業内高校があったことを初めて知りました。授業料無料で給料も出て、ここを出たら必ず東電入社が約束されていた企業内高校でしたが、2007年で閉校になったそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=nTPrI6_h6Gw
また
http://goo.gl/RkJxZ

福島から疎開中の木村さんは今、高知県で自給自足を目指しています。なんかうれしい。より自給的な方向(グローバリゼーションの真逆です)に世の中が向かって行けば、環境破壊も戦争も原発もいらなくなりますからね。

さて、自給と言えば、私にとってはやはり田んぼが必要です。ハワイ島には田んぼはないので、木枠とビニールでプールの田んぼを裏庭に作ったことを二日前に書きました。

田んぼ作りのJPG

今日はその田んぼにに田植えをしました。大きさは6帖の部屋ぐらいなので、あっという間に終わりました。200苗ぐらいあったでしょうか。基本1本植えで、最後の方は苗が余ったので、2〜3本ずつ植えました。

うまく育つでしょうか(大きくな〜れ)。ときどき生育状況を報告します。

田んぼ作りのJPG

このミニミニ田んぼがうまくいったら、次はもう少し大きいところで挑戦したいです。半反(150坪、この25倍ぐらい)あれば一家で一年分ぐらいのお米が穫れます。本当はハワイの伝統的なタロイモ畑(やはり田んぼと同じように水を張って植えます)を借りられたら理想的なのですが、まだ貸してもらえるタロイモ畑は見つかっていません。

田んぼ作りのJPG

食べ物とエネルギーは地域ごとに自給自足していくのがこれからの時代の主流になると思います。千葉県鴨川でやっていたように、ここハワイ島でも小さい規模でもいいので食べ物とエネルギーの自給を目指して、できることから始めています。

田んぼ作りのJPG

あっという間の田植えだったけど、やっぱり田植えは楽しい!!ワクワクし、神聖な気持ちにもなり、瞑想のようでもあります。一粒がうまく分けつして育てば2000粒になるいのちの奇跡。お米って本当にありがたい。今日のご飯(大根の間引き菜が沢山あるので、黒ごまを入れて菜飯を作りました)も最高でした。

田んぼ作りのJPG


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2011/11/28

太平洋を非核に:原発も原爆もいらない

太平洋の真ん中からアローハ。

311以降、毎日放射能レベルをチェックする習慣がついたのは、良いことだと思っています。本当に多くの人がそうするようになっているので、意識が高まるからです。

私は原発も原爆もこの世界からなくしてしまいたい、と思っています。

ここハワイ島には米軍の広大な演習場があり、実弾演習で劣化ウラン弾も使われています。なので、以前から放射能レベルが高いことがごく一部の活動家の間では話題になっていました。

しかし、なんせここは観光で食べている島。誰もそんなこと話題にしたくないのです。情報は捜しても出てきません。そして、これからハワイ諸島の他の島から広大な土地のあるハワイ島に軍事基地が移転してくる(現在の基地がさらに拡張される)予定です。それをどうしたら食い止められるのか、地元の仲間を捜し始めたところです。

私の知る限り、反対運動のようなものはありません。

太平洋は1960年代に核実験場とされました。美しい島々には自給的に平和に暮らす人々がいたのに、その頭上で米国もフランスもイギリスも核実験を繰り返しました。本当に悲しい、惨いことです。その影響は今も続いていると私は思っています。

先日、APEC対抗会議のMana Nui Conferenceに参加しましたが、太平洋諸国のNGOが集まり、今の経済至上主義のAPECのやり方に協力しないことが確認されました。

参加したメンバーの中には、古くから非核太平洋をめざして活動している人たちがいました。非核は核兵器だけではなくて、もちろん原発もです。

私はこちらに来てからはRadiation Networkを見ていますが、最近のハワイ島の放射能レベルは日本より高いときが多いです。
ハワイとアラスカ:http://radiationnetwork.com/AlaskaHawaii.htm
(私が今いるのは、一番大きいハワイ島の西側、コナというところ)
日本:http://radiationnetwork.com/Japan.htm

CPMという単位は私にはなじみがないのですが、カウント・パー・ミニットで1分あたりの放射線がぶつかる回数のようです。今日は40cpmでした。ネットで調べてみると、これはだいたい0.3μSvに相当することのようで、もし本当ならかなり高いです。鴨川では一番高いときでも0.2μSvでした。ちなみに、日本の公衆被曝許容量の年間1ミリSvを時間にすると、0.1141μSvですから、それを遥かに超えてしまいます。

この島には原発はないし、原子力産業もありません。汚染源がどこなのか、福島なのか、米軍の演習場なのか、それとも私たちの知らない何かなのかもわかりません。

ともかく言えることは、これ以上人工放射能を生み続けてはいけない、ということ。これを世界のコンセンサスにするにはどうしたらいいのか、この島の中でもこういうことが話し合えるような仲間を捜しているところです。


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2011/11/27

ハワイで田んぼ作りに初挑戦!

2006年にハーモニクスライフセンターで招聘したアーネスト・スターングラス博士。そのときの講演録(通訳をさせていただきました)がこちら。彼のことを知らなかったら、私は今の活動をしていません。

スターングラス博士は311原発震災後の日本のことをとても心配されています。
http://www.youtube.com/watch?v=TPO7Tft0YlQ
もう80代後半のはずですが、お元気で何よりです。
ーーーー
さて、本題。
今日は一日土まみれ、汗だくでした。

ハワイ島は常夏なので、植物の生育がとても早いです。ということは、雑草の生育も早い、ということです。それで今日は雑草抜き。そして最近一挙に落ちてしまったマカデミアナッツの収穫(すぐに収穫しないと、中身をマングースに食べられてしまうのです)。大きなかごに一杯採れました。

田んぼ作りのJPG

前にも書きましたが、私たちは今、芝生と観葉植物でいっぱいだった庭を、芝生をはがし、その下の瓦礫を除いて、畑に変えています。鴨川でやっていたように、ここでも自給自足を目指しています。すでにレタス、トマト、ミニトマト、ネギ、大根、人参、チンゲンサイ、ほうれん草、小松菜、カブ、パセリ、ナス、カボチャ、ケール、スイスチャード、春菊などを育てて収穫しました。半年前まできれいな芝生の庭だったのが信じられません。

田んぼ作りのJPG

田んぼ作りのJPG

裏庭には元々オレンジ、レモン、金柑、ココナッツ、マカデミアナッツ、パパイヤが植わっていましたが、私たちはさらにバナナ、アボカド、コーヒー、マンゴー、カカオを植えました。バナナは1年で収穫できるそうですから、楽しみです。

田んぼ作りのJPG

そして今日、ついにミニ田んぼを作り始めました。ハハ!

私たちのいるところは溶岩だらけで土があまりなく、水もないので米作りは諦めていたのですが、玄さんが2×4の木材を買ってきて、枠をつくり、ビニールをしいてプールを作り、土を入れ、水を入れ、ミニ田んぼを作り始めたのです。種籾は鴨川から持ってきたので、少しだけ苗床を作り、もしうまく水がたまったら、田植えができます(まだできるかどうかわかりません)。

田んぼ作りのJPG

田んぼ作りのJPG

田んぼ作りのJPG

さあ、どうなることでしょう。お楽しみに。

もしここでも米が作れることになったら、私たちの自給率はぐっと高まります。まあ、美味しいカリフォルニア米が安く買えるのですが、米作りの喜びには変えられません。

これでバナナとアボカドが採れたら言うことなしです。アボカドは5〜10年ぐらいかかるでしょうが、その間は落ちているのを拾ったり、ファーマーズマーケットで買います。

こんなハワイで暮らしてみたい方、今なら円高で家を持つことも夢ではないですよ(1ドル150円だった時代のことを考えると、半額で買えます)。我が家の近所には、こちらにも家を持って、日本人でハワイと日本を半々に暮らしている方(ご年配のご夫婦が多いですが)が複数います。

来年1月13日の午後1時から、横浜の中華街の近くにある神奈川近代文学館ホールで私の講演会がありますが、そのとき、そんなハワイの話もしようと思います。ハワイ島に興味のある方、暮らしてみたい方、ぜひ、いらしてください。収益は、「つなぐ光」に寄付するチャリティー講演会です(冬休みも福島の子どもたちを沖縄で遊ばせたいのです)。昼の部が私、夜の部(午後5時から)が広瀬隆さんです。

広瀬隆さんは、今、日本各地で講演をされていますが、週刊朝日に「原発破局を阻止せよ」という連載をされていますので読んでみて下さい。同タイトルの本は日本人必読だと思います。発言は厳しく、正確で、みんなのいのちを本当に大事にしている広瀬隆さんを私は信頼しています。

私にとって2012年初仕事の「ポスト311・チャリティー講演会」。12月1日よりローソンチケット(Lコード:37105)で前売り券が発売になります。昼の部が私の講演会で1500円、夜の部が広瀬隆さんの講演会で2000円です(当日はそれぞれ+500円)。

翌日からは脱原発世界会議(1月14、15日)ですから、遠方の方も1日早く横浜入りして、13日の夜は一緒に食事でもして、それから翌日、一緒にパシフィコ横浜へ行きませんか?

「YES」という方は、こちらにメール下さいね。

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2011/11/26

放射性物質に関してもPPP(汚染者負担原則)の徹底を

この歌、すごいです(原発が59基というのは、54基だと思うが。もんじゅを入れて55基、ふげんもいれたら56基)

日本の若い人たちの心に届きますように。

PPPという言葉を聞いたことがありますか?(最近流行っているTPPではありません)
Polluter Pays Principleの頭文字=汚染者負担原則です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/汚染者負担原則

11月24日から始まった朝日新聞の連載特集記事『プロメテウスの罠』の記事で知ったのですが、福島第一原発から漏れた放射性物質は、東電のものではない、というのです。

AsahiShinbunのJPG

えっ!!うそでしょ?
放射性物質には汚染者負担原則が当てはまらないの?

この記事では、福島のゴルフ場が東電に汚染除去を求めて仮処分の申立に、東電は答弁書に「放射性物質は無主物」とし、誰の者でもないと主張し、裁判所はゴルフ場の訴えを退けたと伝えています。

シリーズ第一回目のサブタイルは、”「だれのものではもない」”で、冒頭は、福島県二本松市の「サンフィールド二本松ゴルフ倶楽部」が、8月、東電に、汚染の除去(除染)を求めて仮処分を東京地裁に申し立てに、東電は、放射性物質を「もともと無主物であったと考えるのが実態に即している」と主張し、10月31日、裁判所はゴルフ場の訴えを退けたとのこと。申立したゴルフ場は、東電の「無主物」の主張を無責任で不満としています(当然ですよね!)。

ゴルフ場は、福島オープンゴルフの予選会も開催できず、営業できず、9月末に、地元の従業員に退職してもらったそうです。

なんと・・・

この損害賠償責任は、東京電力が負うのが当然だと私は思うのですが、違っていました。いったいどうなっているんでしょう!この裁判の結果はあんまりです。これでは、放射能汚染で被害を受けた人たちは泣き寝入りするしかありません。

放射性物質でも化学物質でも、汚染者負担の原則(PPP)を徹底させないと、私たちのいのちや安全は守れません。ここだけは譲れません。

思うに、なぜ一企業にすぎない電力会社が私たちの環境(空気、水、大地)を汚染していいのでしょうか。電力の安定供給のためには原発が必要なんて嘘はもう通用しません。30%が原発の電気、というまやかしもバレました。今、原発54基中43基が止まっていますが、電気は足りています。

だいたい、地震国に原発を建てること自体が狂っているし、たかがお湯を沸かすのに原子力は必要ありません。

広瀬隆さんの『原発破局を阻止せよ』(朝日新聞)を読んで下さい。1月13日に彼の講演会を横浜(神奈川近代文学館)で開催しますので予定を開けておいてくださいね!(昼間は1時半から私の講演。午後5時から広瀬さんです)

原発なしで日本はやっていけますので、早く止めてしまいましょう(やっていけないのは、今原発利権で食べているごく一部の人たちだけです。彼らもさっさと未来のない原発は見切って、自然エネルギーを仕事にすればいいのです)。

来年の1月14、15日は脱原発世界会議に結集しましょうね!私も両日参加します。



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2011/11/25

サンクス・ギヴィング(Thanks Giving):感謝を捧げる日

今日はThanks Giving(サンクス・ギヴィング)で学校や会社はお休みでした。私たちは女神の画家・小田まゆみさんのジンジャー・ヒル・ファームに家族で招待されましたが、子どもたちはみなそれぞれ自分のお友達のところに泊まりに行き、玄さんと二人だけで行ってきました。

ThanksgivingのJPG

Thanks Givingを直訳すると「感謝を捧げる」日ですが、何に対してでしょうか?

私は、私たちのいのちを支えてくれている大地、母なる地球に対して、そしていのちを下さったご先祖様に、だと思います。

娘は学校でお父さん、お母さんに感謝する日だと教えられたらしく、「ありがとう」と書いた手作りカードを作ってきてくれました。とてもうれしかったです。

ThanksgivingのJPG

こちらのパーティーはポットラック(一品持ち寄り)ですので、私は昨年鴨川の畑で収穫した小豆を煮てつぶあんを作り、餅米をせいろで蒸して、おはぎを作りました。感謝祭にふさわしい日本の味です。(なかなか好評で全部すぐになくなってしまいました)

ジンジャーヒルには、まゆみさんの友人たちが大勢集まり、日没の前に女神の畑の中央に収穫物を備えた祭壇で感謝の祈り(チャント)を捧げました。この大地から生まれた沢山の食べ物をいただいて、私たちが生きています。

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「大地の女神、私たちを生かして下さってありがとうございます」
新しくジンジャーヒルに入った若者たちも素敵な人ばかりで、畑がますます豊かに、大きくなっていました。ところが!土が豊かになり、ミミズが増えたら、イノシシがくるようになってしまいました。鴨川の田畑もそれが悩みでしたが、ここハワイもイノシシ(野ぶた)の影響は絶大です。

イノシシは元々はハワイにはいませんでしたが、今は数が増えています。肉食文化があるのですから、取って食べたらいいのに・・と思うのですが、まゆみさんのところにはハンターはいないし、肉を食べる人もあまりいません。

ThanksgivingのJPG

ミミズが大好きなイノシシにとって、ジンジャーヒルの畑は格好のえさ場です。電気柵でもしないと、対策が難しいかもしれません。イノシシは頭がいいですからね!

さて〜
今日のごちそうは、ターキー(七面鳥)の丸焼き、グレービーソースとクランベリー、パパイヤスープ、ガーデンサラダ、野菜炒め(ブレッドフルーツ入り)、小松菜のごま和え(我が家の畑から)、おはぎ(鴨川の自家製小豆)、グリーンパパイヤサラダ、コールスローサラダ、トンガポテトバーガー、マッシュポテト、マッシュスィーとポテト、スタッフィング(栗おこわみたいだった)、フルーツサラダ。

ThanksgivingのJPG

デザートはアップルパイ(ヴィーガン)とパンプキンパイ、自家製アイスクリーム添え(バナナココナッツアイス、チョコレートアイス)。

美味しかったです。年に一度の大ご馳走。と思いきや、来月にはまたクリスマスがやってきます。明日は年に一度のビッグセールで、ショップはこぞって半額セールをやるそうです。これはアメリカの習慣。

日本にいても年末年始は忘年会とお正月料理と新年会で食べ過ぎてしまうことが多かったですが、こちらでも同じです。せっかくローフードで細くなったウエストが、元に戻りそうです。

ThanksgivingのJPG

来年1月に日本に戻るときは、どんな体系になっているか心配です(冬は厚着なのでわからないですね)。

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2011/11/23

ベトナムやヨルダンに原発輸出?/広瀬隆さん講演会1月13日開催決定!

福島第一原発の事故がまだ収束していないというのに、原子力業界の延命をかけてか、日本政府は原発を輸出しようと必死です。日本でうまくいかないものを(まだ放射性廃棄物の処理法さえ見つかっていない)外国に輸出することをサポートできません。

輸出するなら持続可能な社会につながる自然エネルギー技術を輸出してほしいです。実は自然エネルギーでも、日本の技術力はトップクラスなのですから。

以下はFoE Japanからの情報です。広く拡散希望します。

*締め切り迫る! 11月19日(土)午前11:00まで、となっていましたが、延長したようですので、今どうぞ!

緊急国際署名:日本政府は原発輸出推進政策を即刻止め、世界の脱原発をリードしてください
http://www.foejapan.org/energy/news/110831.html
※先日、日越首脳会合前に行ったベトナムの原発輸出反対署名とは別の署名で、日本の原発輸出政策全般を問うものです。
※日本政府に、「原発輸出は国民の支持を得ていない」ということを見せていくための大切な署名です。ぜひ、ご協力ください。

■要請
私たちは日本政府に以下を要請します。
1. 原発輸出推進政策を即刻止めること
2. 現在ある原発輸出計画を白紙にすること
3. 世界の脱原発の実現のためのリーダーシップを発揮すること

さて、来年の1月13日に広瀬隆さんの講演会をハーモニクスライフセンター主催で開催することが決定しました。講演会の収益は、福島キッズと妊婦さんを支援している「つなぐ光」に寄付する「ポスト311・チャリティー講演会」です。

午後1時半からは私のトークショー(とことん質問できます)、午後5時からは広瀬隆さんと二本立てです(別料金です)。今から来年のカレンダーに印をしてくださいね!会場は、横浜市の「神奈川近代文学館」です。横浜にしたのは、わけがあります。翌日からパシフィコ横浜で開催の脱原発世界会議に参加するのに便利なためです。

「ポスト311・チャリティー講演会」の前売り券は、12月1日からローソンチケットで発売開始、Lコードは37105です。まもなくチラシも完成しますので、できたらすぐにアップしますね。

翌日から始まる脱原発世界会議(1月14、15日)には、両日参加する予定です。16日には原村ピースドームに移動し、またNVCやローフードをシェアします。その後も、愛知県豊田、大阪、神戸、沖縄と各地で講演会やワークショップがあり、最後は北海道、鴨川、東京でやはりイベントがあります。1月の帰国中の予定は、もうほぼ全部埋まってしまいました。

広瀬隆さんの近刊『原発破局を阻止せよ』はすべての日本人にとって必読だと私は思いますが、今週号の『週刊朝日』をぜひ読んでくださいね(連載中)。(以下は、2011.11.22.『週刊朝日12.2号―原発破局を阻止せよ!』より抜粋)

「日本人が生き残るために、何を第一になすべきか。われわれが、すぐに手をつけて解決しなければならないことは、何よりも、次の放射能事故による日本の絶望的な破滅を食い止めるための、「六ヶ所再処理工場の即時閉鎖」である。そして、高速増殖炉もんじゅの後始末を含めた「全土の原発の廃炉断行」である。」

「東京電力が隠そうとし、絶対に知られたくないのは、六ヶ所再処理工場の危険性である。この使用済み核燃料とは別に、240立方メートルという大量の高レべル放射性廃液が、六ヶ所タンクに貯蔵されている。この廃液は、全国に降り積もった放射性物質とは、危険性のレベルがまったく違う。液体であるため、絶えず冷却し続けなければならない超危険な物体であるため、もし冷却用のパイプが地震で破断したり、津波による停電が起こったりすれば、たちまち沸騰して爆発する大事故となる。そのほんの一部が漏れただけで、北海道から東北地方の全域が廃墟になるほどの大惨事になることが分かっている。なぜこのように不安定で危険な液体がタンクに保管されているかといえば、再処理工場を運転する日本原燃が、この液体をガラスと混ぜて個体にし、安全に保管する計画だったが、そのガラス固化に完全に失敗したため、再処理が行き詰まってまったく操業不能に陥り、仕方なくそうなっているのである。」

この六ヶ所蒸再処理工場と高速増殖炉もんじゅだけで、天文学的な大金(4兆円を超えます)がつぎ込まれています。私たちの税金や電力料金をどぶに捨てているようなもの。実用性がなく、危険しかない迷惑施設は、即刻閉鎖しなくちゃね!


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2011/11/21

コナを歩こう

今日は我が家から2キロ弱離れたファーマーズマーケットまで歩いて買い物に行きました。行きは下りで楽ですが、帰りはずっと坂を上るので結構大変です。

アメリカは公共交通が発達していないので、車社会です。でも、車に依存しきっていて、ほんの少しの所に行くのにも車に乗ります。

東京で生まれ育った私は車は乗らずに育ちました。大人になって鴨川に引越してからは、やはり公共交通が不便なので(といっても、ハワイ島よりバスの本数が多くて便利です)車に乗るようになりましたが、基本的にはなるべくバスや電車で移動をしたいです。(公共交通がないところでは歩きか自転車ですね〜)

それで、一人で始めた「コナを歩こう」運動。

子どものサッカーを観に行ったり、ファーマーズマーケットや近くのリサイクルショップへの買い物など、片道3キロぐらいまでは歩いていくことにしました。ハワイ島で歩いている人はほとんどいないので、いつも私だけ(今日は玄さんも一緒)です。車に乗っている人から珍しそうに見られますが、いつかはここでも歩くのが当たり前になったらいいな、と思っています。

みんながもっと歩くようになったら体は健康になるし、肥満も治るし、空気の汚れも減って、石油も節約されてお財布にも地球にも良いです。

あなたも、どうぞ家の周辺を歩いてみて下さいね。歩くといろいろな発見があります。

p。s。
ハワイ島にはヨモギがない、と聞いていたのですが、今日、道ばたでそっくりの植物を見つけました。今度歩くときはスコップを持っていって、採取してみようと思います。

2011/11/19

ハワイ島の温泉

ハワイ島には活火山があり、温泉があります。といっても、日本のような温泉ではなく、ぬるめの温泉でプールのように水着を着て入ります。ハワイの温泉になれている人は日本の温泉は熱くて入れないかもしれません。せいぜい35〜6℃でしょうか。体温と変わらないか少し低めぐらいの感じでした。

今日はヒロからコナに行くを1本遅らせて、島の東側にある海にわいている温泉に行きました。地元の人しかしらない、というその温泉は樹々に囲まれた目の前が海のワイルドな岩風呂で、そこに浮かんでいるだけで、体が緩み、あらゆるストレスが消えてしまうような感じでした。

素晴らしかった!

ただ、帰りはまた3時間30分もかかってぎゅうぎゅう詰めのバスに乗ってヒロからコナまで戻って来たら、疲れてしまいました。

ハワイ島の良いところ、秘境はまだまだありそうです。いつもコナ側にいるので、たまには反対側に足を伸ばすのは楽しいですね。住んでいると観光をしなくなる、というのは本当ですが、今度は家族でゆっくり訪ねたいと思います。

コナのバス停に戻ると、そこにメリベスとジムが待っていてくれました。

久しぶりに再会した米国でインディベンとメディアをやっている活動家夫婦です。彼らは放射能や電磁波、遺伝子組み換えなどの問題に取り組んでいるのですが、我が家の中のコードレス電話や無線LANの電磁波を電磁波計測器で計ってもらいました。

コードレス電話に近づくとビービー鳴り、無線LANのルーターに近づくとバチバチと鉄砲を撃っているような音になり、恐ろしかったです。その他、携帯電話の電波や、近所の家の無線LANも飛んでいますから、対策をしないと子どもへの影響が大きいと言われました。

放射能だけでなく、電磁波にも化学物質にもさらされている私たち。どれも免疫を下げ、さまざまな体調不良の原因になりますので、少しずつでも減らすように対策を講じなくてはいけません。明日、また彼らが我が家にやってきますので、もう少し詳しい話をアップできたら、と思います。

ちなみに、彼らとは原発を止める活動で1999年にドイツのベルリンで初めて出会い(そのときはG8会議に乗り込んで行ったのでした)、APEC対抗のMonaa Nui会議で再会しました。明日までハワイ島にいるので、私をインタビューしたいとのこと。たぶん、彼らのYouTube番組で放映するためなのだと思います。

こういうことを続けていると、世界各地の面白い人たちに出会え、友達になれます。ありがたいことです。


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2011/11/18

♪ハワイ(ヒロ)コミュニティーカレッジでトーク♪ - 27分18秒 - 7.1 MB

PodCast GIF

TPPについて、なるべく多くの日本人に観ておいてほしい映像です。オバマ大統領は選挙公約を破ってTPPを推進しているのです。

前のブログにも書きましたが、ISD条項(Investor-State Dispute Provision:国家対投資家の紛争処理条項)は投資家に国家よりも大きな権限を与えることになります。環境を守る法律さえ、投資家にとって不利と判断されれば、国家が賠償金を投資家に払うはめになります(すでにNFTAに加盟しているカナダやメキシコ政府は、法外な賠償金を米国企業に支払っています)。

まったく馬鹿げているので、野田首相、そして国会議員は全力でTPPを阻止してほしいです(国民が自分の選挙区の議員に直接伝えるのが最も効果的です)。
ーーーー
さて、今日はヒロというハワイ島最大の街に来ています。ここにハワイ島の政府、大学などが集中しており、日本人も沢山暮らしています。今これを書いているのは、コミュニティーカレッジの学生のよしえさんの家。

彼女たちは「ジャパンクラブ」を始めて、日本の文化を伝える活動をしています(専攻はハワイライフスタディ)。彼女は私と同世代なのですが、「大人になって本当に自分の好きなことを自分で学費を払って学ぶのは楽しい」と話していましたが、同感です。

ハワイ島に住みたい方は、このコミュニティーカレッジで学ぶ、というのも一つの選択肢かもしれません。学生ビザが降りますし、ハワイ大学に比べて、学費も安いです。

今日のジャパンデイはこのカレッジの国際教育週間の一環として行われていて、ジャパンクラブでは、午後から餅つきをしたり、竹馬や竹とんぼ作りをし、カラオケに盆踊りまでする、という楽しい企画でした。その夜の部で私が日本の原発震災と原子力発電所の問題点と対策について話をし、その後映画『風の谷のナウシカ』を観ました。

人間が汚してしまった水や空気や大地を猛毒の森として恐れられている「腐海の森」が浄化している、という話は、今の日本と重なります。放射能汚染が広がる日本、そして世界で、大地の微生物、森の菌類や植物たちはきっと一生懸命浄化をしようとしているに違いありません。

ナウシカを始めスタジオジブリの作品はどれも大好きですが、英語で外国人と一緒に観たのは初めて。英語版は吹き替えだったのですが、ナウシカ役の女優(声優)が素晴らしかったです。ナウシカが虫や植物や動物やあらゆる人々を慈しむ場面場面で感動し、泣きっぱなしでした。前観たときより泣く回数が増えたのは、年のせいですかね。

今日もまた夜中過ぎになってしまい、明日も早いので(HELEON BUSでまた3時間かけてコナに戻る。ハワイでもなるべく公共交通を使うようにしています。バス代は1ドルと格安)眠ります。英語ですがレクチャーの後半部分を録音しましたので、あとでポッドキャストを聴いてください。(TPPのときのトークも録音すればよかったのですが、忘れてしまいました)


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2011/11/17

TPPのISD条項補足/明日はヒロ(ハワイ島)で講演

明日は朝6時の無料バスに乗って、コナからヒロまで3〜4時間かけていきます。講演は4時からで、ハワイコミュニティーカレッジで行われ、入場無料です。
ーーーー
昨日、TPPのISD条項について書いたら、平和省プロジェクトでご一緒している美佐子さんから以下のメールを受け取りました。とてもわかりやすいので、共有させていただきます。

日本のメディアは、原発でもそうですが、TPPで利益を受けるごく一部の自動車メーカーや金融関係から莫大な広告費を受け取っているために、なかなかTPPのマイナス点を伝えません。

テレビや新聞ではTPPや原発の危険性を伝えないのは、この広告費が最大の理由でしょう。その結果、ほとんどの国民は興味がないか、マスコミ報道だけを受け取っている人たちは、TPPは日本にとって有益であると思ってしまうでしょうね。

以下、転載ーーーーーー

ゆみさんのブログ 
太平洋諸国から集まった市民(NGO)がMauna Nui会議
晩餐会などの写真がアップ 和やかな感じですね。

今日は 「ISD条項は超危険」 と題して 詳しく取り上げてくださってうれしいです。 
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2011/11/tpptrans-pacific-partnershipisd.htmlご覧下さい。

なかでも、この米国有利な裁定を露骨にすると推定される
  
   世界銀行傘下にある「非公開仲裁委員会」で行われるため
   日本が上訴することは不可能で、強制力を持つ採決となる。

スポーツで言うと インチキ審判の判定では 試合は勝てない。 
 
ーーーー ISD条項の懸念 ーーーーーーーーーーーー

ISD条項とは?投資家・外資企業が 政府を訴訟することができる
Investor-State Dispute の略で、「投資家対国家間の紛争」。

外資が損害を被ったと判断した時、相手国を提訴できるのがこの条項。

例えば、
医療で言えば「国民皆保険制度」の存在があるがゆえに、外資保険会社が参入の妨げになり、損害をもたらしたと外資保険会社が判断すれば、日本国政府を訴えることができる条約なのです。

それゆえに、米外資企業から不条理な訴訟でも、日本国政府は莫大な賠償金を支払うか、社会保障制度や国民を守る制度を変えることになるのです。

国でつくった法律が、外国企業の利益によって勝手に変えられてしまう。TPP加盟によって、国民のための法律がつくられ、実行される「国民主権」が崩れること。日本という国が崩壊しかねない。

15年後の日本の姿は。
 
医療も年金も・・・社会保障制度なく 外国人労働者で派遣切りで失業者がさらに増え、世界的食料難の中で食料が手に入らずジャンクフードばかり。賃金が安くなり貧困・スラム化。自己防衛のために銃がスーパーで売られ、青少年でさえ乱射事件が・・・・。

まさか!! 悪い冗談と 本気で想えますか。

現に、その在りようは、99%がデモを起こす 今のアメリカの笑えない現実。

TPPは、脱・原発事故同じ、歴史的に重大なことだと私は懸念を抱きます。

下記の24分野が ISD条項の対象になるとしたら。それにしても、想像のつかない分野までありませんか。

知らなかったでは ・・・・ 悔やまれます。

TPP24分野
  1.主席交渉官協議
  2.市場アクセス(工業)
  3.市場アクセス(繊維・衣料品)
  4.市場アクセス(農業)
  5.原産地規制
  6.貿易円滑化
  7.SPS
  8.TBT
  9.貿易救済措置
  10.政府調達
  11.知的財産権
  12.競争政策
  13.サービス(クロスボーダー)
  14.サービス(電気通信)
  15.サービス(一時入国)
  16.サービス(金融)
  17.サービス(e-commerce)
  18.投資
  19.環境
  20.労働
  21.制度的事項
  22.紛争解決
  23.協力
  24.横断的事項特別部会

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


■■ 11/11 佐藤ゆかり議員 VS 野田支離滅裂首相たじたじ ■■
http://www.youtube.com/watch?v=aELTpD5UXrc&NR=1

  貿易協定におけるISD条項について説明
  国内法がISD条項によって曲げられる可能性について首相に質問

野田首相  国内法で対応できるよう交渉をしていく (一時中断)

佐藤ゆかり 国内法よりも、条約のほうが上位にあり、それに対応
        しなければいけない現実の中で、どう対応するか考える
  《野次》
  何を言ってるんだ! どうやって対応できるんだよ!
  条約が上だから対応できないんだよ、国内法がまげられるんだよ!

野田首相  ISDS(ISD条項)は、あまりよく過分に詳しくしらなかった
        条約と国内法との上位関係だったら、条約が上だからこそ、
        条約を結ぶために(国内法を)殺したり、壊したりはしない
        
        ??? ( 総理はしどろもどろ...)
       
《野次》   
   「条約が上だから 国内法では 対応出来ないの!
   分かっているのか 総理! 何を言っているんだ!」

   不条理でもTPPで押しつけられたら国内法が負けて 
   国民が従うことに。  「どうやって 対応できるんだよ!  
   条約が上だから 対応できないの!」

佐藤ゆかり 既に日本は中身の条約・交渉は手遅れ (中略)
        憲法に記載してあることを首相が即座に答えられなかったことは
        非常に驚愕この件を理解せず、TPPへの参加を表明するのは
        国民軽視

みずほさん、いつも私たちと地道に歩んでくれて。これは大きな声で怒りましょう。

国会中継 (2011.11.11) 「TPP集中審議」
怒っています。みずほさん 「国会で言いなさいよ」
http://www.youtube.com/watch?v=ErL5rpozSkM&feature=related

 「重要な日本の今後の問題「TPP」に参加するなら、記者会見・外国で表明する前に、なぜ国民に、国会でなぜ言わない!!誰のための総理なんですか。国民も愚弄し、国民の代表としている国会も愚弄している。」

ーーーーーー転載ここまで

だんだんTPPのことがわかってきたでしょうか。
あなたの地元の国会議員事務所に1本電話、ファックスを入れて、あなたの(心配な)気持ちを伝えてくださいね。

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2011/11/16

TPP(Trans Pacific Partnership)のISD条項は超危険!

さきほど、Twitterで「TPPで一番まずいのは、ISD条項よね。なんと、野田首相はこのことを知らなかったみたいよ(それで交渉の席につくなんて、だめだ〜)http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/762.html
米国(グローバル)企業に日本が賠償金を払い続ける未来が見えてくる・・。」とつぶやいたのだけど、マスコミにはTPPのまずいところについて情報が少ないようなので、ここに重要な部分を転載しておきます。

以下、『TPPの、ISD条項とは、各国が自国民の安全、健康、福祉、環境を、自分たちの国の基準で決められなくする「治外法権」規定』より引用。

「このISD条項は、米国とカナダとメキシコの自由貿易協定であるNAFTA(北米自由貿易協定)において導入された。その結果、国家主権が犯される事態がつぎつぎと引き起こされている。

 たとえばカナダでは、ある神経性物質の燃料への使用を禁止していた。同様の規制は、ヨーロッパや米国のほとんどの州にある。ところが、米国のある燃料企業が、この規制で不利益を被ったとして、ISD条項に基づいてカナダ政府を訴えた。そして審査の結果、カナダ政府は敗訴し、巨額の賠償金を支払った上、この規制を撤廃せざるを得なくなった。

 また、ある米国の廃棄物処理業者が、カナダで処理をした廃棄物(PCB)を米国国内に輸送してリサイクルする計画を立てたところ、カナダ政府は環境上の理由から米国への廃棄物の輸出を一定期間禁止した。これに対し、米国の廃棄物処理業者はISD条項に従ってカナダ政府を提訴し、カナダ政府は823万ドルの賠償を支払わなければならなくなった。

 メキシコでは、地方自治体がある米国企業による有害物質の埋め立て計画の危険性を考慮して、その許可を取り消した。すると、この米国企業はメキシコ政府を訴え、1670万ドルの賠償金を獲得することに成功したのである。」

ーーー引用ここまで。

つまり、(米国の)グローバル大企業が少しでも不利益を被ると、このISD条項に抵触し、提訴された国は賠償金を払うことになる可能性がある、というわけ。

環境やいのちを守ろうとすると、当然、規制が厳しくなるけれど、それが原因で金儲けを損なうことになれば、TPPによってないがしろにされてしまうのです。安全も健康も福祉も環境も、日本は諸外国に比して優れている部分がありますが(特に国民皆保険は素晴らしい)、それが大企業の儲けを損なうと見なされたら、ISD条項で日本政府が米国企業に賠償することになるのです。

TPPなんて、日本にとっていいことはほとんど何もないです。
たぶん、野田首相はISD条項のことを知らなかったのではないかな?
今からでもいいので、TPPの交渉の席から離れてください。


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2011/11/15

Mauna Nui Conferenceの写真

このサイトに太平洋諸国から集まった市民(NGO)がMauna Nui会議で何をやったかが書かれています。
http://www.ifg.org/programs/apec.html#speakers

下にスクロールして、ぜひインタビューを観て下さい。Jon Osorioがハワイ人/太平洋諸国側のコーディネーター、Victor Menottiがその他の国々(米国、日本、ロシア、中国、オーストラリア、チリ、ニュージーランドなど)側のコーディネーターです。インタビューが素晴らしい内容です。

APEC/TPPがやろうとしていることは、大企業(多国籍企業)が自由にビジネスができるようにあらゆる障壁を取り除くことです。企業の不利益になることは、どんどん提訴できます。WTOやNAFTAをさらに強化しているといえるでしょう。環境や先住民の権利はずたずたにされるでしょう。

APECの新しい解釈を聞きました(ジョークです)!
 Aging 年をとりつつあるる
 Politicians 政治家たちが
 Enjoying  楽しんでいる
 Cocktails カクテルを
まったくそのとおりですね!

このカクテルを楽しんでいる晩餐会で、We are the Manyを歌ったMakanaという歌手にぜひ一度お会いしてみたいです。本当にすごいことです。よく排除されることなく最後まで歌えたと思います。

この4日間の雰囲気が伝わるように、写真をアップしてみます。

初日(1st day)

Mauna Nui会議のJPG

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2日目

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APEC/TPPファッションショー

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3日目

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