そのとき、「僕たちが仕事をやめて、事務局をやります」と言ってくれたのが、中川夫妻です。
それ以来、彼らは不眠不休で「つなぐ光」の活動を続けてくれています。本当にありがたいです。ボランティアをしたい気持ち、人の役に立ちたいという気持ちは誰にでもあるでしょう。沖縄だからこそできる(原発がない、地震が少ない)こうした活動を、心から応援し、サポートしていきたいです。
さっき届いたばかりの中川さんのメールを転載します。
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沖縄県で被災者支援をしております、「つなぐ光」事務局の中川と申します。
お世話になっております。
つなぐ光では、「あたたかい沖縄で未来の宝を守りたい!」という動機のもと、3月18日より活動を開始し、事務局サイドでは、
現地の団体様と同じく、1日も休みを取ることなく、今日まで活動を継続しております。
<お知らせです>
今回一番お知らせしたいことは、状況を鑑み、レスキュー支援において、避難者を受け入れる対象エリアを拡大しました。
●旧:福島第一原発から100キロ圏内の対象者
↓
●新:福島第一原発から200キロ圏内の対象者
対象者は、どちらも、妊婦さんと子育て家族です。
本来は東京のエリアまでカバーできればと思いますが、小さな団体ですので、諸々の事情にてご容赦ください。
なお、従来まで企業様からのご厚意にて12室のペンションを使わせていただいていた滞在支援は、10月15日をもって終了いたしました。
ですが、信じられないことに、11月1日より別の団体様が「同じペンション」を借りてくださり、それをつなぐ光が使わせていただけるという展開となり、3月までペンション滞在支援が継続できることとなりました。
よって、福島第一原発200キロ圏内の対象者さんに、施設での約1ヶ月の滞在支援が3月まで継続できるようになりました。
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この事を、全国の支援グループの方に拡散して頂きたいと願い、ポストさせていただきました。
なお、つなぐ光には、3つの支援活動がありますので、安心材料として、少しご説明します。
★レスキュー支援:レスキューとは沖縄に来た方の支援ではなく
沖縄に「来るため」の支援で、約1ヶ月の
滞在をご提供しています。
★学童疎開支援:高レベル放射線地域に住む学童には、メンタルリフレッシュと細胞修復の二系統にて免疫力を取り戻す約1ヶ月の疎開支援を行っています。
★コミュニティ形成支援:避難しても孤立したら別の苦悩が生まれるので、避難者と県民が集う企画を運営し、仲間と繋がっている安心感を提供する支援も行っています。
<これまでの支援の状況>
(1)レスキュー支援(3/18~10/10現在)
◇支援内容:5週間滞在無料&全ての食事も無料
※従来は、宿泊と食事の込み込みで無料でしたが、現在では、込み込み大人一人1泊500円となっています。また、従来は、震災直後で生活一時金や航空運賃もご提供しておりましたが、現在のご提供はありません。
◇滞在実績:福島県から16世帯47名が滞在
宮城県から15世帯39名が滞在
茨城県から03世帯08名が滞在
◇実績合計:被災地から34世帯94名が滞在、27世帯78名移住。
※沖縄県行政の「1/13」規模の支援を行うことが出来ました。また、行政支援対象者ではない多くの方へ支援ができました。
(2)学童疎開支援
◇定員:福島県の子ども20名(小学5年~中学2年)
◇費用:1ヶ月の宿泊・食費・交通費の全て込み込み1万円で、
避難所や仮設住宅の子を優先(結果として9名が優先者)
◇特記:沖縄で10cm程背が伸びた子がいた。疎開の意味を痛感。
(3)コミュニティ形成支援
◇かなりの率で被災者が移住するので、せっかく来た沖縄で孤立をしない為の「つながる」支援を行う活動拠点として、7月に浦添市に「つなぐ処(トコロ)」を開所し、交流会を行っている。
<今後の支援の方針>
(1)募金箱や寄付をいただけるアイテムを創り、活動費を捻出することが急務。
(これまで多くの方のご厚意で活動が行えましたこと、本当に有難うございました。自分の人生で最大級の感謝と感動を感じておりますとともに、現在においては、大震災が世の中から忘れられてきていることを生身をもって実感します)
(2)レスキュー・学童疎開・コミュニティ形成支援の継続
(十分な経験あり)
(3)移住支援の強化
(被災者支援をご理解下さる不動産業者を増やしてゆく)
(4)就労支援の新設
(就労の目処がないなら、移住は考えにくいのが実情)
◆県民と被災者がJOBを奪い合わないよう、県民枠とは別に被災者用雇用枠を提供して下さる企業様を集約してゆく。
<最後に>
つなぐ光は、東北から一番遠いけれど、この暖かい沖縄で「避難の為の受け皿を創ろう!」と考えた民間人が立ち上げたプロジェクトです。ですが、数日前に、「つなぐ光は統一教会と思われている」という話を初めて聞いて、驚きました。
僕らのことは避難者さんに聞いていただければ、普通の民間団体であることは簡単にわかります。
もしも、残念な噂から沖縄への避難を断念するお母さんがいるのなら、もっと残念です。
きっと、噂を広げた方々も、悪意を持ってつなぐ光を攻撃しているわけではなく、その方々の正義に基づき、被災者さんを「悪の手」から助けている自負であると思います。
今は、民間団体が可能な接点を寄せ合うことが大切だと思います。
一人ひとりの顔や想いが違うように、それぞれの活動団体にも違いがあって当然ですが、状況の本質に対し、できることを役割分担して、
活動団体の力が集約できれば時代も変わるように感じます。
ここまでお読みくださり、どうもありがとうございます。
つなぐ光の夏休み疎開にきてくれた子どもたちの笑顔集があるので、よかったらご欄ください。
●福島キッズ! 笑顔をありがとう!
http://www.youtube.com/watch?v=jiblzeZUCaA
最後になりますが、可能であれば、福島第一原発200キロ圏内で、子育て環境に不安を抱えてらっしゃるご家族に、この情報を届けて
いただけましたら幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
東日本大震災被災者支援プロジェクト・一般社団法人「つなぐ光」
沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1404-1シーサイドビラ203
事務局長 中川角司(090-6146-5054)
恩納村本部 TEL&FAX 098-966-1103
浦添事務所 TEL&FAX 098-943-3693
メール tsunaguhikari@gmail.com
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