日本の若い人たちの心に届きますように。
PPPという言葉を聞いたことがありますか?(最近流行っているTPPではありません)
Polluter Pays Principleの頭文字=汚染者負担原則です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/汚染者負担原則
11月24日から始まった朝日新聞の連載特集記事『プロメテウスの罠』の記事で知ったのですが、福島第一原発から漏れた放射性物質は、東電のものではない、というのです。
放射性物質には汚染者負担原則が当てはまらないの?
この記事では、福島のゴルフ場が東電に汚染除去を求めて仮処分の申立に、東電は答弁書に「放射性物質は無主物」とし、誰の者でもないと主張し、裁判所はゴルフ場の訴えを退けたと伝えています。
シリーズ第一回目のサブタイルは、”「だれのものではもない」”で、冒頭は、福島県二本松市の「サンフィールド二本松ゴルフ倶楽部」が、8月、東電に、汚染の除去(除染)を求めて仮処分を東京地裁に申し立てに、東電は、放射性物質を「もともと無主物であったと考えるのが実態に即している」と主張し、10月31日、裁判所はゴルフ場の訴えを退けたとのこと。申立したゴルフ場は、東電の「無主物」の主張を無責任で不満としています(当然ですよね!)。
ゴルフ場は、福島オープンゴルフの予選会も開催できず、営業できず、9月末に、地元の従業員に退職してもらったそうです。
なんと・・・
この損害賠償責任は、東京電力が負うのが当然だと私は思うのですが、違っていました。いったいどうなっているんでしょう!この裁判の結果はあんまりです。これでは、放射能汚染で被害を受けた人たちは泣き寝入りするしかありません。
放射性物質でも化学物質でも、汚染者負担の原則(PPP)を徹底させないと、私たちのいのちや安全は守れません。ここだけは譲れません。
思うに、なぜ一企業にすぎない電力会社が私たちの環境(空気、水、大地)を汚染していいのでしょうか。電力の安定供給のためには原発が必要なんて嘘はもう通用しません。30%が原発の電気、というまやかしもバレました。今、原発54基中43基が止まっていますが、電気は足りています。
だいたい、地震国に原発を建てること自体が狂っているし、たかがお湯を沸かすのに原子力は必要ありません。
広瀬隆さんの『原発破局を阻止せよ』(朝日新聞)を読んで下さい。1月13日に彼の講演会を横浜(神奈川近代文学館)で開催しますので予定を開けておいてくださいね!(昼間は1時半から私の講演。午後5時から広瀬さんです)
原発なしで日本はやっていけますので、早く止めてしまいましょう(やっていけないのは、今原発利権で食べているごく一部の人たちだけです。彼らもさっさと未来のない原発は見切って、自然エネルギーを仕事にすればいいのです)。
来年の1月14、15日は脱原発世界会議に結集しましょうね!私も両日参加します。
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