2007/01/31

♪『The New Pearl Harbor』のデイヴィッド・レイ・グリフィンにインタビュー ♪ - 24分33秒 - 5.7 MB

PodCast GIF

1月28日、サンフランシスコからロサンゼルスに戻る途中、サンタバーバラに寄って、グリフィン博士をインタビューすることができました。911事件の真相を追っている学者やジャーナリストたちの中でも、その温厚で謙虚な性格と、理論構築の緻密さで最も尊敬を集めている人の1人です。

The New Pearl Harbour Book JPG

彼が911事件以降に発表した作品には『The New Pearl Harbor』『911 Commission Report-- Omissions and Distortions』、共著に『9/11 and American Empire』などがあり、どれも政府発表を覆す作品です。実は今、この中の一番最初の作品『The New Pearl Harbor』を翻訳しています。

レイ・グリフィン博士がこの春に発表する最新作は『Debunking the Debunking of 911 Myths』という本で、これはアメリカのポピュラーメカニクスが2005年に発表した『Debunking 9/11 Myths: Why Conspiracy Theories Can't Stand Up to the Facts』という政府発表を擁護した作品への反論書だそう。これは、ポピュラー・メカニクスの本同様、話題になるでしょう。

David Ray Griffin & Yumi JPG

グリフィン博士のサンタバーバラのご自宅でインタビュー

グリフィン博士に「他の学者やジャーナリストたちはなぜ声をあげないのか」、と聞くと、911事件の公式発表に疑問を投げかけた人たちがメディアなどからどういう扱を受けるかをみていたら、誰も恐ろしくて声をあげられなくなってしまう、とのことでした。そんな中で彼はどうしてできたのでしょうね。

彼は神学者です。真理を追究する哲学者でもあります。そして、彼はすでに大学を退官したばかりで、自由に発言しても経済的不利益(職を失うなど)を被ることが比較的少ないから、というのもあるでしょう。彼の本が日本語になるのは、今春の予定です。がんばって完成させないと。

それでは、彼の話を聞いてください(タイトルをクリックすると聞けます)。

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2007/01/30

ブッシュ・カウントダウン・クロック

今日(1月29日)のロサンゼルスタイムズに「ブッシュ・カウントダウン・クロックが売れている」という記事がありました。まるで冗談のようですが、「ブッシュ・カウントダウン」の時計やカレンダー、はてまてキーホルダーまでが商品化されているのです。私が一番笑わせてもらったこのキーホルダーは、こちらのサイトで実際に販売されていて、もうすでに3万個が売れた大ヒット商品だそうです。

Keychain Gif

こんな風に書かれています。
「ブッシュ退陣まであと...○日○時間○分○秒。
 私たちの国の悪夢はまもなく終わります。」

下の時計はブッシュ大統領の任期が終わる2009年1月20日(あと2年もあるんですね。それまでにあといくつの国が戦場にされてしまうのでしょう。イランを4月頃に攻撃するという予測もあり、平和を求める地球市民はもっともっと今より智慧を絞らないといけないですね)までの時間を実際にカウントダウンしています。ブッシュ大統領が辞めるのが待ち遠しくて仕方ないアメリカ人がたくさんいるんですね。「ブッシュ大統領を弾劾せよ」という声も日に日に大きくなっています。

それにしてもこういうことをユーモアーたっぷりに商品化してしまうところが、いかにもアメリカらしいですね。

TVでも大人気のコメディアンのコルバートさんが、カウントダウンのことを取り上げています。
http://www.backwardsbush.com/includes/Colbert%20Report.mov

※プログラムはここで公開されています。
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2007/01/28

サンフランシスコの反戦デモの写真

ハーモニクスライフギャラリーで、さらに多くの写真をご覧になれます

アメリカの反戦デモを取材するのは久しぶりです。イラク戦争が始まる前の2003年2月が最後だったかな。あれからもう4年も経つのに、まだ戦争が続いている。本当に悔しい。なんとかしたいです。これ以上人が殺されるのはもういやです。

アメリカのデモでいつも感心するのは、デモ参加者の多様性(年齢、人種、衣装などなど)と、それぞれの持つプラカードのクリエイティブなこと。写真をたくさんとってきたので、ご覧ください。デモに参加した人たちもたくさんインタビューしたので、それも追々アップしますね。「なぜ今日ここにきたのですか?」という質問をしました。もちろん、みんな戦争に反対だからなんだけど、それぞれの理由と動機がありました。

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サンフランシスコのデモが終わってから、夜7時からはバーバラリー議員とデニスクシニッチ議員のイベントにも行きました。デニスのスピーチは素晴らしかった。ビデオを撮ったのでもしうまく撮れていたら、帰国後に「平和省プロジェクト」の集りでお見せしたいです。

Barbara Lee JPG

バーバラー・リー下院議員とエレン・ワタダ中尉の母親のキャロライン・ホーさん。クシニッチ下院議員のイベントで。

今はもうこちらの時間で真夜中を過ぎていますが、明日は早朝にここサンフランシスコを発ち、サンタバーバラで『新しい真珠湾攻撃(未訳、ただいま私たちが翻訳中)』の著者・ディビッド・レイ・グリフィンさんにお会いしてインタビューする予定です。そのあと3時にロスで約束があるので、また忙しい一日になるなあ。

Sean Penn JPG

クシニッチ下院議員を支持する俳優のショーン・ペン

Kucinich JPG

平和省創設を提案して大統領選挙に立候補したクシニッチ下院議員

こんな母親を持つと、子どもたちも大変だ。今日は本当によく歩きました。根を上げずに最後まで歩いてくれた子どもたちに感謝!

ハーモニクスライフギャラリーで、さらに多くの写真をご覧になれます

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♪ ルースチェンジ(911の嘘をくずせ)ガーディアンに、『戦争中毒』が副読本になったわけ ♪ - 16分50秒 - 3.9 MB

PodCast GIF


Updated GIF

Guardian JPG

見出し:何が世界貿易センター7で起こったか?911はアメリカの自作自演

ここをクリックしてみてください。ビックニュースですね。

Peace Rally JPG

私はこれからサンフランシスコの反戦デモにいきます。
今、TV(Cスパン)では女優のジェーン・フォンダさんがワシントンDCの集会でスピーチをしています。
帰ってきたら、今日のレポートを写真と共に次のブログにアップしますね。
ーーーーー
反戦デモが始まるまえに、『戦争中毒』をサンフランシスコの高校の副読本にするのに成功した平和活動家のパット・ガーバーさんをインタビューすることができました。タイトルをクリックして、パットさんの成功の秘密を聞いてください。

Pat Berger & Yumi JPG

『戦争中毒』を高校の副読本にするのに成功したパット・ガーバーさん。

Updated GIF サンフランシスコのデモの様子はこのTVニュース映像をご覧ください。(14.4MB)

Loose Change JPG


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2007/01/27

サンタクルーズのラジオに出演

サンブルノに来ています。サンフランシスコのちょっと南、空港の近くの住宅街です。私たちを暖かく迎え入れてくれたのはコスタとホリス。私の著書『デニスクシニッチ——アメリカに平和の大統領を』にも出てくる精神世界と平和運動をつなぐステキなカップル。

ホリスとコスタ JPG

クシニッチ議員の支持者で、友人のホリスとコスタ(Hollis and Kosta)

ホリスはフリーラジオサンタクルーズのDJをやっていて、昨日は彼女の番組にあの女優のミミ・ケネディー(奥様は魔女のヒッピーぽいお母さん役)さんと一緒に30分間生出演しました。ミミと私は平和省創設運動やクシニッチの大統領選挙を一緒に応援したときからの友だちで、今はアメリカ民主党の中のProgressive Democrat(先進的民主党?)で活躍しています。

いつもホリスの番組は精神世界の話が中心なのに、ミミと私はかなり政治的な(イラク戦争の犠牲や平和省に関連した)話をしました。ホリスは「たまにはこういうのもいいでしょう」と私たちに自由に話させてくれました。

3人が一致している点は、「対テロ戦争」には誰も絶対勝てない、なぜなら戦争(より大きい暴力)でテロ(暴力)がなくなるはずがないから、ということ。だから平和省(アメリカでは非暴力平和省)が必要なのよね、というところで盛り上がって番組が終わりました。

番組の最後にホリスがいつも祈っていることを3人で一緒に唱和しました。こんなフレーズです。
"May the hearts and minds of those in power be turned to the good of the earth and its people, or may they be removed from power immediately and permanently."
権力者たちの心と頭が地球とそこに生きる人々の良きことのために働きますように(うまく訳せないけど、だいたいいこんな感じ)。そうでなければ、すぐに権力の座から永久に離れますように。

この祈り(マントラ)はとてもいい。短いけど、非暴力的でしかも的を得ている。

昨晩は平和省創設運動に尽力するPeace Allianceのメンバーが集って、ささやかなパーティーをしてくれました。アメリカ人でブッシュ大統領をサポートしている人は本当に少ないです。(支持率が30%を切っていますね)そしてなんとかこの国の民主主義をより健全なものにし、政府にもっと非暴力の外交政策を実行させようと尽力している人たちがたくさんいます。

こういう人たちを知れば知る程、アメリカが好きになります。
明日はサンフランシスコでイラク戦争終結を求める集会とデモがあります。ワシントンDC、ロスでもあります。東京ではワールドピースナウがシンポジウムをしていますね。どこも大盛会でありますように。

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2007/01/25

♪ モントレー松の森を守る人—ディヴィッド・ディルワース ♪ - 11分37秒 - 2.7 MB

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サンフランシスコに北上する途中、玄さんの古い友人のディヴィッド・ディルワースさんの住むパシフィックグローブという海岸沿いの小さい町に寄り、彼の築80年(アメリカでは古い方)の立派な家に一泊させてもらいました。

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ゾウアザラシの群れ モントレー郡にて

彼はペブルビーチゴルフから絶滅危惧種のモントレー松を守っている人です。今日はその森に連れて行ってもらいました。このゴルフ場の最大の株主は、日本でも有名な俳優で最近は『硫黄島からの手紙』などの映画監督でもあるクリント・イーストウッドさん。彼はカーメル市の市長でした。市長としての評判は、環境活動家であるディビッドさんによればあまり良くありません。日本もそうですが、ここアメリカでも名の売れたタレントや俳優が政治家になるんですね。

ディビッドさんたちはHOPE (Help Our Peninsula Environment)というNGOを作って、この地域の環境と民主主義を守ることを目標に活動しています。最初、「環境と民主主義」と聞いたときは、なぜ?と思いましたが、市の開発計画が決定する前に広く市民に知らせ、市民を参加させて、その計画を必要があれば止めたり変更したりすることが主な活動と聞くと、なるほど、と思いました。ちょうどグリーンピースなどが日本でもやっていることをローカルに、このモントレー半島に限定してやっているのです。

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森の生態系についてレクチャーする - ディビッドさん

HOPEは訴訟を起こしたり、法案などを作り、地元のメディアを巻き込んで、乱開発からこの地域最後の森を14年に渡ってゴルフ場開発から守ってきました。モントレー松は日本の松よりも背が高く、樹齢200年ぐらい(樹によっていは80−100年ぐらい)で枯れます。樹には3つの段階があり、最初の段階は生きていて立っている樹(0年から100〜200年ぐらい)、次が立ったまま枯れている樹、そして枯れて倒れている樹だそうです。それぞれの段階でそこに生息する生物が違います。

Pines JPG

モントレー松の中でディビッドさんの話を聞く

例えばキツツキは堅い生きて立っている樹より枯れて立っている樹を選んで巣穴を開けるそうです。枯れて倒れた樹には野ネズミやダンゴムシをはじめとした様々な虫が住んでいます。生きている樹にはまた違う野鳥たちの住処です。

森をゆっくり散策しながら、森の生態系やいろいろな共生する植物や動物や野鳥たちのことを教えてもらいました。子どもたちにとっても素晴らしい体験となりました。子どもたちが1時間以上も起伏のある森の中を全く自由に歩き回ったことにディヴィッドさんはとても感心していました。(私たちも毎日森の中で生活していますから、当然かもしれません)。

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子どもに森の生態系について教えるディビッドさん

日本人として、ここの森を守るためにできることがありますか?と聞いたら、クリント・イーストウッドの映画を観にいったら「クリント・イーストウッドさんがモントレーの森を守らないなら、もう彼の映画を観ません」と映画館や関係者に伝えてほしい、とのことでした。

偶然ですが、ここに来るちょっと前に、フランクさんと一緒に『硫黄島からの手紙』をロスで観たばかりでした。このことを知っていたら、映画館に伝えたのに!

ディビッドさん、今度は私たちの築200年の家とその周りの竹林と杉林と雑木林を観に来てくださいね。彼のインタビューは、タイトルをクリックすれば聞けます。

HOPE (日本語)

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♪ 『戦争中毒』を高校の授業で使った最初の人 ♪ - 19分31秒 - 4.5 MB

PodCast GIF

アメリカで『戦争中毒』を高校の授業で使い、全校生徒に配った最初の人をインタビューすることができました。いつも私が講演の中で「ロサンゼルスのフェアファックス高校の先生が『戦争中毒』を教科書として使うために500冊買ってくれました」と話していたその先生(名前もどこに住んでいるかも、知りませんでした)についに会うことができました。

彼の名前はジョン・コリアーさん。フェアファックス高校の社会科の先生で世界史とアメリカ史を教えています。今ではフェアファックス高校の4人の先生が『戦争中毒』を授業で使っており、生徒の評判はすごくいいそうです。なんせマンガなので普通の教科書よりわかりやすく、アメリカの教えられていない歴史をマンガで学べるところが受けているのだ、と言っていました。

Arlington West JPG

ロサンゼルスを発つ前日、フランク・ドリルさんが私のことを知っている友人やご縁の人たちを呼んで小さなパーティーをしてくれました。料理は私が担当。手巻き寿司、みそ汁、ほうれん草の白和え、アボガドサラダ、クリームシチューを作りました(お料理は大評判でした。またやってくれ、とのリクエストが)。そのときにジョン先生も来てくれたので、インタビューすることができました。どうぞこのブログのタイトルをクリックして彼の話を聞いてください。

ジョンさんに続いて話してくれたのが『戦争中毒』のフランク・ドリルさんです。彼の家に滞在している間、朝から夜までひっきりなしに注文が入ってきます。そして週末はいろいろなイベントのために出かけていって本やDVDを販売します。フランクさんが今販売しているものは、4つあります。
1、本『戦争中毒』 10ドル
2、DVD『テロリストは誰?』 10ドル
3、DVD『アーリントンウエスト』15ドル
4、DVD『No More Victim』 (イラク戦争で傷ついた子どもたちを助けるためのプロモーション映画)5ドル(+子どもたちを助けるための寄付)

フランクさんは本当に働き者で、休む間もなくアメリカと世界の平和のためにがんばっています。彼と私を出会わせてくれた平和のための退役軍人会(VFP)に感謝します。

これから彼の作品をご縁の人に手渡しながら北上し、土曜日はサンフランシスコのイラク反戦デモに合流します。

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2007/01/23

アーリントン・ウエスト再訪

1月21日の日曜日、サンタモニカの海岸に行ってきました。ロスの観光名所の一つであるサンタモニカ・ビーチには人々が海岸まで歩けるボードウォークがあるのですが、そのすぐ横に、「アーリントン・ウエスト」(仮説の軍人墓地)が毎週日曜日にお目見えするのです。

Arlington West View JPG

有名なアーリントン墓地はワシントンのペンタゴンに隣接した広大な軍人墓地です。以前そこにいったときはあまりの広大さに言葉を失ってしまいました。アメリカという国が数々の戦争でこれだけの戦死者を出しているという事実。アーリントン墓地は日本の靖国神社にあたるのでしょう。

イラク戦争では米兵の死者や負傷者の映像をメディアで報じることがタブーとなって久しいです。棺さえもダメ。そのことを憂えた平和のための退役軍人会の1会員がこの戦争の犠牲者を弔い、みんなにも思い出してもらう目的で「アーリントン・ウエスト」という仮説墓地を始めました。始まったのはサンタバーバラの海岸が最初です。

Arlington West Soldiers Killed JPG

そこからVFPの支部がある米国各地に広がり、ここロスではVFPロス支部がサンタモニカのボードウォーク横で毎週日曜日に行なっています。テントに行けば、Tシャツや映画『Arlington West』、フランクさんの『戦争中毒』『テロリストは誰?』などを買うこともできるし、さまざまな情報(マスコミは流したがらないもの)をもらうこともできます。

Arlington West Coffins JPG

スタッフは朝5時集合!始めた頃はまだ数百本でしたが、死者数は毎週増えて(十字架を作る人も大変!)今は3千本を越える十字架を砂浜に立てなくてはいけません。整然とならべなくてはならないので、縦横にひもで線を引いて1本1本砂にさしていきます。この作業はざっと4時間かかります。

兵士の名前がその日やってきた友人や遺族によって十字架に掛けられたり、最近では星条旗に巻かれた棺も登場(最後に片付けるのを手伝いました)しました。亡くなった兵士の名前、プロフィール、出身地や死亡した場所などが書かれたボードや、イラクの人々や町の様子や怪我をした米兵の写真の展示もあります。一番人だかりが多かったのは、手や足を失った若い米兵たちが件名にリハビリをしている写真の数々でした。泣いている人もいました。

2年弱まえにここに来たときは、確か1602本の十字架でした。それが3046と2倍近くに増えている。やりきれなくて、胸が苦しくなりました。そして、イラクで亡くなった人々は65万5千人と推定されています。彼らの分もお墓を建てたら、おそらく浜全体が埋まってしまうでしょう(実際、イラクの人々を示す月のマークのお墓と黒い棺もあり、そこにはそのような記述がありました。)

Arlington West Yumi JPG

映画『アーリントン・ウエスト』を撮ったピーターとサリーさんを、チャンスを見つけてインタビューしたいと思っています。

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2007/01/19

映画の街ロサンゼルスで A Single Woman

ロサンゼルスはハリウッドがある映画の街。今日は『戦争中毒』出版人のフランクさんのご縁で、パワフルな平和のメッセージを持った映画『A single Woman』を制作中の映画監督とその主演女優/原作者に会ってきました。日本語版を創りたい、ということで私たちに引き合わせてくれたのです。今日が初会合。

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主演女優をしているジーンマリー・シンプソンさんは、この作品の元になった2人芝居『A Single Woman』の脚本家であり舞台女優です。この作品は、アメリカ初の女性下院議員になったジャネット・ランキンの生涯を描いた物語。第1次世界大戦と第2次世界大戦に反対し、そしてその後のあらゆる戦争への米国の参戦に反対し続けた彼女は、政府の圧力やバッシングを受けます。世間は彼女を批判し、彼女は孤立します。しかしそうした困難の中でも一生平和主義を貫き、独身のまま93歳の孤高の生涯を閉じます。

しかし、アメリカ初の女性下院議員でありながら、アメリカ人のほとんどが彼女の存在すら知りません。私自身も初めて彼女のことを知ったのは、インターネットで送られてきた『A Single Woman』の予告編を観たときです。「ジャネット・ランキン」で検索しましたら、日本語で出版されている『一票の反対 ジャネット・ランキンの生涯』という本を見つけました。さっそく読んでみよう。

こんな卓越した女性がいたのに、アメリカの歴史から抹殺されているのはなぜか?———ジーンマリーの調査が始まります。それは彼女の残したメッセージが今のアメリカの政策に真っ向から反するからだ、と納得します。彼女の演説はまるでガンジーやマーティン・ルーサーキングの魂が乗り移って話しているようです。いや、違う、軍産複合体が全てを支配するアメリカにおいて、そのことを堂々と批判し、戦争の根本原因を繰り返し主張している点において、それ以上の迫力があるかもしれません。

最近のデモでも良くみるスローガン「Make Love, Not War」もランキンの言葉。なんせ、第1次世界大戦にたった一人で反対したのですから、キング牧師よりずっと先駆者なのですよね。

それにしても、これだけ活躍したジャネット・ランキンの名前をどうして一度も聞いたことがないのでしょうね?私の場合は不勉強だからだと思いますが、ここアメリカでもほとんどの人が知らない。そのことが女優で脚本家のジーンマリーの心を掴んだのです。(ジーンマリーは女性差別と彼女の歯に衣を着せぬ言い方がマスコミに嫌われたためだと思っている。確かにランキンがもう少し辛辣じゃなければ、キャピトルヒルに銅像が建っていたことでしょう。そんなことは彼女自身は望まないでしょうが。)

「ジャネット・ランキンの存在を知らせたい」「今のアメリカにこそ、ランキンのメッセージが必要」と、ジーンマリーは歴史に埋もれていた資料を掘り起こし、2人芝居『A Single Woman』を創作。そしてジーンマリーの白熱の芝居を観て感動したカマラ・ロペスドーソンさんが、ジーンマリーと意気投合し、メガホンを握ることに。

Kamala JPG

この芝居は250回以上の上演を越えるロングランで、ついに今回の映画化となるわけですが、プロデューサー兼監督のカマラ・ロペスドーソンは、ご本人が女優でありながら映画監督もしており、多くの作品があります。2人とも美しく、才気あふれる女性たちでした。こういう女性たちと一緒に仕事ができるかもしれないのは、胸が躍ります。

今日は編集途中のクリップを見せてもらいましたが、ジャネット・ランキンがTVで右派のコメンテーターに揶揄され、攻撃されながら堂々と反論していく様子を観ているだけで、涙があふれてきてしまいました。彼女がどれだけ全ての戦争を防ぎたかったか、どれだけ戦死者を1人も生みたくなかったかが、溢れるように伝わってきて、私の一番奥にあるものと共振します。

人は生まれたら必ず死にます。だから殺してはいけない。殺させてもいけない。

しかし戦争(武力で脅すことを含む)が主な外交手段であるアメリカでは、平和主義者(パシフィスト)は叩かれ、バカにされる運命にあります。当時は今よりも酷い。まして政治家ならなおさら。

『A Single Woman』はこの夏完成予定。それまでに3万ドル(約360万円)の資金を集めなくちゃ、とカマラは言っていました。これから音の制作に入るのですが、それがとても高価なのだそう。音楽の著作権料は高いですからね。

完成したら、日本語版の制作にぜひ取り組んできたい作品の候補です。

そう、監督のカマラさんは『戦争中毒』の大ファンで、このアニメーション映画化にも取り組みたい、と言っています。両方(『A Single Woman』の日本語版制作と『戦争中毒』のアニメーション映画化)実現したらどんなに素晴らしいでしょう。実現させたい夢がまた増えてしまいました。

Group JPG

左からフランク、カマラ、私、ジーンマリー


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2007/01/17

ロスに無事到着

無事ロスに着きました。入管も税関もスンナリ。空港を出るとフランク・ドリルさんが出迎えてくれました。彼の車は反戦のメッセージや『戦争中毒』のステッカーでいっぱいでした。まるで動く意見広告です。私たちが『戦争中毒』のアメリカでの出版をサポートし、日本語版の翻訳もしたご縁で家族ぐるみのつきあいが続いています。

Frank and Martin JPG

サンフランシスコの教育委員会が『戦争中毒』を高校の歴史の副読本に全会一致で採択したことはこちらでも反響があり、ニュースになっています。残念ながら作者のジョエル・アンドレアスさんのフォックスTVのインタビューはキャンセルされてしまいましたが、別のラジオ局がジョエルをインタビューするそうです。

今回のアメリカでのミッションは『戦争中毒』のアニメーション映画化の話を具体化すること(なかなか監督やプロデューサーが決まらず、映画作りの話が出てから3年もたっているのに、まだ資金集めも始められずにいる!)と、日本語版制作の許可をもらうこと。それからロスの平和活動家たちと情報交換をし、ワシントンの全米平和省会議に参加することです。

ロスについてから必死で探しているのがコスタリカへの安い切符。今のところ500ドルを切るものが見つかりません。為替も1ドル123円で円安だったので、余計高い買い物になってしまった!でも日本からコスタリカまでは25万円以上だったので、やはりこちらで探すことにして正解でした。

カリフォルニアにしてはちょっと肌寒いです。でも我が家よりはずっと温かいロスのフランクさんの家です。到着するなり、友人たちから立て続けに電話が入ってきて、あっという間にスケジュールがいっぱいになりそうです。

明日はフランクさんをインタビューして、最近のアメリカの平和運動の動向と世論の変化などについて、教えてもらいたいと思っています。

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左から、KPFAラジオのDJ、アンディ、私、フランク


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2007/01/12

『戦争中毒』がアメリカの高校で副読本に

Addicted to War JPG

ビッグニュース。私たちが翻訳した『戦争中毒』がアメリカの高校の副読本として全生徒に配布されることが、サンフランシスコ教育委員会で全会一致で決定しました。今朝、この本の出版人であるフランクドリルさんからのメールで知りました。

やったー!

これまで『戦争中毒』のサポーター(10冊を1万円で買い取る制度)のみなさんからいただいた1万円のうち、出版社の合同出版の協力で2千円をアメリカでの『戦争中毒(Addicted To War)』の普及のために寄付してきました。その資金で看板広告や劇場広告を出し、アメリカの学校の図書館や平和教育をする先生方に『Addicted To War』を無料配布したりしてきました。そうした地道な努力が実ったのだと思います。

このことは、さっそくプレスリリースを書いて、知らせなくっちゃ。おとといの平和省の記者会見の様子は、今日の沖縄タイムズの24面、そして昨日の琉球新報にも掲載されました。「平和省の創設を訴える」というのが初めて活字になってうれしいです。明日14日、1時半から青年会館(電話:098-864-1780)で『911の嘘をくずせ』の上映会に引き続き、私の講演があります。

フランクからのプレスリリースは、私の英語ブログに掲載しておきます。

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沖縄から

やっとネットにつながりましたので、1月7日から今日までのことを少し報告します。9日にホテルを出て高江に向かう途中、辺野古のテント村により、平良夏芽さんと再会。この日は不発弾の磁気調査が入った日でした。基地建設につながる不発弾調査ですが、平良さんは「相手方にけが人がでるのもいやなので、これは阻止はしない」と話してくれました。

この息をのむような美しい辺野古、そして大浦湾にV字(あるいはハの字)型の滑走路を作るという計画。それを止めるのに一体私たちに何ができるのでしょう。

「一人一人が本気で止める、という決意をすること。それが全てです。そしたら自ずとできることがわかるし、動くはず」と平良さん。最近生まれたばかりのかわいい赤ちゃんの写真を見せてくれました。子どもたちにこの海を美しいまま残したい、と心から思いました。

辺野古を後にして、「山がめ」に行く途中、『ニライカナイの日々』の森岡尚子さんを訪ねました。彼女たちの家は自然素材をふんだんに使った手作り。米と野菜を自給しながら、豊かでゆったりとした、丁寧な暮らしをしています。家の中にはプラスチック製品が一切なく、実に美しいのです。その美しい暮らしぶりを、彼女の本と写真でぜひ観てほしいです。森岡さんは環境を守り、平和を創る「解決を生きる人」。森岡さんのような生き方を選ぶ人が増えれば、自然の環境は守られるし、資源を奪い合うための戦争もなくなるな、と思います。今年広めたい言葉は「解決を生きる」。

「山がめ」での上映会とCy Clubのライブには東村高江地区の方々が30名ぐらい集ったでしょうか。若い人がほとんどでした。上映した映画は『911の嘘をくずせ』。みんな結構真剣に観てくれました。子どもがたくさん集ってまるで保育園状態。こういうところで仲間と一緒に子育てできたらいいなあ、と思いました。

山がめはこの日はお休み(火・水休日)でしたが、普段は玄米菜食や石釜で焼いた天然酵母パンやピザなどを出してくれるヘルシーでおしゃれなカフェ。やんばるに行ったときにはぜひ訪ねてくださいね。

上映会の後にライブをやってくれたのはCy club(サイクラブ)。六ヵ所村・核燃料再処理工場をテーマに、水や食事の大切さを問いかけるオーガニックな活動を続けるユニットです。歌、ギター、トランペットの鈴木順子とラップ、ギターのきじはを中心に活動しています。これから沖縄を出発点として全国を投げ銭ライブをしながら六ヶ所村まで北上するので、応援してください。

翌日10日は首里城近くの金城さんの「イチャリバチョウデーセンター」で新春大放談。ここでも老若男女30名以上が集ってくれ、映像を観ながら私の話を聞いた後、トーキングスティックを使って自己紹介をして、なんと夜中の1時まで盛り上がりました(子どもたちよ、ごめんなさい)。彼らの中から平和省プロジェクトにかかわってくれる人が現れたらいいなあ、と思っています。

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11日は県庁記者クラブで記者会見。今年の10月には平和省地球会議のメンバーが沖縄を視察することなどを伝えました。活字になるかなあ?夜は北谷で『チベットチベット』の金森太郎君と再会し、玉那覇淑子さんと沖縄での平和の実現の仕方と平和省の可能性について語り合いました。

そして今日12日は、念願の久高島へ。水先案内人は金城久美子さん。彼女以上の案内人はいないでしょう。ここは人類発祥の地である、という言い伝えが残っています。神の島として沖縄の人々からもそう簡単には近づくことはならない、と言われているところ。久美子さんはここで昨年12月に平和の祈りを込めた素晴らしいコンサートを地元の人たちと一緒に創りあげました。

久高島には知念の亜座間港からフェリーでわずか20分。久高島につくと、久高島留学センターの大曽根明子さんと坂田竜二さんが迎えてくれました。港にある食堂で昼食を済ませた後(もずくの天ぷらが美味しかった)、自転車を借りて出発。久美子さんがあちこちでエネルギースポットや聖なる場所を教えてくれ、祈りを捧げながら島を一周しました。

ここはまたゆっくり来たいところです。天地の出会う女神の島、という感じ。久高島で帰る間際に出会った真栄田苗さんにとても惹かれました。必ず戻らなくては、戻りたい、という場所です。久美子さんは今年の11月にもこの島でコンサートを企画しているので、そのときにまた戻ってきたいなあ、と思っています。

これを書いていたら、沖縄での私たちの企画をしてくれている平和省プロジェクトの仲間でもある井上さんから電話があり、私たちの昨日の記者会見のことが琉球新報に載った、と教えてくれました1月14日には沖縄最後のイベントが青年会館(098-864-1780)であります。午後1時半から『911の嘘をくずせ』の上映に続いて、平和の創り方の話の中で沖縄でも平和省プロジェクトを広げていきたい、という話をするつもりです。沖縄のみなさん、午後1時半から青年会館でお待ちしています。

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2007/01/08

明日、山甌(やまがめ)で

明日の情報がやっとわかりました。以下は岡田やすこさんから届いたほかほか情報!

明日1月9日は「山甌」で午後6時から『911の嘘をくずせ』の上映会と私の話がちらっとあります。
(先ほど7時とアップしましたが6時に変更になりました)

上映会の後、Cyclubのライブをするそうです。(映画が80分あるので、8時半か9時頃かな?by ゆみ)

Cyclubは   
青森の六ヶ所村核燃料再処理施設についての問題を
広めるため投げ銭ライブをしているそうです。
沖縄には2月まで滞在予定で北上し、全国をまわるとか・・。

以下は「山甌」の店主、安次嶺さんたちが中心になっている、
ブロッコリーの会のブログです。奥さんが管理していて
店のきりもりと4人(もうすぐ5人目)の子育てで
忙しくて更新があまりできないようですが、参考までに
http://blogs.yahoo.co.jp/okinawa_takae/folder/293732.html

ーーーーーーーーーーー
というわけで、明日、沖縄本島のみなさん、やまがめでお会いしましょう!
Cyclubとの出会いもめっちゃ楽しみでーす。

沖縄でダブルレインボー

なんでデジカメを忘れちゃったんだろう!残念。
持っていればみなさんにこの美しいダブルレインボーをお見せできたのに。

昨晩遅く沖縄中部の許田インター近くのホテルに到着しました。朝起きると目の前のコバルトブルーの海からダブルレインボーが鮮やかに迎えてくれました。なんかラッキー。

今回の沖縄ツアーはホテル2泊と往復の飛行機がついて一人31000円。しかもレンタカー付き。この時期は一年で一番安いみたいです(サラダツアー)。ここに2泊したあとは、2カ所で上映会とお話の会があります。

なんと今日は青森県六ヶ所村の友人・福沢定岳さんとここで再会。彼は先月15日から沖縄各地を車でまわっています。「わびあいの里」や「土の宿」など、彼が訪れた場所や出会った人々のことを教えてもらいました。また、この夏の再処理工場の本格稼働をどうやって止めていくのか、という話をしています。まもなく、六ヶ所村まで木を植えて歩くという正木高志さん達の活動が始まりますね。これを支援したいなあ。

「たまにま月をながめましょ」の高坂さんから送られてきたメールを一部転載します:
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今日は皆さんにご報告です。
「木を植えましょう」著者の正木高志さんが提案するアクション
【ウォーク 9】をご案内させてください。

春分(3/21)から夏至(6/22)にかけて、
島根県・出雲から青森県・六ヶ所村までの
日本海沿いを木を植えつつ歩きます。
楽器鳴らして 、歌いながら踊りながら(^-^)

木を植えると、無条件にハッピーになります。
森も空も川も海もケモノの虫もみんな喜ぶから。
人の母たる自然界が喜べば、
木を植える人に喜びが降りてくるのでしょう!

裏返せば、母なる自然界(神)が病んでるから
私達の体や社会が病んでいるのですね。

ハッピーなライフスタイルに原子力発電は必要でしょうか?
ハッピーに生きるとき9条は不必要でしょうか?
六ヶ所村って何でしょうか?

木を植える喜びを感じて「いのち」を体感すれば、
未来への選択はおのずと見えてくるでしょう(^-^)

そんなことを訴えながらのウォークです。
木を植えるポジティブアクションでもあります。
歩く各地各地でトーク&ライブなど
楽しくイベントを仕掛けたいと思っております。

このアクション、自然発生的ながら、
大きくなったら面白いなぁ・・・と思います。
まだまだ計画途上での皆さんへの発表ですが、
ご興味ありましたら、ご連絡ください。
計画は未発達ですので、
関わりたい方、大募集です。
宿泊受け入れ先や、
各地各地でのイベントにを起こすにあたってのご縁も
これからたぐり寄せねばなりません。
宣伝・転送などもよろしくお願いします。

提案&実行する正木さんの想いはHPからご覧下さい。
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昨年、スターングラス博士が青森を訪問したときの講演とスライドショーをハーモニクスライフセンターのギャラリーにアップしました。日本語訳も入れましたので、彼の講演が再現できるようになっています。これを広めることも再処理や原子力発電を止めていく力になると思います。誰でも自由に観られますので、どうか活用してくださいね。

2007/01/07

初仕事!おばかさんで〜?

2007年の初仕事は、新英語教育研究会主催の講演会とコンサートで、千葉の北の端にある野田市に行ってきました。我が家は同じ千葉県だけど南の端なので、車で3時間かかりました。

「クリアビューゴルフクラブ」という河川敷のゴルフ場なのですが、ゴルフだけでなく、研修や会社の出張などによく使われているホテルです。参加者は中学や高校、一部大学などで英語を教えている先生方で、いつもの講演会よりも本やビデオ(DVD)が飛ぶように売れました。私たちの作品は授業で教材として使えるものが多いからでしょうか。

ある高校の先生が『テロリストは誰?』を使って行った授業のプリントを下さいました。ラムゼークラークの演説などが英文解読などに使われていて、感激しました。こういうのって、本当にうれしい。

さて、講演とコンサートが終わってから、幼稚園に通っているこどもたちが、くすくす笑いながら、
「ママ、どうしてみんなで”おばかさんでー”って歌っているの?」と聞くのです。

ン???「おばかさんでー?何の歌のこと?」

一瞬、こどもたちが何を言っているのか分からなかったのですが、彼女が歌ってくれたメロディーで納得!
かの有名な「We Shall Overcome」の一節、 We Shall Overcome Some Day
のことだったんですよー。

爆笑しました!

確かに「ウィ・シャル・オーバーカーサンデー」って聞こえなくないですものね。
コンサートの最後に、みんなで一緒にこの歌を歌ったのですが(リクエストもあり)、これからはこの曲を歌うたびに私は吹き出してしまいそうです。

明日から沖縄に1週間行ってきます。

9日に沖縄本島の北部でも『911の嘘をくずせ』の上映会、10日は首里で言いたい放題のミーティング、そして14日にも上映会が決まっています。沖縄のみなさん、ぜひいらしてくださいね!

詳細はこちら:私のメルマガに書いたものを、ここに転載しますね!メルマガに登録してくれるとうれしいです!(やっと2000人を突破しました。読んでくださってありがとうございます)

○2007/01/10  18:30〜 新春早々の大放談/講演と映画上映の集い
     沖縄/首里汀良町ライオンズマンション守礼2
     イチャリバチョーデーセンター
 交通: モノレール首里駅から路線に沿って儀保方向へ徒歩5分
 会費: 500円 (茶菓子付) 定員:  50名 
(要予約)090-1829-2349(糸数)
○ 01/14(日)『911の嘘をくずせ』上映会とトーク 
13:00開場、13:30開演、沖縄青年会館2階会議室 tel 864−1780
 アクセス:http://www.okinawakenseinenkaikan.or.jp/index.html
 15:45からみなさんで意見交換
 六ヶ所村核再処理施設反対運動を続けているCyclubのメンバーの投げ銭
 ライブも予定しています。 参加費:千円

戻ってすぐ翌日にアメリカに飛びます。

2007/01/02

デニス・クシニッチの新年のメッセージ

元旦に届いた数多くのメッセージの中で一番心躍ったクシニッチのメッセージを送ります。

平和な新しい年を創造する

 デニス・クシニッチ、2006年12月30日 (訳:玄&ゆみ&トシ)

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親愛なる友よ

2007年は、平和・繁栄・希望の新しい年:あらゆる可能性が生まれるでしょう。

ひとり一人が自分たちのこころに未来のイメージを抱く事で、世界を作りかえることが出来るようになるのです。私たちの思考にはパワーがあります。思いに行動がともなえば、私たちの人生も世界も作りかえることができます。

大晦日と元旦、わたしたちと共にこの社会に平和の構造を創る意志をしっかり固めませんか?*みなさんが家族や友人たちと集うところでしたらどこでもかまいません。あなたのまわりのみんなを、この国際的な呼びかけに誘ってください。そうすることで、わたしたちの力強い平和のビジョンを現実にしていくことができるでしょう。

『クシニッチ・キャンペーン』は、大統領選挙戦のための活動ですが、それだけではありません。すべての人が、最高のアメリカ市民、最高の世界市民になるのを手助けします。自分たちの最高の願いを喜びをもって実現するために、わたしたち自身を励まし、そして互いに励まし合うための活動なのです。

もちろん、平和は実現可能です。平和はもう、私たちの現実の生活を越えて、すでに存在しています。それが、わたしたちの愛や喜びや夢をつむぎ出し、わたしたちは未来を託すのです。「戦争は、この世界では永久に避けることができない原理的なものなのだ」と、思いこませようとする人たちがいます。そのような嘘を、その恐ろしさも知らずに、私たちは受け入れているのです。わたしたちは今、人間性から湧きいづる勇気と真実をもって応えることができるか問われています。

世界はたくさんの緊急事態を抱えていますが、わたしたちが一緒になって大いなる変革を実現する機会も残されています。イラク情勢は、正しい指導力と政策変更で修復可能です。もし、わたしたちが、新しい方向・新しいテクノロジーを求め、ひとり一人が大気・水・大地を守るために行動しようと、あらためて決心すれば、地球気候の変動も修復できます。

われわれ人類の祝いの日に、喜びと期待にあふれた新しい年のエネルギーを呼び起こし、それをより良い変化への推進力にしようではありませんか。われわれ共同体の経済的な安定、そして国民の肉体と精神の健康は、わたしたちが「再生への現実的な行動」をとれるかどうかに掛かっています。それこそが、すべての新年の決意を支えるパワーです。

決心しましょう。新しい世界創造のため、一緒に力を合わせるのです。大統領選は、パワフルな変革と新しいアメリカの進化への触媒になります。それは、明快さ、力強さ、ビジョン、決意、そして行動という軌道に沿って急上昇します。

新年のエネルギーを一緒に楽しく迎え入れ、未来の世代が「あのときに変化が起こったんだ。あのときこそ、みんなが勇気をもって新しい国、新しい世界を創りはじめたんだ」と言えるような2007年にしましょう。

よろこび溢れる新年を。

デニスとエリザベス


*最初、fastを断食と誤訳しました。ここはhold fastなので、しっかり持つ、固める、という意味でした。教えてくれたのは、新英語教育研究会の池田真澄さん。ありがとうございます:1/8/07訂正)

原文:http://kucinich.us/node/1516
Creating a Peaceful New Year  
                
        Dennis Kucinich

A New Year of Peace, Prosperity, Hope: All possibilities exist prospectively as we look forward to 2007.

Each one of us holds transformational capabilities to engage the world constructively through the images of the future we hold in our mind. Our thoughts have power. The power of intent together with action transforms our lives and our world.

We invite you to join with us on New Year's Eve and New Year's Day, wherever you gather with family and friends, to hold fast the intention to create structures of peace in our society by inviting everyone with whom you come into contact to join this intentional effort to make a practical reality our dynamic vision of peace.

The Kucinich Campaign is a race for the Presidency, and much more. It is about helping every person reach his or her own highest potential as citizens of America and the world. It is about empowering ourselves and each other in a joyous realization of our highest aspirations.

Of course peace is possible. Peace is already the practical, overriding existent reality of our lives; it describes our loves, our joys, our dreams and we rely on it for our future. Some would have us buy into war as the fundamental, inevitable perpetual condition of the world. This is a lie which we buy into at our greatest peril. We are called upon to respond with courage and with truth from the wellspring of our humanity.

The world is in a situation of urgency on many levels, but we still have a window of opportunity around which we can rally to enable great transformational changes. The situation in Iraq is salvageable with the right leadership and a change in approach. The damage to our global climate can be repaired, if we are willing to pursue new directions, new technologies and a renewed commitment to individual action to protect our air, our water, our land.

Let us, in this annual celebration of our humanity, call forth the buoyant, expectant energies of the New Year and harness them to quicken the impulse toward positive change. The economic stability of our communities and the physical and spiritual health of our nation depend upon our commitment to practical paths toward renewal. That is the power which stands behind all New Year's resolutions.

Let us resolve, then, to join in a collective effort to create a new world. The Presidency becomes the catalyst for powerful, transformative change, a new American evolution, spiraling upward along paths of clarity, strength, vision, determination and action.

Let us collectively have a bright encounter with the energies of the New Year and make 2007 the year of which future generations will say: "That is when the change began. That is when we began to create with courage a new nation and a new world."


We wish you a joyful New Year!

Dennis and Elizabeth