翌日、第5回東京平和映画祭(2008年7月18−20日)の上映候補作品の試写会で『ヒロシマ・ナガサキ』という映画を観ました。この映画1本とこの1曲とで、アメリカ人の心をとらえることができるのではないかと思うぐらい感動したので、歌詞を紹介します。(映画は東京平和映画祭で上映がもし決まったら、観て下さいね!)
歌詞は、長崎で銃弾に倒れた伊藤一長市長の2005年長崎平和宣言からとっています。英文はこちらです。
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あきらめないで
—被爆60年・2005年長崎平和宣言よりー
今、長崎の空に 響き渡る鐘の音
長崎の 長崎の鐘が 響き渡りました
1945年8月9日11時2分、この空で一発の火の弾が炸裂して
長崎は 長崎は 吹き飛んでしまいました
水を求めながら息絶えた人 頃こげになって目を閉じた幼子
助かった人も 心と身体に
癒すことのできない深い傷を 深い傷を背負って 苦しみ続けています
世界中の 核を持つ国の指導者の皆さん
いかなる理由があっても核兵器は使われてはなりません
そのことを私たちは 身をもって知っています
「ノーモア・ヒロシマ」「ノーモア・ナガサキ」
私たちは訴えてきました
世界中が 平和のために努力しています
核を持つ国も 核兵器をなくすということを
はっきりと約束したではありませんか!
はっきりと約束したではありませんか!!
アメリカ市民のみなさん
私たちは あなたがたが抱えている不安を知っています
あの恐ろしい記憶を 今でも引きずっていることを
でも、何万発もの核兵器を持ち 核実験を繰り返し
そのうえ新たな核兵器までつくろうとするアメリカ政府の政策が
ほんとうに ほんとうに あなたがたの心に 安らぎをもたらすでしょうか?
私たちは あなたがたみんなが
心の中では 核兵器をなくしたいと願っていることを知っています
世界中の 同じ願いを持つ人々と手を携えて
核兵器のない平和な世界を ともに目指そうではありませんか
日本政府に求めます
わが国は、戦争を深く反省し
再び戦争が起こらないようにすることを、決意したはずです
日本国憲法の 尊い理念を守り
平和への指導者となってください
被爆国として
核兵器を「持たない」「作らない」「持ち込ませない」
とする三つの原則を、今すぐに わが国のやくそくとしてください
被爆者はすでに高齢となっています
被爆による心の傷で苦しんでいるすべての人たちを 守って下さい
若い世代のみなさん
今、長崎では 多くの若者たちが 原爆や平和について学び合い
自ら平和の活動に取り組んでいます
若い世代の皆さん
原爆で無念の死を遂げた人々に、深く思いを巡らせてください
一人ひとりが 真摯に過去の歴史に学び
平和の大切さや 命の尊さを考えてみてください
長崎は、若い皆さんの 平和への取り組みを応援します
世界の人々と手を取り合って
ともに平和の鐘を 長崎の空から高らかに響かせようではありませんか!
原爆で亡くなられた方々の 御霊の平安を祈り
私たちは、広島とともに世界の永遠の平和に向けて
決してあきらめることなく
あきらめることなく 努力することを宣言します。
長崎は 永遠の平和の実現のために
あきらめず 努力することを宣言します。
ああ ああ ああ ああ!
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この歌と映画をニューヨークの国連NPT(核不拡散条約)会議のときに一緒にでできないかしら.夢とイメージが膨らんでいます。実現可能かどうか、アメリカの友人やNY在住の日本人に声をかけてみよう!
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