2011/08/28

原発は無事停止しても、外部電源がないとメルトダウン?

世界には440基ほどの原発があり、その98%は北半球にあります。日本には54基(もんじゅを入れたら55基)があり、今は311原発震災の影響と故障や定期点検などで75%が停止中です。

今、アメリカでは「アイリーン」という超大型ハリケーンが東海岸を襲い、200万人もが緊急避難をしました。停電もあちこちで起きていて、日常生活が戻るのはまだ先になりそうです。

東海岸には米国の104基の原発のほとんどが集中して立地しています。元々地震が少ないからという理由でしたが、その東海岸でも、つい最近大きな地震がありました。世界は確実に地震の活動期に移行しました。
http://www.thehorizonproject.com/earthquakes.cfm

私が気になるのは、原発は停止しても、冷却し続けないと崩壊熱でやがて暴走し、メルトダウンするという基本的なことを、どれぐらいの人が理解しているかということです。原子力「発電所」とは名ばかりで、発電をやめたあとも、ずっと電気を消費し続け、しかも冷却をしなければ暴走する厄介な死の灰製造装置(そして、稼働中は海暖め装置でもある)なのです。こんなのが世界中に400基以上もあるって、恐ろしいですね。

311のときも、福島第一原発は地震できちんと緊急停止に成功しました。それにもかかわらず、外部電源を喪失したことで冷却ができなくなり、メルトダウンに至ったのです。

ということは、これからますます異常気象などでハリケーンや台風、地震や津波、そして老朽化の影響などで原発が故障して停止したとき、冷却のための外部電源の確保ができなければ、原発はメルトダウンする可能性が高い、ということです。

日本のような地震国だけではなく、台風やハリケーンに見舞われるところ(最近のアメリカ全土)も要注意、というわけです。

311原発震災を教訓にして、欧州の一部の国は脱原発へ舵を切りましたが、世界中が速やかに脱原発に向かってほしいです。そのための働きかけを104基の原発を抱えるアメリカでも始めたい(そして、国際的な力と国内の市民の力を合わせて、日本を完全に脱原発に向かわせたい)、と思っています。今はそのためにいろいろな人に会っているところです。


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2011/08/25

911から10年、『ZERO:9/11の虚構』DVD(日本語版)が新発売!

あれから10年。映画『ZERO:9/11の虚構』DVDが9月11日に新発売になります。311がなければ、イベント(第4回911真相究明国際会議、911映画祭)を企画していたのですが・・・。でも、これだけはやりきりますので、応援して下さいね。

このブログの読者への特別サービス!

*9月10日までに郵便振替でお振込みいただいた方のみ、2500円で特別販売いたします。(それ以降は通常価格2825円で販売します)
*上映権付きは1万円(+税、送料200円)ですので、10,700円をお振り込み下さい。

振込先:ハーモニクスプロダクション:00180-7-666318 
に代金(2500円または、上映権付きの場合は10700円)を振込み、通信欄に「ZERO DVD」と明記して下さい。

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2011/08/24

二つのイベント:平和省プロジェクト/クムフラ・ケアラ・チンの来日東京公演

Na Wai Iwi OlaのJPG

私が尊敬し応援するクム・ケアラ・チンとNa Wai Iwi Olaがまた来日してくれます。

311原発震災で5月の来日公演が延期になりましたが、ついに9月29日、東京公演が実現します。チケットはローソンチケット(Lコード:37637)でどうぞ。S席指定:5千円/A席自由:4千円です。昨年も当日前に売り切れてしまいましたので、参加希望者はお早めにチケットをご入手下さいね。
フライヤーをダウンロードするにはこちらをクリックして下さい。(PDF 810 KB)

もう一つは、私が日本にも世界各国にもあったらいいな、と夢を描いている「平和省」について、平和省プロジェクト主催のイベントです。こちらはまだフライヤーはできていませんが、今からみなさんに予定を開けておいてほしいので、情報を掲載します。
ーーーーー
<3.11原発震災 ~もし平和省があったら何ができるか~>

311原発震災は私たち一人一人に価値観や生き方の大変換を迫っています。
311では自治体、消防、警察、自衛隊、米軍、そしてたくさんのボランティアが
被災地の支援や復興のために活躍していますが、震災から半年が過ぎた9月18日、
私たちは「もし日本に平和省があったら、どのようなことが可能なのか」を
模索してみたいとこのイベントを企画しました。

<平和省創設トークセッション>
大震災など苦難の中にいても、政府を信じることが出来るような平和省の役割とは?
完全に人間の命をまもる立場に立って働く政府機関とは?
本当に必要な情報を流し、スムーズな政府機関の連携をつくるためには?

日時:2011年9月18日(日)14:00~16:30
場所:文京区男女平等センター 研修室A(ホール) 
〒113-0033 東京都文京区本郷4-8-3 TEL 03-3814-6159
アクセス:地下鉄 本郷3丁目駅下車徒歩5分
http://www.bunkyo-danjo.jp//000021.html

■プログラム
14:00 開演(13:30開場)
14:10『もし、平和省があったら』
提案「なぜいま平和省なのか?(仮題)」
    上村雄彦(横浜市立大学国際総合科学部准教授)
提案「世界各国の『平和省』の試みに学ぶもの」
今本秀爾(国際政治ジャーナリスト)
提案「JUMPのイメージする平和省」
    やよしようこ(平和省プロジェクトJUMP Q&A編集委員)
休憩 15:00~15:10 
15:10『311原発震災 平和省に何ができるか』
トークセッション ー東京‣大阪‣アメリカを結んでー
     ファシリーテータ:上村雄彦
トーク:杉浦ひとみ+やよしようこ+勝見貴広
     コメンテータ:今本秀爾
15:50 オープンディスカッション
     ファシリーテータ:杉浦ひとみ
16:20 終わりのあいさつ

■参加費 
 当日 1500円(一般)
 一般 1000円(事前予約)
 学生 500円(当日・事前共に)

■参加申し込み
件名に「9/18イベント参加希望」とお名前と電話番号を書いて、
メール・FAXでお申し込みください。
Email info@ministryofpeace.jp
FAX 047-498-4104(藤野)

*********************
主催:平和省プロジェクトJUMP
http://www.ministryofpeace.jp/
*********************

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2011/08/23

本日、明治大学で911事件の検証シンポジウム

乳酸菌のパワーに注目。http://www.brm.co.jp/pdf/52_2003.pdf
豆乳ヨーグルトを自分で作って毎日子どもたちに食べさせましょう!美味しくて体に良いですよ。ルナ・オーガニック・インスティテュートが作り方を教えてくれますよ。問い合わせメールで: info@luna-organic.org
ーーーーーーーーー
今日(日本で8月23日)になりましたので、再掲させていただきます。311原発震災で911事件のことはすっかり吹っ飛んでしまいましたが、まだこの事件は謎だらけ、政府の公式説明も疑問点が多いままです。特に第7ビルの崩壊は???

おとといのブログで紹介した米国の「911の真実を求める建築家とエンジニアたち」の新作ですが
この一部がすでに日本語訳されていました。童子丸さん他、翻訳に取り組んでくださったみなさまに感謝を込めて、ご紹介させていただきます。これらはシリーズで日本語化されますので、お楽しみに。

シリーズ:911の真実を求める建築家とエンジニアたち」独占インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=Lk8FjuMmaX0
マーク・ベイシル 化学工学エンジニア(日本語字幕)
http://www.youtube.com/watch?v=ijDu6H2yEeg
ニールス・ハリット 化学者(日本語字幕)

本日、日本ではアジア記者クラブ主催の以下の通り、911事件を検証するシンポジウムが開催されます。首都圏の方はふるってご参加下さい。

<911 から10年 いま3人の論者が真相究明に臨む>
http://apc.cup.com/

■2011年8月23日 (火)17:30~20:45

■スケジュール
17:30  開場
17:50  『ZERO:9/11の虚構』上映(30分)
18:30  シンポジウム(~20:45)

■明治大学リバティーホール(タワー1階 正面)
(東京都千代田区神田駿河台1ー1/JR中 央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分)

■参加費:会員・後援団体・学生1000円、 ビジター1500円、 年金生活者・生活が大変な方(自己申告)1000円
■主催 アジア記者クラブ、現代史研究会
■協賛 週刊金曜日

■ゲスト 磯部大吾郎さん(筑波大学准教 授)、前根明さん(元ANAパイロット・航空評論家)、成澤宗男さん(週刊金曜日)

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2011/08/22

日本のテレビとロシアのテレビ(ロシアトゥデイ)のどちらを信じますか?

我らがクリス・バズビー博士が、ロシアトゥデイに出演しています。

どなたかが日本語訳をつけてくださいました。ありがたいです。

さて、私はクリス・バズビー博士とは劣化ウラン弾の問題に取り組み始めたとき存じ上げていますので、彼の長年にわたる研究や活動に信頼を寄せています。一般の日本人は、バズビー博士のことをご存知ありません。でもこのロシアのテレビにはよくゲストコメンテーターとして出演しています。

バズビー博士は、先月来日して、東京、福島、千葉、そして国会議員会館でも講演し、日本からサンプルを持ち帰り測定して、福島から子どもたちを疎開させようと政府に対して集団疎開裁判をしている私たちを科学的にサポートしてくれています。

彼は「地震のあるところに原発を建てるのはまったく馬鹿げている。残った全ての原発も止めるべきだ。日本は最終的に原発を諦めるべきだ。こんな危険な発電方法に頼る必要はない」とインタビューの中で語っていますが、全く同感です。

最近の日本のメディアの論調は、すでに事故が収束に向かっている、という感じですよね。

私はまだ安心するのは早すぎると思っています。これから食品汚染が長く続きます。それによって内部被曝した場合の影響が出てくるのは、何年もたってからだからです。

日本政府や東京電力は事故をなるべく小さく見せたいし、少しの放射能なら安全、大丈夫、という科学者を優遇し、メディアもそういう人ばかりを起用しています。でも、そのとき犠牲になるのは、少しの放射能でも影響を受けやすい小さな子どもたちです。

日本中の人々が、いや、子どもを持つ親だけでもいいから、バズビー博士の警告に耳を傾けてほしいです。

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2011/08/21

911 から10年 いま3人の論者が真相究明に臨む@8月23日、明治大学リバティーホール/『ZERO:9/11の虚構』DVD販売・受付開始

米国の911の真実を求める建築家とエンジニアたち、911から10周年の今年は、特に真相究明に力を入れています。
この一部がすでに日本語訳されていました。童子丸さん他、翻訳に取り組んでくださったみなさまに感謝です。

シリーズ:911の真実を求める建築家とエンジニアたち」独占インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=Lk8FjuMmaX0
マーク・ベイシル 化学工学エンジニア(日本語字幕)
http://www.youtube.com/watch?v=ijDu6H2yEeg
ニールス・ハリット 化学者(日本語字幕)


そして日本では、アジア記者クラブが日本の3名の論客を集めて、911事件を検証するシンポジウムを行います。

<911 から10年 いま3人の論者が真相究明に臨む>
http://apc.cup.com/

■2011年8月23日 (火)17:30~20:45

■スケジュール
17:30  開場
17:50  『ZERO:9/11の虚構』上映(30分)
18:30  シンポジウム(~20:45)

■明治大学リバティーホール(タワー1階 正面)
(東京都千代田区神田駿河台1ー1/JR中 央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分)

■参加費:会員・後援団体・学生1000円、 ビジター1500円、 年金生活者・生活が大変な方(自己申告)1000円
■主催 アジア記者クラブ、現代史研究会
■協賛 週刊金曜日

■ゲスト 磯部大吾郎さん(筑波大学准教 授)、前根明さん(元ANAパイロット・航空評論家)、成澤宗男さん(週刊金曜日)

 まもなく9/11 から10年を迎える。この事件を口実に始まったアフガン戦争はいまだに続き、米軍は泥沼の戦場で身動きが取 れない状態だ。その一方で9/11 以来、さまざまな疑問や謎が米国内外から指摘されてきた。それらを陰謀説だと一笑にふす意見からブッシュ政 権によるテロ犯利用説、さらに自作自演説まで海外では解明作業が続けられてきた。ところが日本国内では事件 解明の動きは下火になり、関心をもつ人たちを物好き扱いしてきたようにマスメディアは真実究明に本腰を上げ なかった。5月のビンラディン殺害報道で9/11 が報じられただけだ。
 そうした風潮のなかで8月定例会は、9/11 をテーマにシンポジウム形式で開催します。疑惑を解明すべく、3人の論者をお招きします。建築物の崩壊シ ミュレーションを専門とする磯部さんには貿易センタービルの構造崩壊の謎に切り込んでいただき、パイロット 経験のある航空評論家がいない中で稀有の存在、前根さんには操縦する立場からビルへの突入、93便の謎を解 説していただき、アルカイダは元々存在せず米国が作り出したダミーだとする説などで注目された成澤さんに は、海外の事件解明状況中心にジャーナリスティックに切り込んでいただきます。冒頭の30分間、『ZERO:9/11の虚構』の上映に続きシンポジウムを開催します。
 シンポジウム参加の方は、18時30分までに着 席願います。

■連絡 アジア記者クラブ(APC)
〒101-0061東 京都千代田区三崎町2-2-13-502
※Tel&Fax:03-6423-2452
★最新の情報は、HPでご確認ください
E-mail:apc@cup.com
ーーーーーーー
さて、私の方はご存知の通り、311以降、脱原発活動と子どもたちの被曝を防ぐ活動に没頭しています。911事件の10周年に準備していた企画はすべてキャンセルしました。

しかし一つだけ続けています。それは、映画『ZERO:9/11の虚構』のDVD製作で、9月11日に完成・販売する予定で現在作業中です。本来なら、今年こそ日本全国で上映活動を本格化したかったのですが、これ以上手が回りません。あとは興味を持ってくださったみなさんが、一人一人メディアとなって上映会などで広めていただければ、と思います。

『ZERO:9/11の虚構』は、9月11日までにお振込をいただいた方には特別価格2,500円で販売します(それ以降は2,825円)。なお、上映会をする方は、9月11日まで上映権付きで1万円で販売します(それ以降は10,700円)。

郵便振替にて代金(2500円、または10,000円)を2011年9月11日までにお振込み下さい。
郵便振替口座: 00180-7-666318
口座名: ハーモニクスプロダクション
*通信欄に『ZERO』DVD、と、送信者欄にあなたの住所・氏名・電話番号をご明記下さい。

DVDの発送は9月11日以降になります(このブログで進捗状況をお知らせします)。

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2011/08/19

地震は止められないけど原発は止められる/『核分裂過程』他上映会

アイリーンさんからの速報:「日本に向かっている高レベル廃棄物、パナマ運河にいまいます。連絡は以下です:At 19-8 01.56ut Pacific Grebe is in the Panama Canal.」
ーーーー
日本の原発って、それぞれデザインが違うんですね。しみじみ観てしまった。
http://matome.naver.jp/odai/2130129419361035701

見た目は結構おしゃれなデザインもあるけれど、100万キロワット級1基で広島原爆の1000倍の死の灰をたった一年で生む代物。それが環太平洋地震帯の上にあるって、ロシアンルーレットの順番を日々待っている感じ。福島第一に次いで、どこかの原発が壊れて放射能を漏らすことは時間の問題ではないのでしょうか。

地震国の原発は止めないと。日本の原発の耐震性は、これからの地震活動期にとうてい耐えられるレベルではないのですから。

また福島でマグニチュード6を超える大きな地震がありました。福島の知人がすごく長くて、怖かった、と言っていました。

前にこのブログで日本で今稼働中の原発はあと16基と書きました。あれから7月、8月とさらに定期点検に入っているはずなので、これ(サステナ調べ)があっているとすれば、残りは13基。

このサイトの調べでは、現在、停止中の原発は18原発57基中42基(廃炉を含む)ということで、残り15基ですね。もう7割以上が停止中で残りが3割。泊の3号機は稼働してしまったけれど、これからそれぞれの原発立地県が再稼働を許さなければ、来年3月には自然に脱原発ができます。

地震は止めることはできませんが、原発は止められます。

私たちが本当に日本が大切なら(また愛国心を法律で強制するような法案がどこかで出ていましたね。国民を被曝させて見殺しにする政府なんて、とても愛せないけれど、日本の自然や食べ物を私はこよなく愛しています)、子どもたちの健康やいのちが大事なら、原発を止めましょう。

山本太郎さんではないですが、今は「仕事は脱原発」。もっと安全でやりがいのある雇用を自然エネルギーでたくさん創りましょう。ドイツのようにね。

ドイツがいち早く脱原発を表明できたのは、脱原発に向けて決してあきらめなかった多くの市民の長い長い闘いの歴史があります。そんな映画を集めた「連続上映会」が8月26、27日に開催されます。

< 3.11後の今と未来を考える” 連続上映会 Vol.2>
日時: 8月26日、27日(土日)
場所:あうるすぽっと会議室A、B(有楽町東池袋駅直結)「核分裂過程」ほかヴァッカースドルフ3部作&「我らが工場 命の針社

*上映スケジュール
① 8/26(金) 会議室Aにて
18:30開場 18:45「核分裂過程」 20:40「我らが工場 命の針社」

② 8/27(土) 会議室Aにて 
9:00開場 9:15「核分裂過程」 11:00「故郷のために~ギートルさんたたかう」  

③ 8/27(土) 会議室Bにて
18:30開場 18:45「第八の戒律」 20:40「我らが工場 命の針社」
                       
*途中入場は各回とも10分前から。

■料金
各回共  1作品:予約900円/当日1000円 2作品:予約1300円/当日1400円
(回が異なる2作品は、予約1800円/当日2000円になります。)
★全回有効券:予約2500円/当日2700円

■予約・お問合せ TEL 042-973-5502 小林大木企画
■映画サイト http://www.bekkoame.ne.jp/ha/kook

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2011/08/18

デニス・クシニッチ議員(米下院)のスピーチ

私が「平和省」という言葉を初めて聞いたのは、アメリカのデニス・クシニッチ下院議員の2003年の演説の中ででした。イラクが保有しているとされた大量破壊兵器を理由に(その大量破壊兵器は、結局なかったわけですが)ブッシュ政権が「衝撃と畏怖」作戦でバグダッド攻撃をしようとしていたまさにそのとき、「まず我が国の大量破壊兵器からなくそう」と米国議会で演説していた希有なアメリカ議員です。彼はバーバラ・リー議員とともに、米国のイラク攻撃に反対した数少ない平和派の議員で、その姿勢は一環しています。

クシニッチ議員は2004年と2008年の大統領選で平和省設立を掲げて民主党の予備選に立候補しました(彼の応援のために私たち家族は渡米しました)。それから、毎年、議会が新しくなる度に平和省の設立法案を米国議会に提出しつづけています。彼がアメリカの大統領だったら・・・、といまだに夢見ることがあります。

彼の平和省設立への情熱は今も冷めていません。
久しぶりにデニス・クシニッチの演説を聞いて、心が高鳴りました。

現状がどんなに暗く、厳しくても理想を高く掲げ、情熱を持ち続けることの大切さを思い出させてもらいました。ありがとう。クシニッチ!

私の理想、目指していることは至ってシンプル。世界中の子どもたちが、安心して健康に生きられるような地球(社会)創ること。そのためには441基もある原発には止まってもらわないとね!!

自分ができる得意なことで貢献したいです。

p。s。
8月23日は、アジア記者クラブが911事件10周年の検証を行います!これも見逃せませんね。
http://2011shinsai.info/node/529
私(ハーモニクスプロダクション)は、10周年の日に『ZERO:9/11の虚構』のDVD一般販売に向けて制作に入っています。詳細はまたのちほど!

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2011/08/17

泊原発を動かさないで/通信の自由、居住および移転の自由並びに財産権を制限する法案?

北海道知事の高橋はるみさんに返信でTweetを送りました。どんな言葉が彼女に届くのかはわからないけれど、いろいろな人が自分の言葉で送ると効果があるかもしれません。

泊原発3号機が動くと、311以降初めて止まっていた原発が実際に営業運転に入ることになります。原発温存派にとっては、まさに原子力産業の存続がかかっているので、原発再稼働に必死です。

一方、脱原発を望む私は、日本で安心して暮らし、美味しいものを食べたいので、泊原発をなんとか止めておきたい。原発は13ヶ月に一度定期点検で停止しますので、来春まで再稼働を許さなければ、日本は自然に脱原発できます。

「自然に脱原発」っていかにも日本らしくないですか。

それにはまず、今止まっている原発を再び動かさせてはいけない。そして、今動いている原発には、定期点検に入っていただいたあともお休みしていただく。

*現在稼働中の原発の今後の定期点検の予定:http://ow.ly/d/gca

原発さん、長い間、本当にごくろうさまでした。
来年の3月には、自然な脱原発祝いをしましょう!

というわけで、Twitterをやっているあなたはぜひ、やっていないあなたはこの際、Twitterアカウントを取って、高橋知事に返信Tweetを送りましょう。

以下は私が送ったもの:

kikuchiyumi きくちゆみ Yumi Kikuchi @haruchan_t 泊原発3号機を動かさないでください。泊原発は北海道の名観光地に近すぎますよ。今、全国民の目が泊に注目しているので、再稼働は北海道のイメージダウンになり、観光客も減ると思いますよ。(311以降は「原発のそばには行かない」人が増えています)

kikuchiyumi きくちゆみ Yumi Kikuchi @haruchan_t 毎年北海道旅行をしている千葉県民です。高橋知事、泊原発を今動かさなくてはならない理由は何でしょう?せめて福島第一原発の事故が収束するまで、放射能漏れが止まるまで、地震が収まるまで、再稼働を待っていただけないのでしょうか。ダブルチェックもしていないですよね。
ーーーーー
これは希代の悪法案だ〜。

もうご存知の方も多いとは思いますが、311以降のTwitterやブログによる情報(真実)の拡散に手こずっている権力を持った方々が、国民の通信や移動や居住の自由を制限する法案を用意しています。こんなのが通ったら大変。911直後にアメリカで通った「愛国者法」みたい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110805/plc11080523400021-n1.htm

こういうのを止める一番効果的な方法は、地元の国会議員(あなたの選挙区が良い)に連絡して、「こんな法案が出ている、慎重にしてほしい」「こんな法案が通ったら日本は時代に逆行」など、自分の言葉で伝えることです。購読している新聞にも投書するなど、声をあげましょう(もちろん、ブログ、Twitterでもね!)。一人一人が「Be the Media」ですよ。

国会議員は私たちの国政への代理人です。私たちが国会に送り込み、私たちの税金から報酬が支払われているのです。ちゃんと仕事してもらいましょうね。

国会議員名簿(五十音順):http://www.geocities.jp/kijyo2ch/sanseiken/meibo.htm
衆議院名簿(都道府県別/五十音順):http://www.shugiingiin.com/
都道府県別参議院名簿:http://www.sangiin.go.jp/japanese/giin/hireiku/hireiku.htm#A12


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2011/08/15

終戦の日にー日本は静かな核戦争中

何が問題か、よくまとまっています。FOEジャパン(地球の友)の公開意見書:「泊3号機営業運転再開は許されない」
http://www.foejapan.org/energy/news/p110811.html

8月15日は終戦(敗戦)記念日ですね。日本は今、静かな核戦争中、と思います。戦争を仕掛けたのは、日本政府と電力業界と原子力産業(日本に原発を押し付けた欧米と日本に原発を導入した権力者たちを含む)と一部メディアで、その戦いを挑まれているのが日本国民および日本列島に暮らす人々です。未来のいのちもですね。

「大げさだ」、という人も多いでしょう。でも、100万キロワット級の原発が一年間に生む死の灰は広島原爆の1000発分なので、あながち「大げさ」でもないでしょう。

原発と核兵器はウラン235(またはプルトニウム239)を核分裂させたときに放出されるエネルギーを利用する点で基本的に同じ技術です。311以降の日本は、「静かな核戦争中」、と私は思っています。

ご存知の通り、原発は通常運転でも大量の死の灰を生み続けます。事故がなければこれらは原子炉の燃料棒の中にとどまるわけですが、あいにく福島第一原発は4基も壊れてしまって、すでに広島原爆20発分相当かそれ以上の死の灰は環境中に出てしまいました。

原子力発電の恒常的問題は、この死の灰(核のゴミ)の処分問題でしょう。原発が利用され始めてから半世紀を超えた今も、人類は放射性廃棄物の安全な処分法を獲得していません。

ウランを燃やすたびに増え続ける放射性廃棄物。

昔はドラム缶に詰めて、海に捨てていたこともあったそうですが、とんでもないです。海にも山にもどこにも、核のゴミ捨て場はこの地球上にはありません。今もフランスから使用済み燃料を再処理したプルトニウムと高レベル放射性廃棄物が日本に向かっていますが、いったい今の混乱している日本にそんなものを持ってきてどうするのでしょう。福島の現状を見ていると、このままあの地が核のゴミ捨て場になるのでは、と心配です。
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/498.html

原発はゆっくり、原爆は一瞬で命を奪います。

人類はもうそういうものに頼らないで生きていく決意をしないと、未来はないと思います。だから、泊を止めなくては(私のTwitterをご覧下さい)ね!

8月15日、日本で310万人、世界で2000万人以上が犠牲になった第二次世界大戦が終わった日に、被爆者を生み続けている2011年の日本の現状を悼みます。


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2011/08/13

地震国に原発は無茶です

見逃せないNHK・ETV特集 8/14(日) 22時~
「アメリカから見た福島原発事故」
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0814.html
ーーー
http://www.thehorizonproject.com/(ホライズン・プロジェクト)を存知でしょうか。

このグラプを見て、私は驚いてしまいました。
http://www.thehorizonproject.com/earthquakes.cfm
1900年から2008年までのマグネチュード6以上の地震の回数を示した棒グラフです。1990年代前半までは世界で年に5回以下しかありません。つまり安定期だったのです。

地震国のJPG

それが2000年以降急増し、311以降はさらに激増しています。最近の日本の地震だけでこのグラフの回数を超えてしまうのでは、と思うぐらいマグネチュード6以上の地震が頻発しています。

日本はそんな不安定なところに原発を54基と、高速増殖炉(もんじゅ)と再処理工場(六ヶ所村)を建ててしまいました。1990年までは地震のあまりない時期だったので、まあそれでも良かったかもしれません(それでも核廃棄物の問題がありますが)。でも、今はもう地震の活動期に入ったので、無理です。地震国に原発は無茶なのです。

地震の活動期に入った地球で、最も大きな地震が集中して起きている日本で原発を動かし続けることは、日本人を若い世代から順番に不健康にし、日本経済を衰退させ、やがて日本という国を滅ぼしてしまうでしょう。

311から5ヶ月もたった今も、放射性物質がじわじわと食品や水道や海や空気や大地に広がっています。そんな中で日本列島で暮らしていると、幼いものから順に命が少しずつ少しずつ弱り、蝕まれていってしまいます。放射性物質はより幼いものにより大きな影響を与え、より幼いものから先に死に追いやっているのがチェルノブイリの教訓です。

地震国で原発を動かすことは世界の迷惑です。日本人の過半数が気づいて、脱原発とエネルギーシフトができますように!

Horizon Projectではありませんが、「もう目覚まし時計はなった」のです。
目を覚まして、起き上がりましょう!

まずは泊原発(北海道)を止める。
そして他の原発も再稼働させない。

今動いている原発は54基のうち、16基です。来春まで再稼働させなければ、自然に脱原発できます。電気が足りない、というのなら、みんなで智慧を合わせて節電やピーク対策を工夫しましょう。日本人はそういうのは得意です。
(でも実際は原発なしでも足りているのですよ。政府や電力会社のデータで計算しても、電気は足りています)。
http://tomtittot.asablo.jp/blog/2011/04/05/5775296

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2011/08/12

泊を止める(再稼働させない)=北海道の人と農海産物を守る

北海道の泊原発3号機がまもなく営業運転に入りそうですが、実は、安全性の「二重チェック」はされていないことが11日の原子力安全委員会を傍聴した市民の報告でわかりました。

班目委員長は「安全委員会に権限はなく、保安院が責任を持つもの」と繰り返しました。傍聴した市民による怒りの叫びによって、茶番劇は途中休演に追い込まれました。以下はその模様を伝える映像です。本日12日朝のニュース番組(テレビ朝日「ニュースバード」等)でも放映されました。

再稼働は「数日」先送りされましたが、高橋北海道知事や菅首相などに要請のファックス、電話、メール、ツイートなどを集中させて、このまま止めましょう(原発なしでも電気は足りています)。

◇原子力安全委員会で傍聴していた反原発団体などが一斉に反発
班目委員長が一時休会宣言(8/11、FNN動画ニュース)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00205246.html

◇泊原発3号機運転再開を了承 安全委 傍聴者から怒号も
(8/11、47news動画)
http://www.47news.jp/movie/general_politics_economy/post_4807

◇泊原発3号機の本格運転再開を許さない!原子力安全委員会臨時会議
(8/11、岩上チャンネル)
http://www.ustream.tv/recorded/16573026

◆泊原発再稼働問題~原子力安全委、安全チェックを保安院に丸投げ
(8/11、OurPlanet-TV)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1195

こんないいかげんな手続きで、泊3号の再開を許すわけにはいきません。311から5ヶ月、まだ福島第一原発の事故は収束のめどさえたたないのです。原子力安全委員会の審議はわずか15分。お手軽審議に唖然とした、怒れる傍聴者からの抗議の声で大荒れでした。全国から「こんなチェック体制はまやかしだ」と声を上げて、北海道のみなさんを応援しましょう。

以下は、市民団体からの報告です。
ーーー
2011年8月11日

緊急報告:原子力安全委員会の二重チェックは嘘だった
「保安院が報告させてくれ」と言ったから議題にのせただけ
~泊3号の営業運転再開は認められない~
--------------------------------------------------------------
本日、泊3号の営業運転再開をめぐる政府交渉が開かれました。

交渉の席上、原子力安全委員会は、泊3号の営業運転再開に関して保安院と安全委員会による二重チェックが行われるとされていることに関して、「原子力安全委員会は、法的に、判断する立場にはない」と発言しました。

14時から開催された安全委員会においては、泊3号については、保安院からの総合負荷性能検査について15分ほどの説明が行われ、その後、10分程度、簡単な質疑が行われただけでした。5名の委員のうち、一言も発言しない委員もありました。斑目委員長は、「泊3号の安全性、定期検査については、保安院がしっかりとやるものです。今日の議題にあげたのは保安院が報告したいからと言ったからです」と述べました。傍聴人からは、「安全委員会は、きちんと審議して見解を述べるべき」「二重チェックではない」「こんなお手軽な会議で、泊を動かしてよいのか」「道民はこれでは納得できない」などの怒りの声があがりました。3時頃、委員長が休憩と宣言し、3時40分ごろに再び委員長が登場し、「今日はこれで閉会とします」と述べて閉会となりました。

その他、本日の政府交渉により、以下が明らかになりました。
・7月8日、保安院は、泊3号の最終検査を受けるよう北海道電力を指導した。
このことは、経産省の緊急安全対策だけでは「十分な理解が得られているとは言い難い状況にある」との政府見解と食い違うものである。

・調整運転を行っているにしろ、定期検査中である泊3号は、他の定期検査で停止中の原発と同じであるのにもかかわらず、泊3号だけは、通常の定期検査のみで他の停止中の原発よりもはるかに軽い条件で運転再開をするのはなぜかという質問に、保安院は明確な答えを示さなかった。

・原子力安全保安院は、「北海道の了承なしに、泊3号を動かすことはない」と発言した。

市民側は、「北海道の市民に説明会を開くこと」「原子力安全委員会の冒頭に、原子力安全委員会の議論は、“チェック”ではないことを委員長が明確に述べること」「泊3号を停止させること。本格運転再開を認めるべきではないこと」を要請しました。

このような状況の中で、泊3号の本格運転の再開など、許されるものではありません。

以上

福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
国際環境NGO FoE Japan

以下、Twitter用:
こんなんでいいのか! 泊3号・原子力安全委員会の二重チェックはまやかしだ
みんなで菅さん・高橋知事に伝えよう!
http://goo.gl/fgdmB
http://goo.gl/WCTkv
Ustはこちら
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1195

◆菅直人首相
[国会事務所](FAX) 03-3595-0090 (TEL) 03-3508-7323
[首相官邸] (TEL) 03-3581-0101 (意見を伝えることができます)
[ご意見募集] https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
[官邸災害ツイッター] @Kantei_Saigai

◆高橋はるみ北海道知事
(FAX) 011-232-0162  
     011-232-5949
(ツイッター) @haruchan_t

◇北海道庁・原子力安全対策課
(FAX) 011-232-1101 (TEL) 011-204-5011
(E-mail) somu.genshi1@pref.hokkaido.lg.jp

◇海江田万里経産相
・国会事務所 
(FAX) 03-3508-3316  (TEL) 03-3508-7316
(E-mail) office@kaiedabanri.jp

◇枝野幸男官房長官
・国会事務所
(FAX) 03-3591-2249 (TEL) 03-3508-7448

◇細野豪志原発担当相
・国会事務所
(FAX) 03-3508-3416  (TEL) 03-3508-7116

◇経済産業省
・原子力発電立地対策広報室
(FAX) 03-3580-8493  (TEL) 03-3501-1511

◇原子力安全・保安院
・原子力安全広報課
(TEL) 03-3501-5890

◇原子力安全委員会
(FAX) 03-3581-9835 (「原子力安全意見・質問箱」あて)
[意見・質問記入用紙]
http://www.nsc.go.jp/toi/fax,yuuso-form.pdf
(TEL) 03-3581-9919

◇北海道電力株式会社 代表取締役社長 佐藤佳孝
(FAX) 011-210-9586
〒060-8677 北海道札幌市中央区大通東1丁目2番地

※要請のポイント、ひな型などはこちらをご参照ください。
http://e-shift.org/?p=1007 (eシフトのウェブサイト)
ーーーーー
ここが踏ん張りどころです。あきらめずにできることを、できるだけ、やりましょう!

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2011/08/10

子どもたちが安心して呼吸し、外で遊び、好きなものを食べられるように

あなたは原発を止めたいですか?
私は止めたいです。

なぜ止めたいの、と聞かれたら、「子どもたちが安心して呼吸し、外で思い存分遊び、好きなものを食べられるように」、と答えます。子どもたちだけではありません。私自身も安心して呼吸し、水を飲み、大地の恵みをいただいて生きていきたいです。

自然に寄り添って生きてきた人なら誰もが、宇宙飛行士だった秋山さんの「『経済成長がなければ、幸せになれない』という神話、いや、これはイデオロギーですよ。このイデオロギーから脱却しない限りは、今回のこの悲惨な事態の教訓を生かすことができないんじゃないでしょうか」に共感するのではないでしょうか。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110728ddm013040137000c.html

311の原発震災は、こんな当たり前の暮らしを困難にしてしまいました。放射能を気にしない、気にしてもどうしようもない、もう何も言わないで、と私にいう人もいますが、呼吸や飲食を通じて私たちの体内に入った放射性物質は、それぞれの核種の物理特性に従って、肉体に影響を与え続けます。

その人が気にしていようと、いまいと、です。

私は4人子どもがいますので、彼らの健康、そして命に対する責任があります。彼らが元気に大人になれるように、そして健康な赤ちゃんが産めるように育ってほしいです。放射能は親としてのそんな当たり前の願いさえも難しくしています。

内部被曝をすれば、程度の多少はあっても卵子や精子が傷つけられたり、ホルモン系や生殖器系が影響を受けます。その影響は幼いものほど大きいのです。このことが放射能の特に恐ろしい特徴です。

私は最初の子どもを当時住んでいた東京の自宅で水中出産したのですが(1993年)、そのときバースセラピストとして出産に立ち会ってくれたのが志村季世恵さんです。彼女のおかげで、初めての自宅水中出産もその後の母乳育児もうまく行ったことを今でも感謝しています。

あれから私は離婚・再婚・海外を含む数回の引越しと環境が変わり、長らく無沙汰していましたが、今日、はなゆーさんが送ってくれたメールに彼女の名前を見つけてびっくり。

季世恵さんらしく、福島の子どもたちを少しでも元気にしようと活動していることを知り、とてもうれしく心が温かくなりました。彼女の最近のTweetsをシェアさせてください。
ーーーー
志村季世恵(バースセラピスト)さん。ぜひフォローを:
https://twitter.com/#!/s_kiyoe

「福島の子ども達を招いての楽しいキャンプが終わりました。お別れの時、見送る側も見送られる側もみんな泣きました。今の福島に帰りたくない、帰したくないからです。帰る間際不要なペットボトルを何本も集める子どもが大勢いました。親に自分が飲んだ安全なお水を飲ましてあげたいからだと言うのです。」

「福島の子ども達を帰すために貸し切りバスがお寺に着きました。「お土産を買う所はどこがいい?」と尋ねると子ども達が「スーパーではなく函南のお野菜が買えるところをお願いします」と言うのです。小学生も中学生もみんな願いは一緒。待っている家族に安全な野菜をお土産にしたいって。」

「キャンプ最終日。東京の子どもが仲良くなった福島の子どもに「今度は私が福島に会いにくね!」と言いいました。すると相手の子は突然真顔になり「今、福島には来ない方がいい…」と答えたのです。こんなことあっていいの?来てはいけないと言ったその場に子ども達は知っていて帰って行ったのです。」

「いい子達です。親思いの子が多く何とか親を喜ばしたいと考えています。そして自分達福島の人間は日本から見捨てられたと思っています。キャンプが終わり参加した東京の子の一人は自分の将来を真剣に考え福島を救えるような進路を探し始めました。」
ーーーーーー
福島の子どもたち、日本の子どもたち、こんなことになる前に原発を止めることができなくて、本当にごめんなさい。

アメリカ先住民は常に7世代先の子どもたちのことを考えて決定をするのが大人の責任としてきました。そういう意味では、日本の大人は原発に賛成の人も反対の人も、無関心の人も関心ある人も、大人として子どもたちに地震国日本を原発だらけにして放射能で汚してしまったことに対して、責任を負っています。未来世代に核のゴミを残してしまうことだけでも本当に無責任です。ホピ族は「大地は祖先からの贈り物ではない。子孫たちからの預かりものだ」と言います。

私たちたちは、今も被曝し続ける福島やその周辺の子どもたちが健康に生き伸びられるように、智慧を出し、力を合わせ、迅速に行動する必要があります。その最初の一歩は、原発を止めること(原発なしでも電気は足りている、ということを知り、知らせることから)と汚染地に暮らす子どもたちに避難や疎開の手を差し伸べることだと私は思います。

つなぐ光」は末永い活動になります。

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2011/08/08

311で延期になったNa Wai Iwi Ola東京公演、9月開催決定!

子どもを放射能から守りたい人には、このサイトも必見:
http://news.savechild.net/archives/500.html
ーーー
フラをやっている私の友人が観に行って、涙した、というフラの映画です。ハワイの名門、カメハメハハイスクールの生徒たちがハワイ文化としての詠唱のコンペにチャレンジしてゆくドキュメンタリー。渋谷パルコ3の8Fのシネクイントで上映中です。
One Voice:http://www.onevoicemovie.jp


日本中のフラのファン、そしてクムフラ・ケアラチンのファンのみなさま、お待たせしました!

311の原発震災で2011年の日本公演が延期になっていたNa Wai Iwi Olaの東京公演の日程と場所が決定しました。

Na Wai Iwi Olaをご存知ない?私が応援しているハワイ島に活動拠点を置くクムフラ・ケアラチン率いるハラウ(フラのチーム)です。過去に何度かこのブログに取り上げています。

2009年のNa Wai Iwi Ola東京公演のブログ:
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2009/05/blog-post_26.html
2010年のNa Wai Iwi Ola横浜公演のブログ:
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2010/05/laka_21.html


では、発表します(♫じゃんじゃじゃ〜ん)!

2011年9月29日(木)@文京シビックセンター小ホールでの開催決定です!
チケットもローソンチケットで販売が開始されました。Lコード:37637
フライヤーが完成次第、詳細をアップします。

今回はS席が40席あり、他は一般席(自由席)です。S席(5000円)とA席(4000円)です。

前回も前々回も早くチケットが売りきれてしまったので、行こうと思っていらっしゃる方はお早めにローソンでチケットをご購入ください。今回のスペシャルゲストは、メリーモナークでも活躍するハラウのビーマーソロモン・ハラウ・オポ・オハラ(Beamer-Solomon Halau O Po`ohala)。アウアナの演目がこちらでご覧になれます。

楽しみですね。

クム・ケアラチンは、311以降、東日本大震災の被災者のために祈りのフラを踊り、また「つなぐ光」を通じて福島の子どもたちをサポートしてくれています。彼のようなクム・フラのために働けることをありがたく思います。

9月29日は文京シビックセンターでお会いしましょう!

p。s。
東北や関東に在住の方で、放射線量が低い地域に移住を考えている方がいましたら、岐阜県多治見の築浅(5年)の家をご紹介できます。4LDKですので、4人家族以上でも大丈夫です。DMをください。

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2011/08/07

ハーモニクス・リトリート@ハワイ島(日程が変更になりました)

明日はパホア(ハワイ島)のファーマーズマーケットで朝10時からお話をさせていただきます。66回目の原爆忌と福島の原発事故をテーマに1時間ぐらい英語でお話しします。
ーーーーーー
ハーモニクス・リトリート@ハワイ島(玄さんの告知はこちら。微妙に違うのが面白い)について、7月21日にご案内しましたが、日程が変更になりましたので、改めて告知します。

ハーモニクス・リトリートのJPG

これまで1月と8月に行ってきたハワイ島リトリートを、今年は8月、9月、10月と行う予定です。募集人員は各回2名で、女性、または2人組限定とさせていただきます(3名以上でお申し込みの場合はご相談ください)。森田玄と私がこの15年間学んできたことを、ご縁の方にマンツーマンでお伝えします。

   <ハーモニクス・リトリート@ハワイ島 参加者募集>
新鮮な果物と野菜をふんだんに使ったローフードでデトックスをしながら、ハーモニクスヒーリングとNVCをハワイ島(コナ)で学ぶ6泊7日間。自分自身(と家族)の心身の健康状態を改善できる自然な方法と理論を学んで、免疫の高いからだをつくる方法を学びます。また、本当の自分自身を知り、自他とより深くつながる「共感のコミュニケーション」を体験できる7日間です。滞在はコナのハーモニクスライフセンター(森田玄&きくちゆみ宅)です。

ハーモニクス・リトリートのJPG

定員:各回2名
*お申し込みのあった方に詳細情報を送ります。
場所:ハワイ島・ハーモニクスライフセンター
講師:森田玄/きくちゆみ
日程:2011年8月25~31日(前後泊も別途で可能です)
       9月17〜23日
      10月14~20日


リトリートの内容は、これまでの鴨川でのワークショップに、ハワイ島でしか体験できないこと(ハワイの伝統文化に触れる、オーガニックファーマーズマーケット、野生のウミガメに出会う、ハワイ島ツアー)が加わります。野菜と果物は自家菜園とジンジャーヒル・ファームのオーガニックのものを使用しています。ここでしか食べられない新鮮な完熟フルーツのおいしさは、一生に一度は体験してほしいです。

お申し込みはメールでrawinfo@harmonicslife.netへ参加の動機とお名前、ご連絡先をお知らせください。

過去に私たちのワークショップを受けてくれた方の感想は、こちら:
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2010/05/blog-post_07.html

ハーモニクス・リトリートのJPG

7月のリトリートには福島のたみちゃんが参加してくれました。彼女が福島に戻って、ここで学んだことを周りの方に分かち合ってもらうえたら、これほどうれしいことはありません。


*読んでいただき、ありがとうございます。読んで下さる方がいるから、書く意味があります。この記事がちょっぴりあなたのお役に立てたなら、下の緑のBlog Rankingのクリックをして下さいね。

2011/08/06

バズビー博士「汚染地域から子どもですら避難させない日本政府は犯罪的」

今週号の週刊朝日にバズビー博士来日時のことを書かせていただきましたので、興味のある方はぜひご覧ください。

さきほど、鴨川のルミちゃんから、スタジオジブリのOn Your Markというプロモーションアニメを教えていただきました。観てびっくり。まるで今の日本ではないですか。放射能汚染を避けて大都市に逃げる人々、美しく見える緑の大地は放射能汚染で立ち入り禁止、戦争、監視社会(まるでNew World Orderだわ)を象徴する「目」、そして羽のある天使。
http://www.dailymotion.com/video/xwdcq_on-your-mark_shortfilms
15年も前にこんな作品を作った宮崎駿さんは、未来を予見していたのでしょうか。お会いするチャンスがあったら聞いてみたいです。

7月21日まで来日していたバズビー博士の発言は、どれも見過ごせません。1963年の核実験のときの1000倍の放射能汚染が日本で起きている、というのですから。そのバズービー博士をOur Planet TVがインタビューした番組が放映されました。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1189
こういう番組をNHKがやってくれれば、避難してくれるこどもたち(や親)が増えるのになあ。

バズビー博士来日を機に、パートナーの森田玄が「森田玄チャンネル」を始めました。彼がみんなに観てほしいYouTubeを集めたサイトです。こちらにも興味深いものが厳選されていますので、お時間の許す限りご覧ください。
http://www.youtube.com/user/moritagen

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2011/08/04

ハワイ島の住宅街で自給自足を目指す

これは全日本人必見。ガンダーセンのこの報告をNHKでぜひ取り上げてほしいです。
この報告の中で心に残った言葉。
「政府は情報を制限するのではなく放射能を制限することが重要なのです」(昨日まで「宣言」と意味不明になっていたことをお詫びします)
「溶け落ちた核燃料を取り出す技術は存在しない。史上初。」
「80キロ圏外でもチェルノブイリ並汚染地域あり。」
「東京も心配」
ーーーーーー
今、仮住まいしている家は、ハワイ島コナの住宅街にある大きい庭の小さい家(2LDK)で、庭はアメリカの家らしく芝生の絨毯が広がっていました。そこを私たちはキューバ映画の『サルーハバナ』よろしく、芝生をはがして畑にし、自分たちの食べる野菜の種をいろいろ蒔いています。

これまで撒いた種や植えた苗は、大根、人参、蕪、チンゲンサイ、ネギ、タマネギ、ジャガイモ、トマト、キュウリ、ズッキーニ、なす、三つ葉、シソ、6種類のレタス、など。気候が温暖なハワイは植物が育つのが日本よりずっと早く、大根も株も人参もレタスもキュウリもトマトもチンゲンサイもあっという間に大きくなり、1〜2ヶ月で収穫できて、もう食べ始めています。これには驚きました。

庭にはマカデミアナッツとココナッツと金柑とあとは名前がわからない柑橘系の木々。私たちはバナナとビワとコーヒーも植えました。大好きなアボカドは苗木の値段が高いのでまだ植えていませんが、いずれ定住する場所が決まったら(エコビレッジ建設はハマクアコースとというまた別の場所の予定)そこに植えるつもりです。

私たちがこの住宅地の小さな庭で持続可能な暮らしができたら(アメリカの基準では小さい庭)、それは革命的なこと。「ガーデニングは花より野菜や果物」というのをこの住宅街で流行らせることができたら、私たちのミッションは完了です。アメリカのような大量消費国で、新しいライフスタイルを広めることはチャレンジであり、同時にワクワクします。

私たちにはまだまだ夢がたくさんあって、ハワイのエコビレッジの建設は10年来のプロジェクトですが、「持続可能な暮らし」や「健康増進」を目指す人たちの「ハーモニクスクラブ」も作ろうと思っています。メンバーは毎年、ハワイ島での2週間の滞在とハーモニクスライフセンター・ハワイでのデトックスもできるプログラムを準備中ですので、お楽しみに!

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2011/08/03

平和の漫画家・西岡由香さんの見た福島「祖先に対して償いきれない」

福島第一原発で検出された10シーベルト、殺人的です。6〜7シーベルトで99%致死量ですから。この大事なニュースが「なでしこジャパン」の国民栄誉賞報道で消えてしまったとか。
http://twitter.com/#!/rawota/status/98517916672204801

さて、今日の本題。

長崎の友人で平和の漫画家として活躍する西岡由香さんが「放射線管理区域を超える線量の中で行われた」原水禁大会で福島へ行ってきました。そのときの報告を転載します。彼女の瑞々しい感性を通じて、今福島で何が起きているかを多くの人に知ってほしいです。

私は個人的にともかく子どもたちを一人でも多く、放射能の影響の少ないところに避難できるようにしたい、と「つなぐ光」で活動しています。沖縄へ飛び立った20人の福島キッズは毎日元気いっぱい、遊んでいます。
http://mothership2012.ti-da.net/e3514663.html

ーーーーーー

こんにちは、長崎の西岡です。
おととい、昨日と福島に行ってきました。
黙示録の断面に触れたような・・様々な思いが私の中に渦巻いています。
舌足らずですが報告記、ごらんいただけたら嬉しいです。


7月31日、雨。福島駅前で開かれた原水禁大会は、全国から集まった人波1800人で埋まりました。駅前広場の空間線量は、
安全とされる0.1マイクロシーベルトの10倍の1マイクロシーベルト/時間。

線量のJPG

誰かが「歴史上初めて、放射線管理区域内での集会だ」って。地元の方々が次々にマイクを握って訴えました。

「福島県民200万人のうち20万人が県内避難をし、根なし草になってしまった。逃げ回るうちに心身ともに疲れ、病み、福島全体が疲れている。屋外活動を禁止されている子どもは10万人。去年は福島に530校の修学旅行があったが今年は30校。福島は夏競馬があり、競馬場の表土を入れ替えることになったが、学校や保育園は未着手。私たちは競馬馬よりひどいのか。

放射能を恐ろしいと感じるのは、その人の感性と想像力と知識によって感じ方が全く違う。そのことで人々の間に格差が生まれている。事故以来、病人は3倍多く亡くなっているし、希望を失った酪農家や農家の自殺など、数字に表れない犠牲がある。飼育していた豚はとも食いをしながら餓死していった。数字に表れている死はほんの一点にすぎない。子どもに「将来の夢」の作文を書かせても書けなくなった。放射能は夢や希望までも奪い去ってしまった。原発ほど、世代間不公平を作り出すものはない。

「この時期なら見えるはずの水田が見えないんです。いつもなら青々とした田んぼが水をたたえているのに、40km四方、去年刈り取った稲株がそのまま白く腐っている。沈黙の春です。日本人がはるか昔から途切れず続けてきた農作の糸が切れてしまった。祖先に対して償いきれない」

福島市内のホテルに宿泊し、翌日、希望者80名で南相馬市と飯舘村に向かいました。月曜日の朝というのに学生の姿も、出勤する人々の姿もほとんど見かけません。時々見える人はほとんどがマスクなし。福島駅前から90分ほどで南相馬市役所に到着し、すぐに桜井市長のお話が始まりました。

「市長になって2年目ですが、南相馬市がこんなに有名になろうとは。毎日、背筋が凍る思いで過ごしています。71000人の市民のうち3万人が町を離れた。小中学生は6千人だったが今は2300人。受験生を持つ親は来年募集があるのか、まだ決まっていない。一番苦しんでいる
のは一般市民。この国は学校現場で放射能の勉強をさせない方向できたのではないのか。国からは「10km圏外は防災計画を持っては
ならない」と言われてきた。母親たちは「1ミリシーベルトでも帰れない」と言う。福島市でも夏休み中2千人が転校する。3月11日後、南相馬は電気も電話も通じない陸の孤島となり、国から原発事故の連絡がきたのは3月17日、東電からは3月22日。日本のメディアは放射線が怖いからかすべて去っていき、かわりに外国のメディアがどんどん入ってきた。南相馬市は原爆が落ちたような恐怖心の中に皆が置かれている。市長として3月15日、独断で住民避難をさせた。その中には未だに戻れない住民もいて「避難させられたんだから補償しろ」という住民もいる。原発からの距離で、国の補償額は線引きされていて、住民同士に補償格差が生まれている。邪推かもしれないが、住民をズタズタにする戦術かもしれない。多くの住民がいま闇の中にいる。彼らの気持ちにそい、現場から発信していかなければ。世界史的な災害だからこそ、世界史的な復興をとげることが大切」

市長のお話は20分。すぐ次の用事へと発って行かれましたが、会場からは「各都市が“非核都市宣言”のように“脱原発都市宣言”をしては」という意見も出されました。

そして飯舘村へ。家の中に洗濯物を干している一軒以外は、ほとんどカーテンが閉められた主のいない家が連なっていました。
突然断ち切られた時間のはざまに、村全体がぽっかり浮いているようでした。

空間線量4.24マイクロシーベルト。
地面に線量計を置くといきなり上がり始めて26.8マイクロシーベルト。
雨どいの下 112マイクロシーベルト。

顔を覆いたかった。私たちは、限りない恩寵を人に与えてくれていた自然に対してなんてことをしてしまったんだろう。「花をさわるな」と言われて育つ子どもたちや、自然から切り離されたヒトはもはやヒトではない何者かに変容していくんじゃないだろうか。

たった数分いただけでも怖かった。放射能は、「得体の知れない恐怖そのもの」でした。人々が恐怖と疲弊のあまり警鐘に耳をふさぎ、「安心安全」に頼ろうとしても、それを頭ごなしに責めることは、もう私にはできない。飯舘村。

原爆の焦土が終末的空間なら、ここはいったいどこなのだろう。人の寿命と放射線の寿命。この世の時間と、この世ではない時間のかさなり。石牟礼道子さんは水俣を「苦海浄土」と呼んだけれど、ここは「陸の苦海浄土」だ。人がいなくなった村に、白や赤い花々が風に揺れていました。

長崎へ帰る飛行機のイヤホンから、バッハの「G線上のアリア」が流れてきました。バッハは300年後の人々に聖水のような旋律を届けてくれた。私も、未来の人々に一滴の聖水を届けるような作品が描けるだろうか。答えを探す旅はこれからです。
ーーーーーー
西岡由香さんのこれまでの作品はこちら:
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%90%BC%89%AA%81@%97R%8D%81/list.html

私は「今」ご縁の方が少しでも元気に生きられるようなことを日々実践し、発信していきたいです。今は塩麹と玄米麹を使ったローフード、黒入り玄米(コーヒー)などを日々の食生活に取り入れ、実践しています。あと飽和脂肪酸とラウリン酸の多いココナッツオイルにも注目しています。ガン対策は免疫をあげるしかないからです。

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2011/08/01

非暴力コミュニケーションワークショップの感想

今週号の週刊朝日にクリス・バズビー博士の来日報告を書きましたので、興味のある方はぜひ手に取ってご覧ください。
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7月30日に佐倉で行われた非暴力コミュニケーション(NVC)のワークショップに参加してくれた方から、感想が届きましたのでシェアさせてください。

私はまだNVCを学んでいる途上ですが、私がこの奥の深い技術をマスターするのを待っていたら何年も先になりますので、これまで学んできて感動したことだけでも十分分かち合う価値があるので、始めています。いいと思ったことはすぐ実行です。

私の最近の講演会は、ミニワーク的にNVCを取り入れることが多いです。一方的に話すよりも、ずっと手応えがあり、面白いです。
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本当に素晴らしい体験!これは、「本当の気持ちとつながるコミュニケーション」だと感じました。日頃、いかに、自分の気持ちも、相手の気持ちもないがしろにして、価値観やモノサシでジャッジしていたか、よくわかりました。

自分が嫌だと思うことを言った相手も、実は自分と同じことを感じ、同じニーズを持っている、ということに気づいた瞬間、涙があふれてきました。

「怒ってもいいけど、そのやり方では、相手とつながれないよ」
「!」
そうでした。
私が求めているのは、相手を責めたり、自分の正しさをわからせることではなく、問題を解決してよい関係を築くことなのです。

どんなネガティブな感情も、自分を知る大切なツールとして大切に受け止め、自分の心の奥に探検してみる。自分の感情を否定せずに扱うことで生まれる、自分へのリスペクトは、何とも言えず、心地よい、やさしい気持ちになれるものでした。

あぁ!自分を大切にするって、こういうことなんだ!と時間が経過した今も、やってみて、深い感動がわきあがってきます。

まだ、相手との関係まで、詳しくやっていませんが、自分にわきあがる感情に注目するだけで、ずいぶん、相手を責める気持ちがなくなりました。そして、怒りを感じても自己嫌悪に陥ることがなくなりました。

これから学んでいくのが楽しみです。
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こんなにちゃんと受け止めて、理解してもらえて、とってもとってもうれしい!!!!


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