8日目の朝は、ゆうこさんのヒロベイのコンドミニアムで迎えているふくしまキッズ。今日から私たちはコナに戻り、もう一つのグループ(お母さんと小さい子どもたち7人)に合流です。
こちらに来て1週間目の昨日は、東側の海水浴場として人気のIsasc Hale State Park(アイザックハレ州立公園)で一日NVC(非暴力コミュニケーション)を学ぶ家族たちの集いに参加しました。元々はマウイ島でファミリーキャンプをやる計画があったのですが、十分な参加者が集まらなかったため今年の開催はできませんでした。
その代わりに中心メンバーのマラエさんの呼びかけで私たち(ふくしまキッズ)の他に5家族がオアフ島やマウイ島などからハワイ島に集まり、海水浴の後に持ち寄りの軽食を一緒に食べて、NVCの教えを反映したゲームなどをしながら過ごしました。
ふくしまキッズにとっては初めてのNVC体験ですが、好きなもの(こと)をシェアする「リンク(つながる)ゲーム」では、子どもたちも英語で好きなことと、それによって満たされるニーズを言うことができました!笑うヨガでは、最初は周囲の目を気にしてみんな恥ずかしがっていましたが、最後の方では積極的に参加していました。
この後もグループで何かを決定するプロセスなどで、NVCを活用していきたいーーつまり、全員の気持ちとニーズを尊重するーーと思っています。
夕方にはNVC家族の集いを後にして、ココさんのお招きでハワイ先住民のリーダー的存在のアンクル・ロバート宅で行われた彼の2人のお孫さん(ナニ&クロエ)の高校卒業を祝うルアウ(ハワイ式の伝統的パーティー)に参加しました。パーティーは盛大で、子どもたちの友人とその家族、コミュニティの人々、ミュージシャン、フラダンサーなど200人ぐらいはいたでしょうか。
初めてのフラカヒコを子どもたちは真剣に見ていました。「カッコいい」「これまで見たフラダンスと違うね〜」と感動している様子。中心で躍っていたのは、私の古い友人の小池マナさんでした。フラカヒコを躍っているときの彼女はまるでハワイアンのようで驚きました。人は常に変化し成長しているのですね。
ルアウのごちそうは、ハワイの伝統料理がずらり。カルアピッグ(蒸し焼きした豚肉を割いたもの)、ポイ(タロイモをつぶして発酵させたもの)、ポキ(マグロのぶつ切りと海藻やネギをごま油と塩、醤油などで和えたもの)、ココナッツ入りラウラウ(タロイモの葉)などに舌鼓を打ちました。私はあまり肉を食べないのですが、ハワイの伝統料理のときは有難くいたただきます。
あれだけのごちそうを用意するのに、どれだけ沢山のいのちが捧げられれ、どれだけ大勢の人が働いたのかを想像し、しみじみと感謝。
「太陽と大地と海の恵みと私たちを守ってくれるすべての存在に感謝して、いただきます」
毎回食事のときに我が家の食卓で祈る言葉を、ふくしまキッズたちにも唱和してもらっています。子どもたちに私たちの思いが通じているでしょうか。
子どもたちの何人かはちょっとホームシックになっていて、お母さんに会いたいと言っています。11歳から14歳ですから、まだ親が恋しいのは当然です。その他はグループの中での争いごとや問題もなく、とてもスムーズに行っている「ふくしまキッズハワイプロジェクと3」です。
今日は私も自分の子どもたちに再会します。時々離れると、家族(子ども)の存在により感謝できるかもしれません。
ふくしまキッズハワイプロジェクト3の実現のために力を貸してくれたすべての人々に感謝しています。ありがとうございます。