アースデイ東京のHP:http://www.earthday-tokyo.org/
4月22日のアースデイは私にとって思い出深い日です。まだ米銀で債券ディーラーをしていた頃にデニス・ヘイズ(アメリカでアースデイを始めた人のひとり)さんが日本にアースデイを広めるために来日しました。私は仕事が終わってから、四谷の主婦会館で行われた彼の講演を聞きに行ったのです。そう、忘れもしない1990年の2月22日。その講演中、彼は「環境問題は頭でいくら考えていてもだめ。行動しなくては何も変わらない」と私の目を真っすぐ見て(と勝手に感じた)言いました。
その言葉は頭をパカーンと殴られたような衝撃でした。そのころの私は環境問題の本を読みあさって、知識だけをいっぱい詰め込んでいたのですが、何一つ行動していなかったし、自分の暮らしも何も変えていませんでした。
「そっか、考えているだけではだめなんだ、行動しなくっちゃ」
その日の夜私は、中米の熱帯林を守るためのガレージセールをやることと、自分が地球に優しい暮らしをはじめることを手紙に書いて、友人たちに出しました。この手紙を書かなかったら、今の私はありません。ここから奇跡が始まりました。
それから、私は少しずつ変身していって、今の私になっていくわけです。ついには都会生活をやめて、米や野菜の自給までするようになっているのですから、人間変われば変わるものです。
それにしても今日の人出はすごかった!今年も10万人を越えるかな?大半は東京ピースフィルム倶楽部のブースにいたので、全部まわれなかったけれど、多種多様な環境をテーマにしたブースはとても楽しい。アースデイがあんなにたくさんの人が集う大イベントになったことも、とてもうれしいです。
明日は私は名古屋のアースデイでお話をしますが、東京のアースデイに行かれる方は、ぜひ東京ピースフィルム倶楽部のブースを覗いてください。場所はNHKホールの前です。
現在、会員募集中(会費無料)。会員になると、東京平和映画祭の入場料が千円引きになります。ブース内にミニミニ映画館があり、無料で『911ボーイングを捜せ』が観られます。まだの方は必見。そして関連の本やDVDなども購入できます。
同じブースで『放射能で首都圏消滅 誰も知らない震災対策』(1200円)が売っています。これは首都圏に住む3000万人の必読書。そして原発の周囲に住む人(日本の場合、すべての人だなあ)の必読書です。4月26日発行予定ですが、アースデイの私たちのブースで先行販売です。この本を書いた小長谷稔さんに、「大切な本をありがとう」。六ヶ所村の再処理工場も動き出した今、日本が本当にどこに向かおうとしているのか見極めて、選択をしていくときです。
今日私が仕入れた本は『木を植える男』。世界中を木を植えて歩いているポール・コールマンとパートナーでこの本の著者の菊池木乃実さんにやっとお会いできました。それから、となりのピースボートのブースで売っていた『戦争を起こさないための20の法則』。20人の人(小林カツ代、前田哲夫、灰谷健次郎、石坂啓、高橋哲哉、田中優、姜尚中など)のそれぞれの法則はどれも納得、読み応えありました。
なつかしい顔、久しぶりの顔にもたくさん出会い、私のブログのファンだ、という人にも出会いました。本当に楽しい一日でした。明日は名古屋でどんな出会いがあるでしょうか。
来週4月29日の平和省プロジェクトのキックオフコンサートのチケットも、このブースで買えますので、行こうと思っている方は、浅野さんを訪ねていってください。前売りで2千円です。
2 件のコメント:
はじめまして。Doraと申します。不躾ですが、六ヶ所村について書いた記事をご紹介します。参考になれば幸いです。ではでは。
「多くの人が死ぬでしょう。」
Doraさん、はじめまして。ブログ読みました。おっしゃるとおりです。戦争と同じぐらいの大犯罪だと思いますね、原子力産業というものは。中には良心的な人もいるのでしょうけれど、やはり地震国につくるべきではなかったですね。政府の判断も甘かったですね。さて、このツケを少しでも減らすために、何ができるか。田中優さんの一連の著作を推薦します。
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