2006/04/21

Japan Timesよくぞ!日本のメディアもがんばれ

教育基本法に関するジャパンタイムズの社説が秀逸ですので、ご紹介します。細井明美さんが日本語を抄訳してくださいました。

日本語の大新聞にはぜんぜん載らない。ジャパンタイムズは偉い!でも日本人はあまり読んでないぞ。ネットで広げるしかないかな。

以下、細井さんのメールから。
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日本語の大手メディアでは書かれない教育基本法改定に対する批判をジャパンタイムズがしっかりと書いているます(英語なら思うことを書けるというのもヘンな話ですが)。

ジャパンタイムズのサイトから後半の文章を一部翻訳転載しました。
#翻訳は私が行ないました。ぎこちない日本語ですがご容赦ください。

原文はここにあります。
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/ed20060419a1.html

「本当の愛国心とは家族、友人、隣人、コミュニティから始まり、究極的に故郷と国への愛に行き着くものです。その愛は、第一に、政府の介入と新しい法の適用なしに、人々によって育まれるべきであり、愛国心を育むことを奨励するなら、まず、社会の上層部ー特に官僚と政治家ーが、善良な市民の手本として社会のために尽くすことをもって、初めてなされるべきです。

国家は超自然的なものでも、神でもなく、ましてや愛とか畏敬を要求するものでもないということを思いだすべきです。むしろ国家は人々の苦労と労働の長い歴史の結果、いまこうして存在しているのです。

教育基本法は今日(こんにち)、利己的な人間をつくる要因になるとして、保守勢力によって非難されました。しかし、そのような非難はバカバカしい限りです。

教育基本法は利己的な態度を育むこととは無縁です。それは、完全な人格の発達、真実・平和・正義を愛する人間の育成、労働への敬意、深い責任感の涵養、普遍的な価値と個性をともに大切にする文化の創造を、そのうちに含んでいます。むしろ、私たちは、法を変えるより教育基本法の精神が適切に生かされることを保障するべきです。基本法の理想が若者たちの心にしっかりと根づくように。」

by Akemi HOSOI http://blogs.dion.ne.jp/hope/

彼女のブログも見てくださいね。細井さんとは劣化ウランのことやイラクのことでもご一緒しています。

メル友のGoo-Neeさんが、『恥ずかしい歴史教科書をつくらせない会』というのをやっています。「恥ずかしい歴史教科書を作らせない会」
http://members.goo.ne.jp/home/goo-needs/
多いに共感できます。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「愛」というモノは、心の中から自然と湧き上がってくる感情なのであって、他人や政府ごときに押し付けられたりするものでは決して無いと思います。
国民に愛を強要する日本政府は、きっと国民を愛してないのだと思います。だから本音は不安で不安で仕方が無いのでしょう。国民を愛さない国に、愛国心を強要されるなんて、こういうのを「やらずボッタクリ」というのですね。

Yumi Kikuchi さんのコメント...

まったく、そのとおりだと思います。国民に国を愛することを強要する我が国のリーダーたちは、愛することや愛されることとはどういうことか、経験がないのかもしれませんね。
ともかく、教育基本法と憲法は変えない方がいいし、共謀罪は阻止しないといけませんね。かなり危機的!