2010/03/15

アメリカの「ワシントンポスト」よりまともなスペインの「エル・ムンド」:歴史が彼らを裁くだろう

スペインの日刊紙エル・ムンドに、「歴史が彼らを裁くだろう」というタイトルの米国のイラク支配を痛烈に批判する記事が掲載されました。訳してくれたのは、もちろんスペイン在住の童子丸開さん。
http://www.asyura2.com/10/warb3/msg/450.html
  
童子丸さんによれば、エル・ムンド紙はスペインでは「保守派」の新聞。先日のワシントンポストの下品な恫喝記事とは比べ物にならないぐらい素晴らしい内容です。スペインはアメリカの同盟国ですが、イラク戦争が同盟国の保守的新聞にこれだけ酷評されていることを日本の報道関係者にも知っていただきたいです(このブログの転送歓迎)。 

「大嘘で始めた戦争」ですから当然の帰結、と言えばそれまでですが、その戦争が今もアフガニスタンやイラクの人々を殺し、傷つけていることがいたたまれないです。戦場に送られる若い兵士たちも、いったい何のために戦っているのでしょう?

テロリストは誰?』をみんな観てねー、と鴨川の山の中でつぶやく私(twitterにも書かなくちゃ)・・・。

それにしても、イラク戦争開戦に至る嘘の数々、911事件の攻勢期説明の矛盾が明らかになっている今、どうして誰も米国指導者たちの責任を追及しないのでしょうね?

日本でもイラク戦争に加担したことに対する検証を求める動きがあり(検証を求める国会議員の数も80名を越えたとか)、イラク開戦から7年目になる今年、タイムリーなシンポジウムが企画されています。
フライヤーはここをクリックすればダウンロードできます - 401 KB

3月21日、私は沖縄講演ツアー中(3月20−24日)で参加できませんが、ここに集う方たちの中から、9・11を含む「対テロ戦争」全体の大嘘を明らかにしようとする動きが現れるといいな。

------------「イラク戦争なんだったの !?」
       開戦から7年 検証シンポジウム

 「大義のない戦争」「石油のための戦争」として、世界中で反対の声が上がったにも関わらず、2003年3月20日、強行されたイラク戦争。日本でも、盛り上がる戦争反対の世論を無視し、当時の小泉首相が戦争支持を表明しました。

 あれから7年、日本の検証を求める動きが全国各地で高まりつつあります。昨年、イギリスやオランダでイラク戦争の独立検証委員会が設置されたことを受け、私たちは同年11月、「イラク戦争なんだったの!?―イラク戦争の検証を求めるネットワーク」を立ち上げました。
 有志の国会議員も応え、すでに80人余りが「イラク戦争検証を行うべき」との議員署名に賛同。岡田外相も国会で、検証を行いたいとの意向を明らかにしました。

 イラク戦争の検証は、日米同盟や憲法論議、国際社会の中での役割、そして私達の税金の使われ方など、今後の日本のあり方を問う上でも、重要ではないでしょうか。

  このたび、私たちは、“日本での検証を実現するためには何が必要か?”“検証すべきことは何か?”“検証を経て私たちは何を求めていくのか?”などを、各分野の専門家とともに議論するシンポ ジウムを開催いたします。

 7年前のあの日、少しでも「おかしい」と感じた方々、昨年の政権交代で何かが変わるかも、と思った方々、ぜひ、本シンポジウムにご参加下さい。

【日時】2010年3月21日17時から19時半
【場所】明治大学リバティータワー1F・1012教室(千代田区神田駿河台1-1)

【主な内容予定】
・イラクの現状
 (佐藤真紀/JIM-NET、高遠菜穂子/イラク支援ボランティア)
・国際法の観点からのイラク戦争の問題点 
 (東澤靖/日弁連国際人権問題委員会委員長、HRN理事)
・イラク人道復興支援の問題点
 (高橋清貴/日本国際ボランティアセンター)
・イギリスとオランダのイラク戦争検証委員会について 
 (スピーカー交渉中)
・自衛隊派遣の問題点
 (川口創/イラク自衛隊派兵差止訴訟弁護団)
  *敬称略

【問合せ&詳細】
「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」
HP:http://isnn.tumblr.com
メール:regretiraqwar☆gmail.com(☆は半角@に換えてください)
電話連絡先:090-9328-9861(志葉)

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1 件のコメント:

mi9chael さんのコメント...

ワシントン・ポストは墓穴を掘ったかも・・・ですね―アメリカでJesse Venturaという強力な9/11―Trutherが現れたようですね―Alex Jonesのサイトで知りましたが―おそらく藤田議員のインタビュ―がきっかけというか、無関係ではないでしょうね。9/11Cover-Upを暴露したい人は、米国にたくさんいるでしょう。