4月1日、東京田町で行われた平和省プロジェクト主催の【報告セミナー:平和について知って感じて癒されよう】に行ってきました。なんと当日は総勢60名の参加者でにぎわいました。遠くは兵庫や名古屋、アメリカからも来てくれました。参加してくださったみなさん、大変な準備をやりきったみなさん、どうもありがとう!
報告者全員集合。左から石塚とも、きくちゆみ、森田玄、上村雄彦、中川春野、中川英明
報告者たちはこの間、上海やスイス、ケニア、アメリカ、コスタリカなどに出かけ、それぞれ体験し学んだことを話してくれました。本当に盛りだくさん。しかもリンパマッサージのおまけつき!のお得なセミナーでしたよ。
1番バッターの石塚ともさん。リンパマッサージ、ありがとう!
まず、トップバッターの石塚ともさんは「レシピの力で平和を加速」をテーマに、彼女自身が美しく変身(本当です。私は前の彼女を知っているのだけど、今のともちゃんは本当に輝いている!)した秘訣やお金との上手なつきあい方まで(投資家の心理と真理も)を網羅した、楽しくためになるお話でした。レシピはそれぞれ彼女が出たセミナーや読んだ本の中にまとめてあります(彼女のレジュメ参照)。
せっかくだから、私は「これ」と思ったものから順番に買って読んでみようと思います。とくにリンパマッサージ(彼女が美しくやせたのは、これ)は私もマスターしたいです。世界に平和を創造しようとしている人がやつれて、魅力がないのでは、広がらないですからね。みなさん、美しく(健康に)なりながら、平和活動をしましょう。
<厳選! 日本の非営利活動に、今日から役立つレシピ本リスト>
(総合)
『7つの習慣』スティーヴン・コヴィー キング・ベアー出版
『成功の9ステップ』 ジェームス・スキナー 幻冬舎
『違いをもたらす違い〜成功への近道〜』(CD) ジェームス・スキナー 神田昌典(ジェームス事務所・販売終了)★
『信念の魔術』G.M.ブリストル ダイヤモンド社
(能力開発)
『あなたもいままでの10倍早く本が読める』ポール・シーリィ フォレスト出版
『上達の技法』 岡本浩一 PHP新書
『達人のサイエンス 真の自己成長のために』 ジョージ・レナード 日本教文社
『あなたを成功に導く「気づき力」コーチングが解き明かす・夢・実現の瞬間』 播磨早苗 PHP研究所
(健康)
『50代からの超・健康革命』 松田麻美子 グスコー出版
(松田さんの著書には、『フルモニ!』『子ども達は何を食べればいいか』など)
『体の内からキレイになる 経絡リンパマッサージ』 渡辺佳子 主婦の友社
(財政)
『お金のIQ お金のEQ』 本田健 サンマーク出版
(組織運営)
『AI 「最高の瞬間を引き出す組織開発」』 デビッド・L・クーパーライダー
『仮説思考』 内田和成 東洋経済新報社
(整理整頓(とくに自分の机の上)・システム構築)
『ライフハックプレス デジタル世代の『カイゼン術』 技術評論社
『ガラクタ捨てれば自分が見える』 カレン・キングストン 小学館文庫
(文章技術)
『魔法の文章講座』(CD) 神田昌典 アルマック ☆
『お客の心をぎゅっとつかむ! 小冊子作成講座』あらがみかずこ 同文館出版
(集客(マーケティング))
『ハイパワーマーケティング』ジェイ・エイブラハム インデックス・コミュニケーションズ
『顧客は追いかけるな! 48時間で顧客が集まるシンクロニシティの法則』ジャン・ストリンガー ダイヤモンド社
『非常識な成功法則』 神田昌典 フォレスト出版
(説得・コミュニケーション)
『人を動かす』 デール・カーネギー 創元社
『人を動かす』(CD版) 同上 ★
『100人の村 争わないコミュニケーション』 中野裕弓 講談社
『「依存する人」を「変化を起こす人」にどう育てるか』 内田和俊 日本実業出版社
そのほか大量の本をブログで紹介しています。
http://blog.livedoor.jp/isl
本日来場の皆さんにはすでにおなじみと思われる本は、上のリストからははずしてあります。
『アクエリアン革命』 マリリン・ファーガソン
『すべての答えはあなたの中にある』 アラン・コーエン
『愛するということ』『自由からの逃走』 エーリッヒ・フロム
など。
(石塚とも) ライター・映画評論家。1997年頃、アダルトチルドレンの斉藤学医師主催のさいとうクリニックに通うようになって本格的に自分探し開眼。2001年、品田雄吉賞受賞して映画評論デビュー。「週刊金曜日」「社会新報」「ふぇみん」などに執筆。
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ここまでがともさんのレジュメでした。
続いて、ケニアに飛びます。千葉大学助教授の上村雄彦さんは「世界社会フォーラム in ケニアに参加して」というテーマで、いつもの素晴らしいパワーポイントプレゼンテーションをしてくれました。まずは私たちをケニアの首都ナイロビへ。それからサファリにも連れていってくれましたよ。
2番手の上村雄彦さん。
これはここには全部アップできないので、あとでハーモニクスライフセンターのギャラリーのページにアップしておきます。少し待ってくださいね。
「もう一つの世界は可能だ」というスローガンでブラジルのポートアレグレで始まった「世界社会フォーラム」も今年である到達点を迎えたようです。来年は1回お休みして、2009年に再開とのこと。
上村さんは、ケニヤのスラムの絶望的な貧困を前にして、その中でもたくましく生きる人たちと出会いながら、世界中のODA のお金などがスイス銀行などに逃避している驚くべき現実を教えてくれました。私たちが援助している1ドルにつき、なんと途上国から先進国の一部の権力者に10ドルが還流してしまっている(これじゃ、先進国がどんどん富み、途上国がますます貧しくなるのは、あたりまえ!)んです。
ちょっと信じられない話でした。なんでこんなことが許されているの?それはお金の流れが透明じゃないからです。会計を透明にしないとだめですね。どんな組織も。もちろん、私たちも。
続いて、中川英明&中川春野夫妻は、スイスまでわざわざ飛んで、非暴力コミュニケーション・セミナーに参加してきました。
非暴力コミュニケーションについて語る中川さん
中川さんが非暴力コミュニケーションに出会ったのは、昨年私と一緒に参加してカナダでの第2回平和省地球会議のときです。そのとき、マーシャル・ローゼンバーク博士の「Speak Peace in the World of Conflict」という本が全員にプレゼントされました。
その本を、カナダから帰国してもなかなか片付かない荷物の中から見つけたパートナーの春野さん。そのタイトルを見た瞬間、ビビッときたそうです。「私が求めていたのは、これ」。
非暴力コミュニケーションを学ぶ仲間募集中の中川春野さん
そして、いつの間にか中川家にはローゼンバーク博士の本が増え、ついには年末の一番飛行機代が高いときに、ローゼンバーク博士自身が教えているワークショップを受けに、大枚をはたいてスイスまで行くことに。そこで学んだことは?
以下が彼らのレジュメです:
<非暴力コミュニケーション(Nonviolent Communication=NVC)セミナー参加報告>
発表者:中川 英明・中川 春野
社会が変わるのを待つより、まず、私とあなたが変わろう! …そして、社会を変えよう!
1.NVCを体験する4日間
セミナー概要
期間:2006年12月30日〜2007年1月2日
場所:スイス、ライゴーズビル(バーゼルから1時間)
対象・言語:初心者から上級者までの大人。独語と英語。
プログラム: マーシャル・ローゼンバーグ氏のお話、参加者同士での練習、分かち合い、ロールプレイ、具体的な問題解決、など。
2.NVCとは?
家族や友人から、職場や組織、国際関係まで、あらゆる人間関係を解きほぐし、支配、対立、緊張の関係から、自由で思いやりにあふれた、お互いを豊かにし合う関係へと変えるための、分かりやすく効果的なコミュニケーションの方法。
基本の4ステップ
1. 事実認識 (Observations)
自分に影響を与えている事柄について、「いつ、誰がどうして、何が起こったか」を、善悪や責任などの判断と切り離して説明する。
2. 気持ち (Feelings)
その事柄について、自分はどう感じているのか、自分の内側の感情の動きを探り、相手がどう、ではなく、自分の気持ちを言葉で表現する。
3. 必要 (Needs)
その気持ち(辛い、不安だ、カッカしている…)から、自分が大切にしているどのような価値とぶつかっているのか、どんな必要が満たされていないのかを見つけて、表現する。(相手非難ではなく!)
4. 依頼 (Requests)
相手が何をしてくれれば、自分の問題が解決してハッピーになるのかを、具体的で実行可能なお願いにして、依頼する。(要求ではなく!)
3.あなたは、オオカミそれともキリン?
群れ(ギャング)で生きるオオカミ
オオカミ語とキリン語
オオカミ耳とキリン耳
4.NVCはこういうものではありません。これを目指してはいません。
×自分の意のままに相手を動かそうとする心理作戦。
×怒りや嘆きなど激しい感情を封じ込めて、みんながいつもニコニコしている社会。
×常に周囲に気を配ってやるべきことをやり、自己犠牲を厭わない人になる。
5.NVCで大切にされること
-「今」「ここで」私とあなたの命が豊かにされること。
- 役割やレッテルから自由な、ありのままの自分とあなたを尊重し合うこと。
- 自分の行動で誰かが幸せになることほど、嬉しいことはない!
- 楽しんで出来ちゃうこと以外は、やらない!
- 暴力や批判、反抗や暴言は、満たされない必要のシグナル。思いやりを持って、相手の心の叫びに耳を傾けることが、解決の第一歩。
NVCについて、もっと知りたい方は・・・(英語です)
http://www.cnvc.org
http://www.nonviolentcommunication.com
☆NVC日本語化に興味のある方は、JUMP中川までご連絡ください。
そして次が私の「全米平和省会議とコスタリカのピースアーミー法の体験ルポ」。その日の朝までかかって旅の間に撮影した9時間のテープを、玄さんがほんの10分に編集してくれました。ありがとう!まずは駆け足で2ヶ月の足跡を。
2ヶ月の旅で学んだことを駆け足で共有するきくちゆみ
1、ロサンゼルスのサンタモニカのビーチで毎週日曜日に行われている「アーリントン・ウエスト」に参加。イラクで亡くなった米兵や殺されたイラク市民を追悼する。2年まえに訪れたときは1602人だったのに、今回は3000人を越えていた。そしてイラク市民は65万人以上も殺されてしまった。ショック。戦争を未然に防ぎたい。
2、固有種のモントレー松があるカーメルの森をゴルフ場開発から守ろうとしている市民グループを訪問。ゴルフ場を創ろうとしているのは、俳優で元カーメル市長のクリント・イーストウッド。
3、サンフランシスコの1月27日のイラク反戦デモに参加。1−2万人か。デモは自己表現の場なので、みんな自由な表現を楽しんでいる。「怒れるおばあさんたち」の歌に感動。
4、イラク戦争は違法な戦争なので、参戦を拒否したエレン・ワタダ中尉の支援集会に参加。バーバラ・リー下院議員、デニス・クシニッチ下院議員に再会。
5、全米平和省会議に参加。なんと47州から700名が首都ワシントンに集り、2月3日からびっしり4日間、広報、資金集め、ロビー活動、紛争解決(国際、国内)などについて、学び意見交換。最後の日は全員でそれぞれの地域選出の上院・下院議員にロビー活動。今回で「平和省法案」が米国議会に提出されるのは4回目。218名の賛同議員の獲得を目指している(現在は80名ぐらい?)
6、コスタリカでピースアーミー法を学ぶツアーに参加。ピースアーミー法とは非暴力コミュニケーションとハートマスの2つの技術を学んで、「平和を感じ、平和を語ること」ができる人をアーミー(大群)のように沢山養成することを目指している。今は小学校の生徒たち、先生たちに対して行われている。
伝えたいことがありすぎて、上手く伝わったかなあ。私が今回の旅の間、くりかえしくりかえし、いろいろな人から受け取ったメッセージは「自分自身が完全に平和になるまで世界に平和は実現しない」「自分自身から始める」ということばかりだったのです。やっぱり、そうなのか。
「今の心の状態をリアルタイムで知る」ハートマスのパワフル兵器「エム・ウェーブ」を購入してきたので、今後の平和省プロジェクトの会合の度に参加者に体験してもらおうと思います。確かに非暴力コミュニケーションとハートマスの2つを組み合わせるのは、パワフルで効果的だと思います。日本人のために日本語でピースアーミー法が学べるコスタリカツアーをいつか実現したいです。
そして、最後に森田玄から「ホオポノポノ(ハワイ先住民の知恵)の紹介」がありました。ホオポノポノは、ハワイ先住民の間で伝統的に行われてきた癒し、そして問題(紛争)解決の方法です。今回の旅でたまたま自己アイデンティティー・ホオポノポノを世界各地で国連を含むグループに伝授しているハレアカラ・ヒュー・レン博士にお会いする機会がありました。
ホオポノポノで「地面がぐらぐら」と話す森田玄
臨床心理学者でセラピストでもある彼自身による奇跡のような癒しの話は、日本語でも紹介されている(このブログの2月15日で読める)ので、読んでみてください。
彼が言うには、「あなたはあなたの人生に起こっているすべてのことに対して100%責任がある」「こちらとあちら、という区別はない。すべてつながっている」「100%の責任を引き受け、そのことに心から謝罪する。そして聖なる存在(神、あるいはdivinity)に自分の誤った意識や思いや観念がこの問題をつくったことを謝罪し、それをクリアしてもらうようお願いする」「あなたと聖なる存在がつながったとき、問題は消える」ということです。
ハレアカラさんについては以前に読んでいたので多少の知識はありましたが、玄さんも私も、その本人を目の前にして「自分はいったいこれまで何をしてきたのだろう(何の意味もないことをしてきたのではないか)」と立っている地面がぐらぐらと揺れました。
ホオポノポノについては簡単には語り尽くせないですが、いただいたアドバイスですぐ役に立ちそうなことを。過去のネガティブな感情、体験がすべての問題をつくりだしている、と彼はいいます。そのクリアリング(浄化、消去)をしないで、平和を創ることはできないそうです。彼は、過去のネガティブな感情を消すのに、「ブルーグラスウォーター」をできる限り飲みなさい、と教えてくれました。
ブルーグラスウォーターとは、青いガラス容器に水をいれ(水道水でも良い)、太陽に1時間当てたもの。これを飲料水として、料理に、できたらお風呂にも使うといいそうです。ということで、これぐらいはできるのでやりましょう。そして、もちろん、お水に「ありがとう」といいながら、感謝の気持ちで飲むのが体にも心にもいい、ということは既に多くの方がご存知ですね。
この後、活発な質疑応答とフリー・ディスカッションがありました。そのあと、平和省プロジェクトの「オープン会議」がさらに夜9時まで続きました。実り多い一日でした。終わって打ち上げのあと、午前1時頃やっと鴨川にたどり着きました。長ーい一日をつきあってくれた子どもたちにもありがとう。(彼らが我が家からの差し入れの無農薬夏みかんに対して「みかん食べましたか?食べた方は100円です」と言って、お小遣いを稼いでいたのには、参りました。ごめんなさい、みなさん!)
熱心に聞き入る参加者たち
翌日、参加者の1人からは、こんな感想が届いていました。
「今日は本当にありがとうございました。素晴らしい体験談とか素敵な人達と知り合えて、まさに自分がやれることが目の前にどーんって現れ過ぎて、4月1日だからウソなのかと思ってしまうほどでした。」
うれしい!
こんな長い報告を最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
写真は、平和省プロジェクトの藤野さんが撮ってくれました。どうもありがとう!
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1 件のコメント:
セミナーに参加された皆様、また準備等をしてくださった皆様、大変お疲れ様でした。特にセミナー当日まで準備等をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
3月中のMLの内容はほとんどセミナーのことで持ちきりでしたね。その甲斐あって今回のセミナーが大成功に終了されたことを、MLメンバーとして大変嬉しく思います。MLでは毎回皆さんのこのセミナーに対する意欲と熱
意に胸が熱くなりました。皆で何かをやり遂げるときって皆がその実現に向かって自然と頑張れるんですよね。そこには何か不思議な力があるように感じます。初めは提案に始まって、だんだんと完成に近づいていく、MLでその過程を拝見できたことは本当に良かったと思います。(なかなかコメントできませんでしたが・・・)
私はセミナーへは残念ながら仕事の都合で参加できませんでしたが、皆さんからのメールの内容や、由美さんのブログから素晴らしい会であったことが覗え、とても嬉しく思っています。
本来であれば、会場で皆様とお会いして色んな刺激を得たかったのですが、今回は縁に恵まれず、由美さんのブログからセミナーの状況を拝見させていただいています。
報告者の皆さんのテーマはどれも興味深く、魅かれるものがありましたが、だだ興味があると言ってもだめですね。「百聞は一見にしかず」、やはり自分の目で見て理解したいと思いました。ですので次回のセミナーへはぜひ足を運び、皆さんと親睦を深められればと思っています。今後ともよろしくお願い致し
ます、お疲れ様でした。
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