デヴィッド・レイ・グリフィン博士の
9/11 Contradictionsを訳しています。この作品の副題は「An Open Letter to Congress and The Press」というもので、本の内容はまさに米国議会とマスコミに対する公開質問状となっています。
全部で25章あるのですが(25の公開質問と言ってもいい)、この中のどれかひとつでもまともに追及したら、911事件の公式説はひっくり返ってしまうでしょう。
ここに25の矛盾の抄訳があります。
訳していて驚くのは、911事件に関して世間一般が信じこまされていることが、ほとんど嘘かあるいは証拠がないということ。
一体、これで何人殺され、今も殺され続けているの??
この事件をきっかけに始まった「対テロ戦争」はいつ終るの?
911事件は、オサマ・ビンラディンとアルカイダが犯人とされていますが、そもそも確固たる証拠は何もありません。今でもFBIのホームページでWANTED!(指名手配中)となっているオサマ・ビンラディンですが、彼の容疑はケニアとタンザニアの米国大使館爆破事件であって、911事件ではありません。
今ちょうど、ビンラディンがどうやって犯人に仕立てられたのか、事件直後のブッシュ大統領やチェイニー副大統領やパウエル国務長官の発言を訳しているのですが、どこをどう読んでも、ビンラディンとアルカイダが犯人だと「彼らが信じている」ということ以外には根拠がないんです。
誰が何を信じようと自由ですが、確固たる証拠がないのによその国に爆弾落として人を殺さないでよ。
ペンタゴンに突っ込んだアメリカン航空77便がハイジャックされていたという話は、有名なCNNのコメンテーターでこの日77便に搭乗していたバーバラ・オルソンさんが夫のテッド・オルソンさん(当時の法務省訴訟長官)にかけた電話の会話内容から明らかになりました。
77便に中東風のハイジャック犯が乗っていること、彼らがカッターナイフをもっていること、そして飛行機がハイジャックされたことすら、彼女が夫にかけた電話の会話内容が最も有力な根拠でした。
おそらく多くの人は今でも、あの日4機の民間機がテロリストに乗っ取られて、自爆攻撃に使われたと信じているでしょう?
ところが、このバーバラさんからテッドさんへの電話は、実はなかったことが2006年にFBIの発表した証拠で明らかになっちゃったんです!!(ニュースになってないけど)
当時、訴訟長官として信頼の厚いテッドさんは、妻との最後の会話内容をテレビや新聞で詳細に語りましたが(犯人はカッターナイフを持っているイスラム風の男、とか、乗客乗員が客室の後方に押し込まれている、とかね)、あれもぜんぶ作り話!
2006年になってムサウィ裁判で新たな証拠をFBIが提出したのですが、その中に911当日の通話記録がありました。全通話記録の中で、携帯電話がつながった例は2通話しかなくて、あとは機内電話だった(ということは、あの有名な映画にまでなった93便からかかってきた携帯電話での会話の多くも、実は嘘である可能性が・・・)んです。77便からの携帯電話は一度もつながらなかったし、この機体には機内電話もありませんでした。
ということは、バーバラ・オルソンさんとテッド・オルソンさんの涙を誘う最後の会話は、嘘だったということ。でもこんな重大なことがニュースにもならないって、どういうこと?
このことを演劇(ドラマ)にしたものを見つけました。
ここまでデタラメな事件をよく調べもせずに、アメリカ政府に言われるままに金を出し自衛隊を出して「対テロ戦争」を支持している日本政府・・・・。
それを止められない私(たち)。もう本当に・・・、腹が立ってしかたがない。
911事件から始まった戦争は今も続いて、毎日毎日、お金と資源が浪費され(
米国のイラク戦争のコストは一日約2億2500万ドル、日本円で毎日250億円ぐらい)、兵士は殺し合い、市民は傷つき殺され、家や町や環境は破壊され・・・。
911事件をちゃんと最初から冷静に調査したら、対テロ戦争なんてインチキだってすぐわかったのに。それができなかった。知らせることができなかった。あっさり、すっかり騙されていた私に腹が立ちます。
けど、今は腹を立てずに冷静にこの本を訳し終えなくちゃね。〆切はあさって。まだまだねじり鉢巻モード。出版はこの秋(9月11日に間に合わせたい)。
12月4日横浜、12月5日東京で、「911真相究明国際会議」を企画中です。
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