2010年が始まって1週間が経とうとしています。あなたは2010年をどんな年にしたいですか?何に時間を使いますか?
先日、リチャード・ゲイジさんと一緒に立命館大学で講義をしたとき、私たちを授業に招いてくれた藤岡惇先生が“Time is not money, time is life”とおっしゃいました。
まさにそのとおり。Time is life:何に時間を使うか、それがその人の人生になります。
私は計画を立ててその通り実行するタイプではありません。いつ何が起きても対応できる柔軟性や、興味のあることが見つかったらいつでも始められる自由を常に持っていたいです。そんな私でもこの1年を使って学ぶ決意をしていることが現段階で2つ(厳密には3つ)あります。
一つはBe Peaceと非暴力コミュニケーション(NVC)。日本では「ジャパンNVCネットワーク」がNVCを日本で広めており、この1月にもコースがありますのでぜひHPをチェックしてください。
私は今年一年を使ってカリフォルニアでNVCのリーダーシップトレーニングを受けることにしました。マーシャル・ローゼンバーグ博士が体系づけたNVCは、世界各地の紛争解決にも国内の暴力解決にも役立っています。社会の中に暴力があふれているアメリカで実践されながら発達してきただけあって、実際の紛争現場で効果を発揮していることが魅力です。もちろん、家庭や職場や学校などでも、よりつながりを強化するのに役立つコミュニケーションの方法です。
Be Peaceはコスタリカのラスール財団のリタ・マリー・ジョンソンさんがNVCにハートマス(Heart Math)というもう一つの心の平和(ハート・インテリジェンス)を達成するトレーニングを統合させたものです。NVCがやろうとしていることを、言葉に頼らずに強化できる方法だと思います。英語のHPはこちらです。
二つ目は才田春光さんの提唱する月経血コントロール。昨年の11月にハーモニクスヒーリングワークショップに参加してくれた春光さんは「ピールアート」という果物や野菜の皮を使った新しい芸術を生み出した方ですが、女性のお産と月経血のコントロールについてもワークショップをしています。
やっとハワイで彼女のDVDを観る機会があったのですが、実は彼女のやってきたことは、私も『オニババ化する女たち』を読んで以来、実践してきたことでした。タンポンやナプキンなどの生理用品を使わず、経血を自分でコントロールするのです。かつて今のような下着や生理用品がなかった頃の日本女性は誰もがそれができました。
それをしなくなって垂れ流し状態になってから、さまざまな婦人病が増えているのではないかと春光さんは見ています。2010年は彼女と一緒に何かすることになるでしょう。春光さんの立ち居振る舞いの美しさとしなやかさは、月経血コントロールの「3Q体操」で培われているようなので、私も完全にマスターして、娘たちや次世代の女性たちに伝えたいです。
ジョセフさんをアラスカに見送った日(1月2日)に私たちもハワイ島にやってきて、すぐにクムフラ・ケアラチンのミソギを受け、9日から女神の画家の小田まゆみさんの「ジンジャーヒルファーム」で始まるワークショップに備えています。食事も徐々にロー率を増やし、量も減らしています。1週間のローフードディトックスは、2010年をより充実したものにするのに役に立つでしょう。もしよかったら、9日からの1週間、あなたもローフードで過ごしてみませんか?
美しい海とサンセットを見ながら、この1年間全く休みなく働いたことによる心身の疲れを癒しています。嬉しかったのは、到着した日に私が疲れて眠っている間に、娘のアンナが一人で食事の支度をしてくれたこと。小田まゆみさんの畑で取った野菜を使ってサラダを作ってくれたのですが、盛りつけも美しく感激しました。少しずつ成長しているのですね。
ワークショップが始まったら、子どもたちはハワイ先住民のジミーさんの家に預けます。ジミーさんから狩猟や漁を学び、いつか大自然の恵みだけで生きていけるようになってほしい、と願います。まゆみさんとも話したのですが、結局今の環境破壊や戦争(エネルギー争奪戦)を止めるのに私たち個人ができることは、自然とともに、自然の幸をいただき、自然を汚さないで、よりシンプルに生きることしかない、ということです。それを実践することを心から楽しみながら、一人でも多くの人に伝えていきます。
「AVATAR」という映画を昨夜観たばかりなので、よけいそんな風に感じているのかもしれません。(それにしても驚かされたのは、アメリカ映画の暴力性。予告編で観たすべての映画がものすごい暴力と破壊のシーンの連続でした)
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