2012/03/02

原子力災害地からすべての人が避難するまで

2011年3月11日、私が今暮らしているハワイ島コナ一番の繁華街(ビーチフロントのアリイ・ドライブ)に届いた津波の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=91Wh0_yNJhc&feature=youtube_gdata_player
今日、コナ在住のアメリカ人から教えてもらいました。もう少し南のケアラケクアでは数軒の家が流されたそうです。
ーーーーーーー
アメリカ人女性アーティストSusanne Brydenbaugh (水彩画/ジュエリー)が、「つなぐ光の資金集めのために自分の作品を使って下さい」と、彼女のジュエリー数点を寄付してくれました。今、その作品は京都の「ラウレア・グリーンズ」にあり、購入者を待っているところです。

彼女とはまったく面識がないのですが、インターネットで私のインタビューを見て、連絡をしてくれました。日本で彼女の作品を販売するにあたって、ホームページがあったら教えてほしい、とリクエストしたところ、以下の返事を受け取りました。

SusanneのJPG

Yumi, I have an author page, but not a artist page. I do have an etsy shop online, but I've been so busy that it is empty at the moment as I feel it is more important to reach out with my work to the issues that the world is facing. I do hope the jewelry sells...and I will be happy to send more at your request, until everyone is evacuated from the nuclear distaster area. Until then, please know that you have a friend in your rescue of the citizens of Fukushima.

  Susanne Brydenbaugh

SusanneのJPG

最後の文章には思わず涙が込み上げてきました。
「・・原子力災害地からすべての人が避難するまで、あなたのリクエストがあれば喜んで追加の作品を送ります。その日まで、福島の人々を救助しようとするあなたの仲間がここに一人いることを忘れないで下さい・・」

私が311直後に沖縄の仲間たちと「つなぐ光」を立ち上げたとき、沖縄に避難してもらう目標の人数は1000人でした。しかし現実は力及ばず(資金も人手もぜんぜん足りていない)、現在までにやっと200人です。もし私に力があるなら、本当は福島の小中学生30万人だけでも集団疎開させたいです。

でもまったく届かない。

本当にこういうとき、やりたいことと、自分ができることのギャップがあまりに大きくて、がっくりします。やるせない・・・。

それでも、このアメリカ人アーティストのような人とつながることで、また一人誰かを支援できるかもしれない。自分には力及ばなくても、人とつながっていくことで、少しずつ大きな力になっていくかもしれない。

だから、あきらめない。できることを続けよう。

311からまもなく一年を迎えようとする今、ここハワイ島で私は会う人ごとに、福島第一原発のことや子どもたちが置かれている現状についてお伝えしています。

3月10日(日本時間の3月11日)、ヒロのコミュニティカレッジで講演させていただくことになりました。ハワイ島の中にハッピーアイランド(福島)サポートコミュニティが出来て、保養が必要な子どもたちを迎えられたらなあ、と夢だけは持ち続けています。

*読んでくださって、ありがとうございます。あなたの応援がブログを書く励みになりますので、下の緑のボタンをクリックしてくださるとうれしいです。

0 件のコメント: